異世界召喚されたら好きな人を親友に寝盗られた~七つの大罪(グリモワール)の一人だった私は、記憶を取り戻しながら好きな人も取り戻す!~

卯月えり

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第2章【交わる二人の歯車】

12罪‬ 一番じゃないと⑤ ‪‪❤︎‬

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「ね……舐めて、ちょうだい?」
「…………え?」
「……女の子に何度も言わせないで……」

 静の言葉に膣内を刺激するヴェルの手はピタリと止まった。絶え間なく与えられていた快楽がとまり、静は少しだけ不服そうに視線を向けるとヴェルの瞳をじっと見つめて答えを待った。

(舐めて……?)

 別に聞こえていないわけじゃなかった。ただ、ヴェルの脳がその言葉をきちんと理解できていなかっただけだ。視線がゆっくりと今さっきまでいじっていた静の秘部へと下りた。
 ヴェルの刺激でしっかりと濡れたソコは解され、より強い刺激を求めてヒクヒクと痙攣していた。

「ヴェルくん?」
「――――っ」

 どうしたの?という感じに問いかける静だが、ヴェルには催促しているようにしか感じられなかった。大きく息を吸い込むと、心を落ち着けるように――否、心を無にするように息を吐き出した。
 一歩後ろに下がると、そのまま顔をゆっくりと下げて静の秘部に鼻先を近づける。愛液独特のニオイがむわっと広がり、ヴェルの鼻をかすめる。
 くち……ちゅくちゅく……

「ああっ……」

 下着を横へずらし、小さく卑猥な音を立ててヴェルの舌先が静のクリトリスをかすめた。溢れ出る愛液を吸うように息を吸い込めば、蜜の音はより大きく耳に届く。
 その刺激に静は甘美な声を上げ、その刺激に嬉しそうに表情を緩めた。腰が浮き、ヴェルの口に静の秘部がぐちりと当たる。まるで自分から刺激をむさぼる様に腰を動かす静。

「静ちゃんは淫乱だね」
「失礼……な言い方、ね」

 彼女の様子に本音がポツリと零れた。その言葉に静は唇を尖らせて反論するが、浮かべる表情は苦笑いでその様子から本人もそう思っているんじゃないかとヴェルは思った。
 ぐち……ぐちゅっ。
 クリトリスのあたりを刺激していたヴェルの舌はゆっくりと下がり、愛液の溢れ出てくる割れ目へと舌先を差し込んだ。柔らかく熱い膣の入り口に触れ、ヴェルの舌はソコをかき混ぜるように出し入れをした。
 ぢゅ……ぢゅるるる……

「あんっ……ンっ、それ……イイ、わっ」

 膣の中をヴェルの舌先が蠢き、さらに溢れ出る愛液を啜る。その刺激に静はより気持ちよさそうな声を上げた。枕を掴んでいた両手はヴェルの頭へと伸び――

「んぐっ……ん、ぢゅ……」

 静の秘部に顔を突っ込まれるように抑え込まれた。抗議しようと声を発しようとしたが、ヴェルの口から出てきたのはくぐもった声だけだった。口を動かそうとすれば、静の秘部を刺激するだけで、その行為に静は艶やかな声を上げてより一層強くヴェルの頭を自身の秘部に押し付けるだけだった。
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