素直になれない皇女の初恋は実らない

帝国の第三皇女であるシェリナリアには幼い頃から専属護衛騎士がいる。

その護衛騎士に思いを寄せてから何年経ったか分からない。
長い間、その騎士だけを見ていた。

だが、所詮は大国の皇女と護衛騎士。
身分が違いすぎてその気持ちはきっと叶う事はないだろう、とシェリナリアは自分の気持ちを告げる事なく皇族として成すべき事をするだけだ、と心を決めた。

自分に持ちかけられた他国の王族との婚約話。
護衛騎士に思いを寄せたまま、シェリナリアはその婚約相手と初めての顔合わせを行う。
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