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その後のお話
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「街の至る所に、ビック・ファーザーの張り紙。アンタの孫娘もえげつないことを考えるよな。」
長官室で、本堂守はテレビをじっと見つめている。
もうすぐ倫の記者会見が始まるからだ。
「君にとっては願ったり叶ったりだろ? 北条くん。君を殺そうとした人間なんだからさ。」
「ああ、アンタには感謝してるよ。それと殺されそうになったことには何度も思っていない。ただ清々するのは確かだぜ。アイツには散々な目に遭わされて来たからな。」
「ふむ。変わったね君は。」
変わった? 俺がか。そりゃそうかも知れない。
自分でも思う。アウトローをやって来た時の自分と、今の自分が。
だけど、変わったのは俺だけじゃない。
世界が変わった。俺を取り巻く環境。俺の世界に対する立ち位置、そして守るべきモノ。
そうだ。小子。アイツが俺を変えてくれた。
オーバーロードによる人類投票が開始されるの5時間前、彼女は会場へと現れた。
そして記者たちに一礼してから用意されたパイプ椅子に腰をかける。
「皆様、この度は遥々公安本庁まで足を運んで下さりありがとうございます。」
彼女はもう一度一礼した。
「時間が押しておりますので、一社一問で、質問は手短にお願いいたします。」
記者たちの手が一斉に上がった。
倫が手を出すと、記者は立ち上がり、軽く自己紹介をする。
「オーバーロードが、ここに来て以来、能力者の犯罪率が上昇しているようですが、本堂代理はどうお考えですか? 」
彼女はその質問に余裕を持った態度で答えた。
「宜野座さん。グラフをお願い。」
彼女が宜野座さんに指示すると、彼女は無表情のまま、立体映像を記者たちにも分かるように掲示した。
「オーバーロードたちがここに来て以来、能力者の犯罪率は目に見えて上昇しました。しかし、我々公安がビック・ファーザーを捉えて以来、その数字オーバーロード襲来以前よりも、減少していることが分かります。」
「つまり、ビック・ファーザーが陰で能力者たちを煽っていたと? 」
「断定はできません。しかし、関係性が無いと言えば、それは間違っていると思います。」
彼女は緊張しているのか、長机の上の水を手に取り、口に含む。
「失礼します。」
「それでは次はそちらの方。」
宜野座さんが指をさした女性が立ち上がり、また自己紹介を始める。
「本堂代理は、能力者の能力を封じられる能力をお持ちだとお聞きしております。」
「はい、この腕章がその証です。」
「ではもしオーバーロードの計画が遂行される場合、貴方はどちら側の人間になるのですか? 」
彼女は聞かれたく無いことを言われたのか、口をアタフタされる。
そこへ宜野座さんがフォローを入れた。
「本堂家としての貴方がすべき事を聞かれているのではありません。貴方本人の心の心境を率直に伝えれば良いのです。」
その言葉に心を動かされたのか、彼女は急に目に涙を溜め始めると、感情的になって、自分の内の中の言葉を吐き出し始めた。
「自分でもよく分からないんです。もし平等社会から能力者がいなくなれば、本堂家の人間である私の存在意義は無くなる。ですけど、能力者としてミネルバで他の能力者たちと暮らせる勇気もありません。」
「私は本堂家の人間として、オーバーロードの計画に賛同するべきなんでしょう。でも分からないんです。私は自分の使命を優先するべきか、心の中の感情に従うべきか。私は……私は…… 」
「今のこの、別々の人間たちが共存する平等社会を壊したくない。壊されたくないんです。私は能力者であって無能力者でもあるから。」
会見会場が騒がしくなり始める。
記者会見の続行はこれ以上無理とされて、テレスクリーンにはナイスボードが流れ始めた。
本堂長官は険しい顔をしながら、じっとテレスクリーンに映し出されているボートを眺めて、それから口を開いた。
「北条くん。私はねえ、あの子は十五にしてはしっかりした子だと思っていた。だから世界の命運を彼女に任せたんだ。」
「だけど、それは私の間違いだったみたいだよ。彼女には酷い事をしてしまった。」
「私は孫娘に、あまりにも大きなモノを背負わせすぎてしまったみたいだ。」
俺は腕を組んで、本堂を見つめる。
「それはどういうことですか。長官様。」
「君にもう少し倫の事を頼みたい。前にも言った通り、私はもう現場に立てるほど体力があるわけじゃないんだよ。」
「それなら宜野座さんがいるじゃないですか? 」
「彼女はもう、私と、安田くんの秘書で手一杯なはずなんだよ。これ以上彼女を酷使すれば、彼女が倒れてしまう。」
「別にいんじゃないスカ。この前手伝おうとした時、『私から天職を奪わないで』なんてこと言われたし。」
「相変わらず冷たいね君は。小子くんは、快く返事してくれたって言うのに。」
彼のしたり顔。
俺がどう答えるか知っているからだ。
「まぁそこまで言うのなら良いですよ。どうせ暇ですし。」
「おや? さっきとは反応がまるで違うようだね。」
「この話は終わりにしましょう。小子の面会の時間です。」
俺は長官室を後にした。
「病院の小子くんにもよろしく頼むよ。」
* * *
オーバーロードの人類投票の結果は、賛成が40%、反対が60%で、彼らは目的を達成できず、ミネルバに帰ることになった。
がしかし、蝠岡は彼らの文明に興味を持ったようで、一人ルナリアンたちと一緒に、ミネルバへ旅だったようだ。
こうして平等社会に平穏が戻り、長官からは罪を恩赦され、手元にはゲイボルグが戻って来た。
それで今は、倫に天岩流の武術を教えている。
のだが。
「北条さんってもしかして武術があまり得意ではない? 」
痛いところを突かれてしまった。
「バレちまったか。まぁ生まれつき身体がこんなんだしよ。能力に頼る部分は大きかったと思うよ。うん。」
「はぁ呆れました。北条さんのお父様にお願いしてみます。」
「んだってよ。天岩流にこだわることねえだろ。武術を習うなら、鵞利場に教えてもらえよ。天鵝流の方が倫にはあっていると思うし。」
彼女はジト目でため息をついた。
「はぁ。北条さんは。天岩流の免許皆伝者でありながら、その良さも分からないなんて。」
「んだよ。こんな古臭え拳法のどこが良いんだか。」
「だって。」
「人を護るための武術ってかっこいいじゃないですか。」
THE END
長官室で、本堂守はテレビをじっと見つめている。
もうすぐ倫の記者会見が始まるからだ。
「君にとっては願ったり叶ったりだろ? 北条くん。君を殺そうとした人間なんだからさ。」
「ああ、アンタには感謝してるよ。それと殺されそうになったことには何度も思っていない。ただ清々するのは確かだぜ。アイツには散々な目に遭わされて来たからな。」
「ふむ。変わったね君は。」
変わった? 俺がか。そりゃそうかも知れない。
自分でも思う。アウトローをやって来た時の自分と、今の自分が。
だけど、変わったのは俺だけじゃない。
世界が変わった。俺を取り巻く環境。俺の世界に対する立ち位置、そして守るべきモノ。
そうだ。小子。アイツが俺を変えてくれた。
オーバーロードによる人類投票が開始されるの5時間前、彼女は会場へと現れた。
そして記者たちに一礼してから用意されたパイプ椅子に腰をかける。
「皆様、この度は遥々公安本庁まで足を運んで下さりありがとうございます。」
彼女はもう一度一礼した。
「時間が押しておりますので、一社一問で、質問は手短にお願いいたします。」
記者たちの手が一斉に上がった。
倫が手を出すと、記者は立ち上がり、軽く自己紹介をする。
「オーバーロードが、ここに来て以来、能力者の犯罪率が上昇しているようですが、本堂代理はどうお考えですか? 」
彼女はその質問に余裕を持った態度で答えた。
「宜野座さん。グラフをお願い。」
彼女が宜野座さんに指示すると、彼女は無表情のまま、立体映像を記者たちにも分かるように掲示した。
「オーバーロードたちがここに来て以来、能力者の犯罪率は目に見えて上昇しました。しかし、我々公安がビック・ファーザーを捉えて以来、その数字オーバーロード襲来以前よりも、減少していることが分かります。」
「つまり、ビック・ファーザーが陰で能力者たちを煽っていたと? 」
「断定はできません。しかし、関係性が無いと言えば、それは間違っていると思います。」
