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第3章【一途に想うからこそ】
18罪 ハジメテ⑤ ❤︎
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(助けて……嫌だ……イヤ、嫌、いや……)
瞳に浮かんだ涙がツーっと頬を伝って流れ落ちた。
「泣け、泣け」
「あっ……んんっ……ひあっ…………っ!!」
心では嫌だと思っているのに、私の口から溢れ出てくる甘い声に嫌悪感が増していった。
何度も何度も大柄な男は早い動きでピストンを繰り返し、私のナカを刺激し続ける。ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながら、大柄な男は気持ちよさに荒い息を繰り返し恍惚の表情を浮かべていた。
「ほら、イケよ」
「あっ……んんー!! いあ、いや……っ、イキ、たく……な、ぃ……!」
「そうは言っても、ココはキモチイイって締め付けてきてんぜ?」
「きもち、よく……ない、も……んっ」
「はっ、全然説得力ねぇぜ?」
「あっ、あっ……んはぁっ!!」
ガラの悪そうな男が私の乳首にカリッと歯を立て、大柄の男が私の蕾を親指の腹でこすりながら私のナカを亀頭でかき乱していく刺激に、私の喉はカラカラに乾きながら甲高い声を上げた。
そんな声を出したくないと思いながらも無意識に溢れる声はどうしようもなくて、私の瞳からは拒絶を意味する涙が延々と溢れ出てきていた。
「あー……あー……き、もち……いーわ……」
「んぅっ……ああっ……ひあっ……」
「やべっ、あー……イきそー……」
「や、あ……だ、め……っ! 中、は……中はっ!!」
「あー……中に出して……やる、よ……」
気持ちよさに荒い息を繰り返しながら、気だるげに呟く大柄な男の言葉に私は血の気が引く感じがした。
この世界に私の世界にあるコンドームなんていうものは存在しておらず、今この瞬間も大柄な男のモノは生のまま私のナカに入っている。
それだけでも充分ヤバイのに、中に出されたらまず過ぎる。こんな所で妊娠なんてしたくないし、好きでもない知らない男の子供なんてこさえたくない。
「やっ! いやっ! だめっ!!」
「雪ちゃん!!」
「やめろ! その子から離れろ!!」
上ずった声で悲鳴を上げた瞬間、私の耳に甲高い女の子の声と聞くと安心する私の大好きな人の声が聞こえた。
涙で視界が揺らぎ前がよく見えない私は、視線を声が聞こえたほうに向けてもその姿を確認することは出来なかった。
だけど、聞き間違いでも勘違いでもないという事は、ひしひしと肌で感じていた。二人の男が私への愛撫をやめていたからだ。
「たす……けてっ」
「雪、助けに来たぞっ」
聞こえた真兄の声に、三人が私を助けに来てくれたと頭がしっかりと理解した。堪えながらも涙を流していたが、静と真兄とヴェル君が助けに来てくれたという安心感にぶわっと涙が溢れ出した。ぼろぼろと大粒の涙が私の頬を流れ落ち、横たわっている岩に大きなシミを作っていった。
瞳に浮かんだ涙がツーっと頬を伝って流れ落ちた。
「泣け、泣け」
「あっ……んんっ……ひあっ…………っ!!」
心では嫌だと思っているのに、私の口から溢れ出てくる甘い声に嫌悪感が増していった。
何度も何度も大柄な男は早い動きでピストンを繰り返し、私のナカを刺激し続ける。ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てながら、大柄な男は気持ちよさに荒い息を繰り返し恍惚の表情を浮かべていた。
「ほら、イケよ」
「あっ……んんー!! いあ、いや……っ、イキ、たく……な、ぃ……!」
「そうは言っても、ココはキモチイイって締め付けてきてんぜ?」
「きもち、よく……ない、も……んっ」
「はっ、全然説得力ねぇぜ?」
「あっ、あっ……んはぁっ!!」
ガラの悪そうな男が私の乳首にカリッと歯を立て、大柄の男が私の蕾を親指の腹でこすりながら私のナカを亀頭でかき乱していく刺激に、私の喉はカラカラに乾きながら甲高い声を上げた。
そんな声を出したくないと思いながらも無意識に溢れる声はどうしようもなくて、私の瞳からは拒絶を意味する涙が延々と溢れ出てきていた。
「あー……あー……き、もち……いーわ……」
「んぅっ……ああっ……ひあっ……」
「やべっ、あー……イきそー……」
「や、あ……だ、め……っ! 中、は……中はっ!!」
「あー……中に出して……やる、よ……」
気持ちよさに荒い息を繰り返しながら、気だるげに呟く大柄な男の言葉に私は血の気が引く感じがした。
この世界に私の世界にあるコンドームなんていうものは存在しておらず、今この瞬間も大柄な男のモノは生のまま私のナカに入っている。
それだけでも充分ヤバイのに、中に出されたらまず過ぎる。こんな所で妊娠なんてしたくないし、好きでもない知らない男の子供なんてこさえたくない。
「やっ! いやっ! だめっ!!」
「雪ちゃん!!」
「やめろ! その子から離れろ!!」
上ずった声で悲鳴を上げた瞬間、私の耳に甲高い女の子の声と聞くと安心する私の大好きな人の声が聞こえた。
涙で視界が揺らぎ前がよく見えない私は、視線を声が聞こえたほうに向けてもその姿を確認することは出来なかった。
だけど、聞き間違いでも勘違いでもないという事は、ひしひしと肌で感じていた。二人の男が私への愛撫をやめていたからだ。
「たす……けてっ」
「雪、助けに来たぞっ」
聞こえた真兄の声に、三人が私を助けに来てくれたと頭がしっかりと理解した。堪えながらも涙を流していたが、静と真兄とヴェル君が助けに来てくれたという安心感にぶわっと涙が溢れ出した。ぼろぼろと大粒の涙が私の頬を流れ落ち、横たわっている岩に大きなシミを作っていった。
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