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第11話 後輩

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 彼女を連れて私は自分の家に着いた
 といっても私の家は3LDKの一戸建ての住宅で木造づくりだ
 今は一部屋は私の寝室でもう一部屋は武器や装備がおいてあって
 あと一部屋は空き部屋になっていたので彼女にはそこに住んでもらうことにした

 彼女はリビングでいろいろとみていたので私は彼女をこっちに呼んだ
 「ねぇねぇこの部屋空いてるから好きに使っていいよ」
 「え!?」
 彼女は目を丸くして私に聞き返してきた
 
 「今なんて言いましたか?」
 「え?だからこの部屋あなたのだから好きに使っていいよって」
 「えーーーーーーーーーーー!」

 彼女は驚きを隠せないでいた

 「私のような奴隷に部屋を与えてくれるんですか?」
 「え?私奴隷のつもりで買ってないけど」
 「え?でも私は奴隷だったんですよ?」
 「だから?私の元いたところには奴隷なんてなかった
  今回もあなたをうちに連れてきたのはこの世界のことをもっと知るためなの」
 「ということは私はあなたのパートナーになるってことですか?」
 「そうそう、だからこれからよろしくね。ミリサ」
 「はい!よろしくお願いします!マトイ様」
 「あーうん、まずそのマトイ様やめよう」
 「え?ではなんとお呼びしたらいいですか?」
 「あっえーと・・・マトイでいいよ、呼び捨てで」
 「それはできません!んーでも様はだめのだから
  あっならマトイさんって呼ばせてもらいます」
 「まぁそれならいいかな」
 「ありがとうございます」

 彼女はそういうと一礼して部屋に入った
 まぁ今度彼女の服とか装備も集めないといけないなと私は考えた
 でもこの世界の服って私からすると素朴でちょっとオシャレではない感じがする

 ちょっと高級な服とかはオシャレだけど普段着となるとやっぱり素朴だ
 私は今は制服をきて、家の中ではブレザーを脱ぐなどして対応している
 パジャマに関してはなかったので町で売っていた簡単な服を着ている

 ミリサの今の格好は見た目からして私奴隷ですって言っているような格好だ
 これはさすがにまずいので、私の予備の制服でも着せることにした
 そうすれば買うこともなくなるし、お揃いなので見わけも付けやすい

 とかいろいろ考えてると夕方になっていた
 夕ご飯なんて何にも考えてなかったので私はミリサに制服を着せた

 最初は拒んでいたが、最終的は着てくれた
 鏡でその姿を見たミリサは年頃の女の子ような感じで嬉しがっていた

 今までオシャレに無縁な生活が多かったためか
 彼女は自分の姿に少々見とれていた

 私から見たら、かわいい後輩ができた気分でとてもよかった
 そんな彼女と出かけることができて私は嬉しかった
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