彩のミステリーデビュー

愛媛海

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高校生編

バーベキュー前編

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「やっぱバーベキューは楽しいね 」
「そうだね 」
隣のグループでは何かが起きていた。
「あれ おかしいな 」
「どうしたんですか」
「火がつかないんだよ。 お前ももうスマホばっかり見てないでやれよ 」
「うっせえな 、お前あそこで遊んでいる奴らに言えよ」
そんななか川で隣のグループの遊んでた人の一人の様子が変に
近くには水鉄砲(加工された)がある。まさか……
肉を焼いていた人:「ずっと焼いてましたよ」
スマホを見ていた人:「ニュースを見ていました」
川を見ていた人:「すいません寝てました」
遊んでいた人(加工された水鉄砲で打たれた人は友達と川で遊んでいた):「急に急に……向こうから何か飛んでくろのが見えてきました。」
彩:「てかこの距離をどうやって把握したんだ? 」
でも、距離を測れる道具ってスマホぐらいじゃね?
彩:「位置も把握しなければならないし」
スマホを見ていた人:「おいおいまさか俺って言うんじゃないだろうな  双眼鏡  なんて持ってきてないぞ」
肉焼いている人:「サングラス持ってきてねーなうちわと皿とコップと材料だけだよ」
スマホ見てた人:「車の鍵、スマホと財布(鞄なし)何も買ってないよ」
川見てた人:「財布とスマホとハンカチティッシュ、野菜を買ってきたよ」
川で遊んだ人:「持ってきたのは財布とスマホ水鉄砲、肉だよ」
警部:「被害者は財布とスマホ机と椅子とテント、お菓子のようですね。水鉄砲の指紋の検査終わりました。五人のうち四人あります」
「指紋がないのは肉の人? 」
警部:「確認しますね。肉の人は一致しました。スマホ見てた人は使ってないようですね」
彩:「待ってくださいハンカチは調べましたか? 」
警部:「それは二人だけでした川で遊んだ人とスマホの人です」
真犯人はおそらく川で遊んでた人を犯人にしようとしているはずだ。双眼鏡はないし……
「彩、見て、鳥だよ」
「うわー。写真撮ろー。ズームして……」
そうか、分かったぞ。

「犯人は、スマホのカメラのズーム機能を使った。そこで水鉄砲を使ったがそのままじゃ危ないと寝ていた人のハンカチで指紋検査されないようにした。つまり、ずっとスマホを見てた人です」
「あいつ、俺だけバーベキュー代高くしたんだよ」
「高くなったんだよ」
「そんな」
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