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ワンワンと聖域
第19話 妹ができました!
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「ま、待つのじゃ! 本当に儂は享年98歳! 死後300年以上も経っておるんじゃ!」
信じてくれないナエ達に必死に訴えるレイラだが信じて貰えずにいた。
どう見てもレイラは子供の姿をしている。そんな彼女が享年98歳だと言われても信じ難いものだった。
「俺は信じられねえな。死後300年以上は分かるが、98歳まで生きた見た目じゃねえ」
「うっ……まあ、見た目に関しては確かに、ちと若いかもしれぬが……」
「ちと、どころじゃないだろ」
実年齢よりも90歳以上も若く見えるのを『ちと』では済ませられないだろう。
「う、うるさいのじゃ! くうっ、この見た目のせいで、いくら老衰と言っても信じてくれんかったのを思い出すわ!」
「そりゃ、そんな姿を見ればな……ん? 自分の死後の様子を見てたのか? 私は石像の中に封印されて、動けないんじゃないかと思ってたんだけどよ?」
「うむ。その通りじゃ、儂はずっと石像の中におった。遺言で石像を儂の葬送の儀の会場に置くようにと記しておいたのじゃよ。儂の死にどのような反応をするか見てみたかったのじゃ。…………まさか儂の死が嘘と疑われるとは夢にも思わなかったのう」
そう話す彼女は遠い目をし、哀愁を漂わせていた。
さすがにそんな姿を目にして、レイラの言っている事は本当ではないかと思い始めるナエ達。そこでジェノスは核心を突く質問をする。
「見た目相応のガキじゃねえとしたら、どうしてそんな幼いんだ?」
ジェノスの問い掛けに対し、レイラは恨めしそうに声を荒上げて答える。
「マリアに……マリア・ウィウルスの魔法の実験に付き合ったら、失敗しよったのじゃ!」
「マリア・ウィウルス…………あっ、思い出したっ!」
「ジェノスさん?」
突然ジェノスは自分の小屋へと向かって走り出した。そしてすぐに一冊の古い本を抱えて戻って来た。
「悪いな……こいつを思い出してな……」
「そ、それは、マリアの日記かの!?」
目を見開くレイラ。そう彼女の言う通り、それはマリア・ウィウルスの日記だった。ワンワンが回収した本の中に混ざっていたのだ。
「ああ……こいつに、あんたの事も書いてあった。レイラ・グロートス。百のスキルを持つ女……だろ?」
「あっ、それなら聞いた事あるぜ!」
「私も……絵本で読んだことがあるような……」
百のスキルを持つ女。それは三百年以上前に実在していた、その名の通り百のスキルを所有していたとされるレイラ・グロートスを指す異名だ。
百のスキルを駆使して数々の魔物を屠ってきた英雄であるが、いつしか人前に出る事はなくなってしまった。
その為、時代の流れとともにその存在を知る者は少なくなり、彼女を題材にした物語ばかりが目立つようになった。おかげでレイラ・グロートスという名前は忘れ去られ、物語で出て来る百のスキルを持つ女という異名が、架空の存在として記憶に残るようになってしまった。
ジェノスも日記を読み、実在していた人物と知った時は驚愕した。だが、ワンワンの為に魔法を覚える事を優先していた為、忘れてしまっていたのだ。
ちなみにマリア・ウィウルスは、魔法を使う者で知らないものはほとんどいない超有名人である。
魔女の異名を持ち、魔法に長けていた人物でもあったが、何よりも魔法を作ることに関して彼女の右に出る者は歴史上いないとされている。彼女が作った魔法は現在の魔法の三割を占めていて、魔法を学ぼうとするのであれば彼女の存在を知らずにいる事の方が難しい。
「昔の事じゃ。300年もの間、ほとんどスキルを使えなかったせいか、失ったもの、変質したものが多い……いや、今はそんな事どうでもよい! これで儂がおぬしらよりも年上であることが分かったじゃろ?」
