16 / 59
キツネの天敵
第十六話 動揺する侍女
しおりを挟む
ローイックは押し倒され、キャスリーン諸共ベッドに沈み込んだ。彼女の柔らかい体が乗りかかっており、完全に抑え込まれていた。
「ちょっ、姫様?」
キャスリーンはローイックの左肩に頭をうずめ、イヤイヤをしている。はねのけようとしても、左腕が痛み力が入らない。右手だけでは押し戻すこともできなかった。ローイックは軟弱な我が身を呪うが、後の祭りだ。
「姫様」と言いかけたローイックの耳に小さい嗚咽が入ってきた。それを聞いてローイックはハッとする。
自分が倒れてしまった為にキャスリーンに心配を掛けてしまったのだとローイックは理解した。と共に反省もした。
「ご心配をお掛けしてしまって、すみません」
ローイックは右手をキャスリーンの背中に回し、トントンと優しく叩く。五分もしてキャスリーンの嗚咽が収まると、ローイックは彼女の背中にそっと手を乗せた。震えていたキャスリーンの肩も大分落ち着いてきた頃、頭の横から小さな声が響いてきた。
「ローイックは、帰りたい?」
密着しているからか頭に直接伝わってくる。声がやや震えているのは泣いていたからなのだろうか。だが帰りたい、とはどうしてそのような事を聞いてくるのか、ローイックには分からない。先程は気を失ってしまっていたから、話を聞いていないのだ。
「帰りたい、とは?」
口から勝手に言葉が出て行った。
「……さっきね、ローイックを連れて帰るって、言われたの……どうあっても、連れて帰るって」
帝国に来る使節団の名簿を見てから、なんとなく、そんな予感はしていた。彼女がこんな風になっている理由も、分かった。
ローイックは、背中に置いていた手を彼女の頭に移、ゆっくりと髪を撫で始める。乱れた髪を整えるように指を櫛にし背中に集めていく。
この行為はキャスリーンの為というよりも、自分を落ち着かせるための様な気がした。だが、落ち着くと同時に、どうにも嬉しかった。
自分が帰ることを悲しんでいる。
ローイックには、これだけで十分だった。
「そう、ですね……」
実はローイックにも分からないのだ。帰れるのならば帰国はしたいがキャスリーンの傍にもいたい。
だが、両方を満たす答えは思いつかない。
「……よく、分からないです」
指に絡まる髪の感触を確かめながら、ローイックは呟いた。いきなり問われてもすぐに答えを出せるわけではないのだ。
「そっか」
キャスリーンは掠れそうな声で、囁いた。
ローイックが大きく息を吸えばキャスリーンの身体は持ち上がり、彼女の柔らかい感触が押しつけられてくる。普通、抱き合う姿勢になれば、心臓は鞭を打たれたように早まるはずだが、ローイックは逆に心地よい安堵を感じていた。心が真っ白になっていくのを感じ、自然と瞼も閉じていく。
「暖かいのは、落ち着きます」
「……うん」
閉じた視界の暗闇の中、ローイックには、自分と彼女の鼓動だけが聞こえた。
「疲れたね」
「……疲れましたね」
彼女との会話は、これで良いのだ。
ゆったりとした時間の中、キャスリーンの呼吸が静かに規則的に変わった。相当疲れていたのだろう。
「おやすみ、なさい、ま……せ……」
キャスリーンの体温を感じ、彼女の鼓動と寝息を子守歌に、ローイックも意識を手放していった。
まだ夜も明けぬ時から、ミーティアは一人、部屋を歩き回りソワソワしていた。みなが寝静まった頃、キャスリーンを見届けてから就寝したのだが、二人が気になってよく寝られなかったのだ。
「万が一、間違いが起きたてしまったら! あぁ、でも間違いが起きてしまった方が萌える展開に!」
薄暗い部屋の中、ミーティアは頬に手を当て、身体をくねらせ悶えている。背中に下ろしている黒髪を振り乱し「あぁ、いけませんいけません」と叫んでいた。
