ボールペン覚え書き

涼格朱銀

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油性ボールペン

ゼブラ ラバー80

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[種別]キャップ式油性染料ボールペン
[ボール径]0.7mm(全3色)
[純正芯]
 H-0.7芯(全長139mm 軸径3.0mm)
[互換芯]
 ゼブラ ZA芯(全長139mm 軸径4.0mm Z-1の芯。リフィルの販売無し)

[コメント]
 ラバー軸を採用したキャップ式油性ボールペン。ラバーグリップを採用した最初期のボールペンで、プラスチック軸に比べると手が痛くなりにくく、滑りにくい。今となってはラバーグリップは珍しくなく、多様に進化した現代のボールペンからするといかにも原始的ではあるが、シンプルな細軸丸型のボールペンでラバー軸という組み合わせは意外と他になく、細軸が好みの人にとっては今でも唯一無二のボールペンであり得る。

 軸が不透明なためにインク残量がわからない点と、ラバー軸はプラスチックに比べると痛みやすく、特に芯を何度も入れ替えて使っていると、ペン先や頭の部品と軸との接合部に亀裂が入り、壊れてしまうことがあるのが欠点。あまり意味なく分解したり、強くねじを締めたりしないほうがいい。

 リフィルはゼブラ伝統のH芯。油性ボールペンとしてはダマやかすれが少なく、きれいな筆跡で安定して書き続けられるが、ゲルインクや低粘度油性と比べると筆跡は汚い。字の汚い人は油性ボールペンからゲルインクに変えるだけで劇的に変わる。ただし、耐水、耐アルコール、耐候性は申し分なく、顔料インク並みに経年劣化には強い。
 キャンドゥで売られているZ-1のリフィルを入れることで低粘度油性化することもできるが、あまり意味のない行為ではある。リフィルは単品で売られていないので、結局軸ごと購入する必要があり、それだったら素直にZ-1をそのまま使ったほうがいいだろう。

 余談だが、ラバー80は私が中学の頃、初めて自分の小遣いで買った文具であり、初めて芯を入れ替えたボールペンでもある。以来10年以上、私はH芯を使い続けることになる。
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