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番外編 年越し
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年末と言えばゴロゴロすることだよね。やっぱり身体の休養って大事だと思うんだよ。だから、2人ともさ?その臨戦態勢の物をしまってくれないかな。私の目の前にはすごい色気と可愛い耳を出している2人がいる。そしてそのギャップに脳がバグりかけている。なんか獣人は年末になると獣の本能が抑えきれなくなるんだっけ?それで耳とか尻尾が出てきちゃう、らしいけど。可愛い要素しかないよね?!触りたい……。でもこのまま触ったらそのままベットコースになる気がする。んんー、我慢するしかないや。
「二人とも、今はダメ。今年はもうしない。来年がきたらね。ゆっくり過ごそう?まだ年越しの準備もできてないでしょう?後一時間しかないんだよ?」
そういってゆっくり二人を距離をとる。渡したいものもあるしベッドインだけは阻止したい。
「え~、一回だけでもだめ?」
カイルが上目遣いでこっちを見てくる。あざとい、あざとすぎる……。確実に確信犯だ。
「カイル、やめろ。どうせあの一時間だ。それくらい我慢しろ。まぁ、リンは今のうちに覚悟しておいた方がいいぞ。」
ハルが少し苦しそうな顔をしながらそういう。ハルは遠征でここ二週間いなかったもんね。確かに可哀想ではあるけど、カイルがほんとに大暴走するんだもん。ハルだけいいなんていったらその後何されるかわかんないからハル、一時間耐えて。年越しそば茹でてプレゼントの準備したらすぐだから!
「じゃあ私おそばやってくるね。ハルとカイルはそこにいてね。」
じゃないとプレゼントバレちゃうから。実際そばをやるのにそんなに時間はかからないんだけどね。そう思いながら二人がいる部屋を後にした。中から何かあったら呼べよっていうハルの声が聞こえた。相変わらず心配性だなぁ。
キッチンに向かうともうそばはあとは茹でるだけの状態になっていた。ラウラちゃんのおかげで。
「あっ、ラウラちゃんもうきてたんだ。ありがとねー。危うくあのままベットから出てこれなくなるところだったからおそば間に合わないかと思ったんだよ。」
あはっとラウラちゃんが笑った。
「やっぱり?そうだと思った。こっちはルーンが遠征行っちゃってて時間だけは有り余ってるから大丈夫だよ。なんならそのまま出てこれなくてもよかったよ?まぁ、その場合静かに帰るか他の部屋借りて寝ようと思ってたよ。別にリンの声が聞こえても大丈夫だし?」
その言葉に顔に熱が集まる。
「揶揄わないでよ~。あんまり変なことやるとルーン君に怒られるよ?私じゃなくてラウラちゃんが被害にあう可能性あるんだよ?」
「まぁ、その時はその時だよ!あ、忘れないうちに渡しちゃうね。はい、頼まれてたもの。色は魔力に反応して変わるからその時のお楽しみね!いつ付けるのかは知らないけど。あっ、まずい!ルーンが屋敷に帰ってきて」
「ラウ?ここにいるよね?全くなんで約束を守れないかなぁ。あっ、挨拶も何もなしに勝手に転移してきてすみません。後でまたちゃんとくるので良いお年を。」
嵐のようにルーンさんは去っていった。そして当然の如く魔力の揺れを察知して二人が乗り込んできたわけで。はい、もうわかりきってますね。全てを話して、プレゼントを首に巻いてハルは赤色、カイルは青色。なんだか耳も尻尾もあるからリボンが首輪みたいに見えて。
「なんだか二人ともペットみたいだね。」
そういったらそこから先は言えないほどぐずぐずに溶かされたので聞かないでください。しばらく二人をキッチンに入れなくしました。
「二人とも、今はダメ。今年はもうしない。来年がきたらね。ゆっくり過ごそう?まだ年越しの準備もできてないでしょう?後一時間しかないんだよ?」
そういってゆっくり二人を距離をとる。渡したいものもあるしベッドインだけは阻止したい。
「え~、一回だけでもだめ?」
カイルが上目遣いでこっちを見てくる。あざとい、あざとすぎる……。確実に確信犯だ。
「カイル、やめろ。どうせあの一時間だ。それくらい我慢しろ。まぁ、リンは今のうちに覚悟しておいた方がいいぞ。」
ハルが少し苦しそうな顔をしながらそういう。ハルは遠征でここ二週間いなかったもんね。確かに可哀想ではあるけど、カイルがほんとに大暴走するんだもん。ハルだけいいなんていったらその後何されるかわかんないからハル、一時間耐えて。年越しそば茹でてプレゼントの準備したらすぐだから!
「じゃあ私おそばやってくるね。ハルとカイルはそこにいてね。」
じゃないとプレゼントバレちゃうから。実際そばをやるのにそんなに時間はかからないんだけどね。そう思いながら二人がいる部屋を後にした。中から何かあったら呼べよっていうハルの声が聞こえた。相変わらず心配性だなぁ。
キッチンに向かうともうそばはあとは茹でるだけの状態になっていた。ラウラちゃんのおかげで。
「あっ、ラウラちゃんもうきてたんだ。ありがとねー。危うくあのままベットから出てこれなくなるところだったからおそば間に合わないかと思ったんだよ。」
あはっとラウラちゃんが笑った。
「やっぱり?そうだと思った。こっちはルーンが遠征行っちゃってて時間だけは有り余ってるから大丈夫だよ。なんならそのまま出てこれなくてもよかったよ?まぁ、その場合静かに帰るか他の部屋借りて寝ようと思ってたよ。別にリンの声が聞こえても大丈夫だし?」
その言葉に顔に熱が集まる。
「揶揄わないでよ~。あんまり変なことやるとルーン君に怒られるよ?私じゃなくてラウラちゃんが被害にあう可能性あるんだよ?」
「まぁ、その時はその時だよ!あ、忘れないうちに渡しちゃうね。はい、頼まれてたもの。色は魔力に反応して変わるからその時のお楽しみね!いつ付けるのかは知らないけど。あっ、まずい!ルーンが屋敷に帰ってきて」
「ラウ?ここにいるよね?全くなんで約束を守れないかなぁ。あっ、挨拶も何もなしに勝手に転移してきてすみません。後でまたちゃんとくるので良いお年を。」
嵐のようにルーンさんは去っていった。そして当然の如く魔力の揺れを察知して二人が乗り込んできたわけで。はい、もうわかりきってますね。全てを話して、プレゼントを首に巻いてハルは赤色、カイルは青色。なんだか耳も尻尾もあるからリボンが首輪みたいに見えて。
「なんだか二人ともペットみたいだね。」
そういったらそこから先は言えないほどぐずぐずに溶かされたので聞かないでください。しばらく二人をキッチンに入れなくしました。
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