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水性顔料ゲルインクボールペン
PILOT Juice
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[種別]ノック式水性顔料ゲルインクボールペン
[ボール径]0.38/0.5/0.7/1.0mm(全30色 0.38/0.7mmは26色 1.0mmは8色)
[純正芯]
LP2RF(全長110.5mm 軸径6.2mm)
[互換芯]
PILOT LG2RF(全長110.5mm 軸径6.2mm)
[問題あり]
ゼブラ JF芯(全長111.1mm 軸径6.1mm 概ね問題ないが、少しガタつく)
三菱鉛筆 UMR-8(全長112.0mm 軸径6.0mm 同上)
三菱鉛筆 SXR(全長111.5mm 軸径4.4mm バネ留め径6.0mm 同上)
ぺんてる KFRN、LR/LRN、KLR(全長112.0mm 軸径6.0mm 同上)
サクラクレパス R-GBP(全長112.0mm 軸径5.0mm 若干ペン先が飛び出るが、ガタつきはなし)
[コメント]
保湿成分を配合することで書き出しのかすれを低減していることが特徴の、水性顔料ゲルインクボールペン。
保湿成分の効果は確かにあって、顔料インクなのに染料インクのような書き味で非常に書きやすい。ただしそのせいで、完全にインクが乾くまでに時間がかかる。私が調べた結果では、筆記から12時間程度ではエナージェルやG-Knockといった水性染料並の退色と裏抜けが見られるが、24時間経過すると退色も裏抜けも起きなくなった。この乾きの遅さは他の顔料インクでは見られない現象なので注意(他の顔料インクボールペンは、筆記から1時間以内でも十分定着する)。
ペン先は、0.38mmはPILOTのボールペン特有の引っかかりがあって、ざらざらした紙だと破いてしまいそうな感じだが、その割にはインクフローは良くて、かすれたりはほとんどしない。
0.7mm以上の書き味は、サラサよりはインクの出が落ち着いていて筆跡は綺麗だが(シグノと同等)、あまり素早くペン先を動かすと筆跡の中央にインクがいまいち乗らないことがあるので、大きな字で豪快に書くには若干不向きな印象がある。
軸はサラサクリップのクリップとシグノRTのグリップを足していいとこ取りをしたような感じ。さすがに後発だけあって絶妙の仕様。
サラサクリップよりも軸が細めなので、太い軸が苦手な人にとっては握りやすいだろう。また、シグノRTよりはラバーグリップのグリップ感は高い。ただし、そのためラバーグリップにホコリなどの汚れが付きやすいという欠点もある。
G-knockの軸は意外と汎用性が低く、他社メーカーの芯が入れ辛かったが、この軸は比較的素直にJF芯互換のものはなんでも入る。ただ、JF互換の他社のリフィルは、PILOTに比べるとペン先のサイズがわずかに細いらしく、Juice軸に入れると少しだけ隙間ができ、そのせいでガタつく。0.7mm以上ならほとんど問題にならないはずだが、0.4mm(0.38mm)で細かい字を書くときには扱いづらい。
また、G-knockやJuiceのリフィルは、他社の軸に移植できないようにするため、バネ留めの手前で一段太くなる細工が施されている。そのため、一見入りそうな軸にも入らないので注意。
水性染料のように書ける水性顔料ゲルインクボールペンということで、シグノ、サラサとはまた違った使い方のできるボールペンだといえる。水性染料の利点だけでなく、欠点も若干引き継いでしまってはいるが、特性を理解してうまく使えば、使い勝手のいいボールペンだといえるだろう。
ライバルとの比較については、直接のライバルは同じ顔料インクのシグノ、サラサとなる。ジュースは全体的にカリカリ気味なので、筆記感が気に入らないなら他社のを使うことになりそう。ただ、基本的にはインクの発色の好みで選ぶことになりそうではある。
スリッチやハイテックCなどとの比較は、耐水性を取るなら顔料インクで、それを捨てていいなら発色や筆記感での比較になる。
[補足]
0.38mm コーヒーブラウンで、インクを半分くらい使用したところで色が薄くなりだし、3分の1残したところで使用に耐えなくなる問題が起きた。
こうなる原因はおそらくペン先のボールの寿命で、ボールが変形するなどの理由でインクが出にくくなるもの。
ゲールインクボールペンは油性よりも繊細なのか、こうした問題はよく起きるが、Juiceは他のペンと比較しても、ボールの耐久性が低いのかもしれない。
