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一章
王様とご飯を食べます
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颯爽とソファーから立ち上がったウィル様についていくと、応接室からそのまま外へと案内された。
そこは見事な薔薇の庭園が広がっていて、僕は思わず感嘆の吐息を漏らす。
「うわぁ、すごくきれいですね」
情けないけど、それ以上の賛美の言葉が出てこない。
赤や黄色や橙、桃色や紫などなど。
単色やグラデーションに色づいた大輪の薔薇が咲き誇る。
いくつも立てられた支柱や、連なるアーチにも蔓薔薇が絡まり、小さい可憐な花が咲いていた。
「そうだろう。
ここは私も気に入っていてな、時折食事をしながら薔薇を愛でているのだ。
食後に散策してみるといい、あちらの奥に噴水もあるがなかなか良い風情だぞ」
にこにこしながらウィル様が教えてくれる。
さっき、子供の頃サークに落とされたって言ってた噴水かな……
少し歩みを進めると、立派な白い石造りの東屋が見えてくる。
ニファさんが控えていて、テーブルの上にはすでに食事が用意してあった。
「さあ座ってくれ。ここでは遠慮などしなくていい。
美しい風景の前では堅苦しい肩書きなど意味を持たないだろう?」
用意された席にウィル様が着席してそう言い、僕達にも座るよう促してくれる。
丸いテーブルを囲んで座ると、ニファさんがウィル様から順に飲み物を出してくれた。
「サークスは水出しコーヒーが気に入っていたから用意させたぞ。気温も高くなってきたし合うだろう。
タリュス君はフレッシュジュースが好きだったな。先日珍しく林檎が贈られて来たから味わってみてくれ」
ウィル様の前には紅茶のカップ、僕とサークの前にはそれぞれよく冷えたグラスが置かれている。
確かに、前来たとき出されたオレンジのジュースが美味しくて、ついおかわりしてしまったのを思い出す。
「よく覚えてるなお前。そんなちっさい所まで記憶してて頭疲れないか?」
「ちょ、そこは覚えててくれて感激するところじゃないの?」
「まあこれは癖だな。
外交上、相手の名前や顔は勿論、会話の内容や趣味嗜好まで記憶しておけば、次に有利に繋がる場合もあるのでな。
さて、では頂こうか」
テーブルの上には沢山の種類のサンドイッチやベーグルサンドが並んでいた。
あ、良かった。あんまりマナーとか気にしなくてよさそうな料理だ。
ニファさんから温かく蒸されたタオルを渡されて、手をきれいに拭く。
温かくて気持ちがよくて、ほっと息が漏れた。
先に手を拭き終えたウィル様は、自分でトングを使って好きな品を自分の前のお皿に取り、サンドイッチを食べ始めた。
見ると、隣のサークも同じようにしているのでそれに倣う。
なんだかピクニックみたいだ。
新鮮なレタスと海老が挟んである美味しいベーグルを食べながら、つい頬が緩んでしまう。
「美味いか?タリュス。
いつにも増して幸せそうだな」
からかうようにサークに覗き込まれるけど、あまりの美味しさに言葉が出てこない。
僕はもぐもぐしながら笑顔のまま頷いた。
ちょっと首をかしげたサークの指がこちらに伸びてきて、くいっと右のほっぺを親指で撫でられた。
「ソースついてるぞ。
落ち着いて食べろ、誰も取らねぇから」
親指をぺろりと舐めてから、ふふ、と楽しそうに笑われる。
うう、子供扱いして……
「しかしタリュス君は一段と美しくなったな。
この場だから言えるが、国内外の姫君やそこらの令嬢などよりよほど愛らしいぞ」
にこにこしながらウィル様がとんでもないことを言い出す。
後に続いたサークの発言に、僕はベーグルを喉に詰まらせそうになった。
「そうだろ。
最近よけいに美人度が上がってるせいでな、タリュスが男でも構わないっつうのが出てきてんだよ。
お前んとこの騎士団の連中に手を出されそうだったから、軽く締めといたぞ」
「そうか、それは手間をかけたな。
部下の恋愛嗜好に口を出すつもりもないが。
たとえ男同士でも色恋は当人同士の想いが一致してこそだ。
一方的ではロマンがなくていかん」
ねえ待って待って。
僕騎士団の誰かに狙われてたの?
