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ホントの始まり
友人として
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俺はオヤッサンに礼を言い、丹楓村を飛び出すと、北上した。
小さな漁村でウボクに行くために船頭を訪ねたが、ウボクまでは二日かかるという言葉に痺れを切らし、半日で海を渡ると、前哨基地を走り抜け、ついに剣城の元までたどり着いたわけだ。
「少し遅かったか。」
剣城の体力なら肺が一つやられたぐらいでくたばったりしない。だが、早期決着が望ましいだろう。
俺に気づいたシャルル・アイシャが、こちらをマジマジと見ている。
「あら払暁の勇者様じゃないの。」
「あっレレぇ。あのお粗末なエモノはどうしたのかな? 」
「ハハハ、グランディルに逆らった罰ね。良い気味だわ。」
俺はため息をついた。
「言わせておけば、全く……崇拝者っていうのはつくづくおめでたい奴だな。偶然の出来事を自分の都合の良いように解釈し、それを『神のみわざ』やら『奇蹟』と吹聴して、こっちまで恥ずかしくなるぜ。」
「…どうやら、どうにかして死にたいみたいね。無能力者の下等生物が、この私にそのような口を聞いたことを後悔させて上げるわ。」
「啓蒙…啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙啓蒙。」
俺は五感をフル活用し、背後に現れた冷たい気配を感じ取った。
世界に亀裂が走り、藍色の世界から、無数の術式が覗いている。
刃が俺の頬を掠る。
「ほう、さすが勇者様ってわけね。」
「俺は勇者じゃない。桐生慎二郎だ。」
俺は腰の刀を引き抜き、『オニゴロシ』という銘を輝かせながら、アイシャに突っ込んだ。
オニゴロシ、坂田家が修行を終え、一人前と認められた者に贈られる業物。
「ハハハ、そんなナマクラで私をどうしようっていうの? 見ぐるみ剥がすのかしら? いやーんエッチいわね。」
俺の怒りは臨界点に達し、最後の一歩で地面を蹴り飛ばした。
「コレがナマクラかどうか、お前で試してやるよ。」
彼女の左肩を、紫色に輝く剣ごと切り落とした。
「あら、いけない。」
俺は術を発動させようとした、アイシャを左脚で蹴飛ばした。
その間0.1秒。
「クソ男が、極東ってのはろくな男がいないのかしら。」
俺は間髪入れずに左腕で彼女を掴むと、地面を引きずりながら、近くの大岩に叩きつける。 オニゴロシで心臓を突き刺すと、宙に放り投げ、ジャンプで飛び上がると大上段ではたき落とした。
おそらく、彼女の術式は既に発動している。ここら一帯に無数の魔法陣が潜伏しているのは、そのためだろう。
だとすれば、とてつもない魔力量だ。
「調子に乗るなよ!! 」
俺の周りに八つの魔法陣が現れる。
俺はそれを目視すると、オニゴロシで斬り払った。
そして、刀を逆手に持つと、彼女へと急降下する。
「トドメだ。」
---星詠み---
あたり一体を覆っていた魔法陣が姿を現し、世界が創り変わる。
ダメだ間に合わない。
藍色の世界が広がっていき、次に星々が輝き始めた。
アイシャは俺の刀を片手で受け止めると、投げ飛ばし、そのまま氷の槍を飛ばしてくる。
俺はそれを刀で受け止め、そのまま近くの星へと叩きつけられる。
「ようこそ、私の世界へ。そうね、コレを使ったのは……悪魔崇拝者として神族たちに襲われた時以来かしら。」
「まぁその人たちも、めでたく星になったんだけどね。」
火の矢が飛んでくる。
俺は振り返り、オニゴロシで弾き返した。
風の虎をバックステップで避ける。
雷鳥を左手で受け止めた。
奴の攻撃を受けているうちに、この世界の仕組みを、徐々に理解し始めた。
・星は、恒星としてではなく、星座として存在している。
・星座は、魔法陣の代わりを成している。
・複数の魔術が、同時に発動した状態で存在し、術者の好きなタイミングで対象に射出されている。
神聖魔術、呪術、無数の星座が俺に襲いかかる。
羽の生えた馬を刀で一刀両断し、風の鷹を回転し足で蹴飛ばす、水牛を手で受け止めると、明後日の方向に投げ飛ばし、炎の獅子の脳天を、オニゴロシで貫いた。
みるみるうちに彼女に近づいていき、ついに、彼女の頬へ傷をつけることに成功する。
「イッタい。」
「舐めんじゃねえぞ三下ぁ。」
星は一層強く瞬くと、剣となってこちらに襲いかかってきた。
「うおおぉぉぉぉぉぉ。」
俺は致命傷になる剣意外を無視し、藍色の世界を突き進む。
降り注ぐ剣の雨から、左手で無理矢理剣を抜き取ると、その剣で剣の雨をかき分けた。
星に突き刺さった剣を抜き取りながら、半ば強引に突き進む。
「なぜ、そこまでして争うの? 何がお前を強くする? なぜお前は極東の味方などするのよ。」
全身剣だらけになった俺は、ついにシャルル・アイシャの喉笛を掴むことに成功する。
「オレがオレであるためだ。」
「ねえあなた。よく見たら良い男ね。グランディルに寝返らない? 今より良い暮らしが出来ー」
「断る。」
オニゴロシを強く握る。刀身が赤みを帯び始めた。
刹那、とてつもない衝撃と共に、アイシャが右側へと消える。
いや、自分が横から大きく吹き飛ばされたのだろう。
文字通り横槍だ。
「アイシャ様を守れ。」
痺れを切らした七英雄たちが、俺に次々と攻撃を繰り出す。
「オイ動くな!! 遅効性の術式が発動したらどうする?? 」
世界が崩壊し、荒野に投げ飛ばされた俺は、炎帝の業火で焼かれ、地底の石柱で突き上げられると、闇帝の虚空に吸い込まれそうになる。
それをオニゴロシで弾き返すと、耀帝に腹部を焼かれた。
「ぐはぁ。」
落ちてきたところを、風帝の圧縮された気弾に吹き飛ばされる。
回転し、後頭部を打つことをなんとか回避したが、打ちどころが悪く、左腕と、右脚をやられる。
地帝は、能力で巨大な岩塊を作り出し、俺の上に落としてきた。
「コレで終わりだ。」
くそぉ、ここまでか……剣城も守れず、美鬼も、極東も守れず……
コレで良いのか、本当にこれで……
小さな漁村でウボクに行くために船頭を訪ねたが、ウボクまでは二日かかるという言葉に痺れを切らし、半日で海を渡ると、前哨基地を走り抜け、ついに剣城の元までたどり着いたわけだ。
「少し遅かったか。」
剣城の体力なら肺が一つやられたぐらいでくたばったりしない。だが、早期決着が望ましいだろう。
俺に気づいたシャルル・アイシャが、こちらをマジマジと見ている。
「あら払暁の勇者様じゃないの。」
「あっレレぇ。あのお粗末なエモノはどうしたのかな? 」
「ハハハ、グランディルに逆らった罰ね。良い気味だわ。」
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「俺は勇者じゃない。桐生慎二郎だ。」
俺は腰の刀を引き抜き、『オニゴロシ』という銘を輝かせながら、アイシャに突っ込んだ。
オニゴロシ、坂田家が修行を終え、一人前と認められた者に贈られる業物。
「ハハハ、そんなナマクラで私をどうしようっていうの? 見ぐるみ剥がすのかしら? いやーんエッチいわね。」
俺の怒りは臨界点に達し、最後の一歩で地面を蹴り飛ばした。
「コレがナマクラかどうか、お前で試してやるよ。」
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俺は術を発動させようとした、アイシャを左脚で蹴飛ばした。
その間0.1秒。
「クソ男が、極東ってのはろくな男がいないのかしら。」
俺は間髪入れずに左腕で彼女を掴むと、地面を引きずりながら、近くの大岩に叩きつける。 オニゴロシで心臓を突き刺すと、宙に放り投げ、ジャンプで飛び上がると大上段ではたき落とした。
おそらく、彼女の術式は既に発動している。ここら一帯に無数の魔法陣が潜伏しているのは、そのためだろう。
だとすれば、とてつもない魔力量だ。
「調子に乗るなよ!! 」
俺の周りに八つの魔法陣が現れる。
俺はそれを目視すると、オニゴロシで斬り払った。
そして、刀を逆手に持つと、彼女へと急降下する。
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あたり一体を覆っていた魔法陣が姿を現し、世界が創り変わる。
ダメだ間に合わない。
藍色の世界が広がっていき、次に星々が輝き始めた。
アイシャは俺の刀を片手で受け止めると、投げ飛ばし、そのまま氷の槍を飛ばしてくる。
俺はそれを刀で受け止め、そのまま近くの星へと叩きつけられる。
「ようこそ、私の世界へ。そうね、コレを使ったのは……悪魔崇拝者として神族たちに襲われた時以来かしら。」
「まぁその人たちも、めでたく星になったんだけどね。」
火の矢が飛んでくる。
俺は振り返り、オニゴロシで弾き返した。
風の虎をバックステップで避ける。
雷鳥を左手で受け止めた。
奴の攻撃を受けているうちに、この世界の仕組みを、徐々に理解し始めた。
・星は、恒星としてではなく、星座として存在している。
・星座は、魔法陣の代わりを成している。
・複数の魔術が、同時に発動した状態で存在し、術者の好きなタイミングで対象に射出されている。
神聖魔術、呪術、無数の星座が俺に襲いかかる。
羽の生えた馬を刀で一刀両断し、風の鷹を回転し足で蹴飛ばす、水牛を手で受け止めると、明後日の方向に投げ飛ばし、炎の獅子の脳天を、オニゴロシで貫いた。
みるみるうちに彼女に近づいていき、ついに、彼女の頬へ傷をつけることに成功する。
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「舐めんじゃねえぞ三下ぁ。」
星は一層強く瞬くと、剣となってこちらに襲いかかってきた。
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「なぜ、そこまでして争うの? 何がお前を強くする? なぜお前は極東の味方などするのよ。」
全身剣だらけになった俺は、ついにシャルル・アイシャの喉笛を掴むことに成功する。
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いや、自分が横から大きく吹き飛ばされたのだろう。
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「アイシャ様を守れ。」
痺れを切らした七英雄たちが、俺に次々と攻撃を繰り出す。
「オイ動くな!! 遅効性の術式が発動したらどうする?? 」
世界が崩壊し、荒野に投げ飛ばされた俺は、炎帝の業火で焼かれ、地底の石柱で突き上げられると、闇帝の虚空に吸い込まれそうになる。
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「ぐはぁ。」
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回転し、後頭部を打つことをなんとか回避したが、打ちどころが悪く、左腕と、右脚をやられる。
地帝は、能力で巨大な岩塊を作り出し、俺の上に落としてきた。
「コレで終わりだ。」
くそぉ、ここまでか……剣城も守れず、美鬼も、極東も守れず……
コレで良いのか、本当にこれで……
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