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最終話
しおりを挟むあれから。
道中馬車の中でフィファナは何度も言葉を失いながらも何とか目的の場所に到着し、二人は馬車から降りて店に入った。
個室を取っていたらしく、フィファナ達が店内に入ると店の者がやって来てスムーズに案内され、部屋に入る。
料理を楽しみ、世間話をしたりして楽しい時間を過ごしていたフィファナとアレクだったが、食後のお茶が運ばれて来て、暫く店の者がやって来ない頃合を見計らったかのようにアレクがすっ、と真剣な表情を浮かべた。
「キーティング卿……?」
「……楽しい席で、雰囲気を壊してしまう話をしたくはなかったのだが……。最終的にどうなったか、をな……」
アレクの言わんとしている事を察して、フィファナも表情を引き締めると背筋を伸ばす。
今回の件の事だろう──。
カートライト公爵家、そして大公の犯した罪は全て国民に周知されている。
そして、その結果大公が首を刎ねられた、と言う事も国民に報告しているのはフィファナも知っている。
初めこそ国内は混乱に包まれていたが、それも直ぐに収束して今は何処かぎこちないながらも今までのような日常が送られている。
今までのような変わらぬ日常を送れているのも、きっと見えない所で王太子であるエドワードや王弟であるアレクが事態の収拾に努めてくれたのだろう、とトルソンが口にしていた事をフィファナは聞いていた。
「カートライト公爵家は国内の様々な家の使用人達に自分達の息のかかった者を潜ませている。全ての確認が済むのはまだ少し時間が掛かるだろう。今回の件の首謀者である大公は既にこの世にはいなく、実行犯として動いていたトーマスとリレルは反逆罪の適用で処刑、タナストン伯爵──いや、前伯爵、だな……ヨード・タナストンは伯爵位から降爵、男爵位となった」
「男爵位……!? 子爵位への降爵ではなかったのですね……」
以前、子爵位への降爵に加え一部の領地の返還となるだろう、と説明を受けたが実際はもっと重い罪となったようだ。
フィファナが驚いているとアレクは「そうだった」とその後の事を説明する。
「ヨード・タナストンのリナリー助命嘆願をエドワードが聞き入れた。本来であればリナリーは処刑される人間だ、それを助けるには男爵位への降爵及び全領地の返還、そしてかつての伯爵領は王家預かりとなったが、預かる、と言うだけ……。あの土地は水害が多いだろう? 水害被害に対する対策費はタナストン男爵家が用意する事となった」
「──それ、は……収入が無くなってしまった今、大変でしょうね……」
「ああ。だから金策のためにエドワードが助言したよ」
「助言……?」
「収入を得るためにはそのやり方を良く知っている家に助言を乞うしかない。だが、伯爵家以上の家はタナストン家と関わる事を避ける。子爵家か、同じ男爵家と縁続きになるか……教えを乞うか……。教えを乞うにはタナストン家もそれ相応の何かを見返りに差し出すのが必要だが……あの家が出来るのは今は縁組くらいしか無い」
「……と言う事は、タナストン家はどこかの家と……」
アレクの説明に、フィファナはその先の事を察して呟く。
フィファナの言葉にアレクは肩を竦めた後、頷いた。
「──ああ。複数の商人や商団と繋がりのあるワリドナ男爵家の女性を妻として迎えたようだ」
「ワリドナ男爵家……その……確か私が記憶している限りでは、ヨード・タナストンと釣り合いのとれる年齢の女性がいなかった筈、ですが……」
「……離婚して実家に戻って来たアンジェリカと言う女性が居る」
「──アンジェリカ、と言う女性は確か……」
「ああ……。確か今年三十四になるな……」
アンジェリカ・ワリドナは離縁した後、三人いた子供の内女の子を二人引き取ってワリドナ男爵家に戻っている。
確か上の子が十二歳で、下の子が九歳程だった、と記憶している。
リナリーの命を助け、同じ邸に住むとしてもこれは、とフィファナが思っている事はアレクも同じようで。
「……ヨード・タナストンも酷な事をするもんだ……」
「ええ、本当に……」
フィファナはこの時初めてちょっぴりリナリーに同情したのだった。
そうして、二人の食事が終わり二人は店を出た。
馬車までの道中は事件の事には一切触れず、世間話をして歩く。
フィファナはアレクから先日のような言葉を言われるのでは無いだろうか、とどこか緊張していたのだがすっかりその緊張も解けて穏やかな笑みを浮かべ、アレクと談笑していた。
馬車に辿り着き、行きと同じくアレクの手を借りて馬車に乗り込み、続いてアレクが馬車に乗って走り出す。
リドティー伯爵家への道中、ゆったりとした時間を楽しんでいた頃。
緊張も解けてリラックスしていたフィファナに向かいに座っていたアレクがにこやかに話しかけた。
「今日はありがとう、フィファナ嬢。また誘っても良いか?」
「こちらこそありがとうございます、キーティング卿! とても楽しかったですわ。またご一緒して下さい」
「良かった、それでは遠慮無く今後も誘わせて貰う。次は劇場で観劇などどうだ? 確か今ご令嬢方に人気の演目があっただろう?」
「──是非よろしくお願い致します……! 今人気の演目と言う事は、星の生まれ変わり、でしょうか? 確か……身分差のある男女の切ない恋物語だったような……」
「うん、それだな。確かそんな題だった……。それよりフィファナ嬢」
「──はい?」
アレクは足を組んだ膝の上に自分の腕を置き、頬杖をつきながら目を細めて微笑みを浮かべている。
突然、どこか甘ったるい空気が流れているように感じて、フィファナは目を見張った。
「劇場に……観劇を私と二人きりで観ても良い、と言う事は……良い意味で捉えていいのかな……?」
「──っ!?」
今までそんな雰囲気が一切無かったと言うのに、雰囲気が甘くなりフィファナはあわあわと狼狽える。
どこか熱の篭った瞳でアレクに見つめられ、フィファナは頬を真っ赤に染め上げてしまう。
「意識してもらえているようで安心した。お友達、としてフィファナ嬢を誘っているのではないからな……。今後、こうして二人で過ごす事が当たり前の関係になりたい、と思っている。それを踏まえた上で、本当に私と一緒に観劇に行ってくれるか……?」
アレクも些か緊張しているのだろうか。
真剣な表情でアレクに問いかけられ、フィファナは小さく頷いて口を開いた。
「私でよろしければ……。是非ご一緒させて下さい……。その……、恥ずかしい事ですが……こういった事に不慣れで……キーティング卿からのお言葉は嬉しいのですが、とても恥ずかしく、照れてしまいますのでお手柔らかにお願い致します……」
「……私は、フィファナ嬢がいいんだ。んー……その件については……なるべく努力する。フィファナ嬢を見ていると、一緒にいると自然と口にしてしまうからな。慣れてくれ」
二人はどこか気恥しそうにはにかみながら、邸までの道のりを穏やかに過ごした。
◇◆◇
そして、この国では劇場や湖などで仲睦まじい様子で寄り添う二人の姿が度々見られる事となる。
一時期国内が危うい状況に陥ったが新しく即位した国王が早急に国を立て直し、賢王として国民に人気で、貴族からも良き王として慕われ、国王とその妻、王妃との間には数人の子が生まれた。
国王夫妻の間に子が出来た頃には、先王の弟だった王弟も継承権を返還し、公爵位を得た王弟アレク・ラディス・キーティングは美しい、と評判のリドティー伯爵家の娘と結婚し、いつまでも仲睦まじく暮らした。
そして、事業に失敗してしまったどこかの男爵家は年中夫婦喧嘩が絶えず、夫婦仲は最悪で、お互い外に愛人を作り、夫婦仲は冷えきってしまっているらしい。
その邸で新米侍女として雇われた平民の女性は殆ど邸に寄り付かなくなってしまった男爵を健気に待ち続けたと言うらしいがそれもどこかの夜会で面白おかしく噂されているので真偽は不明だ。
─終─
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