上 下
82 / 82

最終話

しおりを挟む

 あれから。
 道中馬車の中でフィファナは何度も言葉を失いながらも何とか目的の場所に到着し、二人は馬車から降りて店に入った。

 個室を取っていたらしく、フィファナ達が店内に入ると店の者がやって来てスムーズに案内され、部屋に入る。


 料理を楽しみ、世間話をしたりして楽しい時間を過ごしていたフィファナとアレクだったが、食後のお茶が運ばれて来て、暫く店の者がやって来ない頃合を見計らったかのようにアレクがすっ、と真剣な表情を浮かべた。

「キーティング卿……?」
「……楽しい席で、雰囲気を壊してしまう話をしたくはなかったのだが……。最終的にどうなったか、をな……」

 アレクの言わんとしている事を察して、フィファナも表情を引き締めると背筋を伸ばす。

 今回の件の事だろう──。

 カートライト公爵家、そして大公の犯した罪は全て国民に周知されている。
 そして、その結果大公が首を刎ねられた、と言う事も国民に報告しているのはフィファナも知っている。

 初めこそ国内は混乱に包まれていたが、それも直ぐに収束して今は何処かぎこちないながらも今までのような日常が送られている。
 今までのような変わらぬ日常を送れているのも、きっと見えない所で王太子であるエドワードや王弟であるアレクが事態の収拾に努めてくれたのだろう、とトルソンが口にしていた事をフィファナは聞いていた。

「カートライト公爵家は国内の様々な家の使用人達に自分達の息のかかった者を潜ませている。全ての確認が済むのはまだ少し時間が掛かるだろう。今回の件の首謀者である大公は既にこの世にはいなく、実行犯として動いていたトーマスとリレルは反逆罪の適用で処刑、タナストン伯爵──いや、前伯爵、だな……ヨード・タナストンは伯爵位から降爵、男爵位となった」
「男爵位……!? 子爵位への降爵ではなかったのですね……」

 以前、子爵位への降爵に加え一部の領地の返還となるだろう、と説明を受けたが実際はもっと重い罪となったようだ。
 フィファナが驚いているとアレクは「そうだった」とその後の事を説明する。

「ヨード・タナストンのリナリー助命嘆願をエドワードが聞き入れた。本来であればリナリーは処刑される人間だ、それを助けるには男爵位への降爵及び全領地の返還、そしてかつての伯爵領は王家預かりとなったが、預かる、と言うだけ……。あの土地は水害が多いだろう? 水害被害に対する対策費はタナストン男爵家が用意する事となった」
「──それ、は……収入が無くなってしまった今、大変でしょうね……」
「ああ。だから金策のためにエドワードが助言したよ」
「助言……?」
「収入を得るためにはそのやり方を良く知っている家に助言を乞うしかない。だが、伯爵家以上の家はタナストン家と関わる事を避ける。子爵家か、同じ男爵家と縁続きになるか……教えを乞うか……。教えを乞うにはタナストン家もそれ相応の何かを見返りに差し出すのが必要だが……あの家が出来るのは今は縁組くらいしか無い」
「……と言う事は、タナストン家はどこかの家と……」

 アレクの説明に、フィファナはその先の事を察して呟く。
 フィファナの言葉にアレクは肩を竦めた後、頷いた。

「──ああ。複数の商人や商団と繋がりのあるワリドナ男爵家の女性を妻として迎えたようだ」
「ワリドナ男爵家……その……確か私が記憶している限りでは、ヨード・タナストンと釣り合いのとれる年齢の女性がいなかった筈、ですが……」
「……離婚して実家に戻って来たアンジェリカと言う女性が居る」
「──アンジェリカ、と言う女性は確か……」
「ああ……。確か今年三十四になるな……」

 アンジェリカ・ワリドナは離縁した後、三人いた子供の内女の子を二人引き取ってワリドナ男爵家に戻っている。
 確か上の子が十二歳で、下の子が九歳程だった、と記憶している。

 リナリーの命を助け、同じ邸に住むとしてもこれは、とフィファナが思っている事はアレクも同じようで。

「……ヨード・タナストンも酷な事をするもんだ……」
「ええ、本当に……」

 フィファナはこの時初めてちょっぴりリナリーに同情したのだった。




 そうして、二人の食事が終わり二人は店を出た。
 馬車までの道中は事件の事には一切触れず、世間話をして歩く。

 フィファナはアレクから先日のような言葉を言われるのでは無いだろうか、とどこか緊張していたのだがすっかりその緊張も解けて穏やかな笑みを浮かべ、アレクと談笑していた。
 馬車に辿り着き、行きと同じくアレクの手を借りて馬車に乗り込み、続いてアレクが馬車に乗って走り出す。

 リドティー伯爵家への道中、ゆったりとした時間を楽しんでいた頃。
 緊張も解けてリラックスしていたフィファナに向かいに座っていたアレクがにこやかに話しかけた。

「今日はありがとう、フィファナ嬢。また誘っても良いか?」
「こちらこそありがとうございます、キーティング卿! とても楽しかったですわ。またご一緒して下さい」
「良かった、それでは遠慮無く今後も誘わせて貰う。次は劇場で観劇などどうだ? 確か今ご令嬢方に人気の演目があっただろう?」
「──是非よろしくお願い致します……! 今人気の演目と言う事は、星の生まれ変わり、でしょうか? 確か……身分差のある男女の切ない恋物語だったような……」
「うん、それだな。確かそんな題だった……。それよりフィファナ嬢」
「──はい?」

 アレクは足を組んだ膝の上に自分の腕を置き、頬杖をつきながら目を細めて微笑みを浮かべている。

 突然、どこか甘ったるい空気が流れているように感じて、フィファナは目を見張った。

「劇場に……観劇を私と二人きりで観ても良い、と言う事は……良い意味で捉えていいのかな……?」
「──っ!?」

 今までそんな雰囲気が一切無かったと言うのに、雰囲気が甘くなりフィファナはあわあわと狼狽える。
 どこか熱の篭った瞳でアレクに見つめられ、フィファナは頬を真っ赤に染め上げてしまう。

「意識してもらえているようで安心した。お友達、としてフィファナ嬢を誘っているのではないからな……。今後、こうして二人で過ごす事が当たり前の関係になりたい、と思っている。それを踏まえた上で、本当に私と一緒に観劇に行ってくれるか……?」

 アレクも些か緊張しているのだろうか。
 真剣な表情でアレクに問いかけられ、フィファナは小さく頷いて口を開いた。

「私でよろしければ……。是非ご一緒させて下さい……。その……、恥ずかしい事ですが……こういった事に不慣れで……キーティング卿からのお言葉は嬉しいのですが、とても恥ずかしく、照れてしまいますのでお手柔らかにお願い致します……」
「……私は、フィファナ嬢がいいんだ。んー……その件については……なるべく努力する。フィファナ嬢を見ていると、一緒にいると自然と口にしてしまうからな。慣れてくれ」

 二人はどこか気恥しそうにはにかみながら、邸までの道のりを穏やかに過ごした。



◇◆◇

 そして、この国では劇場や湖などで仲睦まじい様子で寄り添う二人の姿が度々見られる事となる。


 一時期国内が危うい状況に陥ったが新しく即位した国王が早急に国を立て直し、賢王として国民に人気で、貴族からも良き王として慕われ、国王とその妻、王妃との間には数人の子が生まれた。

 国王夫妻の間に子が出来た頃には、先王の弟だった王弟も継承権を返還し、公爵位を得た王弟アレク・ラディス・キーティングは美しい、と評判のリドティー伯爵家の娘と結婚し、いつまでも仲睦まじく暮らした。



 そして、事業に失敗してしまったどこかの男爵家は年中夫婦喧嘩が絶えず、夫婦仲は最悪で、お互い外に愛人を作り、夫婦仲は冷えきってしまっているらしい。
 その邸で新米侍女として雇われた平民の女性は殆ど邸に寄り付かなくなってしまった男爵を健気に待ち続けたと言うらしいがそれもどこかの夜会で面白おかしく噂されているので真偽は不明だ。



─終─
 
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(230件)

高校生の母
2024.01.14 高校生の母
ネタバレ含む
解除
由理実
2024.01.09 由理実
ネタバレ含む
高瀬船
2024.01.10 高瀬船

お読み頂きありがとうございました!
様々なキャラクター視線、楽しんで頂けて嬉しいです😄
ご感想ありがとうございました!

解除
澪
2024.01.08
ネタバレ含む
高瀬船
2024.01.08 高瀬船

二人の仲睦まじい様子のリクエスト!ありがとうございます!✨
リクエスト頂くと嬉しくて書いてしまいたくなります!時間はかかってしまうかと思いますが、番外編などでその後を書けたら頑張ります!

ヨードの男爵家、駄目でしたね…( ◜ω◝ )やっぱり夫婦仲が良くないと…家族仲がある程度良くないと家も廃れていっちゃうのかも…です( ◜ω◝ )
始めから政略結婚!と言う育て片をされていれば別だとは思いますが…
やって来た嫁、特に深い設定は考えていなかったのですが…中々の事をやらかしていて、それが離婚の原因─と言ううっすい設定しかないです(笑)やらかしているので、あまり良い嫁ではないと思います!
リナリーにとっては結構キツいざまぁですよね!(笑)
いえいえ何を仰います!そんなざまぁを書いてしまったのは私です…ふへへ( ◜ω◝ )

わー!ありがとうございます!
番外編、ちょっと練ってみますね!

解除

あなたにおすすめの小説

結婚して5年、冷たい夫に離縁を申し立てたらみんなに止められています。

真田どんぐり
恋愛
ー5年前、ストレイ伯爵家の美しい令嬢、アルヴィラ・ストレイはアレンベル侯爵家の侯爵、ダリウス・アレンベルと結婚してアルヴィラ・アレンベルへとなった。 親同士に決められた政略結婚だったが、アルヴィラは旦那様とちゃんと愛し合ってやっていこうと決意していたのに……。 そんな決意を打ち砕くかのように旦那様の態度はずっと冷たかった。 (しかも私にだけ!!) 社交界に行っても、使用人の前でもどんな時でも冷たい態度を取られた私は周りの噂の恰好の的。 最初こそ我慢していたが、ある日、偶然旦那様とその幼馴染の不倫疑惑を耳にする。 (((こんな仕打ち、あんまりよーー!!))) 旦那様の態度にとうとう耐えられなくなった私は、ついに離縁を決意したーーーー。

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

【完結】貴方を愛していました。

おもち。
恋愛
婚約者には愛する人がいるが、その相手は私ではない。 どんなに尽くしても、相手が私を見てくれる事など絶対にないのだから。 あぁ、私はどうすれば良かったのだろう…… ※『ある少女の最後』はR15に該当するかと思いますので読まれる際はご注意ください。 私の小説の中では一番ざまぁされたお話になります。 ※こちらの作品は小説家になろうにも掲載しています。

【改稿版・完結】その瞳に魅入られて

おもち。
恋愛
「——君を愛してる」 そう悲鳴にも似た心からの叫びは、婚約者である私に向けたものではない。私の従姉妹へ向けられたものだった—— 幼い頃に交わした婚約だったけれど私は彼を愛してたし、彼に愛されていると思っていた。 あの日、二人の胸を引き裂くような思いを聞くまでは…… 『最初から愛されていなかった』 その事実に心が悲鳴を上げ、目の前が真っ白になった。 私は愛し合っている二人を引き裂く『邪魔者』でしかないのだと、その光景を見ながらひたすら現実を受け入れるしかなかった。  『このまま婚姻を結んでも、私は一生愛されない』  『私も一度でいいから、あんな風に愛されたい』 でも貴族令嬢である立場が、父が、それを許してはくれない。 必死で気持ちに蓋をして、淡々と日々を過ごしていたある日。偶然見つけた一冊の本によって、私の運命は大きく変わっていくのだった。 私も、貴方達のように自分の幸せを求めても許されますか……? ※後半、壊れてる人が登場します。苦手な方はご注意下さい。 ※このお話は私独自の設定もあります、ご了承ください。ご都合主義な場面も多々あるかと思います。 ※『幸せは人それぞれ』と、いうような作品になっています。苦手な方はご注意下さい。 ※こちらの作品は小説家になろう様でも掲載しています。

わたしとの約束を守るために留学をしていた幼馴染が、知らない女性を連れて戻ってきました

柚木ゆず
恋愛
「リュクレースを世界の誰よりも幸せにするって約束を果たすには、もっと箔をつけないといけない。そのために俺、留学することにしたんだ」  名門と呼ばれている学院に入学して優秀な成績を収め、生徒会長に就任する。わたしの婚約者であるナズアリエ伯爵家の嫡男ラウルは、その2つの目標を実現するため2年前に隣国に渡りました。  そんなラウルは長期休みになっても帰国しないほど熱心に勉学に励み、成績は常に学年1位をキープ。そういった部分が評価されてついに、一番の目標だった生徒会長への就任という快挙を成し遂げたのでした。 《リュクレース、ついにやったよ! 家への報告も兼ねて2週間後に一旦帰国するから、その時に会おうね!!》  ラウルから送られてきた手紙にはそういったことが記されていて、手紙を受け取った日からずっと再会を楽しみにしていました。  でも――。  およそ2年ぶりに帰ってきたラウルは終始上から目線で振る舞うようになっていて、しかも見ず知らずの女性と一緒だったのです。  そういった別人のような態度と、予想外の事態に困惑していると――。そんなわたしに対して彼は、平然とこんなことを言い放ったのでした。 「この間はああ言っていたけど、リュクレースと結んでいる婚約は解消する。こちらにいらっしゃるマリレーヌ様が、俺の新たな婚約者だ」  ※8月5日に追記させていただきました。  少なくとも今週末まではできるだけ安静にした方がいいとのことで、しばらくしっかりとしたお礼(お返事)ができないため感想欄を閉じさせていただいております。

旦那様、離婚してくださいませ!

ましろ
恋愛
ローズが結婚して3年目の結婚記念日、旦那様が事故に遭い5年間の記憶を失ってしまったらしい。 まぁ、大変ですわね。でも利き手が無事でよかったわ!こちらにサインを。 離婚届?なぜ?!大慌てする旦那様。 今更何をいっているのかしら。そうね、記憶がないんだったわ。 夫婦関係は冷めきっていた。3歳年上のキリアンは婚約時代から無口で冷たかったが、結婚したら変わるはずと期待した。しかし、初夜に言われたのは「お前を抱くのは無理だ」の一言。理由を聞いても黙って部屋を出ていってしまった。 それでもいつかは打ち解けられると期待し、様々な努力をし続けたがまったく実を結ばなかった。 お義母様には跡継ぎはまだか、石女かと嫌味を言われ、社交会でも旦那様に冷たくされる可哀想な妻と面白可笑しく噂され蔑まれる日々。なぜ私はこんな扱いを受けなくてはいけないの?耐えに耐えて3年。やっと白い結婚が成立して離婚できる!と喜んでいたのに…… なんでもいいから旦那様、離婚してくださいませ!

【完結】お姉様の婚約者

七瀬菜々
恋愛
 姉が失踪した。それは結婚式当日の朝のことだった。  残された私は家族のため、ひいては祖国のため、姉の婚約者と結婚した。    サイズの合わない純白のドレスを身に纏い、すまないと啜り泣く父に手を引かれ、困惑と同情と侮蔑の視線が交差するバージンロードを歩き、彼の手を取る。  誰が見ても哀れで、惨めで、不幸な結婚。  けれど私の心は晴れやかだった。  だって、ずっと片思いを続けていた人の隣に立てるのだから。  ーーーーーそう、だから私は、誰がなんと言おうと、シアワセだ。

【完結】どうかその想いが実りますように

おもち。
恋愛
婚約者が私ではない別の女性を愛しているのは知っている。お互い恋愛感情はないけど信頼関係は築けていると思っていたのは私の独りよがりだったみたい。 学園では『愛し合う恋人の仲を引き裂くお飾りの婚約者』と陰で言われているのは分かってる。 いつまでも貴方を私に縛り付けていては可哀想だわ、だから私から貴方を解放します。 貴方のその想いが実りますように…… もう私には願う事しかできないから。 ※ざまぁは薄味となっております。(当社比)もしかしたらざまぁですらないかもしれません。汗 お読みいただく際ご注意くださいませ。 ※完結保証。全10話+番外編1話です。 ※番外編2話追加しました。 ※こちらの作品は「小説家になろう」、「カクヨム」にも掲載しています。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。