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開拓地村編
第32話 倒せない敵
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リーサは武器を持っている。つまり、素手の俺より圧倒的に有利な状態だ。まずは、あのナイフを奪い取る。そうすれば一気に形勢逆転だ。
俺はリーサに近づいた。リーサの腕と脚の長さを確認する。おおよそのリーチを概算ではじき出してその射程範囲内に入らないようにすれば俺の勝ちだ。俺の方がリーサよりも手足が長い。つまり、俺のリーチのギリギリでリーサに打撃を与える。怯んだ隙にナイフを奪い取る。その作戦で勝てる。
後少し。俺の射程に入る直前だった。リーサは信じられない行動に出た。持っているナイフを俺目掛けて投げたのだ。俺は咄嗟にそれを躱した。
「あっぶね!」
俺の動体視力が優れているから良かったものの、迷いがないナイフ投げ。照準のブレもないし、スピードもある。一般人なら知覚すらできずに眉間に穴が空いていてもおかしくない。
「っ!」
俺は自分のミスに気づいた。俺の目前には腰を低くし足を踏ん張っているリーサがいた。まずい。投げナイフに気を取られていてリーサが近づいていたことに気づかなかった。
俺の腹部に鈍痛が響き渡る。リーサのケンカキックが俺の腹部にヒットしたのだ。パワーもスピードも乗った一撃。俺の腹部からなにかが逆流する感覚を覚える。
痛い。とても痛い。許されるならばその場で蹲りたい。だが、俺は苦痛を受けている時間はない。怯むわけにはいかない。相手は盗賊だ。スピードに優れたスキル。だとすると当然――
第二撃目は回し蹴りだった。それは、辛うじて回避できた。ぶんと空を斬る音。もしまともに受けていたら、今度こそ俺は沈んでいただろう。躱したとはいえ、それだけの衝撃が伝わってきた。
このままリーサの射程にいるのはまずい。リーサの方が俺よりも素早い。格闘戦では全く勝ち目がない。俺が勝つにはこの生まれ持ったリーチの長さで勝つしかない。
俺は咄嗟にリーサから距離を取った。リーサも深追いをするのがまずいことを悟ったのか、戦闘態勢を構えたまま俺を睨んでいる。
「やってくれたなリーサ……ナイフは最初から俺の意識を逸らすための道具。本命の攻撃は蹴りだったのか」
「私はリックに勝つためだったらどんな手だって使ってやる!」
リーサは思いきり跳躍してこちらに接近してきた。やはり速い――俺はリーサのハイキックを左腕で受け止めた。骨に響く一撃。打撃にリーサのスピードが乗ることでリーサの筋力以上の衝撃が伝わる。
俺がカウンターを仕掛けようと殴りを入れようとするも、リーサは素早く攻撃を躱して距離を取った。俺に反撃する隙すら与えない。スピードを活かした立ち回りに俺は翻弄されるだけだった。
俺は既にリーサに蹴りを2回も入れられている。それに対して俺はリーサに反撃できていない。現状俺の方がダメージが蓄積していて不利だ。だが、俺は負けるつもりなど断じてない。
リーサがまたもや近づいてきた。リーサの動きはとても速い。目で追えないこともないが、それでは遅い。目で見て判断して、行動に移るまでには若干のタイムラグがある。ならば、情報を遮断するんだ。
俺は静かに目を閉じた。触覚、音を頼りにリーサの一撃を見極めるんだ。ザッと音が聞こえた。それと同時に若干の気流の乱れ。近くにリーサが来て攻撃を仕掛けていると即座に判断できた。そして、風を避け、俺は自身の拳に力をありったけに込めてパンチを繰り出した。
「あぶっ」
手応えがあった。俺が目を開けるとそこには鼻を抑えたリーサの姿があった。
「あ、すまない。リーサ。顔に当たってしまったか。顔を殴るつもりはなかったんだ」
俺としてもいくら決闘とは言え、無暗に女子の顔を殴るのは好かない。謝罪はするが油断はしない。リーサの手元から血がたらりと流れた。手の隙間から見える鼻から血が流れている。