「やはり、気になります」
ミーティアは決意をするとクローゼットから大きめのストールを取り出し、寝間着の上に羽織った。人前に出て良い格好ではないが、夜明け前で起きている人もいないから大丈夫だろう、と一人うんうんと頷いている。ミーティアは静かに部屋の扉を開けた。
扉の向こうは薄暗い廊下で物音一つしていない。ミーティアは頭を左右に振り、誰もいないことを確認した。そして斜向かいのキャスリーンの部屋の扉を見た。
「……静かですね」
ミーティアはそろりと足を運び、その扉の前に立つ。「どれどれ」と独り言を漏らしつつ、扉にぴたっと耳をくっつけて、中の音を探り始めた。
むむむ、とミーティアの眉がつり上がる。
話し声などは聞こえない。起きていないのか、それとも部屋にはいないのか。キャスリーンがいないとなれば、問題だ。
「やはり、確認すべき、ですよね」
ミーティアはぐっと手を握り、鍵穴から中を覗き込んだ。
狭い隙間から見た光景に「ひゃぁぁ」と悲鳴を上げる。顔に熱が上がってくるのが良く分かった。
「まぁまぁまぁまぁ! なんて事でしょう!」
ミーティアは顔に感じる熱を冷ますために扉から顔を放し、だがもう一度覗き込んだ。そして身悶え「きゃーきゃー」騒いだ。
「あー、楽しんでるところすまないんだが」
突然脇から低めの声をかけられて、ミーティアはビクリと体を震わせた。
こんな時間にここに人がいるはずはない。しかも声は明らかに男性のものだった。ここは女性のみの区域で、しかも皇女の部屋の前だ。あからさまに怪しい。
背中に流れる嫌な汗を感じながらも、ミーティアはグギギと声のする方に首を曲げた。
「驚かせて申し訳ない」
そこにいたのは、金髪の大男、ハーヴィーだった。発光石のランプを片手に持ち、肩を落として苦笑いを浮かべていた。
「ハ、ハーヴィー様。お、驚かせないで下さい」
ミーティアは動揺を隠せず、頬を熱くさせた。恥ずかしいところを見られてしまったのだ。逃げたしたいがそうもいかない。
すくっと立ち上がり、ストールをぎゅっと握る。今の着ている物が寝間着なのを思い出し、更に頬が熱くなってしまう。
「トイレの帰りに迷ったみたいで、部屋に戻れなくて困ってたんだ」
ハーヴィーは苦笑いのまま頭を掻いていた。ただ視線は脇にずらしている。女性の寝間着姿をじろじろ見る行為は品格を疑われてしまうのだ。
ハーヴィーは、大柄な体のようにおおらかだ、とミーティアは感じた。体の大きな男は体格にものを言わせる性格が多いが、彼は違うようだ。
ミーティアはホッとして息を吐いた。
「はぁ、そうでしたか。ハーヴィー様のお部屋は、来た廊下を戻って突き当たりを左に曲がるとあります」
「お、そうだったのか。ありがとな、お嬢ちゃん」
ハーヴィーは笑いながらそう言った。それを聞いたミーティアは「お嬢ちゃん?」と素っ頓狂な声をあげる。
ミーティアはちょっとむっとした。また子供に見られたからだ。
彼女は顔のつくりも幼いが、黒い髪と黒い瞳が更に歳下に見せるのだ。ミーティアはそう見られることは好きではない。
ミーティアは体の前で手を重ね、姿勢を正し、彼を見上げた。
「ハーヴィー様? 私はもう、お嬢ちゃん、と呼ばれる年齢では御座いません」
「……十五、六歳で皇女殿下の侍女を纏めてるなんて大したもんだ、と思ってたんだが。違うのか?」
ハーヴィーは驚いたのか、目を丸くしている。無理もない。ミーティアの見た目は幼く見えてしまうのだ。
「私はこれでも二十二歳で御座います」
ミーティアは、ちょっと口を尖らせた。若く見えるのは嬉しいが、侮られることもあるのだ。
だがこの仕草は余計彼女を幼く見せてしまうのだが、その事には気がついていない。
「は? 二十二歳? 俺とそう変わらないじゃないか」