全然気づかなかった……
というか、締めたっていつの間に。
あ、そういえばヤノスさんとか、あと何人かの騎士さん昨日の朝、急に顔に痣が出来てた。
どうしたのか聞いたら、早朝訓練でぶつけたって言ってたけど……まさか……
ようやくベーグルを飲み込んだ僕は、じっとサークを見つめる。
「どした。暴力反対、とかか?」
「ううん。
サーク、守ってくれてありがと。
僕そういうの、よくわかんないから。
いつも僕の周りをよく見て、危なそうだと助けてくれるもんね」
僕の言葉に鼻白んだ様子で、金の瞳が見開かれる。
昔から、悪意には過剰に反応するのに人の好意には異常に鈍いって、サークは注意してくれる。
僕がちゃんとわかるようになるまで、教えてくれてるんだってわかっているから。
「そういうの、自分で対処出来るようになるね。
だから今度は内緒で殴ったり蹴ったりしないで、教えてほしいな」
よし、ちゃんと言えた。
満足してまたベーグルにかじりつく。
うん、ほんとに美味しい。家でも作れないかな、このマスタードの効いたソース。
ぽわぽわとレシピを想像していると、ほーっとウィル様が息を漏らす。
「……サークス。
お前の相棒は人格者だな、少しは見習え。
お前よりずっと精神が成熟しているぞ。
昔も思ったが有能な子だ。お前に何かあったら引き取ろうとのんびり構えていたが、やはり欲しいな」
ちらりとウィル様がサークを見るが、じろりと睨み返してサークはコーヒーを口にする。
「冗談のうちにやめとけよ。
明日目が覚めたら体のどっかが無くなってても知らねぇぞ」
「有能とかそんなことないですから。
サークも物騒なこと言わないで。
僕の事はいいから、ほらお仕事の話もしなきゃ。
ね?」
サークがちょっとだけむくれた様子だったので、慌てて話題を変える。
「あー……それな。
あれだろ、もうブライアンから報告受けてんだろ、ウィル」
うわ、王様を名前で呼んだ。
でも普通に話し始めたから、そんなに機嫌を損ねた訳じゃなさそうだ。
「先ほど聞いてから来た。君達が居なければ全滅の可能性もあったと聞いた。
改めて礼を言わせてくれ」
そしてあろうことか、ウィル様が深々と頭を下げた。
「や、やめてくださいウィル様!僕達は受けた仕事をしたまでです。
王様が頭を下げるなんて」
腰を浮かしかける僕の肩を、ぐいっとサークが押し戻してくる。
そんなに無理矢理押さえられてはいないけど、有無を言わせない強さだ。
「これは俺とウィルの個人的な契約だって言ったろ。こいつは今、いち個人として頭下げてんだよ。
なあウィル。俺は昔言ったよな?
お前ら王族は国民を束ねる主であって、いとも簡単にその命を左右できる立場にある。
だからこそ、発言や命令には常に全身全霊で責任を持て。
命じるときは情報収集と精査を徹底して、周りの奴らの発言にも耳を傾けて熟考しろ。
自分の浅薄な知識や思考で、ひとの命を失わせる事がないように賢くなれって」
サークの金色の瞳が怒りを含んで、静かに炯っている。
まるで炉の中で高温で溶かされた金属のようだ。
「俺らが到着するまでに死人が出なかったのだけが幸いだったな。
んな事になってたら俺がお前の死をもって遺族に償わせてたとこだ。
王族だろうが知ったことか。
お前のせいで死ぬ奴がいて、そいつと二度と会えない悲しみに泣く人間がいる。
罪状はそれで充分だ」
真剣な声音はわずかに本気の殺気を含んで響き、冷たい空気が場を凍らせる。
隣に立つニファさんの、スカートの前で組んだ掌がちいさく震えているのに気づいたけど、僕も黙して目を伏せた。
もちろん、サークの言うことが暴論なのは解っている。
王様といち兵士では、居なくなったときの重みが違うことも。
それでも、僕も同じように思う。
たった数日だったけど、一緒にご飯を食べて話をして、笑い合った騎士団の皆。
あの中の誰かが、もしも命を落としていたら。
きっと僕も、ウィル様を許せなかっただろう。
「……変わらないな、サークス。
肝に命じておくよ。
今はただ、戦死者を出さなかった我が騎士団を誇ろう」
ウィル様はちいさく苦笑いした。
「まったく、お前くらいだよ。
私を人として扱って叱ってくるのは」
その呟きは、なんだか寂しそうな声音だった。
王様って孤高の存在だけど、それゆえに孤独も深いんだろうな、と感じる。
「たりめーだ、お前はたまたま王家に産まれただけで、一人の人間だろうが」
ふん、と鼻を鳴らしてサークはまたコーヒーを口に運ぶ。
