魔王さまといっしょ

汐凪吟

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2章 新しいペットたち

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2章 住居決定
さてと、きんと魚をゲットしたことだし住居、探すか。ちなみにきんはうちが出したバックの中で震えてる。新天地がちょっと怖いんだろうなぁ。
「川の近くは氾濫したら困るからダメだし、岩場を改造するか、木を切ってログハウスを作るかだけど時間かかるなぁ。最初は岩場にいて安定してきたら作ろうかなぁ。それとも魔法でできるのかなぁ。それにしたって場所は見つけなきゃだから動くか。」
 しゃがんでいた体を立たせて歩き出す。うちはさっと川を越えて反対側へと歩く。動物は全く見ない。魔力が原因なら抑えればいけるのかなぁ。そう思って魔力を意識して体の内側に留めてみる。初めてやったけど意外といけるものだ。魔力を抑えながら歩いていくとさっきまで皆無だった鳥の姿や気配がしてきた。やっぱり正解だったみたいだ。きんの...いやなんか言いづらいし雌だしきんちゃんとでも呼ぶか。きんちゃんの震えも止まってるしやっぱ魔力が原因だったのか。ということはこれなら、もふもふたちと戯れられる?歴代の魔王たちはもふもふに飢えていたくらいだから一人くらいもふもふに埋もれる魔王がいてもいいのでは?そうと決まれば!きんちゃんはお世辞にももふもふとは言えないし、探そう!
「まずは大きめのもふもふいないかなぁ。犬とか狼とかって、ん?なにこれ?」
 ふと足にもふっとした感触がしたような......。ちょっと恐る恐る足を上げてみるといる。大きくないけど小さなもふがいる!
『鑑定』
『種族
 ゴールデンハムスター(オス)
 名前

 特徴
 人懐っこく、知性が高い。だが、縄張り意識が強く多頭飼いには向かない。最初は警戒心が強い。』
ハムスターか......。あの丸い輪っかの中で走ってるの見たいなぁ。よし、捕獲決定。手を出すと噛みつかれたが、仮にも魔王痛くもなんともない。よし、ゲット!で、もう一匹は......。
『鑑定』
『種族
 チンチラ(メス)
 名前

 特徴
 頭がいい動物ではあるが、警戒心が強い。たまに砂まみれにしよう。それがチンチラのお風呂だ』
 二匹とも警戒心強いんかい!でも可愛いなぁ。砂に塗れるのは...置いとくか。連れて帰るか。こっちもささっと捕獲!
「よし、二匹とも今日からうちの子だ。よろしく頼むよ。名前は、ゴールデンハムスター......ボンレスハム......ハムでいっかなぁ。チンチラは......ユナとかにでもする?うん、よし。それで行こう!じゃあ今からお前らはハムとユナだ!よろしくね!」
 ハムはなんか震えてるけど、チンチラは普通だなぁ。ボンレスハムとか言ったからかなぁ?契約してっと。さてと、二匹をバックの中にでも入れて住居探し再開と行きますか!
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