40 / 83
水性顔料ゲルインクボールペン
三菱鉛筆 ユニボールワン
しおりを挟む
[種別]ノック式水性顔料ゲルインクボールペン
[ボール径]0.38mm(全20色)/0.5mm(全10色)
[純正芯]
UMR-38S/05S(全長112.0mm 軸径6.0mm)
[互換芯]
三菱鉛筆 UMR-8(全長112.0mm 軸径6.0mm)
三菱鉛筆 SXR(全長111.5mm 軸径4.4mm バネ留め径6.0mm)
ゼブラ JF芯(全長111.1mm 軸径6.1mm)
ぺんてる KFRN、LR/LRN、KLR(全長112.0mm 軸径6.0mm)
サクラクレパス R-GBP(全長112.0mm 軸径5.0mm)
[使用不可]
PILOT LG2RF、LP2RF(全長110.5mm 軸径6.2mm 形状は酷似しているが互換性無し)
ゼブラ EQ芯(全長111.0mm 軸径4.4mm 長さが足りない)
[コメント]
新開発の顔料インクを使用し、従来よりくっきりした発色になることをウリにした顔料ゲルインクボールペン。速乾性も謳っている。
位置づけとしてはシグノ307と似ているが、「シグノ」というブランドから脱却したことと、多色展開をしていることが大きな違いだろう。新たに次世代のゲルインクペンシリーズを作ろうとする三菱鉛筆の意気込みが感じられる。少なくとも「シグノ307」みたいなやる気の無い名前よりはよほどいい。それに、シグノシリーズはごちゃごちゃしたラインナップになりすぎているので、ここで一旦リセットするのはいいことだと思う。
インク色は、0.5mmが10色、0.38mmが20色のラインナップ。0.38mmが優遇されるのは珍しいが、シグノ極細にのみブラウンブラックやボルドーブラックがあったことの名残ではないかと思われる。私としてはロイヤルブルーを用意してくれたのが嬉しい。ラベンダーブラックがあればなお良かったが、0.38mmのインクバリエーションについては想像以上に充実しており、不満はない。
一番のウリである発色については、従来の顔料ゲルインクとは少し異なる、マットで透明感のない色合いになっている。また、全体に暗めの発色で、ライトブルーやエメラルドなどの、従来だと筆跡が読み取り辛かった明るい色のインクも比較的使いやすくなっている。イエローは、他のペンに比べればマシだが、さすがに読み辛かった。
私としては、ブルーブラックの色味が従来のシグノとは異なり、渋い色合いになったのが好印象。今まではブルーブラックインクだけはJF芯を使い続けてきたが、ついにこだわる理由がなくなってしまった。
ロイヤルブルーは、若干紫がかった濃いめの青。青ペンとしても使えるし、明るめのブルーブラックとしても使える。
グリーンブラックは緑系インクの個性もありながら、落ち着いた色合いで扱いやすい。
ボルドーブラックは赤みがかった黒といった感じで、従来のボルドーブラックに比べると個性が薄くなっているが、使いやすくなったとも言える。
ブラウンブラックは少し薄い黒といった印象で、よく見ないとブラウン系の色だとわからない。若干セピア寄りの黒と考えて使った方が良さそう。
黒インクは、光の反射が少なく、他のペンの黒よりもより黒く見える。簡単に見分けられるほどの違いがある。
速乾性は確かに高い。紙質にもよるが、書いた直後に指で擦ると、インクが乗りすぎた箇所のみかすれる。1秒もすれば、それもほぼなくなる。
書き味については特に言及されていないが、シグノ307並の滑らかさ。書き味は微妙に異なるが、大雑把に見れば同等の性能と見ていい。
ユニボールワンは「濃くて読みやすい」をウリにしていることもあり、シグノ307やRT1に比べると、ややインクが出る方向に振っているようである。そのため、太めの字体になることが多い。ただし、これも個体差がある。
私の経験上、どのボールペンでも、新型のリフィルの初期ロットはインクが出過ぎの傾向があるので、しばらくすればインクの出が落ち着いた個体が増えてくるかもしれない。
リフィルの形状は従来のUMR-8シリーズと同じ。つまり、サラサクリップなどの幅広い軸やリフィルと互換性がある。替芯は基本3色のみの展開。
軸はシグノRT1と似ているが、あれよりも一回り細い。RT1が若干太いと感じていた人には嬉しい改良点。
クリップは、ジェットストリームエッジに続いてワイヤークリップを採用している。紙に挟むと折れ目が付きやすい点に注意。ただ、エッジよりも少し改良されていて、バインダー式になって使いやすくなっている。エッジもこうすれば良かったのに。
グリップのラバーは、買って数日は気にならなかったが、使い続けていると、ブレン並にホコリがくっつくことがわかってきた。ブレンと同じく、ホコリが付くと目立ち、使い心地の低下を招く。水拭きすると取れるが、またすぐくっつく。
このラバーの材質は最近の流行のようだが、私は好きではない。もっとホコリが付きにくく、付いても気にならないものの方がいい。
0.5mmを愛用している人にとっては、このラインナップは残念だっただろうが、0.38mmをメインに使っている私としては、リフィルやインクバリエーションについては文句の付けようがない。
軸はクセがなくて使いやすいが、ホコリの付着が気になる人は、別の軸に入れ替える必要が生じるだろう。
