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水性染料ゲルインクボールペン
ぺんてる ノック式エナージェル
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[種別]ノック式水性染料ゲルインクボールペン(0.5mm以下はニードルチップ)
[ボール径]0.3/0.4/0.5/0.7/1.0mm(全3色)
[純正芯]
LRN 3/4/5(全長112.0mm 軸径6.0mm)
LR 7/10(全長112.0mm 軸径6.0mm)
[互換芯]
三菱鉛筆 UMR-8(全長112.0mm 軸径6.0mm)
三菱鉛筆 SXR(全長111.5mm 軸径4.4mm バネ留め径6.0mm)
ゼブラ JF芯(全長111.1mm 軸径6.1mm)
ぺんてる KFRN、KLR(全長112.0mm 軸径6.0mm)
サクラクレパス R-GBP(全長112.0mm 軸径5.0mm)
[使用不可]
PILOT LG2RF、LP2RF(全長110.5mm 軸径6.2mm 形状は酷似しているが互換性無し)
ゼブラ EQ芯(全長111.0mm 軸径4.4mm 長さが足りない)
[コメント]
速乾性インクがウリの、エナージェルのノック式バージョン。リフィルはキャップ式エナージェルと同じものを使用している(エナージェルユーロは軸と芯が一体化しており、リフィルの交換ができない)。もとは0.5、0.7mmのみのラインナップだったが、2014年5月に0.3、0.4、1.0mmが追加された。
今まではエナージェルの速乾性を最大限活かすなら、キャップ式かつ完全使い捨てのエナージェルユーロの0.35mm以外に選択肢が無かった(インク量が少ない方が乾きが早いので、速乾性を追求するなら0.5mmよりは0.35mmの方がいい)。しかし、0.3mm、0.4mmリフィルの追加により、ノック式でもユーロ並の細字と速乾性を実現させることができるようになったわけである。
軸はクリップが金属になっており耐久性もそこそこあり、癖がなく使いやすい。ハイパーGやハイブリッドテクニカノックと見た目は似たような軸だが、グリップからペン先までが短く持てるようになっているため断然使いやすい。実際に使い比べてみれば差は歴然である。ボールペンはペンを立てて使う必要があるので、短く持てる軸の方が使いやすい。
太さはエナージェルキャップ式とはほぼ同等だが、エナージェルユーロに比べると若干太い。細い軸が好みの方はシグノRT(RT1ではない)軸を使うか、もしくはキャップ式でいいならユーロかトラディオを使う手がある。ラバーグリップについては可も無く不可も無く。特に不満は無い。他メーカーのものに比べると、ホコリがくっつきにくい点は利点と言えるか。
また、ジェットストリームやシグノ、サラサなど、多くのリフィルと互換性がある。ただし、PILOTのリフィルは使用できないので注意(要するにジュースやG-Knockリフィルなどは使えない)。
書き味は、全体にはスリッチより若干抵抗がある感じ。スリッチほど滑らないが、カリカリもしないということで、なかなか絶妙の書き味と言える。
特に0.5mmは滑りすぎずカリカリもせず素晴らしい。書き心地だけで選ぶなら、私はエナージェルの0.5mmがボールペンでは一番だと思っている。ただしこのボール径だと、期待するほど速乾性は得られない(紙質にもよるが)。
0.4mmはエナージェルユーロの0.35mm並の書き味で、スリッチの0.4mmよりは滑らない感じ。速乾と書き味の両立という点では0.4mmがおすすめ。
0.3mmの黒インクは、速乾性重視なら最高ではあるものの、さすがにカリカリ気味になって書き味は良いとは言えない。もっとも、ペン先を素早く動かしすぎない(小さい字を書く)ことや、紙質を選ぶことで消せる程度の欠点ではある。下敷きを敷くとだいぶ書きやすくなるので、特に0.3mmを使う場合は下敷きの使用を推奨したい。また、赤、青インクは黒に比べると滑らかなので、色に問題が無いのであれば、黒の代わりに青を使うという手もある。
0.7mm以上はインクが出過ぎるため乾くのに時間がかかり、速乾インクの特徴を活かすには向いていない。ただ、書き味や筆跡そのものは悪くない。
なお、速乾インクとはいえ水性染料は水性染料なので、雨や汗で滲んだりはするので注意。乾くのと定着するのとは別の話。
このボールペンの対抗馬として、ゼブラからサラサドライが登場した。サラサドライは全体に太めの筆跡で、0.4mmでエナージェルの0.5mm、0.5mmで0.5mmと0.7mmの中間くらいの太さと考えるといい。細い字を書きたい場合はエナージェルの方が有効だが、太めの字を速乾で書きたい場合には、サラサドライの0.5mmにアドバンテージがあると言える。
さらに強力なライバルとして、シグノ307が登場。名前は酷いが性能はすさまじく、エナージェル並みの速乾性(少しだけエナージェルの方が速乾性は上)を誇りながら、エナージェルよりも筆記抵抗が少なく、そしてなにより顔料インクを使用しているので耐水性に優れる。ただし、エナージェルにもアドバンテージは残っており、307は滑りすぎるから困る、ニードルチップじゃなきゃ嫌、307では速乾性が若干足りない、耐水性は特に必要ない、といった場合にはエナージェルを使用することになるだろう。
[ボール径]0.3/0.4/0.5/0.7/1.0mm(全3色)
[純正芯]
LRN 3/4/5(全長112.0mm 軸径6.0mm)
LR 7/10(全長112.0mm 軸径6.0mm)
[互換芯]
三菱鉛筆 UMR-8(全長112.0mm 軸径6.0mm)
三菱鉛筆 SXR(全長111.5mm 軸径4.4mm バネ留め径6.0mm)
ゼブラ JF芯(全長111.1mm 軸径6.1mm)
ぺんてる KFRN、KLR(全長112.0mm 軸径6.0mm)
サクラクレパス R-GBP(全長112.0mm 軸径5.0mm)
[使用不可]
PILOT LG2RF、LP2RF(全長110.5mm 軸径6.2mm 形状は酷似しているが互換性無し)
ゼブラ EQ芯(全長111.0mm 軸径4.4mm 長さが足りない)
[コメント]
速乾性インクがウリの、エナージェルのノック式バージョン。リフィルはキャップ式エナージェルと同じものを使用している(エナージェルユーロは軸と芯が一体化しており、リフィルの交換ができない)。もとは0.5、0.7mmのみのラインナップだったが、2014年5月に0.3、0.4、1.0mmが追加された。
今まではエナージェルの速乾性を最大限活かすなら、キャップ式かつ完全使い捨てのエナージェルユーロの0.35mm以外に選択肢が無かった(インク量が少ない方が乾きが早いので、速乾性を追求するなら0.5mmよりは0.35mmの方がいい)。しかし、0.3mm、0.4mmリフィルの追加により、ノック式でもユーロ並の細字と速乾性を実現させることができるようになったわけである。
軸はクリップが金属になっており耐久性もそこそこあり、癖がなく使いやすい。ハイパーGやハイブリッドテクニカノックと見た目は似たような軸だが、グリップからペン先までが短く持てるようになっているため断然使いやすい。実際に使い比べてみれば差は歴然である。ボールペンはペンを立てて使う必要があるので、短く持てる軸の方が使いやすい。
太さはエナージェルキャップ式とはほぼ同等だが、エナージェルユーロに比べると若干太い。細い軸が好みの方はシグノRT(RT1ではない)軸を使うか、もしくはキャップ式でいいならユーロかトラディオを使う手がある。ラバーグリップについては可も無く不可も無く。特に不満は無い。他メーカーのものに比べると、ホコリがくっつきにくい点は利点と言えるか。
また、ジェットストリームやシグノ、サラサなど、多くのリフィルと互換性がある。ただし、PILOTのリフィルは使用できないので注意(要するにジュースやG-Knockリフィルなどは使えない)。
書き味は、全体にはスリッチより若干抵抗がある感じ。スリッチほど滑らないが、カリカリもしないということで、なかなか絶妙の書き味と言える。
特に0.5mmは滑りすぎずカリカリもせず素晴らしい。書き心地だけで選ぶなら、私はエナージェルの0.5mmがボールペンでは一番だと思っている。ただしこのボール径だと、期待するほど速乾性は得られない(紙質にもよるが)。
0.4mmはエナージェルユーロの0.35mm並の書き味で、スリッチの0.4mmよりは滑らない感じ。速乾と書き味の両立という点では0.4mmがおすすめ。
0.3mmの黒インクは、速乾性重視なら最高ではあるものの、さすがにカリカリ気味になって書き味は良いとは言えない。もっとも、ペン先を素早く動かしすぎない(小さい字を書く)ことや、紙質を選ぶことで消せる程度の欠点ではある。下敷きを敷くとだいぶ書きやすくなるので、特に0.3mmを使う場合は下敷きの使用を推奨したい。また、赤、青インクは黒に比べると滑らかなので、色に問題が無いのであれば、黒の代わりに青を使うという手もある。
0.7mm以上はインクが出過ぎるため乾くのに時間がかかり、速乾インクの特徴を活かすには向いていない。ただ、書き味や筆跡そのものは悪くない。
なお、速乾インクとはいえ水性染料は水性染料なので、雨や汗で滲んだりはするので注意。乾くのと定着するのとは別の話。
このボールペンの対抗馬として、ゼブラからサラサドライが登場した。サラサドライは全体に太めの筆跡で、0.4mmでエナージェルの0.5mm、0.5mmで0.5mmと0.7mmの中間くらいの太さと考えるといい。細い字を書きたい場合はエナージェルの方が有効だが、太めの字を速乾で書きたい場合には、サラサドライの0.5mmにアドバンテージがあると言える。
さらに強力なライバルとして、シグノ307が登場。名前は酷いが性能はすさまじく、エナージェル並みの速乾性(少しだけエナージェルの方が速乾性は上)を誇りながら、エナージェルよりも筆記抵抗が少なく、そしてなにより顔料インクを使用しているので耐水性に優れる。ただし、エナージェルにもアドバンテージは残っており、307は滑りすぎるから困る、ニードルチップじゃなきゃ嫌、307では速乾性が若干足りない、耐水性は特に必要ない、といった場合にはエナージェルを使用することになるだろう。
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