敬えとばかりに胸を張るレイラ。だが、ナエ達の反応は薄かった。
「分かったけどよ……でも、なんか年上って感じがなぁ……」
「うーん、そうだね。ナエちゃんの言う通り妹って感じだね」
「のじゃぁ!? どうしてじゃ、納得できぬ!」
「いや……見た目が幼いのは仕方ないかもしれねえがよ。お前の言動も子供っぽいんだ……正直ガキにしか見えねえ」
「そ、それは魔法の影響で、精神も……」
「マリア・ウィウルスの日記に書いてあったぞ。……レイラは子供っぽくて揶揄いがいがあるって。ちなみに子供の姿にした時の事も書かれていたぞ。ようやく精神年齢相応の姿にする事ができたって」
「なんじゃと!? それはつまり魔法の失敗とかではなく、最初から儂をこのような姿にする為という事か! くうっ、ジェノスよ! その日記を見せっ……ああっ触れるのじゃ!」
一人で騒ぐレイラの姿。それは落ち着きのない子供のようであり、やはり98歳で大往生したとは思えなかった。
マリアの日記の内容を信じるのであれば、元来レイラは精神的に幼かったようだ。そこに見た目が相まって、幼子にしか見えない。
ただ、年齢に関しては嘘でなく、本当に年長者である事が分かった。外と中は完全に幼子、しかし年長者。どう扱えばいいか悩んだジェノスは、最終的な判断を託す事にする。
「なあワンワン。レイラは家族の中でどのような存在だ?」
「ん? レイラは妹だよ!」
即答だった。ここまでの一連の話を聞いていたと思われるが、ワンワンに迷いはなく、レイラを妹として見ていた。
「ワンワン!? しかし、今更じゃが、さっきから妹と言っておるがどういう事なのじゃ?」
そういえば、まだレイラに事情を何も話していない事に気付く。そこでジェノスは自分にされたようなエンシェントドラゴンの事など、ワンワンの身の上を話す。
「…………そうか。それで家族を作りたいのか。うぅん、じゃがのう……せ、せめて姉はどうじゃ?」
家族に関しては理解はした。だが、どうしても自分が一番年下扱いをされるのが我慢できないらしい。魂の封印の期間も含めれば400歳を超えるであろう年長者である為、ワンワンを除く全員がその気持ちは分からなくもなかった。
「でも、年相応にするならレイラちゃんは、おばあちゃんじゃないかな?」
「お、おば!?」
「確かにそうだな……それも封印の期間も考えると…………超ばあちゃんか?」
「超ばあ!? ま、待つのじゃ……いや、確かに正しいかもしれぬ。だがの、そこまでの歳より扱いといのものう……」
クロとナエの発言に動揺を見せるレイラ。ある程度の年長者として敬われるのはいいが、年寄り扱いは嫌のようだ。もしかすると生前は幼い姿で年寄り扱いされなかった為に抵抗があるのかもしれない。
だが、そうした遣り取りを繰り返すことにジェノスは疲れてしまったらしく、溜息混じりに口を開く。
「面倒くせえな……どっちでもいいだろ? 妹でも、ばばあでも」
「おいっ、ジェノスよ! 面倒とは何事じゃ! あと、その二択になってしまうのかの!?」
「ワンワンはどっちがいい?」
「おいっ、無視をするでないっ!」
「わうっ! 妹っ!」
「ワンワンっ!?」
そうしてレイラは妹である事が決定した。最初、不満そうではあったが「おばあちゃん扱いよりはマシかのう……」と最終的には納得するのであった。
新しい家族が加わった事でワンワンは喜んだ。その日、ワンワンは嬉しそうにレイラとひたすら話をした。レイラの事を聞いたり、また自分のことを話したり……。そして日が沈んだ頃には話し疲れて、ワンワンは寝てしまうのであった。
「わふっ……くうっ、すぴぃ……」
「ぐっすり寝てるな……」
寝てしまったワンワンをジェノスはベッドに運ぶと、ナエとクロに目配せする。それだけで二人はジェノスの言いたい事が分ったらしく外に出る。
そしてワンワンの寝顔を見て頬を緩ませるレイラに、できるだけ声量を抑えてジェノスは声を掛ける。