彼女は緊張しているのか、長机の上の水を手に取り、口に含む。
「失礼します。」
「それでは次はそちらの方。」
宜野座さんが指をさした女性が立ち上がり、また自己紹介を始める。
「本堂代理は、能力者の能力を封じられる能力をお持ちだとお聞きしております。」
「はい、この腕章がその証です。」
「ではもしオーバーロードの計画が遂行される場合、貴方はどちら側の人間になるのですか? 」
彼女は聞かれたく無いことを言われたのか、口をアタフタされる。
そこへ宜野座さんがフォローを入れた。
「本堂家としての貴方がすべき事を聞かれているのではありません。貴方本人の心の心境を率直に伝えれば良いのです。」
その言葉に心を動かされたのか、彼女は急に目に涙を溜め始めると、感情的になって、自分の内の中の言葉を吐き出し始めた。
「自分でもよく分からないんです。もし平等社会から能力者がいなくなれば、本堂家の人間である私の存在意義は無くなる。ですけど、能力者としてミネルバで他の能力者たちと暮らせる勇気もありません。」
「私は本堂家の人間として、オーバーロードの計画に賛同するべきなんでしょう。でも分からないんです。私は自分の使命を優先するべきか、心の中の感情に従うべきか。私は……私は…… 」
「今のこの、別々の人間たちが共存する平等社会を壊したくない。壊されたくないんです。私は能力者であって無能力者でもあるから。」
会見会場が騒がしくなり始める。
記者会見の続行はこれ以上無理とされて、テレスクリーンにはナイスボードが流れ始めた。
本堂長官は険しい顔をしながら、じっとテレスクリーンに映し出されているボートを眺めて、それから口を開いた。
「北条くん。私はねえ、あの子は十五にしてはしっかりした子だと思っていた。だから世界の命運を彼女に任せたんだ。」
「だけど、それは私の間違いだったみたいだよ。彼女には酷い事をしてしまった。」
「私は孫娘に、あまりにも大きなモノを背負わせすぎてしまったみたいだ。」
俺は腕を組んで、本堂を見つめる。
「それはどういうことですか。長官様。」
「君にもう少し倫の事を頼みたい。前にも言った通り、私はもう現場に立てるほど体力があるわけじゃないんだよ。」
「それなら宜野座さんがいるじゃないですか? 」
「彼女はもう、私と、安田くんの秘書で手一杯なはずなんだよ。これ以上彼女を酷使すれば、彼女が倒れてしまう。」
「別にいんじゃないスカ。この前手伝おうとした時、『私から天職を奪わないで』なんてこと言われたし。」
「相変わらず冷たいね君は。小子くんは、快く返事してくれたって言うのに。」
彼のしたり顔。
俺がどう答えるか知っているからだ。
「まぁそこまで言うのなら良いですよ。どうせ暇ですし。」
「おや? さっきとは反応がまるで違うようだね。」
「この話は終わりにしましょう。小子の面会の時間です。」
俺は長官室を後にした。
「病院の小子くんにもよろしく頼むよ。」
* * *
オーバーロードの人類投票の結果は、賛成が40%、反対が60%で、彼らは目的を達成できず、ミネルバに帰ることになった。
がしかし、蝠岡は彼らの文明に興味を持ったようで、一人ルナリアンたちと一緒に、ミネルバへ旅だったようだ。
こうして平等社会に平穏が戻り、長官からは罪を恩赦され、手元にはゲイボルグが戻って来た。
それで今は、倫に天岩流の武術を教えている。
のだが。
「北条さんってもしかして武術があまり得意ではない? 」
痛いところを突かれてしまった。
「バレちまったか。まぁ生まれつき身体がこんなんだしよ。能力に頼る部分は大きかったと思うよ。うん。」
「はぁ呆れました。北条さんのお父様にお願いしてみます。」
「んだってよ。天岩流にこだわることねえだろ。武術を習うなら、鵞利場に教えてもらえよ。天鵝流の方が倫にはあっていると思うし。」
彼女はジト目でため息をついた。
「はぁ。北条さんは。天岩流の免許皆伝者でありながら、その良さも分からないなんて。」
「んだよ。こんな古臭え拳法のどこが良いんだか。」
「だって。」
「人を護るための武術ってかっこいいじゃないですか。」
THE END
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