ハーヴィーの視線が下にずれた。ミーティアは思わず胸を隠して睨んだ。体は小さいが、そこは普通程度はある。低めの身長からは、相対的に大きく見えてしまうのだ。
「いやすまない。そんなつもりは無いんだ」
ハーヴィーはバツが悪そうにまた視線を横に振った。やや顔が赤くなっている。ストールがあるとはいえ、寝間着で体の線が出やすいのもあるのだろう。
「いえ、よく間違われますので」
ミーティアも視線を感じてしまっているので、ハーヴィーを直視できていない。
「そ、そうか。以後気をつける」
ハーヴィーは照れながらもミーティアの左手を取った。突然のことにミーティアも反応できずにハーヴィーを見てカチンと固まってしまった。
貴族令嬢であるミーティアだが、侍女として仕えていた彼女はこのようなことに慣れてはいない。故にハーヴィーを見つめたまま、人形になってしまった。
ハーヴィはそんな彼女を見ながら指先に唇を落とした。ひぃやぁぁ、とミーティアの心の中で悲鳴が上がる。
「では失礼する、可愛らしい侍女殿」
彼はにっこりとミーティアに微笑むと、元来た廊下を歩いていった。
「……」
ミーティアは、彼が突き当たりを曲がるまでずっと、逞しいその背中を見つめていた。姿が見えなくなった瞬間、床にへたり込んだ。
「ちょっ、姫様?」
キャスリーンはローイックの左肩に頭をうずめ、イヤイヤをしている。はねのけようとしても、左腕が痛み力が入らない。右手だけでは押し戻すこともできなかった。ローイックは軟弱な我が身を呪うが、後の祭りだ。
「姫様」と言いかけたローイックの耳に小さい嗚咽が入ってきた。それを聞いてローイックはハッとする。
自分が倒れてしまった為にキャスリーンに心配を掛けてしまったのだとローイックは理解した。と共に反省もした。
「ご心配をお掛けしてしまって、すみません」
ローイックは右手をキャスリーンの背中に回し、トントンと優しく叩く。五分もしてキャスリーンの嗚咽が収まると、ローイックは彼女の背中にそっと手を乗せた。震えていたキャスリーンの肩も大分落ち着いてきた頃、頭の横から小さな声が響いてきた。
「ローイックは、帰りたい?」
密着しているからか頭に直接伝わってくる。声がやや震えているのは泣いていたからなのだろうか。だが帰りたい、とはどうしてそのような事を聞いてくるのか、ローイックには分からない。先程は気を失ってしまっていたから、話を聞いていないのだ。
「帰りたい、とは?」
口から勝手に言葉が出て行った。
「……さっきね、ローイックを連れて帰るって、言われたの……どうあっても、連れて帰るって」
帝国に来る使節団の名簿を見てから、なんとなく、そんな予感はしていた。彼女がこんな風になっている理由も、分かった。
ローイックは、背中に置いていた手を彼女の頭に移、ゆっくりと髪を撫で始める。乱れた髪を整えるように指を櫛にし背中に集めていく。
この行為はキャスリーンの為というよりも、自分を落ち着かせるための様な気がした。だが、落ち着くと同時に、どうにも嬉しかった。
自分が帰ることを悲しんでいる。
ローイックには、これだけで十分だった。
「そう、ですね……」
実はローイックにも分からないのだ。帰れるのならば帰国はしたいがキャスリーンの傍にもいたい。
だが、両方を満たす答えは思いつかない。
「……よく、分からないです」
指に絡まる髪の感触を確かめながら、ローイックは呟いた。いきなり問われてもすぐに答えを出せるわけではないのだ。
「そっか」
キャスリーンは掠れそうな声で、囁いた。
ローイックが大きく息を吸えばキャスリーンの身体は持ち上がり、彼女の柔らかい感触が押しつけられてくる。普通、抱き合う姿勢になれば、心臓は鞭を打たれたように早まるはずだが、ローイックは逆に心地よい安堵を感じていた。心が真っ白になっていくのを感じ、自然と瞼も閉じていく。
