7 / 40
開拓地村編
第7話 荒野を抜けて
しおりを挟む
遥か遠く視線の先に荒野の果てが見えた。薄っすらと生えた草花は荒野の終わりを告げていた。心なしか足取りも軽くなる。長かった荒野の旅もこれで終わりを告げると何だか物寂しいものがあるが、開拓地村に近づいている証拠なので嬉しくも思う。
そして、ついに草原地帯に足を踏み入れた。さらば荒野よ。開拓地村に永住したら二度と訪れることはないだろう。
「やっと荒野を抜けたー。リック。見て見て。あそこに赤い綺麗なお花があるよ。私みたいに可愛いよね?」
「そうか?」
「可愛いよね?」
「お、おう」
物凄い圧がかかった物言いに俺は肯定の返事を出さざるを得なかった。それで満足したのかリーサは良い笑顔で草原を駆け回っている。荒野を抜けたばかりなのによくそんな体力があるな。
「私ね。綺麗なお花が好きなんだよ。ねえ、あのお花摘んで来てもいい?」
「花摘み? トイレか? いいぞ行ってきても」
「違う!」
お決まりのボケをした所で、リーサがぶちっと赤い花をもぎ取った。そしてそのままその花を頭に飾り付けた。
「似合う?」
「まあまあかな」
口ではそう言ったが、悔しいことにリーサは素材が良いお陰で花をつけたら更に可愛く見えてくる。
「そこはお世辞でもいいから可愛いって言ってよ!」
リーサはそっぽを向いてしまった。一応「まあまあ」と言って褒めたつもりだったけど、それでも機嫌を損ねてしまったか。これでもし貶していたらどんな反応されるだろうか。きっと蹴飛ばされるくらいじゃ済まないだろうな。
そのまま草原を歩いていると目の前にメガネをかけた中年のおっさんが現れた。おっさんはTシャツに短パンというかなり動きやすいラフな格好をしている。
「むむ……そこのご婦人の頭にある花はハルミルの花ではありませんか」
「ハルミルの花?」
リーサは花の名前を言われてもピンと来ていないようだ。さっきは花が好きだと言っていたのに、知識はないようだな。
「花言葉は不幸。なので身に着けると不幸になるという縁起が悪いものですね」
「ひぃ」
その言葉を聞くや否やリーサは頭の花を取り、地面へと叩きつけた。恐ろしく速い反応。俺でなきゃ見逃しちゃうね。
「ただの言い伝えだからそんな過剰反応にならなくても」
「女の子は占いとか縁起物とかそういうスピリチュアルなものを気にするもんなんだよ!」
リーサはおっさんに対して憤慨している。
「ちなみにハルミルの花はとても貴重なので一輪の切り花でも高値で売れますよ」
「それを早く言え!」
リーサは素早く地面に叩きつけたハルミルの花を拾い上げた。忙しい女だな。
「ところでおっさんは一体誰なんだ? 単なるおっさんが花に詳しいとは思えないけど」
俺は疑問をぶつけてみた。単なるおっさんという言い方は失礼だったかもしれないけど、マジで単なるおっさんにしか見えなかった。
「私の名前はラッド。領主様の依頼により、開拓地村周辺の植物を調査している植物学者です」
なんと。このラッドなる人物は開拓地村に関係している人物だった。となると開拓地村が近づいてきているのがわかるな。テンション上がってきた。
「へー。学者なんだ。頭いいんだおっさん」
「こら、リーサ。学者の先生に向かって失礼ではないか」
平穏に生きたい俺はとりあえず頭が良かったり偉そうな人にはへーこらすることにした。波風立てないように生きていかないとな。
「ははは。気にしなくてもいいさ。私は植物が好きなことを除けば単なるおっさんにしか過ぎないのですからね」
学者は何だか頭が固いイメージがあったけど、このラッドというオッサンはそうでもなさそうだ。何だか親しみが持てるキャラクターだな。
「キミ達はこれからどうするつもりだい?」
「俺達はこれから開拓地村に向かう予定だ。そこで開拓作業の手伝いをするつもりさ」
「そうか。キミ達も開拓地村に来てくれるのですか。これは楽しくなりそうですね。私はまだ草原の調査があるから、村には帰れませんがよろしく頼みます」
「こちらこそよろしく」
俺とラッドは握手という名の濃厚接触をして別れた。彼も開拓地村に住んでいるのならば、また会うこともあるだろう。……と意気揚々と開拓地村に進もうとしたらポツンと空から一筋の雫が垂れてきた。
空を見上げると黒みがかった灰色の雲が一面に広がっていた。いつの間にか雨雲が出来ていたようだ。そのまま、雨が降り出してしまった。
「やだー。濡れちゃう」
リーサは濡れるのを気にしているようだ。俺は旅の途中で雨に降られるのはいつものことだから特に気にしたことはないが。
「二人共良かったら、私のテントで雨宿りしていきます?」
「え? いいの? わーい。ラッドさん大好きー」
リーサが調子のいいことを言い始めた。ラッドも若い女の子に頼られて満更でもない様子だ。
「では、こちらにどうぞ」
俺とリーサはラッドに案内されるがまま岩陰の方に向かった。そこには黄色いテントが張ってあった。三人入るには少し狭い気がするが贅沢は言ってられない。
俺達三人はテントの中に入ることにした。ラッドが中心にあるランプに火を灯し、明かりをつける。俺達は明かりを中心に座り語らうことにした。
「二人はどうして開拓地村を目指しているのですか?」
「私はねー。面白そうだからリックに付いてきただけ」
まあ、そうだろうな。リーサはどうせ何も考えずに俺に付いてきただけだろう。
「俺は自分の平穏な生活のためだ。世の中はスキル至上主義になっていて、俺はスキルがない出来損ないだ。だからどこの村に行っても爪はじき者さ。だから、例え出来損ないでも人手が欲しい開拓地村に行って自分に出来ることがしたいだけだ」
嘘を交えながら本当のことを言う。スキルがない出来損ないだと言うのは嘘。自分に出来ることがしたいというのが本当の所だ。俺はもうこのスキルを使いたくない。こんなもの使わずに平穏に生きていたんだ。これ以上自分の知らない所で自分が殺戮を繰り広げるのはまっぴらごめんだ。
「スキルがない出来損ないですか。私も気持ちがわかります。私のスキルは聖騎士でした」
『うそぉ!?』
俺とリーサの声がハモった。この何の変哲もないおっさんが聖騎士のスキル持ちだって? そんなの信じられるか。
「残念ながら本当の話です。私は学術系や調査系や鑑定系のスキルが欲しかったのですが、天が私に与えたのは戦闘系のスキルでした。私は女神を恨みました。どうして、私が望むスキルを与えてくれなかったのか。戦いが嫌いな私にどうして聖騎士のスキルを授けたのか」
聖騎士と言えば、騎士系の最上位のスキルで全騎士の憧れの的と言ってもいいくらい優秀なスキルだ。騎士の訓練を受けている者でさえ発現確率が低いスキルなのに、何の訓練も受けてない者が発現するのはそれこそ天文学的確率だろう。
「私は聖騎士のスキルを受けながらも学者への道を諦めませんでした。50年程前なら、騎士系のスキルを持っていれば容赦なく徴兵させられてましたが、今は魔族がいないのでその心配はありません。学者を目指す権利自体はあったのは幸せなことでした。ただ、権利はあっても他の皆はスキルで学者としての能力が底上げしている者ばかり。私は劣等感で胸がいっぱいでした」
俺はラッドのことを心底尊敬した。スキル不一致の苦しさを味わいながらも一生懸命自分のやりたいことをやって努力をしている。こんなに立派な人が他にいるのだろうか。
「スキルがない出来損ないだから何だと言うのだ。私だって出来損ないみたいなものだ。それでも領主様に認められて、ここら一帯の植物調査を任されるまでになった。だからキミも決して諦めてはいけませんよ」
「ああ……ラッドの話を聞いたら何だか勇気が湧いてきた」
雨がしとしとと降る草原。テントの中で語らった男に俺は勇気を貰った。俺は絶対に開拓地村で成功してみせる。
そして、ついに草原地帯に足を踏み入れた。さらば荒野よ。開拓地村に永住したら二度と訪れることはないだろう。
「やっと荒野を抜けたー。リック。見て見て。あそこに赤い綺麗なお花があるよ。私みたいに可愛いよね?」
「そうか?」
「可愛いよね?」
「お、おう」
物凄い圧がかかった物言いに俺は肯定の返事を出さざるを得なかった。それで満足したのかリーサは良い笑顔で草原を駆け回っている。荒野を抜けたばかりなのによくそんな体力があるな。
「私ね。綺麗なお花が好きなんだよ。ねえ、あのお花摘んで来てもいい?」
「花摘み? トイレか? いいぞ行ってきても」
「違う!」
お決まりのボケをした所で、リーサがぶちっと赤い花をもぎ取った。そしてそのままその花を頭に飾り付けた。
「似合う?」
「まあまあかな」
口ではそう言ったが、悔しいことにリーサは素材が良いお陰で花をつけたら更に可愛く見えてくる。
「そこはお世辞でもいいから可愛いって言ってよ!」
リーサはそっぽを向いてしまった。一応「まあまあ」と言って褒めたつもりだったけど、それでも機嫌を損ねてしまったか。これでもし貶していたらどんな反応されるだろうか。きっと蹴飛ばされるくらいじゃ済まないだろうな。
そのまま草原を歩いていると目の前にメガネをかけた中年のおっさんが現れた。おっさんはTシャツに短パンというかなり動きやすいラフな格好をしている。
「むむ……そこのご婦人の頭にある花はハルミルの花ではありませんか」
「ハルミルの花?」
リーサは花の名前を言われてもピンと来ていないようだ。さっきは花が好きだと言っていたのに、知識はないようだな。
「花言葉は不幸。なので身に着けると不幸になるという縁起が悪いものですね」
「ひぃ」
その言葉を聞くや否やリーサは頭の花を取り、地面へと叩きつけた。恐ろしく速い反応。俺でなきゃ見逃しちゃうね。
「ただの言い伝えだからそんな過剰反応にならなくても」
「女の子は占いとか縁起物とかそういうスピリチュアルなものを気にするもんなんだよ!」
リーサはおっさんに対して憤慨している。
「ちなみにハルミルの花はとても貴重なので一輪の切り花でも高値で売れますよ」
「それを早く言え!」
リーサは素早く地面に叩きつけたハルミルの花を拾い上げた。忙しい女だな。
「ところでおっさんは一体誰なんだ? 単なるおっさんが花に詳しいとは思えないけど」
俺は疑問をぶつけてみた。単なるおっさんという言い方は失礼だったかもしれないけど、マジで単なるおっさんにしか見えなかった。
「私の名前はラッド。領主様の依頼により、開拓地村周辺の植物を調査している植物学者です」
なんと。このラッドなる人物は開拓地村に関係している人物だった。となると開拓地村が近づいてきているのがわかるな。テンション上がってきた。
「へー。学者なんだ。頭いいんだおっさん」
「こら、リーサ。学者の先生に向かって失礼ではないか」
平穏に生きたい俺はとりあえず頭が良かったり偉そうな人にはへーこらすることにした。波風立てないように生きていかないとな。
「ははは。気にしなくてもいいさ。私は植物が好きなことを除けば単なるおっさんにしか過ぎないのですからね」
学者は何だか頭が固いイメージがあったけど、このラッドというオッサンはそうでもなさそうだ。何だか親しみが持てるキャラクターだな。
「キミ達はこれからどうするつもりだい?」
「俺達はこれから開拓地村に向かう予定だ。そこで開拓作業の手伝いをするつもりさ」
「そうか。キミ達も開拓地村に来てくれるのですか。これは楽しくなりそうですね。私はまだ草原の調査があるから、村には帰れませんがよろしく頼みます」
「こちらこそよろしく」
俺とラッドは握手という名の濃厚接触をして別れた。彼も開拓地村に住んでいるのならば、また会うこともあるだろう。……と意気揚々と開拓地村に進もうとしたらポツンと空から一筋の雫が垂れてきた。
空を見上げると黒みがかった灰色の雲が一面に広がっていた。いつの間にか雨雲が出来ていたようだ。そのまま、雨が降り出してしまった。
「やだー。濡れちゃう」
リーサは濡れるのを気にしているようだ。俺は旅の途中で雨に降られるのはいつものことだから特に気にしたことはないが。
「二人共良かったら、私のテントで雨宿りしていきます?」
「え? いいの? わーい。ラッドさん大好きー」
リーサが調子のいいことを言い始めた。ラッドも若い女の子に頼られて満更でもない様子だ。
「では、こちらにどうぞ」
俺とリーサはラッドに案内されるがまま岩陰の方に向かった。そこには黄色いテントが張ってあった。三人入るには少し狭い気がするが贅沢は言ってられない。
俺達三人はテントの中に入ることにした。ラッドが中心にあるランプに火を灯し、明かりをつける。俺達は明かりを中心に座り語らうことにした。
「二人はどうして開拓地村を目指しているのですか?」
「私はねー。面白そうだからリックに付いてきただけ」
まあ、そうだろうな。リーサはどうせ何も考えずに俺に付いてきただけだろう。
「俺は自分の平穏な生活のためだ。世の中はスキル至上主義になっていて、俺はスキルがない出来損ないだ。だからどこの村に行っても爪はじき者さ。だから、例え出来損ないでも人手が欲しい開拓地村に行って自分に出来ることがしたいだけだ」
嘘を交えながら本当のことを言う。スキルがない出来損ないだと言うのは嘘。自分に出来ることがしたいというのが本当の所だ。俺はもうこのスキルを使いたくない。こんなもの使わずに平穏に生きていたんだ。これ以上自分の知らない所で自分が殺戮を繰り広げるのはまっぴらごめんだ。
「スキルがない出来損ないですか。私も気持ちがわかります。私のスキルは聖騎士でした」
『うそぉ!?』
俺とリーサの声がハモった。この何の変哲もないおっさんが聖騎士のスキル持ちだって? そんなの信じられるか。
「残念ながら本当の話です。私は学術系や調査系や鑑定系のスキルが欲しかったのですが、天が私に与えたのは戦闘系のスキルでした。私は女神を恨みました。どうして、私が望むスキルを与えてくれなかったのか。戦いが嫌いな私にどうして聖騎士のスキルを授けたのか」
聖騎士と言えば、騎士系の最上位のスキルで全騎士の憧れの的と言ってもいいくらい優秀なスキルだ。騎士の訓練を受けている者でさえ発現確率が低いスキルなのに、何の訓練も受けてない者が発現するのはそれこそ天文学的確率だろう。
「私は聖騎士のスキルを受けながらも学者への道を諦めませんでした。50年程前なら、騎士系のスキルを持っていれば容赦なく徴兵させられてましたが、今は魔族がいないのでその心配はありません。学者を目指す権利自体はあったのは幸せなことでした。ただ、権利はあっても他の皆はスキルで学者としての能力が底上げしている者ばかり。私は劣等感で胸がいっぱいでした」
俺はラッドのことを心底尊敬した。スキル不一致の苦しさを味わいながらも一生懸命自分のやりたいことをやって努力をしている。こんなに立派な人が他にいるのだろうか。
「スキルがない出来損ないだから何だと言うのだ。私だって出来損ないみたいなものだ。それでも領主様に認められて、ここら一帯の植物調査を任されるまでになった。だからキミも決して諦めてはいけませんよ」
「ああ……ラッドの話を聞いたら何だか勇気が湧いてきた」
雨がしとしとと降る草原。テントの中で語らった男に俺は勇気を貰った。俺は絶対に開拓地村で成功してみせる。
0
お気に入りに追加
50
あなたにおすすめの小説

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~
にくなまず
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。
その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。
そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。
『悠々自適にぶらり旅』
を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

異世界では人並みに幸せになれますように
bokutinkei
ファンタジー
やっと就職してこれからは親に認められ親に褒められる事が有るかも知れないと初給料で親にプレゼントを買った、しかしその思いも叶わず階段から落ちて死んでしまった。
生まれ変わったのは良いのだが、その幼女も色々有るらしいが、初めての事で戸惑うばかりで有るけど、今は生きて幸せになれます用に思っています。
初投稿です
更新は気まぐれです。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる