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第3章 選択の文化祭とすれ違う思惑 ~友のために、自分のために~
39・8時間目 親友が居ない1日③
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事件に関することを知っていれば、教えてくれと事件を追っている人からのメッセージが来ていた。
もう、答えるしかない。
僕は、
『お返事ありがとうございます。
1.この事件に関しては、ニュースで流れているような事しか知りません。
2.事件前は個人間での揉め事がいくつかあったようですが、全てここまで大事にはなりませんでした。
3.一人、中学の頃にいました。 彼女がこの事件と結び付いているか定かではないですが、付き合った子に尽くし、冷めてしまったら付きまとうような子がいました。
僕が知っていることは以上です。』
と、送った。
これには、かなり、宮浦への怒りも詰め込んだ。
まぁ、いくらなんでもネットだ。
後は任せるとしよう。
僕は今日の1日で、ずいぶんと気持ちが落ち着いた。
明後日には、文化祭だ。
頑張らないと。
ぼくが。
この闇のような執念に終止符を討つために。
ー
「おはよっ!」
「おお! 裕太! 体調どうだ?」
「山内おはよー!」
「おはよ。 昨日はありがとう! おかげで体調はバッチリだよ!」
「おう、なら良かった。 とうとう明日か・・・。 頑張らないとな」
「そうだね、今日も授業頑張ろう!」
「「あ」」
三石と敦志が、なにやらヤバイことをしてしまった時の顔をして、お互いを見ている。
「「今日授業」」
「ねぇや」
「ないよー!」
「あ、授業ないの? やったじゃん」
「え? 『言ってよ』とか言ってくると思ったのに」
「言わないよ。 なんかそんな気はしていたからね。 文化祭とか体育大会とかイベント前って授業なかったり、少ないのが基本じゃない? この学校、行事前日は授業ないでしょ? だから、予想はしてた」
「あ~、確かに。 やっぱり、裕太は賢けぇな」
「山内はやっぱり、賢者だよね! そして、俺が勇者で敦志が中年ムキムキ戦士だね!」
「あぁ・・・。 昨日の。 って、誰がオッサン戦士だよっ! ひでぇなオイ!」
「いやぁ? 敦志は召喚士のような気もするけど・・・?」
「誰が目付き悪い陰キャだよっ! あの小説の主人公、俺みたいにブレブレじゃねぇだろ!」
「んじゃ、なんだろ? やっぱ」
三石の言葉にニヤリと笑った僕は三石と目を会わせて、
「「オッサン戦士??」」
「だからやめろぉぉー!」
僕らは、楽しい1日を、送った。
授業は、すぐに終わり、食堂に今日も行き、ご飯を食べた。
そして、敦志の家でリハーサルをしたのだった。
ー
「ふむふむ・・・。 なるほどねぇ、付きまとう女の子・・・。 そういや、この前取材した子も女の子だったな・・・」
俺は、ピョッターのダイレクトメールを見ながら証拠用のメモを取っている。
山内君の出身校での事件。
会ったとき、彼に話を聞いておけば良かった。
もしもの事が起きれば、俺は闘えるからね。
この長年追い続けた事件に終止符を打つために。
あ、明日は高橋君達の文化祭か。
仕事の合間に行くか・・・。
もう、答えるしかない。
僕は、
『お返事ありがとうございます。
1.この事件に関しては、ニュースで流れているような事しか知りません。
2.事件前は個人間での揉め事がいくつかあったようですが、全てここまで大事にはなりませんでした。
3.一人、中学の頃にいました。 彼女がこの事件と結び付いているか定かではないですが、付き合った子に尽くし、冷めてしまったら付きまとうような子がいました。
僕が知っていることは以上です。』
と、送った。
これには、かなり、宮浦への怒りも詰め込んだ。
まぁ、いくらなんでもネットだ。
後は任せるとしよう。
僕は今日の1日で、ずいぶんと気持ちが落ち着いた。
明後日には、文化祭だ。
頑張らないと。
ぼくが。
この闇のような執念に終止符を討つために。
ー
「おはよっ!」
「おお! 裕太! 体調どうだ?」
「山内おはよー!」
「おはよ。 昨日はありがとう! おかげで体調はバッチリだよ!」
「おう、なら良かった。 とうとう明日か・・・。 頑張らないとな」
「そうだね、今日も授業頑張ろう!」
「「あ」」
三石と敦志が、なにやらヤバイことをしてしまった時の顔をして、お互いを見ている。
「「今日授業」」
「ねぇや」
「ないよー!」
「あ、授業ないの? やったじゃん」
「え? 『言ってよ』とか言ってくると思ったのに」
「言わないよ。 なんかそんな気はしていたからね。 文化祭とか体育大会とかイベント前って授業なかったり、少ないのが基本じゃない? この学校、行事前日は授業ないでしょ? だから、予想はしてた」
「あ~、確かに。 やっぱり、裕太は賢けぇな」
「山内はやっぱり、賢者だよね! そして、俺が勇者で敦志が中年ムキムキ戦士だね!」
「あぁ・・・。 昨日の。 って、誰がオッサン戦士だよっ! ひでぇなオイ!」
「いやぁ? 敦志は召喚士のような気もするけど・・・?」
「誰が目付き悪い陰キャだよっ! あの小説の主人公、俺みたいにブレブレじゃねぇだろ!」
「んじゃ、なんだろ? やっぱ」
三石の言葉にニヤリと笑った僕は三石と目を会わせて、
「「オッサン戦士??」」
「だからやめろぉぉー!」
僕らは、楽しい1日を、送った。
授業は、すぐに終わり、食堂に今日も行き、ご飯を食べた。
そして、敦志の家でリハーサルをしたのだった。
ー
「ふむふむ・・・。 なるほどねぇ、付きまとう女の子・・・。 そういや、この前取材した子も女の子だったな・・・」
俺は、ピョッターのダイレクトメールを見ながら証拠用のメモを取っている。
山内君の出身校での事件。
会ったとき、彼に話を聞いておけば良かった。
もしもの事が起きれば、俺は闘えるからね。
この長年追い続けた事件に終止符を打つために。
あ、明日は高橋君達の文化祭か。
仕事の合間に行くか・・・。
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