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40.ウッカリ♡
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時雨です♡
めっちゃ久々じゃなーい?
作者がちょっと忙しいみたいで、遅くなっちゃってごめんね?♡
まぁ、それはどうでもいいや!
そんなことより、僕どんどん面倒なことに巻き込まれてるんだよねー…
会長さんだけでなく、副会長さんにまで告白されるなんてマジで意味わかんないんだけどーー
「しかも、帰りボッチとかひどーい…」
真琴と優は用事があるってことで、僕一人で帰ってるんだよー
僕、真琴以外友達いないから他に帰る人なんていないし…
え?優?
あれはペットみたいなもんでしょw
一方その頃……
優「ハッ!!今時雨に悪口言われた気がする!!!」
モブ「え?????」
まぁ、そんな訳で寮までとぼとぼ歩いてマース♡
そして、何故か視界に木の下で倒れてる人が見えてマース
「え、何事…???」
うつ伏せに倒れている男は随分とガタイが良いようだ……
「えー…、これ救急車とか呼ばなきゃいけない感じ…?って、あれ??」
なんかこの人見たことあるような……
「まさか、書記さん…?」
「ん…?」
倒れていた人物は書記の狗介だった
時雨の声に目を覚ましたのか、目を擦りながらのそりと起き上がる
「あ………、この…前の……」
「あのときはどーもー。てかこんな所で倒れてるからびっくりしたじゃーん。大丈夫ー?」
「う、うん……」
「あ、そー。ならよかったー。じゃーねー!」
「ま、待って……!」
時雨がヒラヒラと手を振って、帰ろうとすると狗介がガシッと時雨の手を掴んで引き止めた
「え、なにー?」
「あ……、う……えっと…、その…」
「なんなのー?何も無いなら離してくんなーい?」
「ま、まって…。そ、その……、お、俺の…!話……きい、て…!」
「え…?う、うん……」
「あ、あの……、引き、止めて…、ごめ…、ん…」
「別にいいよー。どうせ1人で暇だったしー」
「い、いがい…と、や…さし…い」
「意外って失礼じゃなーい?」
「…………………」
「ん?どうしたの」
狗介は突然黙って、時雨の顔をじっと見つめ始めた
「わ、かる…?」
「ん?」
「お、れ……の……、いう…こ、と…」
「え?まぁー…。途切れ途切れで喋るの遅いけどちゃんと聞けば分かるよー」
「………!!そ、か……///」
頬をほんのりと赤く染め、小さく笑う彼の周りに小さな花が咲いているように見えた時雨は、思わず自分の舌を噛みちぎろうとしてしまった…
「き、みの……おか、げ…だ…」
「僕?」
「うん……。あ、の…とき…、い、われ…て……。がん…ば、ろ…って………、なっ、た…」
「へー。でも、確かに頑張ったじゃん!偉いねー♪」
「……………!!!////」
ニッコリと笑う時雨に、狗介は耳までを真っ赤にしてしまう
「あっ………、あ……………、す、すき……」
「え???」
「あっ……!?いや……、な…、なん、で…も…ない…!!」
狗介は自分のやらかしを理解し、涙を浮かべて両手で顔を覆いながら、走って逃げてしまった
「結構デカい声出るんじゃーん…」
時雨は今の出来事があまり理解出来ず、ただぼーっと狗介の背中を見送っていた……
めっちゃ久々じゃなーい?
作者がちょっと忙しいみたいで、遅くなっちゃってごめんね?♡
まぁ、それはどうでもいいや!
そんなことより、僕どんどん面倒なことに巻き込まれてるんだよねー…
会長さんだけでなく、副会長さんにまで告白されるなんてマジで意味わかんないんだけどーー
「しかも、帰りボッチとかひどーい…」
真琴と優は用事があるってことで、僕一人で帰ってるんだよー
僕、真琴以外友達いないから他に帰る人なんていないし…
え?優?
あれはペットみたいなもんでしょw
一方その頃……
優「ハッ!!今時雨に悪口言われた気がする!!!」
モブ「え?????」
まぁ、そんな訳で寮までとぼとぼ歩いてマース♡
そして、何故か視界に木の下で倒れてる人が見えてマース
「え、何事…???」
うつ伏せに倒れている男は随分とガタイが良いようだ……
「えー…、これ救急車とか呼ばなきゃいけない感じ…?って、あれ??」
なんかこの人見たことあるような……
「まさか、書記さん…?」
「ん…?」
倒れていた人物は書記の狗介だった
時雨の声に目を覚ましたのか、目を擦りながらのそりと起き上がる
「あ………、この…前の……」
「あのときはどーもー。てかこんな所で倒れてるからびっくりしたじゃーん。大丈夫ー?」
「う、うん……」
「あ、そー。ならよかったー。じゃーねー!」
「ま、待って……!」
時雨がヒラヒラと手を振って、帰ろうとすると狗介がガシッと時雨の手を掴んで引き止めた
「え、なにー?」
「あ……、う……えっと…、その…」
「なんなのー?何も無いなら離してくんなーい?」
「ま、まって…。そ、その……、お、俺の…!話……きい、て…!」
「え…?う、うん……」
「あ、あの……、引き、止めて…、ごめ…、ん…」
「別にいいよー。どうせ1人で暇だったしー」
「い、いがい…と、や…さし…い」
「意外って失礼じゃなーい?」
「…………………」
「ん?どうしたの」
狗介は突然黙って、時雨の顔をじっと見つめ始めた
「わ、かる…?」
「ん?」
「お、れ……の……、いう…こ、と…」
「え?まぁー…。途切れ途切れで喋るの遅いけどちゃんと聞けば分かるよー」
「………!!そ、か……///」
頬をほんのりと赤く染め、小さく笑う彼の周りに小さな花が咲いているように見えた時雨は、思わず自分の舌を噛みちぎろうとしてしまった…
「き、みの……おか、げ…だ…」
「僕?」
「うん……。あ、の…とき…、い、われ…て……。がん…ば、ろ…って………、なっ、た…」
「へー。でも、確かに頑張ったじゃん!偉いねー♪」
「……………!!!////」
ニッコリと笑う時雨に、狗介は耳までを真っ赤にしてしまう
「あっ………、あ……………、す、すき……」
「え???」
「あっ……!?いや……、な…、なん、で…も…ない…!!」
狗介は自分のやらかしを理解し、涙を浮かべて両手で顔を覆いながら、走って逃げてしまった
「結構デカい声出るんじゃーん…」
時雨は今の出来事があまり理解出来ず、ただぼーっと狗介の背中を見送っていた……
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