5 / 49
第1章『お仕置き生活は突然に』
第5話「王太子ジュリアン、小便の海にダイブする」
しおりを挟む
ふふふ。
ジュリアン。
キミにはチャンスをあげますよ。
一度くらいは機会を与えないとね。
僕も鬼じゃないからね。
まあ、チャンスと言っても、針の穴を通すくらいの努力を重ねて、それでも上手く行くかは運次第ってくらいのチャンスだけどね。
それまで、役立たずの頭を胴体に乗っけておくといい。
「シャルリーヌとは、どっちから言い出したのですか? ジュリアン」
いつぞやのアラン王を甚振った時のように、ユベールは無表情かつ、冷徹な声の調子でジュリアンに話しかけた。
こういう表情のユベールは内心では、とても楽しいと感じている。
「……あの女からです。俺は、い、いや、私は騙されたのです!!」
下半身を濡らす小便を撒き散らして、ジュリアンはユベールの前で両膝をついて縋るような目をした。
よっぽど死にたくないのだろう。
確かに若い身空で天に召されるのは気の毒だ。
しかしこの王太子は、仲間たちと寄ってたかってユベールを殺めようとした経緯がある。殺めるつもりがあったかは、この時点ではもう知る術はないし、尋ねた所で弾みだ何だと言い逃れをするに決まっている。
ユベールもそんな事は先刻承知だ。
だから執拗に仕返しをして憂さを晴らそうと、昏い考えに先ほどからずっと思考を巡らせている。
今度はどういうやり方をして、敵を苦しめようかと思案に暮れている。
この呑気なバカ王太子は知らないだろうし、この場に居並ぶレンヌに仕える家臣たちも知らないだろう。
ユベールはこれまで安穏と暮らしてきたわけではない。
幼少時代を過ごしたカイトゥスでも、危険な目や辛い想いを繰り返してきた。大国の皇子だからと言って安全が保障されるわけではない。むしろ逆だ、いつ誰に命を狙われるのか分かったものではない。
その辺りについては彼の父親はさすがに、西方諸国最大の皇国を統べるだけあって、いち早くユベールをレンヌに派遣して襲い掛かる危険を避けようとした。
実際全ての危険は避けられなかったが、それでもカイトゥスに留まり続けるよりはよほどマシだった言えるはずだ。
ただ生きるだけの事でも、小便男とユベールでは積み重ねてきた重さが違うのだ。
たかが小便まみれの分際で、少なくともレンヌでは最も危険な存在に迂闊にも手を出してしまった。
「シャルの事はどうするつもりです?」
聞くまでもない事を、ただ小便男を苦しませようとわざと聞いている。
抑揚に乏しい声色なのは、相手に恐怖を与えようという演出だ。
「そ、そそそ即刻、婚約破棄します!! もうあの女には会いません!」
小便の水溜まりの上で激しく動くものだから、ジュリアンの浸水状況は上半身に迫りつつあった。
「別にいいのですよ? 無理やり別れさせたいわけではありませんし……」
この言葉は本心だ。
シャルリーヌが本当に王太子を愛しているのなら、それを無理やり奪い返そうとは思っていない。
シャルリーヌとの間には、相思相愛の関係でなくてはならないと、ユベールは考えている。なのに無理強いをして関係を悪化させようとは考えない。
ユベールは用意周到な性格だ。効率の悪いやり方は好まないのだ。
「い、いいいいえ! すぐに関係を清算致します!!」
「貴方たちが相思相愛なら邪魔をする気はありませんよ。どうせ貴方みたいなクズなら、そのうちシャルのほうが愛想を尽かすでしょうし」
『クズ』という言葉を発した瞬間、ユベールの表情に愉悦の色が現れた。彼は今、自身の内面を渦巻くドSな思考を抑えようと努めている。さすがにこの場でそれをさらけ出すわけには行かないからだ。
だが僅かながらにそれを表に見せてしまった。
誰にも気付かれてはいないと、ユベールは思っていた。
だが、一人だけそれに気付いた人間が居る。
ユベールが姿を現してから、彼をずっと熱っぽい顔つきで見つめているこの女性だけは見逃さなかった。
(はああ……ユベールさま、意地の悪いお顔も素敵です。そんな貴方に今すぐ抱きしめられたい!)
黒髪と白い素肌をくゆらせて、近衛騎士団団長カミラはユベールから視線を外せないでいた。
(そのような穢れた存在など、お命じ頂ければ即座に斬殺してご覧に入れます! カミラはユベールさまの為なら何でもします!!)
カミラはレンヌの王族と、この王都マグリシアを守護する近衛騎士団の団長だ。女性の身ながら多くの騎士や兵士たちから尊敬を集めている。
そのカミラが最も重要な守護対象を『穢れた存在』呼ばわりするなど、騎士失格もいい所だし、そんな事は口が裂けても言うべきじゃない。思う事さえ有り得ないが、ユベールが絡むとカミラは途端にポンコツ化してしまうのだ。
「お願いします!! シャルリーヌとの関係を終わりにさせて下さいいいいいい!!」
『ビシャーン!!』と自身で創り出した小便の海にダイブしながら、王太子改め、小便王子ジュリアンはそれは見事な土下座を繰り出した。
哀れや無様を通り越して失笑の対象と成り果てる。
謁見の間に集うレンヌ王国の家臣たちも思わず、くすくすと忍び笑いを漏らしてしまっている。
アラン王もユベールに遠慮しているのもあるが、情けなさすぎてどうにかしてやろうという気にもならないという顔をしている。
ちょっと、や、やめて下さい!
ぶふっ……!
あは、あはははは!
ぶ、無様すぎる。
良くこんな情けない真似ができるね?
あはははは!
「ジュリアンの処遇はどうするつもりですか。アラン」
玉座の上のアランに向き直り、矢のように鋭い目線を浴びせながら、ジュリアンを『どう処遇するか』と王に尋ねた。
「廃嫡した上で領地も私財も没収し、無期限で謹慎処分とするつもりです。皇子殿下」
「学園には登校させてあげて下さい」
学園に来てくれないと都合が悪くなる。
王宮に居る時は大人しくするだろうけど、学園にいる間に何かを企むはずだよ。この小便王子がこんな事くらいで反省するわけはないから。
まあ、そこの部分を利用して罠に嵌めて、更に追い詰めようとしている僕も酷い性格だなって自分でも思う。
でも悪いのはジュリアンだ。僕じゃない。
何で僕に狙われるような事をしちゃったのだろうね?
僕ほど無慈悲な人間も珍しいと思うんだけどね。
「よ、宜しいのですか?」
アラン王はユベールの意図を履き違えて、なんだかうるうるした目でユベールを見つめている。
「はい、学生は学ぶのが本分ですからね」
「お、お心遣いに感謝致します!」
アラン王は玉座から立ち上がると、腰を折って深く頭を下げた。
「それからジュリアン。キミも僕も、まだ子供ですから、今回はその役立たずの頭はそのままにしておいてあげます」
言うなり首を傾げて"にっこり"と笑う。
(きゃああああ!! その笑顔は私にですか? カミラに笑顔を下さったのですよね? こ、今宵はユベールさまの寝所に参ります! 貴方に全てを捧げます!!)
「あ、あありがとうございますうううう!!! もう二度と逆らいません!!! 皇子殿下の犬になりますうううう!!」
今年最大級に小便を撒き散らし、ジュリアンは涙を流して喜んでいる。
「僕に関わらなければ問題ないです。でも次に何かしたら地獄に落としますよ」
「は、はいいい!!! 常に皇子殿下の視界から消え去る努力を致しますぅぅぅぅぅ!!!」
まあ、性懲りもなく何かを企んでくれたほうがいいけどね。
そのほうが楽しいからさ。
さてさて、キミはどうするのかな?
お互いに退屈な学園生活を楽しめそうだよね。
しばらくはキミというおもちゃで遊ぶことにするよ。
*****
若干一名、逝っちゃってる人がいるのは気のせい(´ー+`)
*****
ジュリアン。
キミにはチャンスをあげますよ。
一度くらいは機会を与えないとね。
僕も鬼じゃないからね。
まあ、チャンスと言っても、針の穴を通すくらいの努力を重ねて、それでも上手く行くかは運次第ってくらいのチャンスだけどね。
それまで、役立たずの頭を胴体に乗っけておくといい。
「シャルリーヌとは、どっちから言い出したのですか? ジュリアン」
いつぞやのアラン王を甚振った時のように、ユベールは無表情かつ、冷徹な声の調子でジュリアンに話しかけた。
こういう表情のユベールは内心では、とても楽しいと感じている。
「……あの女からです。俺は、い、いや、私は騙されたのです!!」
下半身を濡らす小便を撒き散らして、ジュリアンはユベールの前で両膝をついて縋るような目をした。
よっぽど死にたくないのだろう。
確かに若い身空で天に召されるのは気の毒だ。
しかしこの王太子は、仲間たちと寄ってたかってユベールを殺めようとした経緯がある。殺めるつもりがあったかは、この時点ではもう知る術はないし、尋ねた所で弾みだ何だと言い逃れをするに決まっている。
ユベールもそんな事は先刻承知だ。
だから執拗に仕返しをして憂さを晴らそうと、昏い考えに先ほどからずっと思考を巡らせている。
今度はどういうやり方をして、敵を苦しめようかと思案に暮れている。
この呑気なバカ王太子は知らないだろうし、この場に居並ぶレンヌに仕える家臣たちも知らないだろう。
ユベールはこれまで安穏と暮らしてきたわけではない。
幼少時代を過ごしたカイトゥスでも、危険な目や辛い想いを繰り返してきた。大国の皇子だからと言って安全が保障されるわけではない。むしろ逆だ、いつ誰に命を狙われるのか分かったものではない。
その辺りについては彼の父親はさすがに、西方諸国最大の皇国を統べるだけあって、いち早くユベールをレンヌに派遣して襲い掛かる危険を避けようとした。
実際全ての危険は避けられなかったが、それでもカイトゥスに留まり続けるよりはよほどマシだった言えるはずだ。
ただ生きるだけの事でも、小便男とユベールでは積み重ねてきた重さが違うのだ。
たかが小便まみれの分際で、少なくともレンヌでは最も危険な存在に迂闊にも手を出してしまった。
「シャルの事はどうするつもりです?」
聞くまでもない事を、ただ小便男を苦しませようとわざと聞いている。
抑揚に乏しい声色なのは、相手に恐怖を与えようという演出だ。
「そ、そそそ即刻、婚約破棄します!! もうあの女には会いません!」
小便の水溜まりの上で激しく動くものだから、ジュリアンの浸水状況は上半身に迫りつつあった。
「別にいいのですよ? 無理やり別れさせたいわけではありませんし……」
この言葉は本心だ。
シャルリーヌが本当に王太子を愛しているのなら、それを無理やり奪い返そうとは思っていない。
シャルリーヌとの間には、相思相愛の関係でなくてはならないと、ユベールは考えている。なのに無理強いをして関係を悪化させようとは考えない。
ユベールは用意周到な性格だ。効率の悪いやり方は好まないのだ。
「い、いいいいえ! すぐに関係を清算致します!!」
「貴方たちが相思相愛なら邪魔をする気はありませんよ。どうせ貴方みたいなクズなら、そのうちシャルのほうが愛想を尽かすでしょうし」
『クズ』という言葉を発した瞬間、ユベールの表情に愉悦の色が現れた。彼は今、自身の内面を渦巻くドSな思考を抑えようと努めている。さすがにこの場でそれをさらけ出すわけには行かないからだ。
だが僅かながらにそれを表に見せてしまった。
誰にも気付かれてはいないと、ユベールは思っていた。
だが、一人だけそれに気付いた人間が居る。
ユベールが姿を現してから、彼をずっと熱っぽい顔つきで見つめているこの女性だけは見逃さなかった。
(はああ……ユベールさま、意地の悪いお顔も素敵です。そんな貴方に今すぐ抱きしめられたい!)
黒髪と白い素肌をくゆらせて、近衛騎士団団長カミラはユベールから視線を外せないでいた。
(そのような穢れた存在など、お命じ頂ければ即座に斬殺してご覧に入れます! カミラはユベールさまの為なら何でもします!!)
カミラはレンヌの王族と、この王都マグリシアを守護する近衛騎士団の団長だ。女性の身ながら多くの騎士や兵士たちから尊敬を集めている。
そのカミラが最も重要な守護対象を『穢れた存在』呼ばわりするなど、騎士失格もいい所だし、そんな事は口が裂けても言うべきじゃない。思う事さえ有り得ないが、ユベールが絡むとカミラは途端にポンコツ化してしまうのだ。
「お願いします!! シャルリーヌとの関係を終わりにさせて下さいいいいいい!!」
『ビシャーン!!』と自身で創り出した小便の海にダイブしながら、王太子改め、小便王子ジュリアンはそれは見事な土下座を繰り出した。
哀れや無様を通り越して失笑の対象と成り果てる。
謁見の間に集うレンヌ王国の家臣たちも思わず、くすくすと忍び笑いを漏らしてしまっている。
アラン王もユベールに遠慮しているのもあるが、情けなさすぎてどうにかしてやろうという気にもならないという顔をしている。
ちょっと、や、やめて下さい!
ぶふっ……!
あは、あはははは!
ぶ、無様すぎる。
良くこんな情けない真似ができるね?
あはははは!
