52 / 101
第50話 月雫の丘探索
しおりを挟む
アルドたちは月雫の丘の近くまで運んでもらった。流石に邪霊が多い丘の環境で卸してもらうと御者に迷惑がかかるから仕方のないことである。
アルドたちはペガサス馬車を見送った後に、丘を目指すことにした。
「よし、まず月雫の丘に足を踏み入れる前に確認しておきたいことがある。まず、この周辺の地域では水の魔法の威力が上がる性質がある。青の魔法を使えるんだったら、そのことを頭に入れた方がいいな。それにこの丘の邪霊は不死系のも邪霊が多い。不死系の邪霊は光魔法。つまり黄の魔法が使えるんだったら、そっちを優先して使うと楽になる」
ジェフが攻略の手引きを語る。仮にも先生と呼ばれるだけの人間であるからにして、そういう知識は豊富なのである。
「じゃあ、アルドさんとやら。先頭はアンタに任せたぜ。俺はしんがりを務めさせてもらう」
「はい。わかりました。後ろはお願いします」
前後、どちらかから襲撃を受けるかわからない状況では、パーティの前後は内側のメンバーを守れる強さを持っている方が良い。アルドは信仰の低さからの耐久性が高いし、ジェフは単純にこの中では最も知識も経験も豊富で強いからである。
「あ、じゃあ。オレがアルドの旦那のすぐ後ろにつきます。黄色の魔法が得意なんで、後ろから旦那をサポートします」
「旦那……僕のことか」
モヒカンに妙に懐かれて変な呼び方をされてしまったが、アルドは深く気にすることはなく受け入れた。そして、月雫の丘の攻略が始まった。
アルドは疾風の刃の鎖の留め具を外して、武器として使える状態にした。雷神の槍の方が重量があるため、継続して戦うのであれば疾風の刃の方が都合が良い。
「おお! お父さん。それが言っていた拡張機能ってやつなの?」
「うん。こうして鎖の留め具を外すと武器として展開できるようになるんだ。アクセサリの状態ならば僕以外の人が触っても大丈夫みたい」
「そうなんだー。じゃあ、私も触ってみたいー」
「……万一の時のことを考えたらイーリスには触って欲しくないかな」
安全とは聞いていたけれど、それが確実である保証はどこにもない。石橋を叩いて渡るがごとく、娘に害が加わる可能性は極力排除したいのだ。
「そうなんだ。わかったよ、えへへ」
イーリスは素直にアルドの言うことを聞き入れた。アルドが自分を心配して触らせないという気持ちを汲んでいるのである。イーリスにとって、父親に心配されて嬉しいという気持ちは小さな好奇心をも上回るのである。
月雫の丘を進んでいくこと数分。目の前に身長が160センチ程の比較的小柄の人間が数体現れた。その人間は皮膚がただれていて、肌の色も緑がかった土気色で人としての生気が感じられない。いわゆるゾンビというやつだ。
「早速出ましたね。アルドの旦那。ここはオレに任せて下さい。はぁあああ!」
モヒカンが気合いを溜めている。ゾンビは動きがのそのそとしていて、モヒカンがマナを体になじませている時間が十分に取れている。
「光魔法! サンセイント!」
モヒカンの手から黄色い球体が出て来てそれがゾンビに向かって放たれた。その球体がゾンビに命中するとピカっと光って球体が破裂して更に小さな球体が拡散して周囲のゾンビにもダメージを与える。
「ぐしゃあああ」
ゾンビはドロドロに溶けて消えてなくなった。残されたのは石片だけである。
「おお。凄いね。モヒカン君」
「へ、へへ。凄いでしょ。オレでもやればできるんですぜ」
まさかの戦力にアルドたちは嬉しい誤算だと思った。だが、ジェフはかっかっかと笑う。
「まあ、凄いのはモヒカンじゃなくて、サンセイントの魔法だな。これさえ使えれば魔法習得歴10日程の坊やでもゾンビ程度なら倒せるぜ。かっかっか」
「ちょ、アニキ。それは言わないお約束ですぜ」
単純に使える魔法と敵の相性が良いだけの話であった。使える魔法に有利が取れる状態であれば、実力以上の邪霊を狩ることだって可能である。しかし、その反面、相性が悪いと実力がある魔法使いでも敗北を味わうことになる。その最たる例が先のヴァンとファイヤードゴーレムとの戦いであろう。
