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予備知識
耐水・耐アルコール実験
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●筆記後24時間後の耐水実験
リヒトラブのツイストリングノートのリフィル(この紙は、たいがいのボールペンで普通に筆記する分にはほとんど裏抜けしないが、コクヨのキャンパスやモレスキンの紙よりも若干裏抜けしやすい)に各ボールペンで筆記後、24時間放置し、その後水で紙をよく濡らしてこすった結果。左が実験前、中央が実験後表、右が実験後裏。
油性ボールペンは0.7mm黒、ゲルインクボールペンは0.5mm黒を用いているが、ジュースはコーヒーブラウン、エナージェルユーロは0.35mm、スリッチは0.4mm、Hi-TEC-Cは0.3mmのブルーブラックを用いている(手持ちにないため)。
滲みや退色が見られたのは、ジェットストリーム、ビクーニャ、G-3、G-Knock、エナージェルユーロ、スリッチ、ハイテックC。
やや裏抜けしたのはジェットストリーム、ビクーニャ、ハイテックC。この三銘柄の裏抜け具合は、実用上はさほど問題ないレベル。裏抜けしたのはG-3、G-knock、エナージェルユーロ、スリッチ。
なお、ジュースは水性顔料だが保湿成分のせいで定着が遅く、放置時間12時間での実験では水性染料のような裏抜けが起きている。
スリッチ、ハイテックCは、12時間の放置では字が定着せず、水をかけるとインクが流れてしまい、書いた字が消えてしまう。
●筆記後24時間後の耐アルコール実験
リヒトラブのツイストリングノートのリフィルに各ボールペンで筆記後、24時間放置し、その後、アルコール除菌スプレー(フマキラーのキッチン用アルコール除菌)を吹いてこすった結果。純粋なアルコールではない点に留意。左が実験前、中央が実験後表、右が実験後裏。
油性ボールペンは0.7mm黒、ゲルインクボールペンは0.5mm黒を用いているが、ジュースはコーヒーブラウン、エナージェルユーロは0.35mm、スリッチは0.4mm、Hi-TEC-Cは0.3mmのブルーブラックを用いている(手持ちにないため)。
若干色が紫がかったのは、REX GRIP、アクロボール。
滲みや退色が見られたのは、Z-1、パワータンクスマート、ジェットストリーム、スラリ、ビクーニャ、G-3、G-Knock、エナージェルユーロ、スリッチ、ハイテックC。
裏抜けしたのはZ-1、パワータンクスマート、ジェットストリーム、スラリ、ビクーニャ、アクロボール、G-3、G-knock、エナージェルユーロ、スリッチ、ハイテックC。
アルコール実験は、実際にアルコールなどがかかった場合の耐久性や、インクが付いてしまったときにアルコールで落とせるかどうかを試す目的もあるが、油性ボールペンが、どの程度経年劣化しやすいかを擬似的に確認するという目的もある。
油性ボールペンは、時間が経つと字が滲んだり、裏抜けすることがある(黎明期のボールペンによく起きた現象で、そのためしばらくの間、公文書への使用が認められなかった。現代の国産油性ボールペンではまず起きないが、低粘度油性ボールペンでは起きることがある。おそらく低粘度にする過程で有機溶剤が揮発しにくくなるなどの理由があるものと思われる)。これは油性ボールペンに使われている有機溶剤が原因なので、アルコールを吹くことで、擬似的に「最悪の状況」を作り出すことができるわけである。
リヒトラブのツイストリングノートのリフィル(この紙は、たいがいのボールペンで普通に筆記する分にはほとんど裏抜けしないが、コクヨのキャンパスやモレスキンの紙よりも若干裏抜けしやすい)に各ボールペンで筆記後、24時間放置し、その後水で紙をよく濡らしてこすった結果。左が実験前、中央が実験後表、右が実験後裏。
油性ボールペンは0.7mm黒、ゲルインクボールペンは0.5mm黒を用いているが、ジュースはコーヒーブラウン、エナージェルユーロは0.35mm、スリッチは0.4mm、Hi-TEC-Cは0.3mmのブルーブラックを用いている(手持ちにないため)。
滲みや退色が見られたのは、ジェットストリーム、ビクーニャ、G-3、G-Knock、エナージェルユーロ、スリッチ、ハイテックC。
やや裏抜けしたのはジェットストリーム、ビクーニャ、ハイテックC。この三銘柄の裏抜け具合は、実用上はさほど問題ないレベル。裏抜けしたのはG-3、G-knock、エナージェルユーロ、スリッチ。
なお、ジュースは水性顔料だが保湿成分のせいで定着が遅く、放置時間12時間での実験では水性染料のような裏抜けが起きている。
スリッチ、ハイテックCは、12時間の放置では字が定着せず、水をかけるとインクが流れてしまい、書いた字が消えてしまう。
●筆記後24時間後の耐アルコール実験
リヒトラブのツイストリングノートのリフィルに各ボールペンで筆記後、24時間放置し、その後、アルコール除菌スプレー(フマキラーのキッチン用アルコール除菌)を吹いてこすった結果。純粋なアルコールではない点に留意。左が実験前、中央が実験後表、右が実験後裏。
油性ボールペンは0.7mm黒、ゲルインクボールペンは0.5mm黒を用いているが、ジュースはコーヒーブラウン、エナージェルユーロは0.35mm、スリッチは0.4mm、Hi-TEC-Cは0.3mmのブルーブラックを用いている(手持ちにないため)。
若干色が紫がかったのは、REX GRIP、アクロボール。
滲みや退色が見られたのは、Z-1、パワータンクスマート、ジェットストリーム、スラリ、ビクーニャ、G-3、G-Knock、エナージェルユーロ、スリッチ、ハイテックC。
裏抜けしたのはZ-1、パワータンクスマート、ジェットストリーム、スラリ、ビクーニャ、アクロボール、G-3、G-knock、エナージェルユーロ、スリッチ、ハイテックC。
アルコール実験は、実際にアルコールなどがかかった場合の耐久性や、インクが付いてしまったときにアルコールで落とせるかどうかを試す目的もあるが、油性ボールペンが、どの程度経年劣化しやすいかを擬似的に確認するという目的もある。
油性ボールペンは、時間が経つと字が滲んだり、裏抜けすることがある(黎明期のボールペンによく起きた現象で、そのためしばらくの間、公文書への使用が認められなかった。現代の国産油性ボールペンではまず起きないが、低粘度油性ボールペンでは起きることがある。おそらく低粘度にする過程で有機溶剤が揮発しにくくなるなどの理由があるものと思われる)。これは油性ボールペンに使われている有機溶剤が原因なので、アルコールを吹くことで、擬似的に「最悪の状況」を作り出すことができるわけである。
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