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エピローグ 変化した未来
第29話 二度目の人生は愛する家族と溺愛を
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「お嬢さま、侯爵さまがお待ちです」
「えっ、お父さまが!?」
アリーシアが牢獄から戻ると、メイドから父親、エステルハージ侯爵の帰還を知らされる。
戦後処理を終え、ようやく戻ってきたのだ。
急いで父親の執務室へと向かう。
「お父さま! なぜ事前に連絡をくれなかったんですか?」
「ははっ、お前をびっくりさせたくてな」
いくら戦後処理とはいえ、強硬派が暴走しないとはかぎらない。
なかなか戻ってこれない父親を心配し、カシウス皇子に相談しようと考えていたところだった。
「もう、お父さまったら。おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま。アリーシアのおかげで、こちらは帝国に利がある形でおさまったよ。
……牢獄や裁判でのことはすまなかった」
エステルハージ侯爵はそういって娘に頭を下げる。
「帝都の方ももっと根回ししておくべきだった。そうすれば、お前があんな牢獄なんかに入ることもなかったのに」
「いいえ、平気です。それにすぐに動いてくれたから、カシウス様が間に合ったのです。ありがとう、お父さま」
罪が許されたとはいえ、帝国貴族にとって、帝都の地下牢獄は恐怖の対象だ。
そんなところに娘が入れられたと聞いて、気が気ではなかったのだろう。
「わたしも一刻も早く戻ってきたかったのだが、皇子からお前のことはまかせてほしいと言われてな。それに、婚約のことも。前に、アリーシアの気持ちを聞いていてよかった」
ライハート卿との婚約騒動の時に、そのような話をしていたのを思い出す。
「あ、そういえば、婚約者がおまえの部屋で待っているぞ」
「カ、カシウス様がいらっしゃってるんですか!? お、お父さま、それでは、失礼します!」
慌てて、アリーシアは執務室を出ていく。
後に残されたエステルハージ侯爵は一瞬あっけにとられたような表情になったが、すぐに笑みを浮かべる。
「本当に、お母さんそっくりになってきたな」
エステルハージ侯爵はそうつぶやくと、穏やかな気持ちで再び目の前の仕事に戻った。
アリーシアが自分の部屋に戻ると、そこにはカシウス皇子が待っていた。
「カシウス様、お待たせしてしまいましたね」
「……アリーシア、今はふたりだけだ」
少しだけ不満そうな氷の瞳に、アリーシアは思い出す。
「そ、そうでした、カ、カシウス」
アリーシアの言葉にカシウス皇子も満足そうにうなずく。
ふたりきりの時は呼び捨てでと言われたのだが、まだ慣れない。
少し息をきらせたアリーシアに、カシウス皇子は立ち上がりコップに入った水を手渡す。
その水を飲み干すと、アリーシアはカシウス皇子の隣に並んで座る。
「……牢獄へ行っていたそうだな」
「ええ、マリナは相変わらずでした」
カシウス皇子にマリナの様子を簡単に伝える。
「そうか。マリナの子を本当に生かすつもりなのか? 第二皇子の血を引いている。利用しようとする者が現れるかもしれない」
マリナには第二皇子派が画策した、国家に対する反逆の罪も着せられている。
通常ならば、親も子も無事では済まない。
カシウス皇子が懸念しているように、大きな火種になる可能性がある。
そのことはアリーシアも理解している。
「わがままだっていうのはわかってます。だけど、子供に罪はない。どうしても、助けたいんです」
前世では牢獄に囚われ、そして処刑され、自分の子であるミーシャのことを守れなかった。
マリナの子だとしてもどうしても自分を重ね合わせてしまう。
「わかった。思う通りにすればいい。何があっても、守ってみせる」
前世のカシウス陛下はアリーシアのために時間まで戻したのだ。
カシウス皇子の言葉に、とても幸せな気持ちになる。
「ありがとう。もちろん信じてますから」
アリーシアはカシウス皇子に身を寄せる。
「……もうすぐ、結婚式だな」
「そうね、とっても楽しみよ」
カシウス皇子とアリーシアの結婚準備は着々と進んでいた。
隣国との戦争に勝利した帝国の第一皇子と疫病を救った聖女との結婚ということで、民衆も大いに沸いている。
他国の来賓も数多く出席する予定だ。
(前世の時は、西の王国との紛争中で、ほとんど儀式だけだったし)
その時はなにがなんだかわからず、戸惑っている間に終わってしまった。
今度は、しっかり記憶に残しておきたい。
アリーシアは、ふと、みーちゃんが入っていた胸の中の人形を見る。
みーちゃんがいなくなっても、アリーシアは変わらず人形を持ち歩いていた。
皇帝陛下の御前で呪術の力を見せたこともあり、急に持ち歩かなくなるのもおかしいと考えたのもある。
だが一番の理由は、今もみーちゃんが守ってくれている気がして、心が落ち着くからだ。
「みーちゃんにも、結婚式、見てほしかったな……」
ふと、アリーシアはつぶやく。
こうして、カシウス皇子と穏やかな日々を過ごせるのは、未来から助けに来てくれたみーちゃんのおかげだ。
「……そうだな」
カシウス皇子も同じ思いなのか、深くうなずいた。
その時だった。
みーちゃんが入っていた人形が淡く緑色に輝きはじめたかと思うと、一瞬、目も開けられないほどの光を放つ。
(まぶしい!)
思わずつぶってしまった目を再びあけると、人形は再び、あの時のように動き始める。
「おかーさま、元気にしてた? みーちゃん、帰ってきたよ!」
その声は、忘れもしない、みーちゃんのものだ。
「みーちゃん!? うん、元気よ。元の世界に帰ったんじゃなかったの!?」
「一度、戻ったよ。そのあと、あっちのおとーさまと巫女長さまにお話しして、力が残ってるうちはたまにこっちに来てもいいって」
「そうだったのね。またみーちゃんに会えてうれしい」
「うん、みーちゃんもまたおかーさまに会えてうれしいよ」
アリーシアは胸の中のみーちゃんを優しく抱きしめる。
「改めて、おかえりなさい、みーちゃん」
「……ただいま、おかーさま」
抱き返してくるみーちゃんの小さな手がとても温かく感じる。
「こっちのおとーさまも、ただいま」
「おかえり、みーちゃん」
隣に座るカシウス皇子の胸にみーちゃんがとびこむ。
カシウス皇子はみーちゃんをぎこちなく抱きとめる。
その氷の瞳もみーちゃんを見るときはとても柔らかい。
普段のカシウス皇子を知るものが見れば、びっくりするだろう。
「ねえねえ、聞いて、いろいろ話したいことがあるの。そのあと、おかーさまたちのことも聞かせてね!」
「もちろんよ」
アリーシアの言葉に、みーちゃんは膝の上でこちらにむきなおる。
「おとーさま、あ、あっちのおとーさまの方ね。ええっと……」
みーちゃんは、戻ってからの向こうでのことを話し始める。
(また、にぎやかな日々が戻ってくるのね)
隣に座るカシウス皇子を見上げると、真剣にみーちゃんの話を聞いている様子だ。
こんな風に、愛する人たちと過ごしたいと、ずっと思っていた。
いつまで今のみーちゃんと一緒にいられるかはわからない。
だけど、今はカシウス皇子とみーちゃんとできるだけみんなで過ごそう。
アリーシアは寄り添うカシウス皇子の胸の中で、そう強く思うのだった。
◇◇◇
帝国歴千二十一年夏。
帝国第一皇子であるカシウス皇子とエステルハージ侯爵令嬢アリーシアの結婚が大々的に発表された。
西の王国との戦争を瞬時におさめた皇子と、疫病を救った聖女として噂になっていたふたりの結婚に、帝国民は大いに沸き立つ。
――長い帝国の歴史は新たな時代を迎えようとしていた。
「えっ、お父さまが!?」
アリーシアが牢獄から戻ると、メイドから父親、エステルハージ侯爵の帰還を知らされる。
戦後処理を終え、ようやく戻ってきたのだ。
急いで父親の執務室へと向かう。
「お父さま! なぜ事前に連絡をくれなかったんですか?」
「ははっ、お前をびっくりさせたくてな」
いくら戦後処理とはいえ、強硬派が暴走しないとはかぎらない。
なかなか戻ってこれない父親を心配し、カシウス皇子に相談しようと考えていたところだった。
「もう、お父さまったら。おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま。アリーシアのおかげで、こちらは帝国に利がある形でおさまったよ。
……牢獄や裁判でのことはすまなかった」
エステルハージ侯爵はそういって娘に頭を下げる。
「帝都の方ももっと根回ししておくべきだった。そうすれば、お前があんな牢獄なんかに入ることもなかったのに」
「いいえ、平気です。それにすぐに動いてくれたから、カシウス様が間に合ったのです。ありがとう、お父さま」
罪が許されたとはいえ、帝国貴族にとって、帝都の地下牢獄は恐怖の対象だ。
そんなところに娘が入れられたと聞いて、気が気ではなかったのだろう。
「わたしも一刻も早く戻ってきたかったのだが、皇子からお前のことはまかせてほしいと言われてな。それに、婚約のことも。前に、アリーシアの気持ちを聞いていてよかった」
ライハート卿との婚約騒動の時に、そのような話をしていたのを思い出す。
「あ、そういえば、婚約者がおまえの部屋で待っているぞ」
「カ、カシウス様がいらっしゃってるんですか!? お、お父さま、それでは、失礼します!」
慌てて、アリーシアは執務室を出ていく。
後に残されたエステルハージ侯爵は一瞬あっけにとられたような表情になったが、すぐに笑みを浮かべる。
「本当に、お母さんそっくりになってきたな」
エステルハージ侯爵はそうつぶやくと、穏やかな気持ちで再び目の前の仕事に戻った。
アリーシアが自分の部屋に戻ると、そこにはカシウス皇子が待っていた。
「カシウス様、お待たせしてしまいましたね」
「……アリーシア、今はふたりだけだ」
少しだけ不満そうな氷の瞳に、アリーシアは思い出す。
「そ、そうでした、カ、カシウス」
アリーシアの言葉にカシウス皇子も満足そうにうなずく。
ふたりきりの時は呼び捨てでと言われたのだが、まだ慣れない。
少し息をきらせたアリーシアに、カシウス皇子は立ち上がりコップに入った水を手渡す。
その水を飲み干すと、アリーシアはカシウス皇子の隣に並んで座る。
「……牢獄へ行っていたそうだな」
「ええ、マリナは相変わらずでした」
カシウス皇子にマリナの様子を簡単に伝える。
「そうか。マリナの子を本当に生かすつもりなのか? 第二皇子の血を引いている。利用しようとする者が現れるかもしれない」
マリナには第二皇子派が画策した、国家に対する反逆の罪も着せられている。
通常ならば、親も子も無事では済まない。
カシウス皇子が懸念しているように、大きな火種になる可能性がある。
そのことはアリーシアも理解している。
「わがままだっていうのはわかってます。だけど、子供に罪はない。どうしても、助けたいんです」
前世では牢獄に囚われ、そして処刑され、自分の子であるミーシャのことを守れなかった。
マリナの子だとしてもどうしても自分を重ね合わせてしまう。
「わかった。思う通りにすればいい。何があっても、守ってみせる」
前世のカシウス陛下はアリーシアのために時間まで戻したのだ。
カシウス皇子の言葉に、とても幸せな気持ちになる。
「ありがとう。もちろん信じてますから」
アリーシアはカシウス皇子に身を寄せる。
「……もうすぐ、結婚式だな」
「そうね、とっても楽しみよ」
カシウス皇子とアリーシアの結婚準備は着々と進んでいた。
隣国との戦争に勝利した帝国の第一皇子と疫病を救った聖女との結婚ということで、民衆も大いに沸いている。
他国の来賓も数多く出席する予定だ。
(前世の時は、西の王国との紛争中で、ほとんど儀式だけだったし)
その時はなにがなんだかわからず、戸惑っている間に終わってしまった。
今度は、しっかり記憶に残しておきたい。
アリーシアは、ふと、みーちゃんが入っていた胸の中の人形を見る。
みーちゃんがいなくなっても、アリーシアは変わらず人形を持ち歩いていた。
皇帝陛下の御前で呪術の力を見せたこともあり、急に持ち歩かなくなるのもおかしいと考えたのもある。
だが一番の理由は、今もみーちゃんが守ってくれている気がして、心が落ち着くからだ。
「みーちゃんにも、結婚式、見てほしかったな……」
ふと、アリーシアはつぶやく。
こうして、カシウス皇子と穏やかな日々を過ごせるのは、未来から助けに来てくれたみーちゃんのおかげだ。
「……そうだな」
カシウス皇子も同じ思いなのか、深くうなずいた。
その時だった。
みーちゃんが入っていた人形が淡く緑色に輝きはじめたかと思うと、一瞬、目も開けられないほどの光を放つ。
(まぶしい!)
思わずつぶってしまった目を再びあけると、人形は再び、あの時のように動き始める。
「おかーさま、元気にしてた? みーちゃん、帰ってきたよ!」
その声は、忘れもしない、みーちゃんのものだ。
「みーちゃん!? うん、元気よ。元の世界に帰ったんじゃなかったの!?」
「一度、戻ったよ。そのあと、あっちのおとーさまと巫女長さまにお話しして、力が残ってるうちはたまにこっちに来てもいいって」
「そうだったのね。またみーちゃんに会えてうれしい」
「うん、みーちゃんもまたおかーさまに会えてうれしいよ」
アリーシアは胸の中のみーちゃんを優しく抱きしめる。
「改めて、おかえりなさい、みーちゃん」
「……ただいま、おかーさま」
抱き返してくるみーちゃんの小さな手がとても温かく感じる。
「こっちのおとーさまも、ただいま」
「おかえり、みーちゃん」
隣に座るカシウス皇子の胸にみーちゃんがとびこむ。
カシウス皇子はみーちゃんをぎこちなく抱きとめる。
その氷の瞳もみーちゃんを見るときはとても柔らかい。
普段のカシウス皇子を知るものが見れば、びっくりするだろう。
「ねえねえ、聞いて、いろいろ話したいことがあるの。そのあと、おかーさまたちのことも聞かせてね!」
「もちろんよ」
アリーシアの言葉に、みーちゃんは膝の上でこちらにむきなおる。
「おとーさま、あ、あっちのおとーさまの方ね。ええっと……」
みーちゃんは、戻ってからの向こうでのことを話し始める。
(また、にぎやかな日々が戻ってくるのね)
隣に座るカシウス皇子を見上げると、真剣にみーちゃんの話を聞いている様子だ。
こんな風に、愛する人たちと過ごしたいと、ずっと思っていた。
いつまで今のみーちゃんと一緒にいられるかはわからない。
だけど、今はカシウス皇子とみーちゃんとできるだけみんなで過ごそう。
アリーシアは寄り添うカシウス皇子の胸の中で、そう強く思うのだった。
◇◇◇
帝国歴千二十一年夏。
帝国第一皇子であるカシウス皇子とエステルハージ侯爵令嬢アリーシアの結婚が大々的に発表された。
西の王国との戦争を瞬時におさめた皇子と、疫病を救った聖女として噂になっていたふたりの結婚に、帝国民は大いに沸き立つ。
――長い帝国の歴史は新たな時代を迎えようとしていた。
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