ゾンビの石片を回収しつつ、アルドたちは更に先に進む。そこには草が生い茂っている場所があった。
「ねえ、モヒカンさん。あそこの草ってもしかして……?」
「いや、イーリスのお嬢。あそこにある草は山菜でさ薬草じゃねえ。まあ、今の季節は繊維質がしっかりして食べられない。食べたければ、成長途中の春先がオススメだ」
「そうなんだ」
「しかし、食べられる山菜に目を付けるとは……フィーリングとは言え、センスがあるんじゃないのか?」
「本当? 私ってセンスあるのかな?」
イーリスは目をぱっちりと見開いて、アルドに褒めて欲しそうな視線を送る。
「ああ、そうだな。流石はイーリスだ。魔法使いの才能だけじゃなくて、薬草鑑定の片鱗も見せるなんて将来の可能性は無限大だ」
「そ、そうかな」
イーリスは頬を手で押さえて照れてしまっている。
「な、なあ。クララ。この親子っていつもこんな感じなのか?」
「そうです。先生。アルドさんは度が過ぎた親バカなんですから」
微笑ましそうに語るクララに、まだついていけてない様子のジェフだった。
その後も道中にゾンビを中心とした不死系の邪霊が多く出現した。
「今度は僕がやる! 疾風一閃!」
アルドがゾンビを斬撃を入れる。
「ウィンド!」
アルドの攻撃でダメージを追っているゾンビに魔法での追撃を入れてイーリスがゾンビを倒した。
「ヒュドロ!」
クララが青の水の魔法のヒュドロを唱えた。月雫の丘の水属性の強化を受けて強い威力の水魔法を放ってゾンビに大きなダメージを与え、一撃で倒す。
「お、おお。なんか私も凄い魔法使いになってみたい」
信仰が並程度のクララはそこまで魔法に強い補正がかかるわけではない。だが、そのクララでも普段の数段上の威力の魔法を放てるので、地形による属性強化も意外とバカにならないものである。
「……やれやれ。ヒュドロ!」
しんがりを務めていたジェフが後ろを振り返ることなく背後に向かってヒュドロを唱えた。ジェフの背後にいて彼に不意打ちをかけようとした邪霊はその姿を標的に見せつけることなく、倒されてしまった。
「奇襲かけるなら気配くらいたつんだな。まあ、低級邪霊程度の知能じゃ難しいか」
それぞれが邪霊を倒しつつ行動するも、結局丘の探索が半端なまま陽が暮れてしまった。
「くそ、陽が暮れてしまった。こうしている間にもホルンが……」
ミラの頬に汗が伝う。明らかに表情が焦っていて動揺が隠し切れない。
「ミラ。焦っていても仕方ない。今日はここで野営をすることにするぞ」
「はい……」
暗い中では薬草の目利きはおろか発見すらできずに見逃してしまう可能性がある。そんな状況で探索を続けるのは効率が悪いし無謀である。
ジェフとモヒカンが鳴れた手つきでテントを2つ組み立てている。1つは男性用、もう片方は女性用である。
「折角人数がいるんだ。交代で2人ずつ見張りをしようぜ。俺はモヒカンと組む。女子連中もこいつと組むのは嫌だろ?」
「はい」
女子3人組が口を揃えてそう言い放つ。
「うっ……」
モヒカンは捨てられた子犬のような表情でジェフを見つめた。
「まあ、消去法でそうなるのは仕方ない。悪く思うな。かっかっか」
「私、お父さんと一緒が良い!」
イーリスがアルドにしがみついた。
「それじゃあ、アタシはクララとだな」
「うん。よろしく。ミラ」
「それじゃあ、最初の見張りはアルドさんとイーリスちゃんで良いな。子供は深夜まで起きてられないからな。早めに見張りの順番を回しが方が良い。まあ、後はどっちでもいいか」
ジェフの判断により、アルドとイーリスが最初の見張り。次にクララとミラ。最後にジェフとモヒカンのペアが交代で見張りをする流れとなった。
アルドたちはペガサス馬車を見送った後に、丘を目指すことにした。
「よし、まず月雫の丘に足を踏み入れる前に確認しておきたいことがある。まず、この周辺の地域では水の魔法の威力が上がる性質がある。青の魔法を使えるんだったら、そのことを頭に入れた方がいいな。それにこの丘の邪霊は不死系のも邪霊が多い。不死系の邪霊は光魔法。つまり黄の魔法が使えるんだったら、そっちを優先して使うと楽になる」
