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第3章 選択の文化祭とすれ違う思惑 ~友のために、自分のために~
39・5時間目 親友が居ない1日②
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「うわぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
ハァハァと肩で息をする。
何回目だ。
敦志たちには朝からしんどいと送って、なにもする事なく、ただ布団に籠っていた。
宮浦・・・。
何回寝ても覚めても、君が心を支配する。
まるでおぞましい執念のように。
君が怖い。
会えば何かされるのでないか。
だが、この気持ちも1日たてば治るのではと僕は希望を持っている。
お腹はまるで何日分も食べたものが入っているように重く、空腹感がでない。
もう13時。
朝から何も食べていない。
ときおり、お茶を飲んでいて、スマホをいじってる。
ピョッターを見ていると、何やら、僕が居た中学の事件を追っている投稿があった。
返信を見ていると、デマが沢山飛び回っていた。
『返信先:@jdgmp さん
座右の銘はジャンプ
ここ、女子中学生が暴行あったとこやん
返信先:@ngalleb さん
怪物のカラス
は? 中学生男子3人の暴行じゃなくて?
返信先@ngalleb さん
トメートパラダイスの人
それな。 なんかこの前記事に載ってた。
まだ犯人は捕まってないらしい。
URLはこれな↓
【あの中学の事件の真相とは?】
返信先:@mgtdp23 さん
怪物のカラス
このAさんなんなん。 ビッチやん。
犯人もクソやな。
返信先:@ngalleb さん
トメートパラダイスの人
それはおもた。 絶対ヤってるw』
と、コメント欄は荒れていたが、いいねや拡散はかなりあるので、信憑性は高かった。
あくまで僕の独断だが。
その人のプロフィールを見て、なにやら、ダイレクトメールを送れるので、僕は、捨てアカウントを作って、ダイレクトメールを送った。
『初めまして。
この事件の中学校に通っていた者です。
犯人は分かりませんが、手がかりのような物は知っています。 ですので、もしよければ、お返事くれると嬉しいです。 被害者のためにもお願いします。』
こんな感じでいいか。
僕は、スマホをベッドに放り投げ、ベースを触る。
低音が心を落ち着かせる。
しばし、適当な即興曲を弾いていると、ピンポーンとインターホンが鳴った。
僕は、恐る恐るでてみると、敦志と三石が居た。
「どうして・・・」
『お見舞いに来たんだー! お菓子もあるよー!』
三石がインターホン越しに元気に言う。
「そっか。 ちょっと待ってて」
僕はイソイソと寝間着から普段の私服に着替え、でた。
「大丈夫? はい。これ! 栄養ドリンクや、ドーナツとか。 買ってきたから!」
そういって、三石が袋の中身を見せてきた。
「そういや、さっき、ベースの音が聴こえたけど練習してたんだな。 良かった。 練習出来るほど元気になって」
「心配してくれてありがとう。 1日休んだら元気になったよ。 あれ、このドーナツってマスタードーナツじゃん。 僕が好きなの覚えていたんだ」
「この前、MISHIHANA来たときに話してただろ? だから喜ぶかなって思ってよ」
「ありがとう。 本当に」
「んじゃ、俺達は帰るわ。 お大事に。 明日来れそうか?」
「たぶん大丈夫だよ。 ライブ、絶対成功させよう!」
「「おう!」」
彼らは、手を降りながら、去っていった。
ー
妊婦さんや授乳期の奥さんは気が滅入りやすいと何かの番組で言っていた。
本当にそうだと思う。
僕は今日、昼間でずっと家に居た。
布団から1歩もでていなかったので、気が滅入るのは当たり前だったのかも知れない。
敦志たちと話したら感覚が戻ってきたのか、急にお腹が空いてきた。
何も食べる気力もなかったため、何も作っていなかった。
「ドーナツでもいただこうかな」
早速だが、貰ったドーナツと栄養ドリンク、何故かバナナが紙袋には入っていた。
「うん。 美味い」
何故か久しぶりにまともな食事をしたような気分になる。
この日食べた粉砂糖が沢山かかっているドーナツが今後僕の好物となる。
このドーナツは、元々好きな部類だったが、更に好きになった。
栄養ドリンクは、売り文句の『受験生にオススメ!』と書いてあった。
満更でもない。
これを選んだのは敦志だなと少し微笑んでしまった。
ハムハムとドーナツとバナナを食べ終え、栄養ドリンクも飲み終えたら、急に眠たくなってきた。
誰かと会話をし、ご飯を食べたので、生活リズムが戻ったのかも知れない。
僕は、シャワーを浴びて、寝間着に再び着替え、またベッドに転がった。
スマホを見ると、ピョッターのダイレクトメールの通知が来ていた。
『@yutakahshi さん、初めまして。
質問をさせていただきます。
答えれる範囲で構いません。
1.この事件について知っている事があれば教えてください。
2.事件前の学年の様子を覚えている範囲で教えてください。
3.犯人はほぼ同時刻に後の二人にも犯行を行っているため、同一性があると考えられます。 そのような行動をとりそうな人物がいれば教えてください。 ご協力よろしくお願いします。』
といったメッセージが送られていた。
ハァハァと肩で息をする。
何回目だ。
敦志たちには朝からしんどいと送って、なにもする事なく、ただ布団に籠っていた。
宮浦・・・。
何回寝ても覚めても、君が心を支配する。
まるでおぞましい執念のように。
君が怖い。
会えば何かされるのでないか。
だが、この気持ちも1日たてば治るのではと僕は希望を持っている。
お腹はまるで何日分も食べたものが入っているように重く、空腹感がでない。
もう13時。
朝から何も食べていない。
ときおり、お茶を飲んでいて、スマホをいじってる。
ピョッターを見ていると、何やら、僕が居た中学の事件を追っている投稿があった。
返信を見ていると、デマが沢山飛び回っていた。
『返信先:@jdgmp さん
座右の銘はジャンプ
ここ、女子中学生が暴行あったとこやん
返信先:@ngalleb さん
怪物のカラス
は? 中学生男子3人の暴行じゃなくて?
返信先@ngalleb さん
トメートパラダイスの人
それな。 なんかこの前記事に載ってた。
まだ犯人は捕まってないらしい。
URLはこれな↓
【あの中学の事件の真相とは?】
返信先:@mgtdp23 さん
怪物のカラス
このAさんなんなん。 ビッチやん。
犯人もクソやな。
返信先:@ngalleb さん
トメートパラダイスの人
それはおもた。 絶対ヤってるw』
と、コメント欄は荒れていたが、いいねや拡散はかなりあるので、信憑性は高かった。
あくまで僕の独断だが。
その人のプロフィールを見て、なにやら、ダイレクトメールを送れるので、僕は、捨てアカウントを作って、ダイレクトメールを送った。
『初めまして。
この事件の中学校に通っていた者です。
犯人は分かりませんが、手がかりのような物は知っています。 ですので、もしよければ、お返事くれると嬉しいです。 被害者のためにもお願いします。』
こんな感じでいいか。
僕は、スマホをベッドに放り投げ、ベースを触る。
低音が心を落ち着かせる。
しばし、適当な即興曲を弾いていると、ピンポーンとインターホンが鳴った。
僕は、恐る恐るでてみると、敦志と三石が居た。
「どうして・・・」
『お見舞いに来たんだー! お菓子もあるよー!』
三石がインターホン越しに元気に言う。
「そっか。 ちょっと待ってて」
僕はイソイソと寝間着から普段の私服に着替え、でた。
「大丈夫? はい。これ! 栄養ドリンクや、ドーナツとか。 買ってきたから!」
そういって、三石が袋の中身を見せてきた。
「そういや、さっき、ベースの音が聴こえたけど練習してたんだな。 良かった。 練習出来るほど元気になって」
「心配してくれてありがとう。 1日休んだら元気になったよ。 あれ、このドーナツってマスタードーナツじゃん。 僕が好きなの覚えていたんだ」
「この前、MISHIHANA来たときに話してただろ? だから喜ぶかなって思ってよ」
「ありがとう。 本当に」
「んじゃ、俺達は帰るわ。 お大事に。 明日来れそうか?」
「たぶん大丈夫だよ。 ライブ、絶対成功させよう!」
「「おう!」」
彼らは、手を降りながら、去っていった。
ー
妊婦さんや授乳期の奥さんは気が滅入りやすいと何かの番組で言っていた。
本当にそうだと思う。
僕は今日、昼間でずっと家に居た。
布団から1歩もでていなかったので、気が滅入るのは当たり前だったのかも知れない。
敦志たちと話したら感覚が戻ってきたのか、急にお腹が空いてきた。
何も食べる気力もなかったため、何も作っていなかった。
「ドーナツでもいただこうかな」
早速だが、貰ったドーナツと栄養ドリンク、何故かバナナが紙袋には入っていた。
「うん。 美味い」
何故か久しぶりにまともな食事をしたような気分になる。
この日食べた粉砂糖が沢山かかっているドーナツが今後僕の好物となる。
このドーナツは、元々好きな部類だったが、更に好きになった。
栄養ドリンクは、売り文句の『受験生にオススメ!』と書いてあった。
満更でもない。
これを選んだのは敦志だなと少し微笑んでしまった。
ハムハムとドーナツとバナナを食べ終え、栄養ドリンクも飲み終えたら、急に眠たくなってきた。
誰かと会話をし、ご飯を食べたので、生活リズムが戻ったのかも知れない。
僕は、シャワーを浴びて、寝間着に再び着替え、またベッドに転がった。
スマホを見ると、ピョッターのダイレクトメールの通知が来ていた。
『@yutakahshi さん、初めまして。
質問をさせていただきます。
答えれる範囲で構いません。
1.この事件について知っている事があれば教えてください。
2.事件前の学年の様子を覚えている範囲で教えてください。
3.犯人はほぼ同時刻に後の二人にも犯行を行っているため、同一性があると考えられます。 そのような行動をとりそうな人物がいれば教えてください。 ご協力よろしくお願いします。』
といったメッセージが送られていた。
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