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第8章【苦い祈り】
64罪 淫乱 ❤︎①
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「ねぇ、ヴェルくん」
上目遣いでヴェルを見上げる静の瞳には、静かな欲望の色を掲げていた。
「私、もう我慢……できない、わ」
そういうと、静はセーラー服の裾を両手を交差させるようにしてから掴み、一気に脱いだ。布で覆われていた肌が一気に現れる。静の両胸を覆い隠すようにつけられている下着を、後ろ手でホックを外すと大きめの胸があらわになった。
「――――っ」
「なんで目を逸らすのかしら? もう何度も……見ているじゃない?」
慌てて視線を逸らすヴェルを見つめてクスクスと笑いながら、静の手は止まらない。白いスカートのウエストあたりにあるホックを外してチャックを下ろせば、そのまま重力に従って静のスカートはストン……と地面に落ちた。
ウエストから黒いタイツに手を伸ばし、身体との間に指を挟みいれる。そのまま軽くつまむようにタイツを持ちながら下へと引きずり下ろせば黒に覆われ続けていた綺麗な真っ白な肌が現れる。タイツを脱ぎ切ると、静は床に落とした制服とタイツを掴み、テントの端へと寄せた。汚さないように。邪魔にならないように。これからする行為のために。
「最後の下着は……ヴェルくんが脱がしてくれる?」
「なっ」
「駄目なのかしら? なぜ? 私達は恋人同士なのではなくて?」
ためらうヴェルに静はまくし立てるように問いかけた。なぜ脱がすことを躊躇うのか、非難するようにも聞こえるくらいの勢いで。まるで、ヴェルの心を罪悪感で塗りつぶすように。
「それとも、やっぱりヴェルくんは無理矢理、私に犯されたいのかしら?」
その言葉に、ヴェルは少なからずカチンと感じるものがあった。まだその話をするのか……と思うところもある。
「別に。脱がす必要はないんじゃない?」
「……ぇ?」
少しだけ、怒った口調でヴェルは呟くと両手で静の肩を掴み、くるりと背中を向けさせるように回転させた。反発することなく、素直にヴェルの手の動きにあわせて体を回転させた静は疑問そうな表情を浮かべながらヴェルに背中を向けて佇んでいた。
「きゃっ!?」
素早くズボンとパンツを同時に足首のあたりまで落とすと、片足だけを抜き去った。左足にだけズボンとパンツが引っ掛かった状態にすると、ヴェルは静の足の間に右足を割り入れた。その突然の行動に、静は驚きの悲鳴を上げてバランスを崩した。
狭いテントの中でバランスを崩した静は、慌ててテントの骨組みのあたりに手をついた。その様子を確認したヴェルは、そのまま静の両足の間に割り入れた右足を右へ押し進めるようにズラして静の足を広げていった。
上目遣いでヴェルを見上げる静の瞳には、静かな欲望の色を掲げていた。
「私、もう我慢……できない、わ」
そういうと、静はセーラー服の裾を両手を交差させるようにしてから掴み、一気に脱いだ。布で覆われていた肌が一気に現れる。静の両胸を覆い隠すようにつけられている下着を、後ろ手でホックを外すと大きめの胸があらわになった。
「――――っ」
「なんで目を逸らすのかしら? もう何度も……見ているじゃない?」
慌てて視線を逸らすヴェルを見つめてクスクスと笑いながら、静の手は止まらない。白いスカートのウエストあたりにあるホックを外してチャックを下ろせば、そのまま重力に従って静のスカートはストン……と地面に落ちた。
ウエストから黒いタイツに手を伸ばし、身体との間に指を挟みいれる。そのまま軽くつまむようにタイツを持ちながら下へと引きずり下ろせば黒に覆われ続けていた綺麗な真っ白な肌が現れる。タイツを脱ぎ切ると、静は床に落とした制服とタイツを掴み、テントの端へと寄せた。汚さないように。邪魔にならないように。これからする行為のために。
「最後の下着は……ヴェルくんが脱がしてくれる?」
「なっ」
「駄目なのかしら? なぜ? 私達は恋人同士なのではなくて?」
ためらうヴェルに静はまくし立てるように問いかけた。なぜ脱がすことを躊躇うのか、非難するようにも聞こえるくらいの勢いで。まるで、ヴェルの心を罪悪感で塗りつぶすように。
「それとも、やっぱりヴェルくんは無理矢理、私に犯されたいのかしら?」
その言葉に、ヴェルは少なからずカチンと感じるものがあった。まだその話をするのか……と思うところもある。
「別に。脱がす必要はないんじゃない?」
「……ぇ?」
少しだけ、怒った口調でヴェルは呟くと両手で静の肩を掴み、くるりと背中を向けさせるように回転させた。反発することなく、素直にヴェルの手の動きにあわせて体を回転させた静は疑問そうな表情を浮かべながらヴェルに背中を向けて佇んでいた。
「きゃっ!?」
素早くズボンとパンツを同時に足首のあたりまで落とすと、片足だけを抜き去った。左足にだけズボンとパンツが引っ掛かった状態にすると、ヴェルは静の足の間に右足を割り入れた。その突然の行動に、静は驚きの悲鳴を上げてバランスを崩した。
狭いテントの中でバランスを崩した静は、慌ててテントの骨組みのあたりに手をついた。その様子を確認したヴェルは、そのまま静の両足の間に割り入れた右足を右へ押し進めるようにズラして静の足を広げていった。
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