「謝るなリック! これは真剣勝負なんだ! 敵に同情している場合か!」
リーサは鼻血を出したまま、こちらに向かって来た。
「やめろリーサ。鼻の血管が切れている状態で無理をするな。傷が広がるぞ」
鼻血は止血後も激しい運動を控えた方がいい。それなのに、リーサは現在進行形で鼻血が出ているのに、俺に向かって激しい攻撃を繰り出し続けている。
「ぜえ……はあ……リック! 私は負けるわけにはいかないんだ!}
「待て。落ち着くんだリーサ。とりあえず鼻血が止まるまで待つんだ」
「そんなの待っている時間はない。この酒場にもいつ村のみんなが戻ってくるのかわからない。そうなったらリックは……」
ダメだ。このまま続けたらリーサの身が危ない。鼻血とはいえ出血だ。血を流し続けたらリーサの体が持たない。
俺は攻撃を受ける覚悟でリーサの拳を手で受け止めた。リーサのパンチは痛かったが、なんとかリーサの腕を掴むことに成功した。
このまま、リーサの背後に周りリーサの関節をギチギチと抑えた。
「あが……」
関節を決められたリーサはうめき声をあげて、悶えている。もう勝負はついた。
「リーサ。俺の勝ちだ」
「まだ……負けてない」
「強情だな! 関節を決められた状況でどうやって逆転するんだ」
「こうやって!」
リーサは俺の腕からするりと抜けた。そして、俺の脛を思いきり蹴った。
「いって!」
脛を思いきり蹴られた俺は完全に怯んでしまった。ここは相当痛いところを蹴られた。
「関節外し……盗賊の器用さを舐めないで欲しいね」
リーサを無力化するために関節技をしたつもりだったが、効果はなかったようだ。やはり、打撃でリーサを無力化するしかないのか。でも、そうしたらリーサは更に怪我を負うことになる。
「どうしたの? リック。やっぱり私に躊躇して攻撃できないじゃない。リックは優しすぎる。だから、怪我を負った相手に対して必要以上に攻撃ができない」
「な、舐めるな! 俺は騎士リック! 敵に情けをかけるほど情に絆されてない!」
俺は思いきりリーサに殴りかかった。しかし、その攻撃はリーサに避けられてしまった。そして、リーサの拳が俺の鎖骨に命中する。
「ぐ……」
俺は流石にその場で膝をついた。リーサから受けた攻撃が蓄積してもう戦えそうにない。
「わかる。わかるよ。リックが私に対して手加減をしていることくらい。本気を出せばリックは私よりもずっと強い。でも、リックは……私に対して仲間意識を持ってしまっているから、思いきり攻撃できないんでしょ!」
「だ、誰が……会ってから間もない……リーサなんかに……リーサなんかに」
その先の言葉が思い浮かばない。俺の脳がリーサに対してこれ以上酷いことを言うことを阻止している。
「無理なんだよリックには。1人で戦うことは。リックは相手を殺さないように戦っている。けど、相手はリックを容赦なく殺そうとする場合だってある。どっちが有利かはリックもわかってるでしょ! そんな戦い方を続けていたら、リックはその内本当に殺されちゃう」
「俺はやれる!」
「じゃあ、私を殺してみなよ! できるんでしょ! 暗黒騎士の力を使えば!」
そんなこと……できるわけがない。あの忌まわしい力をリーサに使うわけにはいかない。
「拘束!」
リーサの手からロープが飛び出てきて、それが蛇のように俺に巻き付いてくる。俺は必死に抵抗するが、ダメージを負っている状況では上手く力が入らない。あっと言う間に俺はリーサに拘束されてしまった。
「私の勝ち。私の盗賊のスキルなら相手を殺さずとも無力化することはできる。だけど、相手を真っ向から殺すことに特化しているリックの暗黒騎士じゃそんな甘い戦いはできない。わかった? リックには私が必要なんだよ!」
そうは言っているが、リーサの拘束は甘い。俺が全力で力を込めればロープを引き千切ることはできるかもしれない。けれど、俺は……それをしなかった。だって、それをしたらリーサと決別することになるかもしれない。俺は、誰も巻き込みたくなかったのに。リーサが俺の目の前からいなくなることを恐れてしまっている。
