ボールペン覚え書き

涼格朱銀

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予備知識

主力ボールペン、ノートについて(2024.10.05版)

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 参考までに、私が現在、主に使っているボールペンとノート、メモ帳を紹介。

■ゲルインク
 エナージェル・トラディオ軸 + JF-0.4芯 0.4mm(ブルーブラック)
 サラサスティック軸 + UMR-83E 0.38mm(黒)
 サラサスティック軸 + JF-0.3芯 0.3mm(ブラウングレー、ナイトブルー、ブルーブラック、ブルーグレー)

■低粘度油性
 スラリ300軸 + BRFV-10EF(改) 0.5mm
  ※少しカットして長さを調整。バネ留め部にセロテープを巻いている。図1参照。

 ジェットストリーム海洋プラスチック軸+SXR-L-5 0.5mm

■加圧油性
 パワータンク スマートシリーズ 0.7mm

■主に使用しているノート
 ペルパネプ 5mm方眼 さらさら紙 A5
 ツバメノート セクション・クリーム A5
 カ・クリエ A4/3
 ダイヤメモ(M)方眼罫(ツイストリング化して使用)
 ダイソー D-98 メモパッド 11 5mm方眼 B7
 キャンパスダイアリー(マンスリー・方眼罫タイプ) A5

図1

上が改造したもの。下が純正。カットして長さを調整し、バネ留め部にセロテープを巻いている。


■各ボールペンについて

●エナージェル・トラディオ軸 + JF0.4芯 0.4mm(ブルーブラック)

 エナージェル・トラディオ軸にサラサの0.4mmリフィルを入れたもの。
 去年まではユニボールワンのリフィルを使っていたのだが、ユニボールワンのインクは固着しやすいらしく、すぐインクが出なくなる現象に出くわした。それでJF芯に乗り換えた。
 そもそも、ブルーブラックの発色で私が一番好きなのはサラサだったりする。なので、一周回ってようやく戻ってきた、といったところか。

 サラサクリップやエナージェルノック式、シグノRT1の軸は、グリップがやや太めなため、私には合わない。
 ユニボールワン、サラサナノの軸の太さはちょうどいいが、ラバーにホコリが付きまくる。
 そこで使っているのがエナージェル・トラディオ軸である。
 こいつは持ち手の太さがちょうどいいし、プラスチックなのでホコリに悩まされることもない。パターンが刻まれているので、プラスチックのグリップにしてはホールドもいい。見た目もいい。キャップ式なのが人によっては難点だろうが、私は気にしない。
 現状、購入可能な軸としてはこれが一番である。

 ただ、「購入可能」というのには注意書きが必要になる。国内版のエナージェル・トラディオは廃番になっているからである。入手するには海外版のトラディオ・エナージェルを買う必要がある。

 トラディオ・プラマンを使わない人はあまり気にする必要はないが、トラディオ・エナージェルには2種類あって、プラマンタイプのものとユーロタイプがある。プラマンタイプはグリップ部分が着脱可能となっており、トラディオ・プラマンの軸と互換性があるらしい。私は使ったことがないので未確認。
 一方、ユーロタイプはグリップではなくペン先の口金部分が着脱可能で、ここからリフィルを交換する。こちらはトラディオ・プラマンとの互換性はない。

●サラサスティック軸 + UMR-83E(黒) 0.38mm

 サラサティック軸にシグノ307の黒インクを入れたもの。私は普段、黒インクを使わないが、たまにないと困ることもある。
 黒インクに関しては、シグノ307が一番好き。ユニボールワンの黒は307より黒いが、面白味がない気がする。307はライバルに比べれば黒いが、ゲルインクらしさも残っていていい案配。

 サラサスティックは、JF芯互換の軸としては最高峰だと私は思う。バインダークリップ、ちょうどいい太さの持ち手、ホコリをさほどくっつけないラバー(キャップ式なのでよりホコリが付きにくい)、互換性の高さ、どれを取っても文句なし。
 唯一の欠点は廃番だということ。ゼブラは阿呆である。この軸を捨てるなんてとんでもない!


●サラサスティック軸 + JF-0.3芯 0.3mm(ブラウングレー、ナイトブルー、ブルーブラック、ブルーグレー)

 サラサナノに搭載されたJF-0.3芯は、従来のJF-0.3芯とは何かが違う。従来のサラサクリップ0.3mmに搭載されていたJF-0.3芯はカリカリしていたのに、サラサナノのJF-0.3芯はカリカリしないのである。インクフローも良くてかすれたりしない。

 私はいままで0.3mmはスリッチーズ3色軸を使っていたが、これだけ優秀な顔料インクの0.3mmが出た以上は乗り換えるべきだろうと判断した。

 が、サラサナノの軸のラバーにはホコリが付きまくるという問題があった。この問題さえなければ、持ち手はサラサクリップより細くて持ちやすく、理想に近い軸だったのだが。

 そこでサラサスティック軸である。……というか、最初からこの形で売って欲しい。理由はなんでもいいから、サラサスティック軸、復活しないかね。


●スラリ300軸 + BRFV-10EF(改) 0.5mm

 私は最近まで、さしてスラリ300に関心がなかった。スラリインクはダマができやすくて好きでないし、スラリ300軸は確かに実用的で使いやすいが、色がダサすぎて使いたくならなかったのである。

 しかし、限定モデルとして登場したスラリ300の軸は、300円の実用重視の金属軸としてはこれ以上望めないほど素晴らしいものだった。気がつくと無駄に買いまくっていた。

 スラリ300のいいところは、金属軸で丈夫なこと、スラリよりも細身で、持ち手が細めの方が好きな人にぴったりなこと。そして、ラバーグリップの素材がいいこと。見た目はつるつるっぽいが、ちゃんとホールドするし、ブレンやユニボールワンのようにホコリを付けまくることもない。

 しかし、買ったはいいものの、スラリインクは相変わらずダマができやすくて使いづらい。そこで、アクロボールのBRFV-10EFを改造して入れることにした。長さを調整して、バネ留めをセロテープで補強。

 アクロボールは低粘度油性で一番使用している。特に大好きなわけではないが、気がつくとよく使うようになっていた。ジェットストリームは純正の軸の使い勝手が悪くて何かに入れ替えないと使えないし、スラリはダマができやすい。ビクーニャは滑りすぎる。結局、何の不満もなかったのがアクロボールだった、ということ。


●ジェットストリーム海洋プラスチック軸+SXR-L-5 0.5mm

 私はあんまりジェットストリームが好きではなかったが、ライトタッチインクの書き心地は感動モノで、これは無視できなかった。
 これだけ書き味が滑らかだと、もはやラバーグリップは必要ないし、最近のラバーグリップは埃をくっつけやすくて好かない。
 というわけで、海洋プラスチック軸にライトタッチリフィルを入れて使用している。


●パワータンク スマートシリーズ 0.7mm

 上向き筆記可能な油性ボールペン。外出先で使うならだいたいコレ。ただ、アウトドア用のわりには、アスファルトに落とすとすぐ割れるという欠点もある。金属軸で使い勝手のいいウェットニーが登場したことで、立場がやや危うくなった感もある。
 パワータンク スタンダードを使わない理由は、持ち手が太すぎるから。私としては、スマートの方をスタンダードにして欲しい。

 写真のは、コールマンと三菱鉛筆がコラボしてクツワが発売していたモデル。ロゴが入っているだけでお値段二倍のぼったくり商品。そこまでわかっていて買う奴がいるのだから世の中わからんもんである。
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