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第3章
第40話 日本国建国
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「ですがいまのままでは帝国と対等に戦えるとは思えません」
確かに河野のいう通りであった、まだ確定した領地もないのだから。まず国と成り立っていないので宣戦布告をできない。
さすがに私もそこは悩んだが切り出したのはユリだった。
「そのことでしたら、すでに準備ができています」
「え?私聞いてないけど・・・」
「すみません。ミルネ共和国に対して帝国との戦争に介入するのを前提とした領地の割譲を要求したところ、向こう側はすぐに承認しました。なので今私がいる村はあそこは現状我々民間軍事会社Sの領地になっています」
「・・・なんでそう大事なことを早く言わないかなー。
まぁでもこれであとは河野さんあなたに任せますよ」
「えぇ、もちろんですが。やることは決まっています。あなた方まだヘリはたくさんありますよね?」
「もちろんです」
「では900名の受け入れ態勢はどうですか?あと政府機関の創設の設備などは」
「もちろんできています、900名となるとさすがに急ですがプレハブでしたら量産は可能なので、3日もあれば終わります、政府機関についてはこちらの役場がありますのでそこを使っていただければなと思います」
「あらかた準備はできそうですね」
「はい」
「わかりました、ではまず我々の目標はこの世界に日本国を建国させましょう」
「「「了解」」」
「それと神崎さん、田中さんお願いがあるのですがいいですか?」
「なんなりと言ってください」
「パイロットを何名か貸してほしいのですが」
「そのことでしたら問題ないですよ、すぐにこちらで経験者を募ってあなた方と一緒にそちらに行ってもらいます。」
「それはありがとうございます。では私はヘリに戻って準備をしますので」
「はい、では後ほど」
そういって私たちは別れた、役場をでると周りの自衛官たちは大急ぎで走りまわっていた。私たちはその人たちを横目にヘリに乗ると無線をつけて櫻木に報告をいれた。
「結構面白いことになったな」
「うん。それで移住の件だけど準備お願いできる?」
「もちろんだ、任せておけ」
「ありがとう」
それから10分くらい経つと田中さんがきて、その後ろには自衛官20名がならんでいた
「結衣さんお待たせしました。」
「いえいえ、そちらの方々がそうですか?」
「えぇ、資料にあった機体をベースに選抜しました。どうやらF-2まであるのようなのでそのパイロットもいましたので、お願いします」
「わかりました。では皆さん、搭乗してください。今から我々の拠点に向かい、そこであなた方にヘリや航空機をお見せします、そのあとの行動は各自理解していますか?」
「「「「はい!」」」」
「わかりました!では行きましょう」
そうして20名の全員の搭乗が終わることに河野さんが出てきた。
「結衣さん!これから大変になるかと思います!!お互いがんばりましょう」
「えぇもちろんですよ!」
そういって私は扉を閉めて白峰に離陸命令をだした。
確かに河野のいう通りであった、まだ確定した領地もないのだから。まず国と成り立っていないので宣戦布告をできない。
さすがに私もそこは悩んだが切り出したのはユリだった。
「そのことでしたら、すでに準備ができています」
「え?私聞いてないけど・・・」
「すみません。ミルネ共和国に対して帝国との戦争に介入するのを前提とした領地の割譲を要求したところ、向こう側はすぐに承認しました。なので今私がいる村はあそこは現状我々民間軍事会社Sの領地になっています」
「・・・なんでそう大事なことを早く言わないかなー。
まぁでもこれであとは河野さんあなたに任せますよ」
「えぇ、もちろんですが。やることは決まっています。あなた方まだヘリはたくさんありますよね?」
「もちろんです」
「では900名の受け入れ態勢はどうですか?あと政府機関の創設の設備などは」
「もちろんできています、900名となるとさすがに急ですがプレハブでしたら量産は可能なので、3日もあれば終わります、政府機関についてはこちらの役場がありますのでそこを使っていただければなと思います」
「あらかた準備はできそうですね」
「はい」
「わかりました、ではまず我々の目標はこの世界に日本国を建国させましょう」
「「「了解」」」
「それと神崎さん、田中さんお願いがあるのですがいいですか?」
「なんなりと言ってください」
「パイロットを何名か貸してほしいのですが」
「そのことでしたら問題ないですよ、すぐにこちらで経験者を募ってあなた方と一緒にそちらに行ってもらいます。」
「それはありがとうございます。では私はヘリに戻って準備をしますので」
「はい、では後ほど」
そういって私たちは別れた、役場をでると周りの自衛官たちは大急ぎで走りまわっていた。私たちはその人たちを横目にヘリに乗ると無線をつけて櫻木に報告をいれた。
「結構面白いことになったな」
「うん。それで移住の件だけど準備お願いできる?」
「もちろんだ、任せておけ」
「ありがとう」
それから10分くらい経つと田中さんがきて、その後ろには自衛官20名がならんでいた
「結衣さんお待たせしました。」
「いえいえ、そちらの方々がそうですか?」
「えぇ、資料にあった機体をベースに選抜しました。どうやらF-2まであるのようなのでそのパイロットもいましたので、お願いします」
「わかりました。では皆さん、搭乗してください。今から我々の拠点に向かい、そこであなた方にヘリや航空機をお見せします、そのあとの行動は各自理解していますか?」
「「「「はい!」」」」
「わかりました!では行きましょう」
そうして20名の全員の搭乗が終わることに河野さんが出てきた。
「結衣さん!これから大変になるかと思います!!お互いがんばりましょう」
「えぇもちろんですよ!」
そういって私は扉を閉めて白峰に離陸命令をだした。
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