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第3章【一途に想うからこそ】
18罪 ハジメテ② ❤︎
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なにがそんなに楽しいのかと問いたくなるくらい満面の笑みを浮かべている大柄な男の表情を見ていると、ふつふつと怒りが沸いてくる。
見知らぬ女の私を無理矢理組み敷いて、犯そうとすることの何が楽しいのか。
「お? 生意気な表情を浮かべんなぁ」
おそらく、泣きそうだった私は怒りを覚えた直後に大柄な男を睨み付けていたのかもしれない。私自身は全く気付いていなかったけれど、その発言からそうなんだろうと察することが出来た。
だけど、私はそれがかえって逆効果だという事に気付けなかった。
「もう一回泣かせてやるよ。んで、絶望の底に落としてやる」
ペロリと舌なめずりをすると、大柄な男は歯を見せて笑った。それと同時に私の腰を、まるで逃がさないと言わんばかりにガシッと掴むと力強く腰を押し付けてきた。
みちみちと開通されていない私のナカを男のソレが押し広げながら通っていく。お腹に感じる圧迫感に眉を潜めながら、私はヒッと声を漏らした。
「イッ、ヤッ……!!」
「諦めるんだなぁ!!」
「嫌なものは嫌ァァァァァァァ!」
「うるっせぇんだよ! 静かに犯されとけ!」
力勝負をすれば大柄な男に負けるのは分かっていたが、それでも私は必死に男を押しのけようと手を伸ばした。
上体を起こした大柄な男の胸にはもう手は届かず、私は手を少しだけ下にさげると今度は男の腹部を押してみる。けれど、男はびくともしない。
「――あー……奥までぜーんぶ入ったぜぇ」
「……ッ」
大柄な男のその言葉を聞いて、私の表情は一瞬にして絶望に染まったことだろう。楽しげにクツクツと喉の奥で笑う男の声を聞いていれば良くわかる。
「あー、きつくってキモチィわ」
「やっ……イッたい……! お願い抜いて! 痛い! 嫌だ!」
「む・り・だ・わ・!」
ニタァと気色の悪い笑みを浮かべて大柄な男は私の腰を力強く掴むと、そのまま一気に腰を引き――ばちゅん! と勢いよく最奥めがけてソレを打ち付けてきた。
「イッ……!!」
痛みで目の前がチカチカとした。まるでまぶしい光が私の視界を覆いつくして点滅するように埋め尽くす。処女を失ったばかりの私のナカはまだその刺激に慣れていなくて、鋭い痛みに涙が滲み出てきた。
ああ、なんでこんな奴に初めてを奪われなければならないの。そんな風に後悔の念が私の胸を埋め尽くそうとしていた。
静を助けようとしなければ、私がみんなを助けに呼んでいれば、こんな苦しくて辛くて悲しい思いはしなくてすんだのに……と思ってしまいそうになる私の弱い心に気付き、私は歯を食いしばって頭をブンブンと左右に振った。
心まで負けてしまいたくはなかった。
見知らぬ女の私を無理矢理組み敷いて、犯そうとすることの何が楽しいのか。
「お? 生意気な表情を浮かべんなぁ」
おそらく、泣きそうだった私は怒りを覚えた直後に大柄な男を睨み付けていたのかもしれない。私自身は全く気付いていなかったけれど、その発言からそうなんだろうと察することが出来た。
だけど、私はそれがかえって逆効果だという事に気付けなかった。
「もう一回泣かせてやるよ。んで、絶望の底に落としてやる」
ペロリと舌なめずりをすると、大柄な男は歯を見せて笑った。それと同時に私の腰を、まるで逃がさないと言わんばかりにガシッと掴むと力強く腰を押し付けてきた。
みちみちと開通されていない私のナカを男のソレが押し広げながら通っていく。お腹に感じる圧迫感に眉を潜めながら、私はヒッと声を漏らした。
「イッ、ヤッ……!!」
「諦めるんだなぁ!!」
「嫌なものは嫌ァァァァァァァ!」
「うるっせぇんだよ! 静かに犯されとけ!」
力勝負をすれば大柄な男に負けるのは分かっていたが、それでも私は必死に男を押しのけようと手を伸ばした。
上体を起こした大柄な男の胸にはもう手は届かず、私は手を少しだけ下にさげると今度は男の腹部を押してみる。けれど、男はびくともしない。
「――あー……奥までぜーんぶ入ったぜぇ」
「……ッ」
大柄な男のその言葉を聞いて、私の表情は一瞬にして絶望に染まったことだろう。楽しげにクツクツと喉の奥で笑う男の声を聞いていれば良くわかる。
「あー、きつくってキモチィわ」
「やっ……イッたい……! お願い抜いて! 痛い! 嫌だ!」
「む・り・だ・わ・!」
ニタァと気色の悪い笑みを浮かべて大柄な男は私の腰を力強く掴むと、そのまま一気に腰を引き――ばちゅん! と勢いよく最奥めがけてソレを打ち付けてきた。
「イッ……!!」
痛みで目の前がチカチカとした。まるでまぶしい光が私の視界を覆いつくして点滅するように埋め尽くす。処女を失ったばかりの私のナカはまだその刺激に慣れていなくて、鋭い痛みに涙が滲み出てきた。
ああ、なんでこんな奴に初めてを奪われなければならないの。そんな風に後悔の念が私の胸を埋め尽くそうとしていた。
静を助けようとしなければ、私がみんなを助けに呼んでいれば、こんな苦しくて辛くて悲しい思いはしなくてすんだのに……と思ってしまいそうになる私の弱い心に気付き、私は歯を食いしばって頭をブンブンと左右に振った。
心まで負けてしまいたくはなかった。
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