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1章、ブラームス王国
断罪(前)
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牢に入れられて今日で3日目、幾ら放置するにしても程があると思うのですよ。
せめてご飯位は出すべきだと思うのですが違いますでしょうか?
「そうは思いませんかベリウス兄上!モグモグ」
「うん?まぁ、そうだな、普通なら」
「アルは普通に家で食べてるよね」
「そう言う問題ではありません!誠意の問題です。それにご飯は我が家が一番です」
「フフフ、そうね我が家が一番」
流石母上は分かってます。
「本来なら恐らく一番不自由している筈のアルが一番自由と言うのも皮肉な話しだな」
「今日も街に出てたんだよね?どうだった?」
「相変わらず中央広場ではポヨヨン枢機卿の演説大会でしたユリウス兄上」
モグモグ、ゴックン
「ご馳走様でした」
お茶を一口、ズズズー、ふぅー!
「明日いよいよ断罪が行われます」
「っ!そうかいよいよか」
「はい、父上にも陛下にも既に伝えてます」
「アル、無茶だけはしないでね、必ず無事に帰って来ること!いいわね」
「はい、母上」
「頑張れよ」
「はいベリウス兄上」
「頑張ってね」
「はいユリウス兄上」
「アル兄様がんばるです」
「ありがとうリリ」
「お兄ちゃん」
「兄を信じろ!リリス」
「では、そろそろ牢に戻ります」
「「「おやすみなさい」」」
『転移』
コツコツコツ、カチャカチャ、ガチャーン、キーーー
「おい、出ろ」
「ヘイ、だんな、お世話になりやした」
「・・・」
「この牢屋とも今日でおさらばか、へっ、あばよ」
「お前は何を言っている」
「イヤだなぁ、演出ですよ、演出!こっちの方が風情があるでしょう」
「意味がわからん。それにしてもお前は何でそんなに元気なんだ?」
「健康優良児?」
「いや、そんな問題じゃないだろ!ずっと飯も出して無かったのに」
「あー!えーと、食い溜め?してたとか?」
「知るか!て言うか3日分の食い溜めってどんだけだよ!・・・もういい!行くぞ、来い」
はい、またこれですね
ゴロゴローゴロゴローゴロゴロー、よっと!
ーーー中央広場ーーー
「ふん、やっと現れたか」
今僕は舞台の上に立っている。
手足はロープで縛られ両脇を聖騎士?が掴んで居る形で。
父上も同じ様に立たされている。
そして貴賓席かな?一段高い豪華な席に陛下が座ってる。横の一段低い席に居るのが グラムス公爵?・・・おい、ちょっと待て!なんで家族が居る!母上、兄上達、それにリリまで!えっ?なんでリリスまでいるの?
コイツらー家族全員晒し者にする気か!
ゆ、る、せ、ん!!ぐおーーーー!
うん、父上からも怒りのオーラが立ち上っている。
お、ポヨヨン枢機卿が魔導具(マイク)を手にした。
いよいよか
『皆、今日は良くぞ集まってくれた!それだけ皆の怒りが悔しさが、そして哀しみが強いのだと私には分かる。
だがそれも今日この時までであると私は宣言しよう!神の名の元に悪を裁ち、皆の安寧を取り戻すと約束する』
「「おおーーーー!」」
『まずは神の敵、悪魔アルフォード=エイブル!』
えー、僕とうとう悪魔になっちゃった!
『今この王都にて起こる人々の不幸!それは全て貴様が原因である事は自明の理!神の子供たる民の命を奪い、その血をワインに肉を貪る。
その所業はまさに悪魔。
だがそんな貴様にも遂に神の鉄槌がその頭上に堕ちる時が来た事を知れー!』
えーと、誰の話しかな?
「「うおーーー!神の鉄槌をー!」」
なんじゃこりゃー!
『そして騙されてはならない!良き宰相、正しき宰相等と皆の目をタブらかし、その裏で奴が何をして居たのか!
神の敵、悪魔の親エリウス=エイブル!』
へー、父上ってそんな評判だったんだ。
『皆、考えて見て欲しい!悪魔アルフォードはそれでもまだ5才の子供!そんな子供にこれだけの不幸を王都中に振り撒く事は可能だろうか!そう不可能だ!出来る筈が無い!なら何故それはなされたのか!それこそがエリウス=エイブルの悪魔の所業だ。アルフォードを影から操り民の苦しむ姿にほくそ笑む』
父上を見るとポカーンとしている。
それにしても支離滅裂にも程があるね!
『では皆に問おう、悪魔と悪魔の父親がここに居る、では母親は?兄弟は?彼等は普通の人間なのか?奴等は神に愛された我等と同じ民なのか?奴等は誰も疫病におかされなかった!奴等は誰も飢える事が無かった!奴等は誰も不幸な目に合わなかった!そんな事があり得るのか!あり得ない、では何故か?!それは奴等が悪魔の家族だからだ』
いや、そんな家庭なんて幾らでも在るだろう?
『悪魔には断罪を!』
「「おーーー!悪魔に断罪を!」」
『その為に私は此処に居る!この国の民を救う為に彼方に居られるグラムス公爵の要請に従い神の力を行使する為に』
「「おーーー!」」
『今、神の使徒たる私が悪魔の家族に正義の鉄槌を下さん』
「「おーーー!」」
『おお、我らが敬愛する神よ!そのお力を我に貸し与えたまえ!悪魔を打ち消す力を我に!
おお、神よ!おお、我らが神よー!』
ガラーーーン、ゴローーーン
ガラーーーン、ゴローーーン
『ああ、神よ!ああ、神よ!』
ガラーーーン、ゴローーーン
『おおー、神よー!我等が・・・』
ガラーーーン、ゴローーーン
「えーーーい!喧しいわー!誰だ!こんな時に鐘等鳴らすバカ者はーーー!!」
ガラーーーン、ゴローーーン
「大司教ー!直ぐに鐘を止めさせろー!!」
「しかし、ラナルア様、これは教会の鐘の音ではありません!」
ガラーーーン、ゴローーーン
「なにー!では何処の誰だー!私の邪魔をするのは!」
「しかし、何処から聞こえるのか・・・」
「黙れ、早く止めさせろー」
ガラーーーン、ゴローーーン
「くそ、忌々しい鐘の音がー!」
「・・・7つ・・・」
「何をしておる!早くせんかー!」
・・・・・・・・・
「ん?止まったのか?」
「・・・7つの鐘の音・・・」
「あん?何だ?大司教、7つがどうした?」
「・・・・・・」
「おい!大司教!聞いているのか!」
「天空に響く7つの鐘、膝を着き頭を垂れよ。
あれはあの方の訪れの調べ。
光を纏いしあの方が間も無くこの地に降り立つだろう」
「お、お前、何を言っているのだ!」
「いえ、あの、教典の一文を・・・」
「おい、アレ見ろ!」
「うわ、何だあれ?」
「光?」
「光が降りてくる・・・?」
「ひ、光の中・・・おい」
「ああ、誰か・・・居る」
「か、神さま・・・」
「枢機卿、これは教典に記されてる神の降臨に酷似してるのでは」
「ば、ばばば、ばかな・・・」
「か、神の降臨・・・・・・」
「我を喚ぶは誰か」
・・・・・・
「我を喚ぶは誰か問うている」
・・・・・・
「何故答えぬ!我を愚弄するか!」
・・・・・・
「答えよ!!!」
「ひ、ひーーー!」
「あ、あの貴女様は?」
「我を呼びながら己が名を名乗らぬとはどれ程我を愚弄するか」
「ひっ!わ、私は聖ルミナ教の枢機卿ラナルアと申します」
「聖ルミナ教?知らぬな!でラナルアとやら、悪魔は何処におる」
「は?」
「悪魔だ!だから我を呼んだのであろう」
・・・・・・
「は、ははははは!神が私の願いを聞き入れて降臨を!民よ、もう安心だ!神が私の呼び掛けに応じ降臨なされた!」
「おーーーーーーー!」
「何をしておる!早く教えぬか!」
「は、はい、この者です!この子供こそが悪魔、そして彼方が悪魔の家族にて御座います」
いやー、昔見た、分かりやすい子供向け教典を参考に演出して見たけど、これは中々効果バツグンだよー!
セフイールも何だかんだ言ってノリノリで演技してるしね!
さぁ始めようかセフイール、神の断罪の始まり始まりってね!
「この者が悪魔と申すか!」
そうそう段々僕に近付いて来て
「はい、その者こそ悪魔に御座います」
「貴様は本気で、この者を悪魔と申すか」
いいよ、いいよ、いい感じだよ!
「は、え?はいその者・・・」
「この方が悪魔と貴様は本気で申すかー!!」
良し決まったー!・・・・・・この方?
はい、そこで振り替えってポヨヨン枢機卿を睨み付ける!
あれ?何故僕の前で跪くの?
「これは如何な事でしょう?主様」
・・・・・・・・・あれ?
せめてご飯位は出すべきだと思うのですが違いますでしょうか?
「そうは思いませんかベリウス兄上!モグモグ」
「うん?まぁ、そうだな、普通なら」
「アルは普通に家で食べてるよね」
「そう言う問題ではありません!誠意の問題です。それにご飯は我が家が一番です」
「フフフ、そうね我が家が一番」
流石母上は分かってます。
「本来なら恐らく一番不自由している筈のアルが一番自由と言うのも皮肉な話しだな」
「今日も街に出てたんだよね?どうだった?」
「相変わらず中央広場ではポヨヨン枢機卿の演説大会でしたユリウス兄上」
モグモグ、ゴックン
「ご馳走様でした」
お茶を一口、ズズズー、ふぅー!
「明日いよいよ断罪が行われます」
「っ!そうかいよいよか」
「はい、父上にも陛下にも既に伝えてます」
「アル、無茶だけはしないでね、必ず無事に帰って来ること!いいわね」
「はい、母上」
「頑張れよ」
「はいベリウス兄上」
「頑張ってね」
「はいユリウス兄上」
「アル兄様がんばるです」
「ありがとうリリ」
「お兄ちゃん」
「兄を信じろ!リリス」
「では、そろそろ牢に戻ります」
「「「おやすみなさい」」」
『転移』
コツコツコツ、カチャカチャ、ガチャーン、キーーー
「おい、出ろ」
「ヘイ、だんな、お世話になりやした」
「・・・」
「この牢屋とも今日でおさらばか、へっ、あばよ」
「お前は何を言っている」
「イヤだなぁ、演出ですよ、演出!こっちの方が風情があるでしょう」
「意味がわからん。それにしてもお前は何でそんなに元気なんだ?」
「健康優良児?」
「いや、そんな問題じゃないだろ!ずっと飯も出して無かったのに」
「あー!えーと、食い溜め?してたとか?」
「知るか!て言うか3日分の食い溜めってどんだけだよ!・・・もういい!行くぞ、来い」
はい、またこれですね
ゴロゴローゴロゴローゴロゴロー、よっと!
ーーー中央広場ーーー
「ふん、やっと現れたか」
今僕は舞台の上に立っている。
手足はロープで縛られ両脇を聖騎士?が掴んで居る形で。
父上も同じ様に立たされている。
そして貴賓席かな?一段高い豪華な席に陛下が座ってる。横の一段低い席に居るのが グラムス公爵?・・・おい、ちょっと待て!なんで家族が居る!母上、兄上達、それにリリまで!えっ?なんでリリスまでいるの?
コイツらー家族全員晒し者にする気か!
ゆ、る、せ、ん!!ぐおーーーー!
うん、父上からも怒りのオーラが立ち上っている。
お、ポヨヨン枢機卿が魔導具(マイク)を手にした。
いよいよか
『皆、今日は良くぞ集まってくれた!それだけ皆の怒りが悔しさが、そして哀しみが強いのだと私には分かる。
だがそれも今日この時までであると私は宣言しよう!神の名の元に悪を裁ち、皆の安寧を取り戻すと約束する』
「「おおーーーー!」」
『まずは神の敵、悪魔アルフォード=エイブル!』
えー、僕とうとう悪魔になっちゃった!
『今この王都にて起こる人々の不幸!それは全て貴様が原因である事は自明の理!神の子供たる民の命を奪い、その血をワインに肉を貪る。
その所業はまさに悪魔。
だがそんな貴様にも遂に神の鉄槌がその頭上に堕ちる時が来た事を知れー!』
えーと、誰の話しかな?
「「うおーーー!神の鉄槌をー!」」
なんじゃこりゃー!
『そして騙されてはならない!良き宰相、正しき宰相等と皆の目をタブらかし、その裏で奴が何をして居たのか!
神の敵、悪魔の親エリウス=エイブル!』
へー、父上ってそんな評判だったんだ。
『皆、考えて見て欲しい!悪魔アルフォードはそれでもまだ5才の子供!そんな子供にこれだけの不幸を王都中に振り撒く事は可能だろうか!そう不可能だ!出来る筈が無い!なら何故それはなされたのか!それこそがエリウス=エイブルの悪魔の所業だ。アルフォードを影から操り民の苦しむ姿にほくそ笑む』
父上を見るとポカーンとしている。
それにしても支離滅裂にも程があるね!
『では皆に問おう、悪魔と悪魔の父親がここに居る、では母親は?兄弟は?彼等は普通の人間なのか?奴等は神に愛された我等と同じ民なのか?奴等は誰も疫病におかされなかった!奴等は誰も飢える事が無かった!奴等は誰も不幸な目に合わなかった!そんな事があり得るのか!あり得ない、では何故か?!それは奴等が悪魔の家族だからだ』
いや、そんな家庭なんて幾らでも在るだろう?
『悪魔には断罪を!』
「「おーーー!悪魔に断罪を!」」
『その為に私は此処に居る!この国の民を救う為に彼方に居られるグラムス公爵の要請に従い神の力を行使する為に』
「「おーーー!」」
『今、神の使徒たる私が悪魔の家族に正義の鉄槌を下さん』
「「おーーー!」」
『おお、我らが敬愛する神よ!そのお力を我に貸し与えたまえ!悪魔を打ち消す力を我に!
おお、神よ!おお、我らが神よー!』
ガラーーーン、ゴローーーン
ガラーーーン、ゴローーーン
『ああ、神よ!ああ、神よ!』
ガラーーーン、ゴローーーン
『おおー、神よー!我等が・・・』
ガラーーーン、ゴローーーン
「えーーーい!喧しいわー!誰だ!こんな時に鐘等鳴らすバカ者はーーー!!」
ガラーーーン、ゴローーーン
「大司教ー!直ぐに鐘を止めさせろー!!」
「しかし、ラナルア様、これは教会の鐘の音ではありません!」
ガラーーーン、ゴローーーン
「なにー!では何処の誰だー!私の邪魔をするのは!」
「しかし、何処から聞こえるのか・・・」
「黙れ、早く止めさせろー」
ガラーーーン、ゴローーーン
「くそ、忌々しい鐘の音がー!」
「・・・7つ・・・」
「何をしておる!早くせんかー!」
・・・・・・・・・
「ん?止まったのか?」
「・・・7つの鐘の音・・・」
「あん?何だ?大司教、7つがどうした?」
「・・・・・・」
「おい!大司教!聞いているのか!」
「天空に響く7つの鐘、膝を着き頭を垂れよ。
あれはあの方の訪れの調べ。
光を纏いしあの方が間も無くこの地に降り立つだろう」
「お、お前、何を言っているのだ!」
「いえ、あの、教典の一文を・・・」
「おい、アレ見ろ!」
「うわ、何だあれ?」
「光?」
「光が降りてくる・・・?」
「ひ、光の中・・・おい」
「ああ、誰か・・・居る」
「か、神さま・・・」
「枢機卿、これは教典に記されてる神の降臨に酷似してるのでは」
「ば、ばばば、ばかな・・・」
「か、神の降臨・・・・・・」
「我を喚ぶは誰か」
・・・・・・
「我を喚ぶは誰か問うている」
・・・・・・
「何故答えぬ!我を愚弄するか!」
・・・・・・
「答えよ!!!」
「ひ、ひーーー!」
「あ、あの貴女様は?」
「我を呼びながら己が名を名乗らぬとはどれ程我を愚弄するか」
「ひっ!わ、私は聖ルミナ教の枢機卿ラナルアと申します」
「聖ルミナ教?知らぬな!でラナルアとやら、悪魔は何処におる」
「は?」
「悪魔だ!だから我を呼んだのであろう」
・・・・・・
「は、ははははは!神が私の願いを聞き入れて降臨を!民よ、もう安心だ!神が私の呼び掛けに応じ降臨なされた!」
「おーーーーーーー!」
「何をしておる!早く教えぬか!」
「は、はい、この者です!この子供こそが悪魔、そして彼方が悪魔の家族にて御座います」
いやー、昔見た、分かりやすい子供向け教典を参考に演出して見たけど、これは中々効果バツグンだよー!
セフイールも何だかんだ言ってノリノリで演技してるしね!
さぁ始めようかセフイール、神の断罪の始まり始まりってね!
「この者が悪魔と申すか!」
そうそう段々僕に近付いて来て
「はい、その者こそ悪魔に御座います」
「貴様は本気で、この者を悪魔と申すか」
いいよ、いいよ、いい感じだよ!
「は、え?はいその者・・・」
「この方が悪魔と貴様は本気で申すかー!!」
良し決まったー!・・・・・・この方?
はい、そこで振り替えってポヨヨン枢機卿を睨み付ける!
あれ?何故僕の前で跪くの?
「これは如何な事でしょう?主様」
・・・・・・・・・あれ?
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