「暖かいのは、落ち着きます」
「……うん」
閉じた視界の暗闇の中、ローイックには、自分と彼女の鼓動だけが聞こえた。
「疲れたね」
「……疲れましたね」
彼女との会話は、これで良いのだ。
ゆったりとした時間の中、キャスリーンの呼吸が静かに規則的に変わった。相当疲れていたのだろう。
「おやすみ、なさい、ま……せ……」
キャスリーンの体温を感じ、彼女の鼓動と寝息を子守歌に、ローイックも意識を手放していった。
まだ夜も明けぬ時から、ミーティアは一人、部屋を歩き回りソワソワしていた。みなが寝静まった頃、キャスリーンを見届けてから就寝したのだが、二人が気になってよく寝られなかったのだ。
「万が一、間違いが起きたてしまったら! あぁ、でも間違いが起きてしまった方が萌える展開に!」
薄暗い部屋の中、ミーティアは頬に手を当て、身体をくねらせ悶えている。背中に下ろしている黒髪を振り乱し「あぁ、いけませんいけません」と叫んでいた。
「やはり、気になります」
ミーティアは決意をするとクローゼットから大きめのストールを取り出し、寝間着の上に羽織った。人前に出て良い格好ではないが、夜明け前で起きている人もいないから大丈夫だろう、と一人うんうんと頷いている。ミーティアは静かに部屋の扉を開けた。
扉の向こうは薄暗い廊下で物音一つしていない。ミーティアは頭を左右に振り、誰もいないことを確認した。そして斜向かいのキャスリーンの部屋の扉を見た。
「……静かですね」
ミーティアはそろりと足を運び、その扉の前に立つ。「どれどれ」と独り言を漏らしつつ、扉にぴたっと耳をくっつけて、中の音を探り始めた。
むむむ、とミーティアの眉がつり上がる。
話し声などは聞こえない。起きていないのか、それとも部屋にはいないのか。キャスリーンがいないとなれば、問題だ。
「やはり、確認すべき、ですよね」
ミーティアはぐっと手を握り、鍵穴から中を覗き込んだ。
狭い隙間から見た光景に「ひゃぁぁ」と悲鳴を上げる。顔に熱が上がってくるのが良く分かった。
「まぁまぁまぁまぁ! なんて事でしょう!」
ミーティアは顔に感じる熱を冷ますために扉から顔を放し、だがもう一度覗き込んだ。そして身悶え「きゃーきゃー」騒いだ。
「あー、楽しんでるところすまないんだが」
突然脇から低めの声をかけられて、ミーティアはビクリと体を震わせた。
こんな時間にここに人がいるはずはない。しかも声は明らかに男性のものだった。ここは女性のみの区域で、しかも皇女の部屋の前だ。あからさまに怪しい。
背中に流れる嫌な汗を感じながらも、ミーティアはグギギと声のする方に首を曲げた。
「驚かせて申し訳ない」
そこにいたのは、金髪の大男、ハーヴィーだった。発光石のランプを片手に持ち、肩を落として苦笑いを浮かべていた。
「ハ、ハーヴィー様。お、驚かせないで下さい」
ミーティアは動揺を隠せず、頬を熱くさせた。恥ずかしいところを見られてしまったのだ。逃げたしたいがそうもいかない。
すくっと立ち上がり、ストールをぎゅっと握る。今の着ている物が寝間着なのを思い出し、更に頬が熱くなってしまう。
「トイレの帰りに迷ったみたいで、部屋に戻れなくて困ってたんだ」
ハーヴィーは苦笑いのまま頭を掻いていた。ただ視線は脇にずらしている。女性の寝間着姿をじろじろ見る行為は品格を疑われてしまうのだ。
ハーヴィーは、大柄な体のようにおおらかだ、とミーティアは感じた。体の大きな男は体格にものを言わせる性格が多いが、彼は違うようだ。
ミーティアはホッとして息を吐いた。
「はぁ、そうでしたか。ハーヴィー様のお部屋は、来た廊下を戻って突き当たりを左に曲がるとあります」
「お、そうだったのか。ありがとな、お嬢ちゃん」
ハーヴィーは笑いながらそう言った。それを聞いたミーティアは「お嬢ちゃん?」と素っ頓狂な声をあげる。
ミーティアはちょっとむっとした。また子供に見られたからだ。
彼女は顔のつくりも幼いが、黒い髪と黒い瞳が更に歳下に見せるのだ。ミーティアはそう見られることは好きではない。
ミーティアは体の前で手を重ね、姿勢を正し、彼を見上げた。
「ハーヴィー様? 私はもう、お嬢ちゃん、と呼ばれる年齢では御座いません」
「……十五、六歳で皇女殿下の侍女を纏めてるなんて大したもんだ、と思ってたんだが。違うのか?」
ハーヴィーは驚いたのか、目を丸くしている。無理もない。ミーティアの見た目は幼く見えてしまうのだ。
「私はこれでも二十二歳で御座います」
ミーティアは、ちょっと口を尖らせた。若く見えるのは嬉しいが、侮られることもあるのだ。
だがこの仕草は余計彼女を幼く見せてしまうのだが、その事には気がついていない。
「は? 二十二歳? 俺とそう変わらないじゃないか」
ハーヴィーの視線が下にずれた。ミーティアは思わず胸を隠して睨んだ。体は小さいが、そこは普通程度はある。低めの身長からは、相対的に大きく見えてしまうのだ。
「いやすまない。そんなつもりは無いんだ」
ハーヴィーはバツが悪そうにまた視線を横に振った。やや顔が赤くなっている。ストールがあるとはいえ、寝間着で体の線が出やすいのもあるのだろう。
「いえ、よく間違われますので」
ミーティアも視線を感じてしまっているので、ハーヴィーを直視できていない。
「そ、そうか。以後気をつける」
ハーヴィーは照れながらもミーティアの左手を取った。突然のことにミーティアも反応できずにハーヴィーを見てカチンと固まってしまった。
貴族令嬢であるミーティアだが、侍女として仕えていた彼女はこのようなことに慣れてはいない。故にハーヴィーを見つめたまま、人形になってしまった。
ハーヴィはそんな彼女を見ながら指先に唇を落とした。ひぃやぁぁ、とミーティアの心の中で悲鳴が上がる。
「では失礼する、可愛らしい侍女殿」
彼はにっこりとミーティアに微笑むと、元来た廊下を歩いていった。
「……」
ミーティアは、彼が突き当たりを曲がるまでずっと、逞しいその背中を見つめていた。姿が見えなくなった瞬間、床にへたり込んだ。
0
お気に入りに追加
192
あなたにおすすめの小説
隠れオタクの女子社員は若社長に溺愛される
永久保セツナ
恋愛
【最終話まで毎日20時更新】
「少女趣味」ならぬ「少年趣味」(プラモデルやカードゲームなど男性的な趣味)を隠して暮らしていた女子社員・能登原こずえは、ある日勤めている会社のイケメン若社長・藤井スバルに趣味がバレてしまう。
しかしそこから二人は意気投合し、やがて恋愛関係に発展する――?
肝心のターゲット層である女性に理解できるか分からない異色の女性向け恋愛小説!
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
美しい貴婦人と隠された秘密
瀧 東弍
恋愛
使用人の母と貴族の屋敷で働く四歳の少女アネイシアは、当主の嫡子である十歳の少年ディトラスと親しくなり、親交を深めるようになる。
ところが三年目の夏、忌まわしい事件がおこり彼女は母親ともども屋敷を追い出された。
それから十年の時が過ぎ、貴族の父にひきとられていたアネイシアは、伯爵家の娘として嫁ぐよう命じられる。
結婚式当日、初めて目にした夫があのディトラスだと気づき驚くアネイシア。
しかし彼女は、自分が遠い日の思い出の少女だと告げられなかった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる