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もしもストーリー&ちょっとした小話
(33話からのもしも) 《もしも異世界召喚されたら》前編
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※これは本編とは全く関係ありません。
※33話までは読んでください。
読んでいないと、内容が若干ネタバレとなる可能性があります。
◇前回のあらすじ◇
狩りの帰りにコノハ謎の光に襲われる。
↓
ついたところは…………?
ここからもしもストーリーです。
◇◆◇
「……………………は?」
コノハが目を開けた時、そこは迷いの森どころか森ですらなかった。
何故なら視界が緑ではなくきらびやかや室内だったからだ。
(………『転移』した覚えはないんだけど。そもそもあの魔法完成してないよ?)
しかもなぜか人がいるし。
コノハは状況判断としてキョロキョロと周りを見渡す。
どこかの部屋のようで私の足元には謎の魔方陣が書いてある。
その書いてある言葉は見たことがなく、コノハは首をかしげる。
(基本、言語は共通化されてるんだけど……)
とりあえず、面倒事の予感しかない。
(…………今すぐ逃げたいんですけど)
すると、一人が一歩前に出た。
茶色に赤の瞳をもつ、青年。
成人しているかどうかくらいの年齢に見える。
「私はカナリア王国第一王子エドガー・カナリアだ」
「………………は?」
(カナリア王国?それどこ?そんな王国ないし)
コノハは訳がわからなくなってきた。
歴史上そんな国はなかったが。
「ここは君の言う異世界でここはカナリア王国の王城だ。訳あって君を召喚させてもらった」
「………………はぁ、異世界ですか(棒)」
(思考放棄したくなってきた)
早くも諦めムードなコノハだった。
そのコノハの気持ちを知ってか知らずか王子は話し出す。
「そうだ。それで──」
エドガー王子とやらの話はわりと長かったのでまとめると、世界を破滅させられるほどの力を持つ邪神とやらを討伐してほしいらしい。
もうすでに人間が暮らしているのはこの国だけだという。
聞き終わり、彼女は正直思った。
(うわああぁぁぁ!!!!なんかめんどうなことに巻き込まれたぁぁぁ!!!全力で逃げ出したいぃぃぃ!!!)
だった。
顔には全く出していないが。
こうでもしないと大人と渡り合えないので。
「で、君を勇者として召喚させてもらった。勝手だがこの世界を救ってほしい。………そう言えば、君の名前は?」
(そう言えば聞かれてなかった)
だからといって名前を答える義理はない。
頼まれ事が、めんどいことこの上ないし、まず引き受けるとは一言もいっていないのだ。
だからコノハは名前を答えるかわりにこう聞いた。
「邪神の現在いる場所はどこですか?」
※33話までは読んでください。
読んでいないと、内容が若干ネタバレとなる可能性があります。
◇前回のあらすじ◇
狩りの帰りにコノハ謎の光に襲われる。
↓
ついたところは…………?
ここからもしもストーリーです。
◇◆◇
「……………………は?」
コノハが目を開けた時、そこは迷いの森どころか森ですらなかった。
何故なら視界が緑ではなくきらびやかや室内だったからだ。
(………『転移』した覚えはないんだけど。そもそもあの魔法完成してないよ?)
しかもなぜか人がいるし。
コノハは状況判断としてキョロキョロと周りを見渡す。
どこかの部屋のようで私の足元には謎の魔方陣が書いてある。
その書いてある言葉は見たことがなく、コノハは首をかしげる。
(基本、言語は共通化されてるんだけど……)
とりあえず、面倒事の予感しかない。
(…………今すぐ逃げたいんですけど)
すると、一人が一歩前に出た。
茶色に赤の瞳をもつ、青年。
成人しているかどうかくらいの年齢に見える。
「私はカナリア王国第一王子エドガー・カナリアだ」
「………………は?」
(カナリア王国?それどこ?そんな王国ないし)
コノハは訳がわからなくなってきた。
歴史上そんな国はなかったが。
「ここは君の言う異世界でここはカナリア王国の王城だ。訳あって君を召喚させてもらった」
「………………はぁ、異世界ですか(棒)」
(思考放棄したくなってきた)
早くも諦めムードなコノハだった。
そのコノハの気持ちを知ってか知らずか王子は話し出す。
「そうだ。それで──」
エドガー王子とやらの話はわりと長かったのでまとめると、世界を破滅させられるほどの力を持つ邪神とやらを討伐してほしいらしい。
もうすでに人間が暮らしているのはこの国だけだという。
聞き終わり、彼女は正直思った。
(うわああぁぁぁ!!!!なんかめんどうなことに巻き込まれたぁぁぁ!!!全力で逃げ出したいぃぃぃ!!!)
だった。
顔には全く出していないが。
こうでもしないと大人と渡り合えないので。
「で、君を勇者として召喚させてもらった。勝手だがこの世界を救ってほしい。………そう言えば、君の名前は?」
(そう言えば聞かれてなかった)
だからといって名前を答える義理はない。
頼まれ事が、めんどいことこの上ないし、まず引き受けるとは一言もいっていないのだ。
だからコノハは名前を答えるかわりにこう聞いた。
「邪神の現在いる場所はどこですか?」
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