「ジュリアンの処遇はどうするつもりですか。アラン」
玉座の上のアランに向き直り、矢のように鋭い目線を浴びせながら、ジュリアンを『どう処遇するか』と王に尋ねた。
「廃嫡した上で領地も私財も没収し、無期限で謹慎処分とするつもりです。皇子殿下」
「学園には登校させてあげて下さい」
学園に来てくれないと都合が悪くなる。
王宮に居る時は大人しくするだろうけど、学園にいる間に何かを企むはずだよ。この小便王子がこんな事くらいで反省するわけはないから。
まあ、そこの部分を利用して罠に嵌めて、更に追い詰めようとしている僕も酷い性格だなって自分でも思う。
でも悪いのはジュリアンだ。僕じゃない。
何で僕に狙われるような事をしちゃったのだろうね?
僕ほど無慈悲な人間も珍しいと思うんだけどね。
「よ、宜しいのですか?」
アラン王はユベールの意図を履き違えて、なんだかうるうるした目でユベールを見つめている。
「はい、学生は学ぶのが本分ですからね」
「お、お心遣いに感謝致します!」
アラン王は玉座から立ち上がると、腰を折って深く頭を下げた。
「それからジュリアン。キミも僕も、まだ子供ですから、今回はその役立たずの頭はそのままにしておいてあげます」
言うなり首を傾げて"にっこり"と笑う。
(きゃああああ!! その笑顔は私にですか? カミラに笑顔を下さったのですよね? こ、今宵はユベールさまの寝所に参ります! 貴方に全てを捧げます!!)
「あ、あありがとうございますうううう!!! もう二度と逆らいません!!! 皇子殿下の犬になりますうううう!!」
今年最大級に小便を撒き散らし、ジュリアンは涙を流して喜んでいる。
「僕に関わらなければ問題ないです。でも次に何かしたら地獄に落としますよ」
「は、はいいい!!! 常に皇子殿下の視界から消え去る努力を致しますぅぅぅぅぅ!!!」
まあ、性懲りもなく何かを企んでくれたほうがいいけどね。
そのほうが楽しいからさ。
さてさて、キミはどうするのかな?
お互いに退屈な学園生活を楽しめそうだよね。
しばらくはキミというおもちゃで遊ぶことにするよ。
*****
若干一名、逝っちゃってる人がいるのは気のせい(´ー+`)
*****
0
お気に入りに追加
1,606
あなたにおすすめの小説
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
卒業パーティーで魅了されている連中がいたから、助けてやった。えっ、どうやって?帝国真拳奥義を使ってな
しげむろ ゆうき
恋愛
卒業パーティーに呼ばれた俺はピンク頭に魅了された連中に気づく
しかも、魅了された連中は令嬢に向かって婚約破棄をするだの色々と暴言を吐いたのだ
おそらく本意ではないのだろうと思った俺はそいつらを助けることにしたのだ
私ではありませんから
三木谷夜宵
ファンタジー
とある王立学園の卒業パーティーで、カスティージョ公爵令嬢が第一王子から婚約破棄を言い渡される。理由は、王子が懇意にしている男爵令嬢への嫌がらせだった。カスティージョ公爵令嬢は冷静な態度で言った。「お話は判りました。婚約破棄の件、父と妹に報告させていただきます」「待て。父親は判るが、なぜ妹にも報告する必要があるのだ?」「だって、陛下の婚約者は私ではありませんから」
はじめて書いた婚約破棄もの。
カクヨムでも公開しています。
側妃に追放された王太子
基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」
正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。
そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。
王の代理が側妃など異例の出来事だ。
「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」
王太子は息を吐いた。
「それが国のためなら」
貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。
無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。
ああ、もういらないのね
志位斗 茂家波
ファンタジー
……ある国で起きた、婚約破棄。
それは重要性を理解していなかったがゆえに起きた悲劇の始まりでもあった。
だけど、もうその事を理解しても遅い…‥‥
たまにやりたくなる短編。興味があればぜひどうぞ。
【完結】嫌われている...母様の命を奪った私を
紫宛
ファンタジー
※素人作品です。ご都合主義。R15は保険です※
3話構成、ネリス視点、父・兄視点、未亡人視点。
2話、おまけを追加します(ᴗ͈ˬᴗ͈⸝⸝)
いつも無言で、私に一切の興味が無いお父様。
いつも無言で、私に一切の興味が無いお兄様。
いつも暴言と暴力で、私を嫌っているお義母様
いつも暴言と暴力で、私の物を奪っていく義妹。
私は、血の繋がった父と兄に嫌われている……そう思っていたのに、違ったの?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる