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キツネの話 1章
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♪金もいらなきゃ女もいらぬ~ ♪あたしゃも少し背が欲しい~
これは、夕飯の後で発泡酒を飲み、ご機嫌になった私の父がよく歌った
フレーズだ。
何か、昔のなんとかトリオがよく歌っていたものだそうだ。
こんなものを好んで歌っているのだから、ご多分に漏れず私の父は背が低い。
ちなみに私も背が低い。母はどちらかというと背が高い方だけど。
私は、違和感に包まれていた。それがいつからかは分からないし、いつ頃に
分かったのかは覚えていない。けど、確かに、私の身体の周りには薄い膜みたいな
ものが貼り付いていて、私は他の人達とは違う生き物だった。
私は焦った。このままだと、みんなの世界に入ってみんなと仲良くなれない。
幼稚園でも小学校でも先生は「お友達と仲良くしましょう」と教えてくれるけど、
薄い膜のついた女の子に、その膜のはがし方を教えてはくれなかった。
私は、この世界での生き残り方を自分で探すしかなかった。私にとって
生きる事は、自分と違う「普通の人」という生き物の中で、なんとか目立たない
ようにそれでいて沈みすぎないように、そんな隙間を狙って泳ぐようなもの
だった。
クラスで一番目立つ女子のコに好かれるように。でも好かれすぎても困る。
すぎた愛情はすぐに嫉妬や憎悪に変わるから――だから、適度に距離を保ち
つつ付き合っていく。
一番親しくなる友達にも配慮した。変な子だと自分も同じ目で見られてしまう
ので、クラスで中庸くらいの子を見定めて、その子と親しくなった。
男の子は、一番カッコよくて人気のある子とはそこそこに付き合う。
もし女子同士で自分が好きな子の言い合いになったら、一番離れたクラスの
三番目くらいに人気のある男子の名前を挙げておく。
私は、この「教室」という世界で生き残る為に必死だった。
中学の時、私は疲れ切った。
思春期の人間なんて、自分の狭い価値観しか認めなくて自意識だけが高くて、
全てのことに神経質なとてもアンバランスな生き物だ。
私は周りのみんなの感情を読むことに腐心していたが、それでもうまく
泳ぎ切った満足感は全く得られなかった。
頑張れば頑張るほど、いったい自分は何をやっているんだろうと虚しくなって
いった。
二年の冬に学校を休みだした。でも一カ月で、なんとか自分を奮い立たせて
登校した。
朝の学校の門をくぐる時、私は震える胃の違和感を覚えながら、
必死に吐き気を抑えた。こんな所で吐いたら、もうここでの居場所は無くなる
だろう。と恐怖を感じながら。
それは、開き直りのようなものだったのだろうか。一カ月ぶりにきた教室で、
みんなの喧騒に紛れながら、何人かの友達の「ひさしぶり。元気だった?」という
挨拶に笑顔で答えながら、私は思った。
自分に心地よい空間は、誰も作ってくれないから自分で作るしかない。
私が今までやってきた技術を使って、どこまで私が自分にとって納得できる世界を
作れるのか、やってみようか。
私はクラスで一番目立つ女子グループに入っていった。ある程度仲良くなったら、
少し距離を置く。どっぷり入ってナマイキだムカつくとか思われない所で。
そしたら今度は別のグループに入った。ここでも好印象を残した所で少し距離を
置いた。
次は、マンガ好きな女子グループの中に入った。
事前にある程度のマンガを読んで、ちょっとの知識を入れてから――。
そんな事の繰り返しを、私は必死にやっていたのに、いつの間にかクラスの誰もが
私に笑顔を向けてくれるようになった。
でもクラスのみんなは気づいていない。そんな私が自分達とは別の生き物だって
事を。
私は隣のクラスに手を伸ばした。一番目立つコに近寄り、その子のグループ。
そして徐々に他のグループにも。
中学三年生の夏休み前。私は学校の二年と三年の全クラスの全部のグループと、
何かしらの繋がりが出来ていた。
学校での居心地は良くなった。こんな事が何か役に立つのだろうか。と思っていた
けど、意外な所で有用な機会が来た。
三年生の隣のクラスのマンガ好き女子のグループで「とってもサンバ!」という
