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第5話
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「どうかしたのちくわ? 元気ないわね?」
純連ちゃんが俺を抱っこしてそう呟いた。
「ニャア(心配かけてごめんニャ、純連ニャン)」
「そうだ、大韓航空のナッツ姫みたいな「いなば食品」の娘のところで作っているチャオチュールだけど食べる?」
「ニャアニャア(いらないニャ)」
せっかく純連ちゃんの出してくれたチャオチュールも食べる気がしなかった。
そこに一平がやって来て、チャオチュールに飛び掛かるように舐めていた。
「どうしたのかしらねえ? あんなに好きだったのに。腎臓でも悪いのかしら? ママ、ちくわ大丈夫かなあ?」
「モン・プチとかあげてみたら?」
「あげたけど食べなかったの」
「そう、どうしたのかしらねえ? 今日は日曜日だから明日、ママが獣医のぽぴんず先生のところに連れて行ってみるわ」
「ありがとうママ。心配だなー、ちくわ。マルみたいになっちゃったらどうしよう・・・」
純連は涙ぐんだ。
(純連ちゃん、ママさん、心配かけてすまないニャ。とにかく今はそっとしておいて欲しいニャ)
「ニャオーン(どうした銀? まだニャ(悩)やんでおるんか?)」
「ニャン(そうなのニャ)」
「ニャオニャオ(そんなん悩んでも仕方あらへんで、「猫生」楽しまニャ。ペロペロ)」
俺は外に出たいと思った。秋になって少し寒くはなっては来たが、猫撫組のみんなやジュリアに会いたくなったのである。
(今頃みんなどうしているだろう? アイツら)
銀次郎は窓から外を見て、思いを巡らせていた。
純連ちゃんが俺を抱っこしてそう呟いた。
「ニャア(心配かけてごめんニャ、純連ニャン)」
「そうだ、大韓航空のナッツ姫みたいな「いなば食品」の娘のところで作っているチャオチュールだけど食べる?」
「ニャアニャア(いらないニャ)」
せっかく純連ちゃんの出してくれたチャオチュールも食べる気がしなかった。
そこに一平がやって来て、チャオチュールに飛び掛かるように舐めていた。
「どうしたのかしらねえ? あんなに好きだったのに。腎臓でも悪いのかしら? ママ、ちくわ大丈夫かなあ?」
「モン・プチとかあげてみたら?」
「あげたけど食べなかったの」
「そう、どうしたのかしらねえ? 今日は日曜日だから明日、ママが獣医のぽぴんず先生のところに連れて行ってみるわ」
「ありがとうママ。心配だなー、ちくわ。マルみたいになっちゃったらどうしよう・・・」
純連は涙ぐんだ。
(純連ちゃん、ママさん、心配かけてすまないニャ。とにかく今はそっとしておいて欲しいニャ)
「ニャオーン(どうした銀? まだニャ(悩)やんでおるんか?)」
「ニャン(そうなのニャ)」
「ニャオニャオ(そんなん悩んでも仕方あらへんで、「猫生」楽しまニャ。ペロペロ)」
俺は外に出たいと思った。秋になって少し寒くはなっては来たが、猫撫組のみんなやジュリアに会いたくなったのである。
(今頃みんなどうしているだろう? アイツら)
銀次郎は窓から外を見て、思いを巡らせていた。
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