[ボール径]0.38mm(全20色)/0.5mm(全10色)
[純正芯]
UMR-38S/05S(全長112.0mm 軸径6.0mm)
[互換芯]
三菱鉛筆 UMR-8(全長112.0mm 軸径6.0mm)
三菱鉛筆 SXR(全長111.5mm 軸径4.4mm バネ留め径6.0mm)
ゼブラ JF芯(全長111.1mm 軸径6.1mm)
ぺんてる KFRN、LR/LRN、KLR(全長112.0mm 軸径6.0mm)
サクラクレパス R-GBP(全長112.0mm 軸径5.0mm)
[使用不可]
PILOT LG2RF、LP2RF(全長110.5mm 軸径6.2mm 形状は酷似しているが互換性無し)
ゼブラ EQ芯(全長111.0mm 軸径4.4mm 長さが足りない)
[コメント]
新開発の顔料インクを使用し、従来よりくっきりした発色になることをウリにした顔料ゲルインクボールペン。速乾性も謳っている。
位置づけとしてはシグノ307と似ているが、「シグノ」というブランドから脱却したことと、多色展開をしていることが大きな違いだろう。新たに次世代のゲルインクペンシリーズを作ろうとする三菱鉛筆の意気込みが感じられる。少なくとも「シグノ307」みたいなやる気の無い名前よりはよほどいい。それに、シグノシリーズはごちゃごちゃしたラインナップになりすぎているので、ここで一旦リセットするのはいいことだと思う。
インク色は、0.5mmが10色、0.38mmが20色のラインナップ。0.38mmが優遇されるのは珍しいが、シグノ極細にのみブラウンブラックやボルドーブラックがあったことの名残ではないかと思われる。私としてはロイヤルブルーを用意してくれたのが嬉しい。ラベンダーブラックがあればなお良かったが、0.38mmのインクバリエーションについては想像以上に充実しており、不満はない。
一番のウリである発色については、従来の顔料ゲルインクとは少し異なる、マットで透明感のない色合いになっている。また、全体に暗めの発色で、ライトブルーやエメラルドなどの、従来だと筆跡が読み取り辛かった明るい色のインクも比較的使いやすくなっている。イエローは、他のペンに比べればマシだが、さすがに読み辛かった。
私としては、ブルーブラックの色味が従来のシグノとは異なり、渋い色合いになったのが好印象。今まではブルーブラックインクだけはJF芯を使い続けてきたが、ついにこだわる理由がなくなってしまった。
ロイヤルブルーは、若干紫がかった濃いめの青。青ペンとしても使えるし、明るめのブルーブラックとしても使える。
グリーンブラックは緑系インクの個性もありながら、落ち着いた色合いで扱いやすい。
ボルドーブラックは赤みがかった黒といった感じで、従来のボルドーブラックに比べると個性が薄くなっているが、使いやすくなったとも言える。
ブラウンブラックは少し薄い黒といった印象で、よく見ないとブラウン系の色だとわからない。若干セピア寄りの黒と考えて使った方が良さそう。
黒インクは、光の反射が少なく、他のペンの黒よりもより黒く見える。簡単に見分けられるほどの違いがある。
速乾性は確かに高い。紙質にもよるが、書いた直後に指で擦ると、インクが乗りすぎた箇所のみかすれる。1秒もすれば、それもほぼなくなる。
書き味については特に言及されていないが、シグノ307並の滑らかさ。書き味は微妙に異なるが、大雑把に見れば同等の性能と見ていい。
ユニボールワンは「濃くて読みやすい」をウリにしていることもあり、シグノ307やRT1に比べると、ややインクが出る方向に振っているようである。そのため、太めの字体になることが多い。ただし、これも個体差がある。
私の経験上、どのボールペンでも、新型のリフィルの初期ロットはインクが出過ぎの傾向があるので、しばらくすればインクの出が落ち着いた個体が増えてくるかもしれない。
リフィルの形状は従来のUMR-8シリーズと同じ。つまり、サラサクリップなどの幅広い軸やリフィルと互換性がある。替芯は基本3色のみの展開。
軸はシグノRT1と似ているが、あれよりも一回り細い。RT1が若干太いと感じていた人には嬉しい改良点。
クリップは、ジェットストリームエッジに続いてワイヤークリップを採用している。紙に挟むと折れ目が付きやすい点に注意。ただ、エッジよりも少し改良されていて、バインダー式になって使いやすくなっている。エッジもこうすれば良かったのに。
グリップのラバーは、買って数日は気にならなかったが、使い続けていると、ブレン並にホコリがくっつくことがわかってきた。ブレンと同じく、ホコリが付くと目立ち、使い心地の低下を招く。水拭きすると取れるが、またすぐくっつく。
このラバーの材質は最近の流行のようだが、私は好きではない。もっとホコリが付きにくく、付いても気にならないものの方がいい。
0.5mmを愛用している人にとっては、このラインナップは残念だっただろうが、0.38mmをメインに使っている私としては、リフィルやインクバリエーションについては文句の付けようがない。
軸はクセがなくて使いやすいが、ホコリの付着が気になる人は、別の軸に入れ替える必要が生じるだろう。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる