親友がリア充でモテまくりです。非リアの俺には気持ちが分からない

かがみもち

文字の大きさ
上 下
238 / 244
第9章 最後の桜と変わる雰囲気

127時間目 これからのこと

しおりを挟む
 んんー、進路か。俺ってしたいこととか無いんだよな……。進路希望調査の紙を見つめながら、俺はそんなことを考えていた。

 正直、進路のことはボヤっとしか頭のなかに無くて、実感がないのだ。そっか。高校でたらすぐにでも働くこと出来る年齢なんだよな。大人にならなきゃいけない年齢なんだよな。

 進路のことを考えているとやっぱり、思うのは小春こはるとの将来についてだ。学生の付き合いは遊びだなんてよく言われるけど、絶対そんなことはない。遊びなら、例えば、束縛が激しい相手のせいで苦しむなんてニュースがでないからだ。事件や問題になっている時点で遊びの恋なんてものはないのだ。

 俺は束縛なんてしないし、むしろ、自由にしていると思う。嫉妬なんて微塵も沸いてこない。

 小春とこれから、俺はどうしていきたいのか。それを考え、行動に移すまでの時間が刻々と迫ってきているだろう。

 きっと、この日常や悩んでいる時間はほんの一瞬で気がつけば受験も終わって新しい未来に皆進もうとしている。

 俺は、なにをするどうする。

 小春となにをしたいどうしたい。

 ……まだ答えはでないけど、小春と真摯に向き合って、生きていく覚悟は出来ている。

 お互いの悩みを分かち合い、二人で寄り添って生きていくことは、頭に浮かんでいる。

『敦志君なら大丈夫』

 クリスマスデートのときに小春が言ってくれた言葉をココ最近、未来のことで不安になったとき、思い出すようにしている。

 これを思い出すだけで、いつでも身近に彼女を感じられる。一時期は遠距離恋愛だということに気がついて正直、普通に恋愛を出来ているヤツらを羨んだりしたけど、距離があるこそ、会ったときに前より素敵な人になって会いたいと思うようになった。距離があるからこそ、一緒に居てくれていることが当たり前じゃないと認識させられた。

 どんなに辛いことがあったって、大切な人といるだけで笑い話に変えられるような気がする。

 考えたが答えが出なかったので、俺は親に聞くことにした。これまで俺を育ててくれた親に感謝の思いも込めて、相談することにした。

 俺のことを一番分かっていて、俺が知らないことも分かっていて、誰よりも俺が大事な両親。

 二人はどんな答えをだしてくれるのだろうか。

 批判は恐れない。否定は納得するまで意見を聞く。

 肯定は理由を何度も聞く。それが俺のやり方でスタンスだ。

 これからのことはまだ、誰にも分からない。どうなるかは知らない。けど、大事な友人たちが居てくれることで俺はいつも笑顔だったし、本当に大好きな彼女のおかげで大切なものに気がついて、幸せに満ち溢れている。

 きっと、こんなありふれた当たり前の幸せは、他にない。最高すぎるぜ。この人生。

 だけど、もっともっと、幸せにしてやる。なってやる。自分を幸せに出来るのは自分だけだから。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

想妖匣-ソウヨウハコ-

桜桃-サクランボ-
キャラ文芸
 深い闇が広がる林の奥には、"ハコ"を持った者しか辿り着けない、古びた小屋がある。  そこには、紳士的な男性、筺鍵明人《きょうがいあきと》が依頼人として来る人を待ち続けていた。 「貴方の匣、開けてみませんか?」  匣とは何か、開けた先に何が待ち受けているのか。 「俺に記憶の為に、お前の"ハコ"を頂くぞ」 ※小説家になろう・エブリスタ・カクヨムでも連載しております

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~

八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」  ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。  蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。  これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。  一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~

kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

俺たちの共同学園生活

雪風 セツナ
青春
初めて執筆した作品ですので至らない点が多々あると思いますがよろしくお願いします。 2XXX年、日本では婚姻率の低下による出生率の低下が問題視されていた。そこで政府は、大人による婚姻をしなくなっていく風潮から若者の意識を改革しようとした。そこて、日本本島から離れたところに東京都所有の人工島を作り上げ高校生たちに対して特別な制度を用いた高校生活をおくらせることにした。 しかしその高校は一般的な高校のルールに当てはまることなく数々の難題を生徒たちに仕向けてくる。時には友人と協力し、時には敵対して競い合う。 そんな高校に入学することにした新庄 蒼雪。 蒼雪、相棒・友人は待ち受ける多くの試験を乗り越え、無事に学園生活を送ることができるのか!?

処理中です...