20 / 83
低粘度油性ボールペン
ゼブラ スラリ300
しおりを挟む
[種別]ノック式エマルジョンインクボールペン
[ボール径]0.5/0.7mm(黒)
[純正芯]
EQ芯(全長111.0mm 軸径4.4mm)
[問題あり]
PILOT BRFV(リフィルを適切な長さに切り、バネ留めにセロテープを巻く必要あり)
[使用不可]
三菱鉛筆 SXR(リフィルのカタログサイズだけ見ると入りそうだが、バネ留めのせいで軸に入らない)
[コメント]
スラリのビジネスシーン用モデル。300円+税と安価なわりには高級感があり、かつ、この手の軸にしては珍しくラバーグリップを採用している。
このボールペンの本来のコンセプトは、ビジネスシーンでスラリを使いたいが、安っぽい透明プラスチック軸だと困るという人向けのものだが、実用的にも大きなメリットがある。それは、スラリ軸よりもグリップが細い、ということ。
スラリを使う上で最大のネックだったのは、エマルジョンインクの入る軸がことごとく太いものばかり、ということだった(めちゃくちゃ細いプレフィールの単色軸や、廃番したジムニースティック軸にプレフィールリフィルを入れるという選択肢もあるが)。EQ芯を適切な長さに切ることでジムノック軸に入ったりはするのだが、長さ調整はそれなりに繊細で、少し間違うとペン先が飛び出たり引っ込みすぎたりしてなかなか難しい。しかし、このスラリ300の登場によって、その問題が解消したわけである。
クリップや口金は金属製で耐久性も申し分なく、ラバーグリップはややつるつる気味だが、この手の高級軸はラバーグリップがないことが多いことを考えると充分実用的と言える。高級感と実用性を両立した、優れた軸だろう。
欠点は、メタリック感丸出しのテカテカした仕上がりが、やや品位に欠けることと、0.5mmのラバーグリップの灰色がイマイチなこと。もうちょっとセンスのいい配色にして欲しかった。ただ、ラバーの色が黒や灰色なのは、汚れを目立たなくするという点では意義がある。
また、重心が高いのも、気になる人には気になるところ。この点は購入前に店頭でチェックした方がいい。私も重心が高いペンは使っていると手が疲れてくるから苦手だが、スラリ300くらいの重さなら気にならない。
完璧なペンではないが、これで300円は破格といっていい。特に、ゼブラのペンは太めのグリップのものが多いので、細いグリップが欲しい人には貴重な選択肢となる。こうなると逆に、EQ芯専用軸というのが惜しいくらいである。JF芯の入るサラサ300も欲しいところ。
スラリ300にBRFVを入れる場合、BRFVの長さをEQ芯と同じにカットする必要があるが、それだけでなく、バネ留めにセロテープを巻いて、少し太くしておくことを薦める。
スラリ300のバネはBRFVに対しては少し径が大きめで、バネ留めをすり抜けてしまう場合がある。セロテープを何重か巻いてバネ留め部を太らせておくことで、そうした不具合を起きにくくできる。
ところで、通常版のスラリ300と数量限定版とでは、パーツの仕様が微妙に異なっている。数量限定版はクリップの形状が若干スリムになっているだけでなく、グリップと軸の接合部のネジも細くなっている。
純正で使う分には何の問題もないが、ニコイチ改造したい人は注意。
↑上が通常版、下が数量限定版。
[よく使っている理由]
私は現在、2018年12月に登場したスラリ300の限定版軸に、BRFV-10EFをカットして入れて使っている。
簡単な改造でBRFVが入ることは知っていたが、私はアクロボールの純正軸に不満はなかったので、わざわざやろうとは今まで思わなかった。
しかし、2018年12月に登場したスラリ300の限定モデルの0.7mm版のカラーリングは美しく、スラリ300の一番の欠点だった、軸とラバーの配色のセンスの悪さを解消していた。これなら手間をかけてアクロ化する価値はあると判断した。
純正のスラリリフィルを使わない理由は、インクが糸を引いて筆跡が汚くなるのが気に入らないからである。
↑スラリ300にBRFVを入れる場合の改造例。下が純正。
[ボール径]0.5/0.7mm(黒)
[純正芯]
EQ芯(全長111.0mm 軸径4.4mm)
[問題あり]
PILOT BRFV(リフィルを適切な長さに切り、バネ留めにセロテープを巻く必要あり)
[使用不可]
三菱鉛筆 SXR(リフィルのカタログサイズだけ見ると入りそうだが、バネ留めのせいで軸に入らない)
[コメント]
スラリのビジネスシーン用モデル。300円+税と安価なわりには高級感があり、かつ、この手の軸にしては珍しくラバーグリップを採用している。
このボールペンの本来のコンセプトは、ビジネスシーンでスラリを使いたいが、安っぽい透明プラスチック軸だと困るという人向けのものだが、実用的にも大きなメリットがある。それは、スラリ軸よりもグリップが細い、ということ。
スラリを使う上で最大のネックだったのは、エマルジョンインクの入る軸がことごとく太いものばかり、ということだった(めちゃくちゃ細いプレフィールの単色軸や、廃番したジムニースティック軸にプレフィールリフィルを入れるという選択肢もあるが)。EQ芯を適切な長さに切ることでジムノック軸に入ったりはするのだが、長さ調整はそれなりに繊細で、少し間違うとペン先が飛び出たり引っ込みすぎたりしてなかなか難しい。しかし、このスラリ300の登場によって、その問題が解消したわけである。
クリップや口金は金属製で耐久性も申し分なく、ラバーグリップはややつるつる気味だが、この手の高級軸はラバーグリップがないことが多いことを考えると充分実用的と言える。高級感と実用性を両立した、優れた軸だろう。
欠点は、メタリック感丸出しのテカテカした仕上がりが、やや品位に欠けることと、0.5mmのラバーグリップの灰色がイマイチなこと。もうちょっとセンスのいい配色にして欲しかった。ただ、ラバーの色が黒や灰色なのは、汚れを目立たなくするという点では意義がある。
また、重心が高いのも、気になる人には気になるところ。この点は購入前に店頭でチェックした方がいい。私も重心が高いペンは使っていると手が疲れてくるから苦手だが、スラリ300くらいの重さなら気にならない。
完璧なペンではないが、これで300円は破格といっていい。特に、ゼブラのペンは太めのグリップのものが多いので、細いグリップが欲しい人には貴重な選択肢となる。こうなると逆に、EQ芯専用軸というのが惜しいくらいである。JF芯の入るサラサ300も欲しいところ。
スラリ300にBRFVを入れる場合、BRFVの長さをEQ芯と同じにカットする必要があるが、それだけでなく、バネ留めにセロテープを巻いて、少し太くしておくことを薦める。
スラリ300のバネはBRFVに対しては少し径が大きめで、バネ留めをすり抜けてしまう場合がある。セロテープを何重か巻いてバネ留め部を太らせておくことで、そうした不具合を起きにくくできる。
ところで、通常版のスラリ300と数量限定版とでは、パーツの仕様が微妙に異なっている。数量限定版はクリップの形状が若干スリムになっているだけでなく、グリップと軸の接合部のネジも細くなっている。
純正で使う分には何の問題もないが、ニコイチ改造したい人は注意。
↑上が通常版、下が数量限定版。
[よく使っている理由]
私は現在、2018年12月に登場したスラリ300の限定版軸に、BRFV-10EFをカットして入れて使っている。
簡単な改造でBRFVが入ることは知っていたが、私はアクロボールの純正軸に不満はなかったので、わざわざやろうとは今まで思わなかった。
しかし、2018年12月に登場したスラリ300の限定モデルの0.7mm版のカラーリングは美しく、スラリ300の一番の欠点だった、軸とラバーの配色のセンスの悪さを解消していた。これなら手間をかけてアクロ化する価値はあると判断した。
純正のスラリリフィルを使わない理由は、インクが糸を引いて筆跡が汚くなるのが気に入らないからである。
↑スラリ300にBRFVを入れる場合の改造例。下が純正。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
新しい日本のことわざ図鑑
naomikoryo
エッセイ・ノンフィクション
日本には、古くから伝えられてきた知恵や教訓が込められた「ことわざ」が数多く存在します。これらの短い言葉は、時代を超えて人々の日常生活や文化に深く根付いており、人生の指針や人間関係のヒントを与えてくれます。
本図鑑では、代表的なことわざを厳選し、その意味、語源、そして日常での使い方を詳しく解説しています。また、それぞれのことわざに込められた教訓や、それに似た表現も紹介することで、ことわざの奥深い魅力を感じていただける内容となっています。
さらに、ことわざに関連するエピソードや、海外の類似表現との比較を通じて、日本の文化的な背景をより深く知ることができます。
★こんな方におすすめ★
日常の会話にことわざを取り入れたい方
日本の文化や歴史に興味がある方
学校や職場で教養としてことわざを学びたい方
海外の人に日本文化を紹介したい方
**「日本のことわざ図鑑」**は、読むだけで日本の言葉の美しさと知恵を感じられる一冊です。ぜひ、ことわざを通じて、古くから受け継がれる日本の精神文化に触れてみてください。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる