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第五章 アンブレラナイン
第60話 密猟者
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夕方になり、そろそろ日が暮れてきた。恐竜モンスターは夜目が効くし、奴らは夜に活発になる。これ以上の探索は危険ということで今日は引き上げて安全地帯で野営をすることにした。
「ぶー。折角、恐竜と戦えると思ったのに残念」
パドがわかりやすく不満を垂れている。キャンプの火がパチパチと鳴り、その音で昼間の行動の精神的な疲れを癒す。この音は本当に良い。心が洗われる。
「結局、カイゼルディノは見つかりませんでしたね」
アベルが火に薪をくべる。パチッと弾ける音がする。
「ああ。奴らのエサとなるモンスターがいるのにも関わらずだ……これはやはり人為的なものを感じる」
「誰かがモンスターを狩っているってことですか? 何のために?」
「ああ。カイゼルディノの討伐依頼は冒険者ギルドに出ていない。防衛のために戦うことはあっても、積極的に戦って得をすることはない」
そもそも、生態系のアンブレラ種となるカイゼルディノを討伐する方がデメリットが大きい。このモンスターがいるだけで、他のモンスターを勝手に駆逐してくれる。確かにカイゼルディノはランクが高いモンスターではあるが、低ランクの雑魚モンスターも数が多ければ厄介なものとなる。その厄介ものを食ってくれる存在を始末する理由とは一体……
「あーあ。早くカイゼルディノぶち壊したいなあ」
「パド……まさか、パドみたいに腕試しのためにカイゼルディノを倒して回るやつがいるとかか?」
「そんなことはないと思いますけどね」
「だよな」
考えても答えが出ないことだ。特に有意義な意見も出ないまま、時間だけが過ぎていき俺たちはそのまま、就寝した。
◇
「リオンおじさん! 起きて!」
俺はその大声と共に目覚めた。隣ではアベルがまだ眠っている。俺の覚醒した意識がパドに起こされたことだと認識した。
「なんだパド。朝から元気だな」
「ねえ、リオンおじさんって強いんでしょ? だったらさ、ボクと手合わせしてよ」
パドは背負っていた大剣の柄を握る。やる気まんまんのようである。しかし、俺は寝起きで体調が万全ではない。
「あー。すまない。後にしてくれるか。今は寝起きで調子が出ないんだ」
「えー。年寄りは朝早いって言うのに」
「俺はまだ20代だ。年寄り扱いするな」
「わかったー。じゃあ。手合わせの相手は……ボクたちを朝っぱらから監視しているそこのお2人さんでいいか」
パドは大剣を抜き、それを大きめの岩に向ける。パドが刺した方向から確かに人の気配がする。俺も言われてみて気づいたレベルだ。パドの感覚はとても鋭いのか。
「2人がかりでもリオンおじさんと比べて見劣りしそうだけど、贅沢は行ってられないねえ!」
パドは跳躍して一気に岩のところまで移動する。岩陰から2人の男女が出てきて、逃げ出した。
「逃がすか!」
パドが男女の頭上を跳躍で飛び越えて、進行方向に降り立った。その常識外れの行動に男女はぎょっと固まってしまい、その場に立ち尽くす。
「ひ、ひい」
「ケント、こいつ、ただのガキじゃないよ。身体能力がお化けすぎる」
癖っ毛の金髪の女が隣にいる銀髪のサラサラヘアーの男を横目で見る。この男女は……身のこなし的にCランク相当の実力者と言ったところか、十分強い部類だけど、相手が悪かったな。
「ソフィア! ひ、怯むんじゃない。密猟者を狩るのが俺たち、アンブレラナインの役割だろ」
男はナイフを両手に持って、パドを睨みつけている。
「密猟者? なにそれ?」
「へ?」
パドの言葉に男女は拍子抜けの声を出す。
「お前達はカイゼルディノを狩りに来たのではないのか!」
ケントと呼ばれた男は戦闘態勢を解かずにパドに質問をする。パドは困ったような表情で俺を見る。
「リオンおじさん。ボク説明が下手だから、この人たちにわかりやすく説明してあげて」
「あ、ああ。わかった。誤解のないように言っておくが、俺たちはギルド公認の冒険者だ。決して密猟者ではない。確かに俺たちの目当てはカイゼルディノだ。しかし、目的は狩るためじゃない。生態調査のために来ているのだ。そこで寝ているレンジャーのアベル。彼が受けた生態調査依頼を俺たちが付き添いで手伝っているんだ」
「んー……むにゃむにゃ……」
アベル。こんな状況だって言うのに、幸せそうな顔で寝ている。これだけの騒ぎで起きないのは、まあある意味大物だな。
「そうか。生態調査のために来たのか。すまない。俺は昨日のあんたたちの会話を偶然盗み聞きしてな。カイゼルディノを倒すだとかどうとか言っているから、てっきり密猟者の仲間かと思った」
確かに昨日はパドがそんなこと言っていたな。それで誤解したというのか。
「実はな……近頃、カイゼルディノの乱獲が起こっているんだ。密猟者がなぜカイゼルディノを狙うのかはわからない。けれど、生態系の頂点であるカイゼルディノがいなくなれば、ここら一帯の生態系は滅茶苦茶になる。捕食者がいなくなれば草食モンスターが個体を増やして、草も生えない土地になるだろう」
「ここら辺の植物は染料や薬の材料になるものが多くてね。放置していたら、産業に大打撃が与えられちゃうの。だから、それを阻止するために生態系を人間の手で調整しようとする組織。それが私たちアンブレラナインというわけ」
ケントとソフィアの説明を聞いて合点がいった。カイゼルディノの情報を知っているのなら、彼らと交渉すれば仕事が楽になるかもしれない。
「生態系を管理しているなら、カイゼルディノが普段どこにいるのか知っているんだろ? だったら、そのデータを俺たちにくれないか? もちろんタダとは言わない」
「いや、すまない。そればかりはリーダーの確認を取らないと無理だ」
「リーダー?」
「ああ、名前くらい聞いたことあると思うが、Aランクのタンク。ウィリアムだ。ちなみにサブリーダーも同じくAランクのレンジャー。バロック。この2人が中心となって計9名で活動している」
なるほど。メンバーが9人だから、アンブレラナインか。チーム名にメンバーの人数をあえて付けるのは、今のメンバーを誰も欠かないという願掛けの意味があるとどこかで聞いたことがある。今日、明日、いつ自分か仲間が死ぬかわからない世界だ。そうした気休めのゲン担ぎでも心が軽くなるというものだ。
「では、リーダーのところに案内してくれるか? 俺が話をつける」
「失礼だが、あなたのランクは今いくつだ?」
「俺はEだ。そこで寝ているアベルはDランク。パド……お前は?」
「ひ・み・つ」
腹立つ顔でウインクをしてくるパド。こいつ……
「すまないが、Cランクに満たない冒険者とはリーダーは会わない。彼はランク至上主義者でな。例え、実力があってもランクがなければゴミ同然という考えだ」
「そうか。なら、他をあたるか。手間取らせて申し訳ない」
別にリーダーのウィリアムが狭量だとかそういう話ではない。元は低ランクの冒険者が無謀な依頼を引き受けないためのシステムだが、そこに人間の他者の優位に立ちたい感情が加わることで、ランク至上主義の考えが出てもおかしくない。というか、そっちの考えの方が一般的だ。
バカにされたくない。少しでも認められたい。そうした人間の承認欲求を刺激して冒険者はみんな成長していくんだ。なにも悪い側面ばかりではない。
「いえ。あなたがたも密猟者には気を付けてくれ」
こうして、ケントとソフィアは去っていった。カイゼルディノを狩る謎の密猟者と、生態系を保護するアンブレラナイン。その2つの組織か。なんか複雑で面倒なことにならないといいけどな。
「さて、パド。アベルが起きたら調査開始するぞ」
「へーい……調査の過程で密猟者に会えるといいね?」
「え?」
「だって、そうすれば、密猟者と合法的に戦えるじゃん? カイゼルディノを狩れる実力者と戦えるってワクワクするなあ」
こいつ……とんでもねえ戦闘民族だな。
「ぶー。折角、恐竜と戦えると思ったのに残念」
パドがわかりやすく不満を垂れている。キャンプの火がパチパチと鳴り、その音で昼間の行動の精神的な疲れを癒す。この音は本当に良い。心が洗われる。
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「ああ。カイゼルディノの討伐依頼は冒険者ギルドに出ていない。防衛のために戦うことはあっても、積極的に戦って得をすることはない」
そもそも、生態系のアンブレラ種となるカイゼルディノを討伐する方がデメリットが大きい。このモンスターがいるだけで、他のモンスターを勝手に駆逐してくれる。確かにカイゼルディノはランクが高いモンスターではあるが、低ランクの雑魚モンスターも数が多ければ厄介なものとなる。その厄介ものを食ってくれる存在を始末する理由とは一体……
「あーあ。早くカイゼルディノぶち壊したいなあ」
「パド……まさか、パドみたいに腕試しのためにカイゼルディノを倒して回るやつがいるとかか?」
「そんなことはないと思いますけどね」
「だよな」
考えても答えが出ないことだ。特に有意義な意見も出ないまま、時間だけが過ぎていき俺たちはそのまま、就寝した。
◇
「リオンおじさん! 起きて!」
俺はその大声と共に目覚めた。隣ではアベルがまだ眠っている。俺の覚醒した意識がパドに起こされたことだと認識した。
「なんだパド。朝から元気だな」
「ねえ、リオンおじさんって強いんでしょ? だったらさ、ボクと手合わせしてよ」
パドは背負っていた大剣の柄を握る。やる気まんまんのようである。しかし、俺は寝起きで体調が万全ではない。
