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第2章EX ~高校1年の夏の最後の1日~
30・3時間目 夏休み最後の見物
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俺達はショッピングセンターまでの道のりにクレープをかじりながら歩いていた。
山内にも勧めてみたが、彼はお腹がいっぱいになって御飯屋で食べられなくなったら嫌だからと言って断られた。
美味しいのに。
まぁ、そんな事はさておき、俺はチョコバナナの味クレープを食べながら、三石はなんか凄いピンクピンクした色のクレープを食べながら、信号待ちで今は停まっている。
このクレープ、クレープの薄生地が美味しい。
そして、チョコバナナの味が空腹を、小腹を満たしてくれる。
そして、数分経って俺達がクレープを食べ終えて、ゴミをゴミ箱に捨てようとした時だった。
「ここだよ!」
山内の言葉に俺達は、俺と三石は一斉に上を見る。
思わず息を飲んだ。
「・・・っ!!」
「・・・ぁ!!」
何階建てだろうか大きな立体駐車場を左右にズドーンとショッピングセンターのマークが張り出されている。
そこには『夏休みセール』と大きくかかれた横断幕が貼り出されている。
「じゃ、中に入ろうか。 もっとビックリすると思うよ」
いつにまして山内の顔がニヤニヤしている風に見える。
俺達は何メートルあるんだよとツッコミたいほどの門をくぐり抜け、自動ドアを通った。
すると、大きなエスカレーター、人が溢れている店先、賑わいが止まない店内がそこにはあった。
「でけぇぇぇぇぇ!!」
三石が目を輝かせて絶叫に近い大きな声で言う。
しかし、その声は店内の賑わいにいとも簡単に掻き消される。
山内はフフンと慣れている感じでいる。
そして、俺はというと、
「う・・・うぉ・・・」
大きさや人の多さの余り、言葉をだせないでいた。
そして、ようやくだせた言葉は、
「やっぱり世の中はまだまだ広いな」
それを聞いていた山内がウンウンと頷き、
「んふふふふ・・・。 やっぱり世の中は広いよね! ここなら本当に物資も充実しているし、ここ付近の住民は買い物が楽だろうね」
初めはニヤニヤと、そして後は真面目に本心を語っていた。
とりあえず、自動ドア前で留まっている訳にもいかないので、フラフラと店内を歩く。
三石がこれに入りたいと言った服屋に入って、試着をしてみたり、あんまり似合わなかったものが多かったけど、俺は帽子を被ってみたり、小物を試着したりした。
サングラスを着けたときは大爆笑だった。
オイ、そんな笑わなくていいだろ。
そんな感じで愚痴を心の中で吐いていたら山内、三石は店内に居た二十歳くらいのお姉さん達にナンパをされかける。
助けてとこっちをチラチラ見てくるので、俺はため息を吐きながら、オーイと呼ぶふりをしてお姉さん達を撤退させた。
ひとつだけ似合っていると言われたロザリオがあったので500円をだして山内と三石を連れ出して買った。
ロザリオは丁寧に箱に入っていた。
「逆ナンされるとか・・・。 お前らどんだけかわかっこいいんだよ」
「あ、りがと、助けてくれて。 ヤバかった」
「いやぁ、とうとう俺もモテまくりですか? つーか、敦志が来たときのお姉さん達の反応見た? 不良が来たって顔していたよ!」
「マジでキズをえぐるな。 特に三石」
「はぁ、まぁ、良かった。 今頃敦志が来てくれなかったら僕はベッドの上だ」
「ベッドイン速すぎるだろ。 速攻か」
「・・・とりあえず」
山内はパンと手を叩いた。
「もうそろそろいい時間だし、ご飯食べに行こうか」
「そうだな」
「やっとかー!」
「で、何が食べれるんだ?」
フフフと山内が不気味に笑う。
「オムレツだよ!」
山内にも勧めてみたが、彼はお腹がいっぱいになって御飯屋で食べられなくなったら嫌だからと言って断られた。
美味しいのに。
まぁ、そんな事はさておき、俺はチョコバナナの味クレープを食べながら、三石はなんか凄いピンクピンクした色のクレープを食べながら、信号待ちで今は停まっている。
このクレープ、クレープの薄生地が美味しい。
そして、チョコバナナの味が空腹を、小腹を満たしてくれる。
そして、数分経って俺達がクレープを食べ終えて、ゴミをゴミ箱に捨てようとした時だった。
「ここだよ!」
山内の言葉に俺達は、俺と三石は一斉に上を見る。
思わず息を飲んだ。
「・・・っ!!」
「・・・ぁ!!」
何階建てだろうか大きな立体駐車場を左右にズドーンとショッピングセンターのマークが張り出されている。
そこには『夏休みセール』と大きくかかれた横断幕が貼り出されている。
「じゃ、中に入ろうか。 もっとビックリすると思うよ」
いつにまして山内の顔がニヤニヤしている風に見える。
俺達は何メートルあるんだよとツッコミたいほどの門をくぐり抜け、自動ドアを通った。
すると、大きなエスカレーター、人が溢れている店先、賑わいが止まない店内がそこにはあった。
「でけぇぇぇぇぇ!!」
三石が目を輝かせて絶叫に近い大きな声で言う。
しかし、その声は店内の賑わいにいとも簡単に掻き消される。
山内はフフンと慣れている感じでいる。
そして、俺はというと、
「う・・・うぉ・・・」
大きさや人の多さの余り、言葉をだせないでいた。
そして、ようやくだせた言葉は、
「やっぱり世の中はまだまだ広いな」
それを聞いていた山内がウンウンと頷き、
「んふふふふ・・・。 やっぱり世の中は広いよね! ここなら本当に物資も充実しているし、ここ付近の住民は買い物が楽だろうね」
初めはニヤニヤと、そして後は真面目に本心を語っていた。
とりあえず、自動ドア前で留まっている訳にもいかないので、フラフラと店内を歩く。
三石がこれに入りたいと言った服屋に入って、試着をしてみたり、あんまり似合わなかったものが多かったけど、俺は帽子を被ってみたり、小物を試着したりした。
サングラスを着けたときは大爆笑だった。
オイ、そんな笑わなくていいだろ。
そんな感じで愚痴を心の中で吐いていたら山内、三石は店内に居た二十歳くらいのお姉さん達にナンパをされかける。
助けてとこっちをチラチラ見てくるので、俺はため息を吐きながら、オーイと呼ぶふりをしてお姉さん達を撤退させた。
ひとつだけ似合っていると言われたロザリオがあったので500円をだして山内と三石を連れ出して買った。
ロザリオは丁寧に箱に入っていた。
「逆ナンされるとか・・・。 お前らどんだけかわかっこいいんだよ」
「あ、りがと、助けてくれて。 ヤバかった」
「いやぁ、とうとう俺もモテまくりですか? つーか、敦志が来たときのお姉さん達の反応見た? 不良が来たって顔していたよ!」
「マジでキズをえぐるな。 特に三石」
「はぁ、まぁ、良かった。 今頃敦志が来てくれなかったら僕はベッドの上だ」
「ベッドイン速すぎるだろ。 速攻か」
「・・・とりあえず」
山内はパンと手を叩いた。
「もうそろそろいい時間だし、ご飯食べに行こうか」
「そうだな」
「やっとかー!」
「で、何が食べれるんだ?」
フフフと山内が不気味に笑う。
「オムレツだよ!」
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