ジェフが攻略の手引きを語る。仮にも先生と呼ばれるだけの人間であるからにして、そういう知識は豊富なのである。
「じゃあ、アルドさんとやら。先頭はアンタに任せたぜ。俺はしんがりを務めさせてもらう」
「はい。わかりました。後ろはお願いします」
前後、どちらかから襲撃を受けるかわからない状況では、パーティの前後は内側のメンバーを守れる強さを持っている方が良い。アルドは信仰の低さからの耐久性が高いし、ジェフは単純にこの中では最も知識も経験も豊富で強いからである。
「あ、じゃあ。オレがアルドの旦那のすぐ後ろにつきます。黄色の魔法が得意なんで、後ろから旦那をサポートします」
「旦那……僕のことか」
モヒカンに妙に懐かれて変な呼び方をされてしまったが、アルドは深く気にすることはなく受け入れた。そして、月雫の丘の攻略が始まった。
アルドは疾風の刃の鎖の留め具を外して、武器として使える状態にした。雷神の槍の方が重量があるため、継続して戦うのであれば疾風の刃の方が都合が良い。
「おお! お父さん。それが言っていた拡張機能ってやつなの?」
「うん。こうして鎖の留め具を外すと武器として展開できるようになるんだ。アクセサリの状態ならば僕以外の人が触っても大丈夫みたい」
「そうなんだー。じゃあ、私も触ってみたいー」
「……万一の時のことを考えたらイーリスには触って欲しくないかな」
安全とは聞いていたけれど、それが確実である保証はどこにもない。石橋を叩いて渡るがごとく、娘に害が加わる可能性は極力排除したいのだ。
「そうなんだ。わかったよ、えへへ」
イーリスは素直にアルドの言うことを聞き入れた。アルドが自分を心配して触らせないという気持ちを汲んでいるのである。イーリスにとって、父親に心配されて嬉しいという気持ちは小さな好奇心をも上回るのである。
月雫の丘を進んでいくこと数分。目の前に身長が160センチ程の比較的小柄の人間が数体現れた。その人間は皮膚がただれていて、肌の色も緑がかった土気色で人としての生気が感じられない。いわゆるゾンビというやつだ。
「早速出ましたね。アルドの旦那。ここはオレに任せて下さい。はぁあああ!」
モヒカンが気合いを溜めている。ゾンビは動きがのそのそとしていて、モヒカンがマナを体になじませている時間が十分に取れている。
「光魔法! サンセイント!」
モヒカンの手から黄色い球体が出て来てそれがゾンビに向かって放たれた。その球体がゾンビに命中するとピカっと光って球体が破裂して更に小さな球体が拡散して周囲のゾンビにもダメージを与える。
「ぐしゃあああ」
ゾンビはドロドロに溶けて消えてなくなった。残されたのは石片だけである。
「おお。凄いね。モヒカン君」
「へ、へへ。凄いでしょ。オレでもやればできるんですぜ」
まさかの戦力にアルドたちは嬉しい誤算だと思った。だが、ジェフはかっかっかと笑う。
「まあ、凄いのはモヒカンじゃなくて、サンセイントの魔法だな。これさえ使えれば魔法習得歴10日程の坊やでもゾンビ程度なら倒せるぜ。かっかっか」
「ちょ、アニキ。それは言わないお約束ですぜ」
単純に使える魔法と敵の相性が良いだけの話であった。使える魔法に有利が取れる状態であれば、実力以上の邪霊を狩ることだって可能である。しかし、その反面、相性が悪いと実力がある魔法使いでも敗北を味わうことになる。その最たる例が先のヴァンとファイヤードゴーレムとの戦いであろう。
ゾンビの石片を回収しつつ、アルドたちは更に先に進む。そこには草が生い茂っている場所があった。
「ねえ、モヒカンさん。あそこの草ってもしかして……?」
「いや、イーリスのお嬢。あそこにある草は山菜でさ薬草じゃねえ。まあ、今の季節は繊維質がしっかりして食べられない。食べたければ、成長途中の春先がオススメだ」
「そうなんだ」
「しかし、食べられる山菜に目を付けるとは……フィーリングとは言え、センスがあるんじゃないのか?」
「本当? 私ってセンスあるのかな?」
イーリスは目をぱっちりと見開いて、アルドに褒めて欲しそうな視線を送る。
「ああ、そうだな。流石はイーリスだ。魔法使いの才能だけじゃなくて、薬草鑑定の片鱗も見せるなんて将来の可能性は無限大だ」
「そ、そうかな」
イーリスは頬を手で押さえて照れてしまっている。
「な、なあ。クララ。この親子っていつもこんな感じなのか?」
「そうです。先生。アルドさんは度が過ぎた親バカなんですから」
微笑ましそうに語るクララに、まだついていけてない様子のジェフだった。
その後も道中にゾンビを中心とした不死系の邪霊が多く出現した。
「今度は僕がやる! 疾風一閃!」
アルドがゾンビを斬撃を入れる。
「ウィンド!」
アルドの攻撃でダメージを追っているゾンビに魔法での追撃を入れてイーリスがゾンビを倒した。
「ヒュドロ!」
クララが青の水の魔法のヒュドロを唱えた。月雫の丘の水属性の強化を受けて強い威力の水魔法を放ってゾンビに大きなダメージを与え、一撃で倒す。
「お、おお。なんか私も凄い魔法使いになってみたい」
信仰が並程度のクララはそこまで魔法に強い補正がかかるわけではない。だが、そのクララでも普段の数段上の威力の魔法を放てるので、地形による属性強化も意外とバカにならないものである。
「……やれやれ。ヒュドロ!」
しんがりを務めていたジェフが後ろを振り返ることなく背後に向かってヒュドロを唱えた。ジェフの背後にいて彼に不意打ちをかけようとした邪霊はその姿を標的に見せつけることなく、倒されてしまった。
「奇襲かけるなら気配くらいたつんだな。まあ、低級邪霊程度の知能じゃ難しいか」
それぞれが邪霊を倒しつつ行動するも、結局丘の探索が半端なまま陽が暮れてしまった。
「くそ、陽が暮れてしまった。こうしている間にもホルンが……」
ミラの頬に汗が伝う。明らかに表情が焦っていて動揺が隠し切れない。
「ミラ。焦っていても仕方ない。今日はここで野営をすることにするぞ」
「はい……」
暗い中では薬草の目利きはおろか発見すらできずに見逃してしまう可能性がある。そんな状況で探索を続けるのは効率が悪いし無謀である。
ジェフとモヒカンが鳴れた手つきでテントを2つ組み立てている。1つは男性用、もう片方は女性用である。
「折角人数がいるんだ。交代で2人ずつ見張りをしようぜ。俺はモヒカンと組む。女子連中もこいつと組むのは嫌だろ?」
「はい」
女子3人組が口を揃えてそう言い放つ。
「うっ……」
モヒカンは捨てられた子犬のような表情でジェフを見つめた。
「まあ、消去法でそうなるのは仕方ない。悪く思うな。かっかっか」
「私、お父さんと一緒が良い!」
イーリスがアルドにしがみついた。
「それじゃあ、アタシはクララとだな」
「うん。よろしく。ミラ」
「それじゃあ、最初の見張りはアルドさんとイーリスちゃんで良いな。子供は深夜まで起きてられないからな。早めに見張りの順番を回しが方が良い。まあ、後はどっちでもいいか」
ジェフの判断により、アルドとイーリスが最初の見張り。次にクララとミラ。最後にジェフとモヒカンのペアが交代で見張りをする流れとなった。
21
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
楠富 つかさ
ファンタジー
ブラック企業で働いていた小坂直人は、ある日、仕事中の過労で意識を失い、気がつくと異世界の森の中で少年の姿になっていた。しかも、【錬金術】という強力なスキルを持っており、物質を分解・合成・強化できる能力を手にしていた。
そんなナオが出会ったのは、森で冒険者として活動する巨乳の美少女・エルフィーナ(エル)。彼女は魔物討伐の依頼をこなしていたが、強敵との戦闘で深手を負ってしまう。
「やばい……これ、動けない……」
怪我人のエルを目の当たりにしたナオは、錬金術で作成していたポーションを与え彼女を助ける。
「す、すごい……ナオのおかげで助かった……!」
異世界で自由気ままに錬金術を駆使するナオと、彼に惚れた美少女冒険者エルとのスローライフ&冒険ファンタジーが今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる