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第4話

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 午後の外来も終わり、パソコンの電源を落として私が診察室を出ようとした時だった。


 「君島先生、今夜はどちらへお出掛けですか?」

 ナースの理恵が医療器具の後片付けをしながら、笑顔で話し掛けて来た。

 「そうだなあー、鮨でも摘んでその後はキャバクラだな?」
 「あら勿体ない。キャバ嬢にお金をあげるなら私に下さいよ。サービスしますよ、私の方が」
 「その方が金が掛かりそうだけどな?」

 理恵はバツイチの32歳、子供はいない。
 離婚の原因は旦那の浮気だと言っていたが、おそらくその逆だろう。
 理恵は看護師としては優秀ではあるが、美人で気が多い。
 誰とでもフランクに話すので、彼女は男たちの標的になっていた。


 「いいなあ、私もしばらく回らないお寿司なんて食べてないですよ」

 (俺を誘っている?)

 理恵クラスになると、男が誘い易いようにわざと緩い外角低めのストレートを投げてくる。
 ここのところ美沙子も忙しいようで、の方もご無沙汰だった。
 私は軽い気持ちで理恵を誘った。

 「一緒に食べに行くか? その後は俺が君を食べちゃうけどそれでいいなら?」
 「もう、先生のエッチ! 食べられてもいいかどうかは先生次第ですけどね?」
 
 中々いいリアクションだった。
 明らかに私に抱かれる気が満々だ。
 これで何人の男たちが沈んだことだろう?
 


 私は彼女をクルマに乗せ、エンジンをかけた。
 理恵は通勤にはそぐわない、ドレッシーな服装に着替えていた。
 どうやら今夜、彼女はそのつもりだったらしい。

 「いいねその服。それに見合うところに案内しないと悪いな?」
 「気にしないで下さい。いつもの普段着ですから」
 
 私は彼女の仕掛けた罠に嵌ってやることにした。
 丸見えのその罠に。




 私たちは鮨を食べ、軽く日本酒を飲んだ。


 「君島先生、おひとりで寂しくないんですか?」
 「もう慣れたよ。俺、家事も料理も好きだし。
 君はどうなんだ? ひとりで寝るの、寂しくないの?」
 「全然平気ですよ、独りって。
 食べたい時に食べて、寝たい時に寝て、だから家ではいつもパンツ一枚だけです」
 「見てみたいな? 君のパンイチ」
 「見たいですか? 私のパンイチ姿?」
 「いや、遠慮しておくよ、石になるのはイヤだからね?」
 「もうなっているじゃないですか? ここが石に」

 理恵がカウンターの下から私の股間に触れた。




 鮨屋を出て、ホテルのバーラウンジへ移動した。
 いつもなら葉巻が吸えるシガーバーにするところだったが、理恵の髪や服に葉巻の香が沁み込むのを私は遠慮した。


 「私はボーモアの12年を。理恵ちゃんは?」
 「私はブラッディ・マリーをお願いします」
 「じゃあ、それを」
 「かしこまりました」

 気の利いたバーテンダーは酒を作り終えるとゆっくりとその場を離れ、カウンター端の常連と話しを始めた。
 理恵は酔ったふりをして私の手に自分の手を重ねた。

 
 「なんだか酔っちゃったみたい。先生と一緒にいると凄く癒されるの・・・」

 私はその理恵の手を逆転させ、しなやかな彼女の指の間にさりげなく自分の指を入れた。

 理恵がビクンと小さく反応した。
 そして今度は私の肩に自分の頬を預けてきた。


 「先生、何だか眠くなっちゃった」

 私はそのままホテルに部屋を取り、理恵にお仕置きをすることにした。




 「ほら、どう? もっと強くして欲しいか?」

 私は理恵のピンと尖った乳首を強く摘まんだ。

 「もっと強く、先生、もっと強く私を虐めて下さい」
 「いけない女だな? このくらいはどうだ?」
 「もっと強く・・・」

 すると彼女は軽く果てた。
 私は彼女の口に自分をあてがい、フェラを促した。
 すると理恵はまるで別人のように、強力なバキュームで頭を激しく上下させた。

 私は体制を変え、彼女の秘貝のぬめり具合を確かめ、それが妥当だと判断すると、彼女に四つん這いになるように命じた。

 ゆっくりと挿入を開始すると、彼女は興奮し、艶めかしいメスの声をあげた。
 私は彼女の子宮に届くまで突いた。

 「お尻を、お尻を叩いて!」

 理恵の白い美尻に痕が残らないようにと、滑らせるようにスパンキングをした。

 そして彼女が絶頂を迎えると、私は彼女の顔に征服した証として射精をした。
 彼女の痙攣が続いていた。


 その時、私の携帯が鳴った。
 ベッドサイドの携帯に、美沙子からのLINEが届いた。
 私は既読することなく電源を切った。

 「女から?」
 「隣の家の猫からだった」
 「今、先生は私だけのもの。さあ続けましょう。
 今度は私があなたを気持ち良くしてあげる」

 彼女はトカゲのように舌を這わせ、私のカラダを舐め始めた。

 男は愛が無くても女を抱ける動物だ。少なくとも今の私はそうだった。
 
 私たちの戯れは朝まで続いた。
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