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第三話
しおりを挟む「ずっとみんなで一緒にいようね。」
そう言ったのはいつだっただろうか。あの時はこんなことになるなんて思ってもみなかったのに。
「あーあ、リン寝ちゃったじゃん。ベタベタだし。」
「それは俺らのせいだろ。リンを動けなくすることでしか安心できないんだから」
カイルが寝てるリンに対して優しい口付けを一つ落とす。
「でもさ、僕が計画しておいてなんだけどリンの心が壊れる前になんで僕たちの前からいなくなろうとしたのか聞こうよ。このまま壊れられちゃったら嫌だよ。」
「……リンが起きたら話をしよう。でもその前に風呂入ろう。魔法でしてもいいんだが、リンの体が持つと思わない。ただえさえ俺らのせいで魔力過多になりがちなのに、魔法使ったら死ぬだろ。」
少し落ち込んでるカイルをおいてハルがリンの体を隠して横抱きにして運ぶ。この邸には使用人がいないし、いたとしても任せる気はないが。案の定、洗いながら軽くリンの腹を押すと白いものが大量に出てきた。苦しかっただろうに。リンの体を意識しないように自分を鎮めながら清めていく。リンはいくら汚れたって綺麗だ。白い肌も体中に咲く赤い花もきらきらと輝く黒い絹のような髪もほっそりとした腰も赤みを帯びた頬も全部。
「うわぁ、これだいぶ生殺し......。次リンが目覚めた時僕大丈夫かなぁ?抑えられる気がしないんだけど?」
「リンをベットに寝かせたら自分で何回かシとけ。それができなきゃ貞操帯でもつけとけ。」
「えー、ハル手伝ってくれないのー?」
「誰が人の自慰に付き合うか!勝手にやってろ。」
カイルが変態すぎる。
「付き合い悪いなぁ。あ、じゃあハルは寝てていいよ!僕勝手にやるから。」
身の危険を感じたハルであった。
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