「さて……そんじゃあ、少し話をするから俺の小屋へ来てくれ」
「のじゃ?」
いつもよりも時間は早いが、ワンワンを除いた夜の集まりを始める事にした。
信じてくれないナエ達に必死に訴えるレイラだが信じて貰えずにいた。
どう見てもレイラは子供の姿をしている。そんな彼女が享年98歳だと言われても信じ難いものだった。
「俺は信じられねえな。死後300年以上は分かるが、98歳まで生きた見た目じゃねえ」
「うっ……まあ、見た目に関しては確かに、ちと若いかもしれぬが……」
「ちと、どころじゃないだろ」
実年齢よりも90歳以上も若く見えるのを『ちと』では済ませられないだろう。
「う、うるさいのじゃ! くうっ、この見た目のせいで、いくら老衰と言っても信じてくれんかったのを思い出すわ!」
「そりゃ、そんな姿を見ればな……ん? 自分の死後の様子を見てたのか? 私は石像の中に封印されて、動けないんじゃないかと思ってたんだけどよ?」
「うむ。その通りじゃ、儂はずっと石像の中におった。遺言で石像を儂の葬送の儀の会場に置くようにと記しておいたのじゃよ。儂の死にどのような反応をするか見てみたかったのじゃ。…………まさか儂の死が嘘と疑われるとは夢にも思わなかったのう」
そう話す彼女は遠い目をし、哀愁を漂わせていた。
さすがにそんな姿を目にして、レイラの言っている事は本当ではないかと思い始めるナエ達。そこでジェノスは核心を突く質問をする。
「見た目相応のガキじゃねえとしたら、どうしてそんな幼いんだ?」
ジェノスの問い掛けに対し、レイラは恨めしそうに声を荒上げて答える。
「マリアに……マリア・ウィウルスの魔法の実験に付き合ったら、失敗しよったのじゃ!」
「マリア・ウィウルス…………あっ、思い出したっ!」
「ジェノスさん?」
突然ジェノスは自分の小屋へと向かって走り出した。そしてすぐに一冊の古い本を抱えて戻って来た。
「悪いな……こいつを思い出してな……」
「そ、それは、マリアの日記かの!?」
目を見開くレイラ。そう彼女の言う通り、それはマリア・ウィウルスの日記だった。ワンワンが回収した本の中に混ざっていたのだ。
「ああ……こいつに、あんたの事も書いてあった。レイラ・グロートス。百のスキルを持つ女……だろ?」
「あっ、それなら聞いた事あるぜ!」
「私も……絵本で読んだことがあるような……」
百のスキルを持つ女。それは三百年以上前に実在していた、その名の通り百のスキルを所有していたとされるレイラ・グロートスを指す異名だ。
百のスキルを駆使して数々の魔物を屠ってきた英雄であるが、いつしか人前に出る事はなくなってしまった。
その為、時代の流れとともにその存在を知る者は少なくなり、彼女を題材にした物語ばかりが目立つようになった。おかげでレイラ・グロートスという名前は忘れ去られ、物語で出て来る百のスキルを持つ女という異名が、架空の存在として記憶に残るようになってしまった。
ジェノスも日記を読み、実在していた人物と知った時は驚愕した。だが、ワンワンの為に魔法を覚える事を優先していた為、忘れてしまっていたのだ。
ちなみにマリア・ウィウルスは、魔法を使う者で知らないものはほとんどいない超有名人である。
魔女の異名を持ち、魔法に長けていた人物でもあったが、何よりも魔法を作ることに関して彼女の右に出る者は歴史上いないとされている。彼女が作った魔法は現在の魔法の三割を占めていて、魔法を学ぼうとするのであれば彼女の存在を知らずにいる事の方が難しい。
「昔の事じゃ。300年もの間、ほとんどスキルを使えなかったせいか、失ったもの、変質したものが多い……いや、今はそんな事どうでもよい! これで儂がおぬしらよりも年上であることが分かったじゃろ?」
敬えとばかりに胸を張るレイラ。だが、ナエ達の反応は薄かった。
「分かったけどよ……でも、なんか年上って感じがなぁ……」
「うーん、そうだね。ナエちゃんの言う通り妹って感じだね」
「のじゃぁ!? どうしてじゃ、納得できぬ!」
「いや……見た目が幼いのは仕方ないかもしれねえがよ。お前の言動も子供っぽいんだ……正直ガキにしか見えねえ」
「そ、それは魔法の影響で、精神も……」
「マリア・ウィウルスの日記に書いてあったぞ。……レイラは子供っぽくて揶揄いがいがあるって。ちなみに子供の姿にした時の事も書かれていたぞ。ようやく精神年齢相応の姿にする事ができたって」
「なんじゃと!? それはつまり魔法の失敗とかではなく、最初から儂をこのような姿にする為という事か! くうっ、ジェノスよ! その日記を見せっ……ああっ触れるのじゃ!」
一人で騒ぐレイラの姿。それは落ち着きのない子供のようであり、やはり98歳で大往生したとは思えなかった。
マリアの日記の内容を信じるのであれば、元来レイラは精神的に幼かったようだ。そこに見た目が相まって、幼子にしか見えない。
ただ、年齢に関しては嘘でなく、本当に年長者である事が分かった。外と中は完全に幼子、しかし年長者。どう扱えばいいか悩んだジェノスは、最終的な判断を託す事にする。
「なあワンワン。レイラは家族の中でどのような存在だ?」
「ん? レイラは妹だよ!」
即答だった。ここまでの一連の話を聞いていたと思われるが、ワンワンに迷いはなく、レイラを妹として見ていた。
「ワンワン!? しかし、今更じゃが、さっきから妹と言っておるがどういう事なのじゃ?」
そういえば、まだレイラに事情を何も話していない事に気付く。そこでジェノスは自分にされたようなエンシェントドラゴンの事など、ワンワンの身の上を話す。
「…………そうか。それで家族を作りたいのか。うぅん、じゃがのう……せ、せめて姉はどうじゃ?」
家族に関しては理解はした。だが、どうしても自分が一番年下扱いをされるのが我慢できないらしい。魂の封印の期間も含めれば400歳を超えるであろう年長者である為、ワンワンを除く全員がその気持ちは分からなくもなかった。
「でも、年相応にするならレイラちゃんは、おばあちゃんじゃないかな?」
「お、おば!?」
「確かにそうだな……それも封印の期間も考えると…………超ばあちゃんか?」
「超ばあ!? ま、待つのじゃ……いや、確かに正しいかもしれぬ。だがの、そこまでの歳より扱いといのものう……」
クロとナエの発言に動揺を見せるレイラ。ある程度の年長者として敬われるのはいいが、年寄り扱いは嫌のようだ。もしかすると生前は幼い姿で年寄り扱いされなかった為に抵抗があるのかもしれない。
だが、そうした遣り取りを繰り返すことにジェノスは疲れてしまったらしく、溜息混じりに口を開く。
「面倒くせえな……どっちでもいいだろ? 妹でも、ばばあでも」
「おいっ、ジェノスよ! 面倒とは何事じゃ! あと、その二択になってしまうのかの!?」
「ワンワンはどっちがいい?」
「おいっ、無視をするでないっ!」
「わうっ! 妹っ!」
「ワンワンっ!?」
そうしてレイラは妹である事が決定した。最初、不満そうではあったが「おばあちゃん扱いよりはマシかのう……」と最終的には納得するのであった。
新しい家族が加わった事でワンワンは喜んだ。その日、ワンワンは嬉しそうにレイラとひたすら話をした。レイラの事を聞いたり、また自分のことを話したり……。そして日が沈んだ頃には話し疲れて、ワンワンは寝てしまうのであった。
「わふっ……くうっ、すぴぃ……」
「ぐっすり寝てるな……」
寝てしまったワンワンをジェノスはベッドに運ぶと、ナエとクロに目配せする。それだけで二人はジェノスの言いたい事が分ったらしく外に出る。
そしてワンワンの寝顔を見て頬を緩ませるレイラに、できるだけ声量を抑えてジェノスは声を掛ける。
「さて……そんじゃあ、少し話をするから俺の小屋へ来てくれ」
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