今まで5本使用し、2本でこの問題が起き、残り3本は問題なくインクをほぼ使い切れた。
[ボール径]0.38/0.5/0.7/1.0mm(全30色 0.38/0.7mmは26色 1.0mmは8色)
[純正芯]
LP2RF(全長110.5mm 軸径6.2mm)
[互換芯]
PILOT LG2RF(全長110.5mm 軸径6.2mm)
[問題あり]
ゼブラ JF芯(全長111.1mm 軸径6.1mm 概ね問題ないが、少しガタつく)
三菱鉛筆 UMR-8(全長112.0mm 軸径6.0mm 同上)
三菱鉛筆 SXR(全長111.5mm 軸径4.4mm バネ留め径6.0mm 同上)
ぺんてる KFRN、LR/LRN、KLR(全長112.0mm 軸径6.0mm 同上)
サクラクレパス R-GBP(全長112.0mm 軸径5.0mm 若干ペン先が飛び出るが、ガタつきはなし)
[コメント]
保湿成分を配合することで書き出しのかすれを低減していることが特徴の、水性顔料ゲルインクボールペン。
保湿成分の効果は確かにあって、顔料インクなのに染料インクのような書き味で非常に書きやすい。ただしそのせいで、完全にインクが乾くまでに時間がかかる。私が調べた結果では、筆記から12時間程度ではエナージェルやG-Knockといった水性染料並の退色と裏抜けが見られるが、24時間経過すると退色も裏抜けも起きなくなった。この乾きの遅さは他の顔料インクでは見られない現象なので注意(他の顔料インクボールペンは、筆記から1時間以内でも十分定着する)。
ペン先は、0.38mmはPILOTのボールペン特有の引っかかりがあって、ざらざらした紙だと破いてしまいそうな感じだが、その割にはインクフローは良くて、かすれたりはほとんどしない。
0.7mm以上の書き味は、サラサよりはインクの出が落ち着いていて筆跡は綺麗だが(シグノと同等)、あまり素早くペン先を動かすと筆跡の中央にインクがいまいち乗らないことがあるので、大きな字で豪快に書くには若干不向きな印象がある。
軸はサラサクリップのクリップとシグノRTのグリップを足していいとこ取りをしたような感じ。さすがに後発だけあって絶妙の仕様。
サラサクリップよりも軸が細めなので、太い軸が苦手な人にとっては握りやすいだろう。また、シグノRTよりはラバーグリップのグリップ感は高い。ただし、そのためラバーグリップにホコリなどの汚れが付きやすいという欠点もある。
G-knockの軸は意外と汎用性が低く、他社メーカーの芯が入れ辛かったが、この軸は比較的素直にJF芯互換のものはなんでも入る。ただ、JF互換の他社のリフィルは、PILOTに比べるとペン先のサイズがわずかに細いらしく、Juice軸に入れると少しだけ隙間ができ、そのせいでガタつく。0.7mm以上ならほとんど問題にならないはずだが、0.4mm(0.38mm)で細かい字を書くときには扱いづらい。
また、G-knockやJuiceのリフィルは、他社の軸に移植できないようにするため、バネ留めの手前で一段太くなる細工が施されている。そのため、一見入りそうな軸にも入らないので注意。
水性染料のように書ける水性顔料ゲルインクボールペンということで、シグノ、サラサとはまた違った使い方のできるボールペンだといえる。水性染料の利点だけでなく、欠点も若干引き継いでしまってはいるが、特性を理解してうまく使えば、使い勝手のいいボールペンだといえるだろう。
ライバルとの比較については、直接のライバルは同じ顔料インクのシグノ、サラサとなる。ジュースは全体的にカリカリ気味なので、筆記感が気に入らないなら他社のを使うことになりそう。ただ、基本的にはインクの発色の好みで選ぶことになりそうではある。
スリッチやハイテックCなどとの比較は、耐水性を取るなら顔料インクで、それを捨てていいなら発色や筆記感での比較になる。
[補足]
0.38mm コーヒーブラウンで、インクを半分くらい使用したところで色が薄くなりだし、3分の1残したところで使用に耐えなくなる問題が起きた。
こうなる原因はおそらくペン先のボールの寿命で、ボールが変形するなどの理由でインクが出にくくなるもの。
ゲールインクボールペンは油性よりも繊細なのか、こうした問題はよく起きるが、Juiceは他のペンと比較しても、ボールの耐久性が低いのかもしれない。
今まで5本使用し、2本でこの問題が起き、残り3本は問題なくインクをほぼ使い切れた。
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