「あー。すまない。後にしてくれるか。今は寝起きで調子が出ないんだ」
「えー。年寄りは朝早いって言うのに」
「俺はまだ20代だ。年寄り扱いするな」
「わかったー。じゃあ。手合わせの相手は……ボクたちを朝っぱらから監視しているそこのお2人さんでいいか」
パドは大剣を抜き、それを大きめの岩に向ける。パドが刺した方向から確かに人の気配がする。俺も言われてみて気づいたレベルだ。パドの感覚はとても鋭いのか。
「2人がかりでもリオンおじさんと比べて見劣りしそうだけど、贅沢は行ってられないねえ!」
パドは跳躍して一気に岩のところまで移動する。岩陰から2人の男女が出てきて、逃げ出した。
「逃がすか!」
パドが男女の頭上を跳躍で飛び越えて、進行方向に降り立った。その常識外れの行動に男女はぎょっと固まってしまい、その場に立ち尽くす。
「ひ、ひい」
「ケント、こいつ、ただのガキじゃないよ。身体能力がお化けすぎる」
癖っ毛の金髪の女が隣にいる銀髪のサラサラヘアーの男を横目で見る。この男女は……身のこなし的にCランク相当の実力者と言ったところか、十分強い部類だけど、相手が悪かったな。
「ソフィア! ひ、怯むんじゃない。密猟者を狩るのが俺たち、アンブレラナインの役割だろ」
男はナイフを両手に持って、パドを睨みつけている。
「密猟者? なにそれ?」
「へ?」
パドの言葉に男女は拍子抜けの声を出す。
「お前達はカイゼルディノを狩りに来たのではないのか!」
ケントと呼ばれた男は戦闘態勢を解かずにパドに質問をする。パドは困ったような表情で俺を見る。
「リオンおじさん。ボク説明が下手だから、この人たちにわかりやすく説明してあげて」
「あ、ああ。わかった。誤解のないように言っておくが、俺たちはギルド公認の冒険者だ。決して密猟者ではない。確かに俺たちの目当てはカイゼルディノだ。しかし、目的は狩るためじゃない。生態調査のために来ているのだ。そこで寝ているレンジャーのアベル。彼が受けた生態調査依頼を俺たちが付き添いで手伝っているんだ」
「んー……むにゃむにゃ……」
アベル。こんな状況だって言うのに、幸せそうな顔で寝ている。これだけの騒ぎで起きないのは、まあある意味大物だな。
「そうか。生態調査のために来たのか。すまない。俺は昨日のあんたたちの会話を偶然盗み聞きしてな。カイゼルディノを倒すだとかどうとか言っているから、てっきり密猟者の仲間かと思った」
確かに昨日はパドがそんなこと言っていたな。それで誤解したというのか。
「実はな……近頃、カイゼルディノの乱獲が起こっているんだ。密猟者がなぜカイゼルディノを狙うのかはわからない。けれど、生態系の頂点であるカイゼルディノがいなくなれば、ここら一帯の生態系は滅茶苦茶になる。捕食者がいなくなれば草食モンスターが個体を増やして、草も生えない土地になるだろう」
「ここら辺の植物は染料や薬の材料になるものが多くてね。放置していたら、産業に大打撃が与えられちゃうの。だから、それを阻止するために生態系を人間の手で調整しようとする組織。それが私たちアンブレラナインというわけ」
ケントとソフィアの説明を聞いて合点がいった。カイゼルディノの情報を知っているのなら、彼らと交渉すれば仕事が楽になるかもしれない。
「生態系を管理しているなら、カイゼルディノが普段どこにいるのか知っているんだろ? だったら、そのデータを俺たちにくれないか? もちろんタダとは言わない」
「いや、すまない。そればかりはリーダーの確認を取らないと無理だ」
「リーダー?」
「ああ、名前くらい聞いたことあると思うが、Aランクのタンク。ウィリアムだ。ちなみにサブリーダーも同じくAランクのレンジャー。バロック。この2人が中心となって計9名で活動している」
なるほど。メンバーが9人だから、アンブレラナインか。チーム名にメンバーの人数をあえて付けるのは、今のメンバーを誰も欠かないという願掛けの意味があるとどこかで聞いたことがある。今日、明日、いつ自分か仲間が死ぬかわからない世界だ。そうした気休めのゲン担ぎでも心が軽くなるというものだ。
「では、リーダーのところに案内してくれるか? 俺が話をつける」
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「俺はEだ。そこで寝ているアベルはDランク。パド……お前は?」
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「すまないが、Cランクに満たない冒険者とはリーダーは会わない。彼はランク至上主義者でな。例え、実力があってもランクがなければゴミ同然という考えだ」
「そうか。なら、他をあたるか。手間取らせて申し訳ない」
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