マンガが面白いと話題になった。だけど、この作者は電子版を重要視していて、紙の
発行マンガは初版のみで重刷されていなかった。
五巻まで出ている単行本はファンの間で奪い合いになり、中には三倍の値段で
取引される事もある幻の単行本だった。
そのグループの一人がその単行本を集めていて、あと三巻があれば全巻揃うと
騒いでいた。
私は二年生のネットショッピングを見て回るのが好きな男子に、
「とってもサンバ!」の単行本を探してもらうようお願いした。
彼は、ネットの中の奥の奥、まだ開催して間もない一般人のフリマサイトから、
ちょうど三巻一冊が定価で売り出されているのを発見した。
学校でその彼女に「ハイこれ」って三巻を渡すと、彼女は嬉しすぎて、本当に
その場で泣き出してしまった。私は慌てて泣き止むよう声をかけたけど、
その子はなかなか泣き止まなかった。
私は大して時間も労力も使ってないのに、こんなに人が喜ぶことに
心底びっくりした。
私は、人と人の間を繋ぎはじめた。
恋人が欲しいなと思っている二人を引き合わせるのはもちろん、可愛いモデルが
欲しい写真部にその気のある女の子を紹介したり、ギターを持って歌うのが好きな
人には、録音技術や機器に興味のある子の事を話した。
もちろん、こんな事で学校の成績には全く関係ない。でも、頭のよくて
勉強のできる子から、テストの時に出来るだけ点数を稼ぐコツを教えてもらったり
したから、成績は中の上くらいは取れていた。
そして、男子生徒からよく告白されるようになった。なんでかは分からないけど、
あちこちで社交的にやっている私はとても輝いて見えるんだそうだ。
まあ、まだ異性と付き合うのにそんなに興味なかったから全部お断りしていた
けど。
高校は、真ん中くらいのレベルの高校に入った。
私は、中学で出来た友達のネットワークを広げていった。
例えば、Aという高校に行った中学の同級生に、その高校での友人を紹介して
もらう。その紹介で新しく出来た友人に、今度はA高校での他の知り合いを紹介して
もらう。という感じで広げていった。
人間って、一生のうちにどれくらいの人数の他人と出会うんだろうか、と考えた。
私の今までを考えても、幼稚園や小学校の卒業式で「またね」と言い合って
そのまま二度と会えていないコが何人もいる。もし、そういう子達とまだ繋がって
いたら、私のネットワークはもっともっとすごい事になっていたんだろうな、
と思う。
そんな高校生の時に、私はある女の子と出会った。
私の高校からは駅一個離れた所の高校に通っているコで、
その子の知り合いによれば
「簡単に言えない感じなんだけどさ、なんか面白いコなのよ」
という言葉に興味を持って会ってみたのだ。
初対面の日、私は、自分の名前を言って「よろしくね」と笑顔で言った。
耳にヘッドフォンのようなものを付けたそのコは、じーっと私を見ているだけだ。
ちなみにヘッドフォンは音楽を聴いているわけでは無くて、聴覚過敏なその子が
騒音を消すためのものだと紹介した子が教えてくれていた。
その子は何も喋らない。
見かねた紹介者が「ホラ、なんか言わなきゃ」と助け船を出してくれたが、
そのコはまだ黙っている。
「私、別によろしくしないから。」
そのコは突然ポンと言い放った。
私はびっくりした。紹介したコの目も点になっている。そんな二人に構わず、
そのコは立ち上がり「それじゃ」と言うと、ガストから出て行った。
紹介したコは慌てて、彼女に電話したり私に「ゴメンね」と謝ったりしている。
なんなんだろうこれは。そりゃあ中にはネットワークのビジネスかなんかだと
勘違いしていて、逢う前から断られた事は何回かあった。
けど会って断られたのは初めてだ。なんでわざわざそんな事するんだろう。
私はその行動が全く分からなかった
「ウソ、なにこれ?」
前に座っていた紹介者の声で我に返った。
「あのさ、今の子からLINE入ってきたんだけど、これって・・・あなたの事?」
呑気なグリーンに縁どられた画面に似合わない字列がつらつらと並んでいる。
私の名前。住所。携帯電話番号。メアド。LINEのID。生年月日。
出身幼稚園では年少の時にさくら組だった事まで記されている。
なんなんだあのコは?
これは、夕飯の後で発泡酒を飲み、ご機嫌になった私の父がよく歌った
フレーズだ。
何か、昔のなんとかトリオがよく歌っていたものだそうだ。
こんなものを好んで歌っているのだから、ご多分に漏れず私の父は背が低い。
ちなみに私も背が低い。母はどちらかというと背が高い方だけど。
私は、違和感に包まれていた。それがいつからかは分からないし、いつ頃に
分かったのかは覚えていない。けど、確かに、私の身体の周りには薄い膜みたいな
ものが貼り付いていて、私は他の人達とは違う生き物だった。
私は焦った。このままだと、みんなの世界に入ってみんなと仲良くなれない。
幼稚園でも小学校でも先生は「お友達と仲良くしましょう」と教えてくれるけど、
薄い膜のついた女の子に、その膜のはがし方を教えてはくれなかった。
私は、この世界での生き残り方を自分で探すしかなかった。私にとって
生きる事は、自分と違う「普通の人」という生き物の中で、なんとか目立たない
ようにそれでいて沈みすぎないように、そんな隙間を狙って泳ぐようなもの
だった。
クラスで一番目立つ女子のコに好かれるように。でも好かれすぎても困る。
すぎた愛情はすぐに嫉妬や憎悪に変わるから――だから、適度に距離を保ち
つつ付き合っていく。
一番親しくなる友達にも配慮した。変な子だと自分も同じ目で見られてしまう
ので、クラスで中庸くらいの子を見定めて、その子と親しくなった。
男の子は、一番カッコよくて人気のある子とはそこそこに付き合う。
もし女子同士で自分が好きな子の言い合いになったら、一番離れたクラスの
三番目くらいに人気のある男子の名前を挙げておく。
私は、この「教室」という世界で生き残る為に必死だった。
中学の時、私は疲れ切った。
思春期の人間なんて、自分の狭い価値観しか認めなくて自意識だけが高くて、
全てのことに神経質なとてもアンバランスな生き物だ。
私は周りのみんなの感情を読むことに腐心していたが、それでもうまく
泳ぎ切った満足感は全く得られなかった。
頑張れば頑張るほど、いったい自分は何をやっているんだろうと虚しくなって
いった。
二年の冬に学校を休みだした。でも一カ月で、なんとか自分を奮い立たせて
登校した。
朝の学校の門をくぐる時、私は震える胃の違和感を覚えながら、
必死に吐き気を抑えた。こんな所で吐いたら、もうここでの居場所は無くなる
だろう。と恐怖を感じながら。
それは、開き直りのようなものだったのだろうか。一カ月ぶりにきた教室で、
みんなの喧騒に紛れながら、何人かの友達の「ひさしぶり。元気だった?」という
挨拶に笑顔で答えながら、私は思った。
自分に心地よい空間は、誰も作ってくれないから自分で作るしかない。
私が今までやってきた技術を使って、どこまで私が自分にとって納得できる世界を
作れるのか、やってみようか。
私はクラスで一番目立つ女子グループに入っていった。ある程度仲良くなったら、
少し距離を置く。どっぷり入ってナマイキだムカつくとか思われない所で。
そしたら今度は別のグループに入った。ここでも好印象を残した所で少し距離を
置いた。
次は、マンガ好きな女子グループの中に入った。
事前にある程度のマンガを読んで、ちょっとの知識を入れてから――。
そんな事の繰り返しを、私は必死にやっていたのに、いつの間にかクラスの誰もが
私に笑顔を向けてくれるようになった。
でもクラスのみんなは気づいていない。そんな私が自分達とは別の生き物だって
事を。
私は隣のクラスに手を伸ばした。一番目立つコに近寄り、その子のグループ。
そして徐々に他のグループにも。
中学三年生の夏休み前。私は学校の二年と三年の全クラスの全部のグループと、
何かしらの繋がりが出来ていた。
学校での居心地は良くなった。こんな事が何か役に立つのだろうか。と思っていた
けど、意外な所で有用な機会が来た。
三年生の隣のクラスのマンガ好き女子のグループで「とってもサンバ!」という
マンガが面白いと話題になった。だけど、この作者は電子版を重要視していて、紙の
発行マンガは初版のみで重刷されていなかった。
五巻まで出ている単行本はファンの間で奪い合いになり、中には三倍の値段で
取引される事もある幻の単行本だった。
そのグループの一人がその単行本を集めていて、あと三巻があれば全巻揃うと
騒いでいた。
私は二年生のネットショッピングを見て回るのが好きな男子に、
「とってもサンバ!」の単行本を探してもらうようお願いした。
彼は、ネットの中の奥の奥、まだ開催して間もない一般人のフリマサイトから、
ちょうど三巻一冊が定価で売り出されているのを発見した。
学校でその彼女に「ハイこれ」って三巻を渡すと、彼女は嬉しすぎて、本当に
その場で泣き出してしまった。私は慌てて泣き止むよう声をかけたけど、
その子はなかなか泣き止まなかった。
私は大して時間も労力も使ってないのに、こんなに人が喜ぶことに
心底びっくりした。
私は、人と人の間を繋ぎはじめた。
恋人が欲しいなと思っている二人を引き合わせるのはもちろん、可愛いモデルが
欲しい写真部にその気のある女の子を紹介したり、ギターを持って歌うのが好きな
人には、録音技術や機器に興味のある子の事を話した。
もちろん、こんな事で学校の成績には全く関係ない。でも、頭のよくて
勉強のできる子から、テストの時に出来るだけ点数を稼ぐコツを教えてもらったり
したから、成績は中の上くらいは取れていた。
そして、男子生徒からよく告白されるようになった。なんでかは分からないけど、
あちこちで社交的にやっている私はとても輝いて見えるんだそうだ。
まあ、まだ異性と付き合うのにそんなに興味なかったから全部お断りしていた
けど。
高校は、真ん中くらいのレベルの高校に入った。
私は、中学で出来た友達のネットワークを広げていった。
例えば、Aという高校に行った中学の同級生に、その高校での友人を紹介して
もらう。その紹介で新しく出来た友人に、今度はA高校での他の知り合いを紹介して
もらう。という感じで広げていった。
人間って、一生のうちにどれくらいの人数の他人と出会うんだろうか、と考えた。
私の今までを考えても、幼稚園や小学校の卒業式で「またね」と言い合って
そのまま二度と会えていないコが何人もいる。もし、そういう子達とまだ繋がって
いたら、私のネットワークはもっともっとすごい事になっていたんだろうな、
と思う。
そんな高校生の時に、私はある女の子と出会った。
私の高校からは駅一個離れた所の高校に通っているコで、
その子の知り合いによれば
「簡単に言えない感じなんだけどさ、なんか面白いコなのよ」
という言葉に興味を持って会ってみたのだ。
初対面の日、私は、自分の名前を言って「よろしくね」と笑顔で言った。
耳にヘッドフォンのようなものを付けたそのコは、じーっと私を見ているだけだ。
ちなみにヘッドフォンは音楽を聴いているわけでは無くて、聴覚過敏なその子が
騒音を消すためのものだと紹介した子が教えてくれていた。
その子は何も喋らない。
見かねた紹介者が「ホラ、なんか言わなきゃ」と助け船を出してくれたが、
そのコはまだ黙っている。
「私、別によろしくしないから。」
そのコは突然ポンと言い放った。
私はびっくりした。紹介したコの目も点になっている。そんな二人に構わず、
そのコは立ち上がり「それじゃ」と言うと、ガストから出て行った。
紹介したコは慌てて、彼女に電話したり私に「ゴメンね」と謝ったりしている。
なんなんだろうこれは。そりゃあ中にはネットワークのビジネスかなんかだと
勘違いしていて、逢う前から断られた事は何回かあった。
けど会って断られたのは初めてだ。なんでわざわざそんな事するんだろう。
私はその行動が全く分からなかった
「ウソ、なにこれ?」
前に座っていた紹介者の声で我に返った。
「あのさ、今の子からLINE入ってきたんだけど、これって・・・あなたの事?」
呑気なグリーンに縁どられた画面に似合わない字列がつらつらと並んでいる。
私の名前。住所。携帯電話番号。メアド。LINEのID。生年月日。
出身幼稚園では年少の時にさくら組だった事まで記されている。
なんなんだあのコは?
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