出て行こうとしたら幼馴染の騎士様たちに囚われました

汐凪吟

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番外編ハロウィン2

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(よしハル!リンにバレてないな?)
 (多分な)
 リンはえろ可愛いエプロン姿でキッチンに立っていた。対して僕たちは獣化して小さくなっている。大きい状態は目立つからね。え?仕事はどうしたのかだって?仕事なんかハロウィンくらい部下に投げつけとけばいいの!こういう時に使わないでいつ使うんだって話。あ、リンがこっちきた。
「薄力粉は確か……あったあった。でもあんまり作りすぎても良くないよね。運動誘発アナフィラキシーになったら大変だもんね。うん、どう……」
 一人で顔真っ赤にしてて可愛い……。夜のコトでも思い出しちゃったのかなぁ。発情した甘い匂いがする。今日は何してあげようかなぁ?
 (……甘い)
 (可愛いでしょ?ハル?僕たちがいない間にこんな可愛いことしてるんだよ)
 (そうだな)
「私ってばなんてこと思い出してるんだろ……。これじゃ変態みたいじゃん。」
 匂いが濃くなった。うぅ、ごめんハル。僕もう我慢できない!ちょっと身体を大きくしてリンにダイブする。
 (うーんいい匂い。僕の大好きな匂いだ)
「ひやぁ?!ちょっとなに?んっ!あっそこはだめやめ」
 (……濡れてる。気持ちいいんだ)
 口でグリグリ刺激するたびにリンの身体が震える。どんな顔してるかはわからないけどきっと可愛いんだろうな。
「んん!イッ、イッちゃうからちょっと!っあイく!」
 リンの蜜が毛にかかってびしょ濡れだ。でも匂いが濃くていいな。リンはイッた刺激からかぼーっとしてる。
「………………っおかし作らなきゃ二人が帰ってきちゃう!」
「白い狐さん?カイルじゃないよね?獣人がこんな小さなもふもふになるなんて聞いたことないし……。あ!この狐さん濡れて、る」
 リンの顔がまた真っ赤になった。
「お風呂、お風呂入れなきゃ!ってこっちは犬?ん?この子ほんとに犬?いいや、ついでに入れちゃおう。でも生地だけ作らなきゃ……。焼くのは最悪後でも大丈夫だ。」
 (ハル、なんで出てきたの?それに犬、犬って……。あぁだめだ面白い。熊が犬に見えるって……あははっ。節穴にも程があるでしょ)
 (…………)
「……パンツがびしょ濡れだ。誰もいないし履いてなくたってバレないよね。狐さんたちは人じゃないからノーカン!」
 そういってリンはパンツを脱いでそっと隠した。うーん、見たくないわけじゃないんだけどさ、ナニとは言わないけどさ、見えてる。……挿れたい。あー地味に生殺しだこれ。カイルがそう思ってるのとは裏腹にリンは急いで生地を作るのだった。
「なんかスースーするなぁ。」
 (『そりゃそうだ』)
 
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