「わかった。リーサ。俺の負けだ。後悔するなよリーサ……俺の隣にいたら平穏な日常はもう得られないかもしれない」
「誰に物言ってんのリック。盗賊の私に平穏なんて似合わないのさ」
俺はリーサに近づいた。リーサの腕と脚の長さを確認する。おおよそのリーチを概算ではじき出してその射程範囲内に入らないようにすれば俺の勝ちだ。俺の方がリーサよりも手足が長い。つまり、俺のリーチのギリギリでリーサに打撃を与える。怯んだ隙にナイフを奪い取る。その作戦で勝てる。
後少し。俺の射程に入る直前だった。リーサは信じられない行動に出た。持っているナイフを俺目掛けて投げたのだ。俺は咄嗟にそれを躱した。
「あっぶね!」
俺の動体視力が優れているから良かったものの、迷いがないナイフ投げ。照準のブレもないし、スピードもある。一般人なら知覚すらできずに眉間に穴が空いていてもおかしくない。
「っ!」
俺は自分のミスに気づいた。俺の目前には腰を低くし足を踏ん張っているリーサがいた。まずい。投げナイフに気を取られていてリーサが近づいていたことに気づかなかった。
俺の腹部に鈍痛が響き渡る。リーサのケンカキックが俺の腹部にヒットしたのだ。パワーもスピードも乗った一撃。俺の腹部からなにかが逆流する感覚を覚える。
痛い。とても痛い。許されるならばその場で蹲りたい。だが、俺は苦痛を受けている時間はない。怯むわけにはいかない。相手は盗賊だ。スピードに優れたスキル。だとすると当然――
第二撃目は回し蹴りだった。それは、辛うじて回避できた。ぶんと空を斬る音。もしまともに受けていたら、今度こそ俺は沈んでいただろう。躱したとはいえ、それだけの衝撃が伝わってきた。
このままリーサの射程にいるのはまずい。リーサの方が俺よりも素早い。格闘戦では全く勝ち目がない。俺が勝つにはこの生まれ持ったリーチの長さで勝つしかない。
俺は咄嗟にリーサから距離を取った。リーサも深追いをするのがまずいことを悟ったのか、戦闘態勢を構えたまま俺を睨んでいる。
「やってくれたなリーサ……ナイフは最初から俺の意識を逸らすための道具。本命の攻撃は蹴りだったのか」
「私はリックに勝つためだったらどんな手だって使ってやる!」
リーサは思いきり跳躍してこちらに接近してきた。やはり速い――俺はリーサのハイキックを左腕で受け止めた。骨に響く一撃。打撃にリーサのスピードが乗ることでリーサの筋力以上の衝撃が伝わる。
俺がカウンターを仕掛けようと殴りを入れようとするも、リーサは素早く攻撃を躱して距離を取った。俺に反撃する隙すら与えない。スピードを活かした立ち回りに俺は翻弄されるだけだった。
俺は既にリーサに蹴りを2回も入れられている。それに対して俺はリーサに反撃できていない。現状俺の方がダメージが蓄積していて不利だ。だが、俺は負けるつもりなど断じてない。
リーサがまたもや近づいてきた。リーサの動きはとても速い。目で追えないこともないが、それでは遅い。目で見て判断して、行動に移るまでには若干のタイムラグがある。ならば、情報を遮断するんだ。
俺は静かに目を閉じた。触覚、音を頼りにリーサの一撃を見極めるんだ。ザッと音が聞こえた。それと同時に若干の気流の乱れ。近くにリーサが来て攻撃を仕掛けていると即座に判断できた。そして、風を避け、俺は自身の拳に力をありったけに込めてパンチを繰り出した。
「あぶっ」
手応えがあった。俺が目を開けるとそこには鼻を抑えたリーサの姿があった。
「あ、すまない。リーサ。顔に当たってしまったか。顔を殴るつもりはなかったんだ」
俺としてもいくら決闘とは言え、無暗に女子の顔を殴るのは好かない。謝罪はするが油断はしない。リーサの手元から血がたらりと流れた。手の隙間から見える鼻から血が流れている。
「謝るなリック! これは真剣勝負なんだ! 敵に同情している場合か!」
リーサは鼻血を出したまま、こちらに向かって来た。
「やめろリーサ。鼻の血管が切れている状態で無理をするな。傷が広がるぞ」
鼻血は止血後も激しい運動を控えた方がいい。それなのに、リーサは現在進行形で鼻血が出ているのに、俺に向かって激しい攻撃を繰り出し続けている。
「ぜえ……はあ……リック! 私は負けるわけにはいかないんだ!}
「待て。落ち着くんだリーサ。とりあえず鼻血が止まるまで待つんだ」
「そんなの待っている時間はない。この酒場にもいつ村のみんなが戻ってくるのかわからない。そうなったらリックは……」
ダメだ。このまま続けたらリーサの身が危ない。鼻血とはいえ出血だ。血を流し続けたらリーサの体が持たない。
俺は攻撃を受ける覚悟でリーサの拳を手で受け止めた。リーサのパンチは痛かったが、なんとかリーサの腕を掴むことに成功した。
このまま、リーサの背後に周りリーサの関節をギチギチと抑えた。
「あが……」
関節を決められたリーサはうめき声をあげて、悶えている。もう勝負はついた。
「リーサ。俺の勝ちだ」
「まだ……負けてない」
「強情だな! 関節を決められた状況でどうやって逆転するんだ」
「こうやって!」
リーサは俺の腕からするりと抜けた。そして、俺の脛を思いきり蹴った。
「いって!」
脛を思いきり蹴られた俺は完全に怯んでしまった。ここは相当痛いところを蹴られた。
「関節外し……盗賊の器用さを舐めないで欲しいね」
リーサを無力化するために関節技をしたつもりだったが、効果はなかったようだ。やはり、打撃でリーサを無力化するしかないのか。でも、そうしたらリーサは更に怪我を負うことになる。
「どうしたの? リック。やっぱり私に躊躇して攻撃できないじゃない。リックは優しすぎる。だから、怪我を負った相手に対して必要以上に攻撃ができない」
「な、舐めるな! 俺は騎士リック! 敵に情けをかけるほど情に絆されてない!」
俺は思いきりリーサに殴りかかった。しかし、その攻撃はリーサに避けられてしまった。そして、リーサの拳が俺の鎖骨に命中する。
「ぐ……」
俺は流石にその場で膝をついた。リーサから受けた攻撃が蓄積してもう戦えそうにない。
「わかる。わかるよ。リックが私に対して手加減をしていることくらい。本気を出せばリックは私よりもずっと強い。でも、リックは……私に対して仲間意識を持ってしまっているから、思いきり攻撃できないんでしょ!」
「だ、誰が……会ってから間もない……リーサなんかに……リーサなんかに」
その先の言葉が思い浮かばない。俺の脳がリーサに対してこれ以上酷いことを言うことを阻止している。
「無理なんだよリックには。1人で戦うことは。リックは相手を殺さないように戦っている。けど、相手はリックを容赦なく殺そうとする場合だってある。どっちが有利かはリックもわかってるでしょ! そんな戦い方を続けていたら、リックはその内本当に殺されちゃう」
「俺はやれる!」
「じゃあ、私を殺してみなよ! できるんでしょ! 暗黒騎士の力を使えば!」
そんなこと……できるわけがない。あの忌まわしい力をリーサに使うわけにはいかない。
「拘束!」
リーサの手からロープが飛び出てきて、それが蛇のように俺に巻き付いてくる。俺は必死に抵抗するが、ダメージを負っている状況では上手く力が入らない。あっと言う間に俺はリーサに拘束されてしまった。
「私の勝ち。私の盗賊のスキルなら相手を殺さずとも無力化することはできる。だけど、相手を真っ向から殺すことに特化しているリックの暗黒騎士じゃそんな甘い戦いはできない。わかった? リックには私が必要なんだよ!」
そうは言っているが、リーサの拘束は甘い。俺が全力で力を込めればロープを引き千切ることはできるかもしれない。けれど、俺は……それをしなかった。だって、それをしたらリーサと決別することになるかもしれない。俺は、誰も巻き込みたくなかったのに。リーサが俺の目の前からいなくなることを恐れてしまっている。
「わかった。リーサ。俺の負けだ。後悔するなよリーサ……俺の隣にいたら平穏な日常はもう得られないかもしれない」
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