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次の日
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次の日の朝、私が教室に入ると昨日の子が別の女の子と話していた。
私は奇数人数で仲良くするのが苦手だ。奇数人数だと2人組みに分かれられないから、一人になってしまう。
今回も3人で仲良くするのか。また独りになってしまうのか。など考えながら、自分の席に座った。
「おはよう」
そう言われ挨拶を返したあと、3人で話をした。話の輪に入れていることが凄く嬉しかった。私達は、お互いに名前で呼ぶようになった。"私"と"楓"と"友梨"。初めて高校の友達が
できた。この2人なら大丈夫かもしれない。
そう思っていた時、
「楓ってテニス部だったんでしょ。」
「友梨もでしょ?〇〇って分かる?」
きた。私が苦手なところ。地域も部活も全然違う私は話には入れず、独りで準備。
結局は独りだ。2人に期待した私が馬鹿だった。当時を考えれば、私は友達に対して、独占欲が強かったのかもしれない。
ふたりの話が終わった後、楓が話をかけてきた。いつの間にか友梨は自分の席に戻っていた。時計を見ると朝礼が始まる時間になっていた。忘れられていると思っていた私は嬉しかった反面、都合がいいなと思っていた。
ただせっかくできた友達だから話を合わせた。独りになるのが怖かった。
朝礼が終わると、1時間目が始まるまでの間、休憩時間になる。
さっそく隣の子が話しかけてきた。
「だるかったね。トイレ行かない?」
これが世の中でいう連れションというものかと思いつつ、私達はトイレに向かった。
トイレに向かう途中、別のクラスの前を通る。
10組のクラスの前を通るとき、ふと女の子が出てきた。
「やっほー、楓。」
「おおお、美和~」
私の目の前で抱きしめ合う彼女たちは、私の中で羨ましかった。
どうやら彼女達は小学生の頃からの幼馴染みらしい。
その中もうひとり女の子が教室から出てきた。
「美和~?」
その彼女が私を見た途端に
「綾!」
「美沙。」
彼女のは私の小学生の頃の幼馴染みだったのだ。けれども、私達は抱きしあったりはしない。仲良くしてたわけでもないし、名前を呼ぶ。せいぜいそういう仲だからだ。
その後、楓と美和が話をしていると時間が来てしまい、焦ってトイレに駆け込み、教室へ戻った。
私は奇数人数で仲良くするのが苦手だ。奇数人数だと2人組みに分かれられないから、一人になってしまう。
今回も3人で仲良くするのか。また独りになってしまうのか。など考えながら、自分の席に座った。
「おはよう」
そう言われ挨拶を返したあと、3人で話をした。話の輪に入れていることが凄く嬉しかった。私達は、お互いに名前で呼ぶようになった。"私"と"楓"と"友梨"。初めて高校の友達が
できた。この2人なら大丈夫かもしれない。
そう思っていた時、
「楓ってテニス部だったんでしょ。」
「友梨もでしょ?〇〇って分かる?」
きた。私が苦手なところ。地域も部活も全然違う私は話には入れず、独りで準備。
結局は独りだ。2人に期待した私が馬鹿だった。当時を考えれば、私は友達に対して、独占欲が強かったのかもしれない。
ふたりの話が終わった後、楓が話をかけてきた。いつの間にか友梨は自分の席に戻っていた。時計を見ると朝礼が始まる時間になっていた。忘れられていると思っていた私は嬉しかった反面、都合がいいなと思っていた。
ただせっかくできた友達だから話を合わせた。独りになるのが怖かった。
朝礼が終わると、1時間目が始まるまでの間、休憩時間になる。
さっそく隣の子が話しかけてきた。
「だるかったね。トイレ行かない?」
これが世の中でいう連れションというものかと思いつつ、私達はトイレに向かった。
トイレに向かう途中、別のクラスの前を通る。
10組のクラスの前を通るとき、ふと女の子が出てきた。
「やっほー、楓。」
「おおお、美和~」
私の目の前で抱きしめ合う彼女たちは、私の中で羨ましかった。
どうやら彼女達は小学生の頃からの幼馴染みらしい。
その中もうひとり女の子が教室から出てきた。
「美和~?」
その彼女が私を見た途端に
「綾!」
「美沙。」
彼女のは私の小学生の頃の幼馴染みだったのだ。けれども、私達は抱きしあったりはしない。仲良くしてたわけでもないし、名前を呼ぶ。せいぜいそういう仲だからだ。
その後、楓と美和が話をしていると時間が来てしまい、焦ってトイレに駆け込み、教室へ戻った。
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