ウィル様がその姿を見つめながら、静かに微笑んで呟いた。
「時折お前がそう言いに来てくれなければ、忘れてしまいそうになる。
たまには仕事でなく会いに来い」
「善処する」
そういえば、マンティコアに襲われている騎士さん達を目にした時に王様をお説教するって言っていたなあ。
忘れてなかったんだ。
「さて説教は終わりだ。
仕事の話がまだだったな」
あっさりと切り替えてサークはニファさんに飲み物のおかわりを頼んで注いでもらう。
もうニファさんの手は震えていなかったけど、恐がらせちゃったかな。
あとで謝らなきゃ。
そこは見事な薔薇の庭園が広がっていて、僕は思わず感嘆の吐息を漏らす。
「うわぁ、すごくきれいですね」
情けないけど、それ以上の賛美の言葉が出てこない。
赤や黄色や橙、桃色や紫などなど。
単色やグラデーションに色づいた大輪の薔薇が咲き誇る。
いくつも立てられた支柱や、連なるアーチにも蔓薔薇が絡まり、小さい可憐な花が咲いていた。
「そうだろう。
ここは私も気に入っていてな、時折食事をしながら薔薇を愛でているのだ。
食後に散策してみるといい、あちらの奥に噴水もあるがなかなか良い風情だぞ」
にこにこしながらウィル様が教えてくれる。
さっき、子供の頃サークに落とされたって言ってた噴水かな……
少し歩みを進めると、立派な白い石造りの東屋が見えてくる。
ニファさんが控えていて、テーブルの上にはすでに食事が用意してあった。
「さあ座ってくれ。ここでは遠慮などしなくていい。
美しい風景の前では堅苦しい肩書きなど意味を持たないだろう?」
用意された席にウィル様が着席してそう言い、僕達にも座るよう促してくれる。
丸いテーブルを囲んで座ると、ニファさんがウィル様から順に飲み物を出してくれた。
「サークスは水出しコーヒーが気に入っていたから用意させたぞ。気温も高くなってきたし合うだろう。
タリュス君はフレッシュジュースが好きだったな。先日珍しく林檎が贈られて来たから味わってみてくれ」
ウィル様の前には紅茶のカップ、僕とサークの前にはそれぞれよく冷えたグラスが置かれている。
確かに、前来たとき出されたオレンジのジュースが美味しくて、ついおかわりしてしまったのを思い出す。
「よく覚えてるなお前。そんなちっさい所まで記憶してて頭疲れないか?」
「ちょ、そこは覚えててくれて感激するところじゃないの?」
「まあこれは癖だな。
外交上、相手の名前や顔は勿論、会話の内容や趣味嗜好まで記憶しておけば、次に有利に繋がる場合もあるのでな。
さて、では頂こうか」
テーブルの上には沢山の種類のサンドイッチやベーグルサンドが並んでいた。
あ、良かった。あんまりマナーとか気にしなくてよさそうな料理だ。
ニファさんから温かく蒸されたタオルを渡されて、手をきれいに拭く。
温かくて気持ちがよくて、ほっと息が漏れた。
先に手を拭き終えたウィル様は、自分でトングを使って好きな品を自分の前のお皿に取り、サンドイッチを食べ始めた。
見ると、隣のサークも同じようにしているのでそれに倣う。
なんだかピクニックみたいだ。
新鮮なレタスと海老が挟んである美味しいベーグルを食べながら、つい頬が緩んでしまう。
「美味いか?タリュス。
いつにも増して幸せそうだな」
からかうようにサークに覗き込まれるけど、あまりの美味しさに言葉が出てこない。
僕はもぐもぐしながら笑顔のまま頷いた。
ちょっと首をかしげたサークの指がこちらに伸びてきて、くいっと右のほっぺを親指で撫でられた。
「ソースついてるぞ。
落ち着いて食べろ、誰も取らねぇから」
親指をぺろりと舐めてから、ふふ、と楽しそうに笑われる。
うう、子供扱いして……
「しかしタリュス君は一段と美しくなったな。
この場だから言えるが、国内外の姫君やそこらの令嬢などよりよほど愛らしいぞ」
にこにこしながらウィル様がとんでもないことを言い出す。
後に続いたサークの発言に、僕はベーグルを喉に詰まらせそうになった。
「そうだろ。
最近よけいに美人度が上がってるせいでな、タリュスが男でも構わないっつうのが出てきてんだよ。
お前んとこの騎士団の連中に手を出されそうだったから、軽く締めといたぞ」
「そうか、それは手間をかけたな。
部下の恋愛嗜好に口を出すつもりもないが。
たとえ男同士でも色恋は当人同士の想いが一致してこそだ。
一方的ではロマンがなくていかん」
ねえ待って待って。
僕騎士団の誰かに狙われてたの?
全然気づかなかった……
というか、締めたっていつの間に。
あ、そういえばヤノスさんとか、あと何人かの騎士さん昨日の朝、急に顔に痣が出来てた。
どうしたのか聞いたら、早朝訓練でぶつけたって言ってたけど……まさか……
ようやくベーグルを飲み込んだ僕は、じっとサークを見つめる。
「どした。暴力反対、とかか?」
「ううん。
サーク、守ってくれてありがと。
僕そういうの、よくわかんないから。
いつも僕の周りをよく見て、危なそうだと助けてくれるもんね」
僕の言葉に鼻白んだ様子で、金の瞳が見開かれる。
昔から、悪意には過剰に反応するのに人の好意には異常に鈍いって、サークは注意してくれる。
僕がちゃんとわかるようになるまで、教えてくれてるんだってわかっているから。
「そういうの、自分で対処出来るようになるね。
だから今度は内緒で殴ったり蹴ったりしないで、教えてほしいな」
よし、ちゃんと言えた。
満足してまたベーグルにかじりつく。
うん、ほんとに美味しい。家でも作れないかな、このマスタードの効いたソース。
ぽわぽわとレシピを想像していると、ほーっとウィル様が息を漏らす。
「……サークス。
お前の相棒は人格者だな、少しは見習え。
お前よりずっと精神が成熟しているぞ。
昔も思ったが有能な子だ。お前に何かあったら引き取ろうとのんびり構えていたが、やはり欲しいな」
ちらりとウィル様がサークを見るが、じろりと睨み返してサークはコーヒーを口にする。
「冗談のうちにやめとけよ。
明日目が覚めたら体のどっかが無くなってても知らねぇぞ」
「有能とかそんなことないですから。
サークも物騒なこと言わないで。
僕の事はいいから、ほらお仕事の話もしなきゃ。
ね?」
サークがちょっとだけむくれた様子だったので、慌てて話題を変える。
「あー……それな。
あれだろ、もうブライアンから報告受けてんだろ、ウィル」
うわ、王様を名前で呼んだ。
でも普通に話し始めたから、そんなに機嫌を損ねた訳じゃなさそうだ。
「先ほど聞いてから来た。君達が居なければ全滅の可能性もあったと聞いた。
改めて礼を言わせてくれ」
そしてあろうことか、ウィル様が深々と頭を下げた。
「や、やめてくださいウィル様!僕達は受けた仕事をしたまでです。
王様が頭を下げるなんて」
腰を浮かしかける僕の肩を、ぐいっとサークが押し戻してくる。
そんなに無理矢理押さえられてはいないけど、有無を言わせない強さだ。
「これは俺とウィルの個人的な契約だって言ったろ。こいつは今、いち個人として頭下げてんだよ。
なあウィル。俺は昔言ったよな?
お前ら王族は国民を束ねる主であって、いとも簡単にその命を左右できる立場にある。
だからこそ、発言や命令には常に全身全霊で責任を持て。
命じるときは情報収集と精査を徹底して、周りの奴らの発言にも耳を傾けて熟考しろ。
自分の浅薄な知識や思考で、ひとの命を失わせる事がないように賢くなれって」
サークの金色の瞳が怒りを含んで、静かに炯っている。
まるで炉の中で高温で溶かされた金属のようだ。
「俺らが到着するまでに死人が出なかったのだけが幸いだったな。
んな事になってたら俺がお前の死をもって遺族に償わせてたとこだ。
王族だろうが知ったことか。
お前のせいで死ぬ奴がいて、そいつと二度と会えない悲しみに泣く人間がいる。
罪状はそれで充分だ」
真剣な声音はわずかに本気の殺気を含んで響き、冷たい空気が場を凍らせる。
隣に立つニファさんの、スカートの前で組んだ掌がちいさく震えているのに気づいたけど、僕も黙して目を伏せた。
もちろん、サークの言うことが暴論なのは解っている。
王様といち兵士では、居なくなったときの重みが違うことも。
それでも、僕も同じように思う。
たった数日だったけど、一緒にご飯を食べて話をして、笑い合った騎士団の皆。
あの中の誰かが、もしも命を落としていたら。
きっと僕も、ウィル様を許せなかっただろう。
「……変わらないな、サークス。
肝に命じておくよ。
今はただ、戦死者を出さなかった我が騎士団を誇ろう」
ウィル様はちいさく苦笑いした。
「まったく、お前くらいだよ。
私を人として扱って叱ってくるのは」
その呟きは、なんだか寂しそうな声音だった。
王様って孤高の存在だけど、それゆえに孤独も深いんだろうな、と感じる。
「たりめーだ、お前はたまたま王家に産まれただけで、一人の人間だろうが」
ふん、と鼻を鳴らしてサークはまたコーヒーを口に運ぶ。
ウィル様がその姿を見つめながら、静かに微笑んで呟いた。
「時折お前がそう言いに来てくれなければ、忘れてしまいそうになる。
たまには仕事でなく会いに来い」
「善処する」
そういえば、マンティコアに襲われている騎士さん達を目にした時に王様をお説教するって言っていたなあ。
忘れてなかったんだ。
「さて説教は終わりだ。
仕事の話がまだだったな」
あっさりと切り替えてサークはニファさんに飲み物のおかわりを頼んで注いでもらう。
もうニファさんの手は震えていなかったけど、恐がらせちゃったかな。
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