親友がリア充でモテまくりです。非リアの俺には気持ちが分からない

かがみもち

文字の大きさ
上 下
28 / 244
第2章 夏休みと青春 ~バイト尽くしの常夏!職は違えど楽しさは同じ!~

20時間目 パーティー①

しおりを挟む
「・・・で、なんで皆ここに来たんだ?」
時は俺の勘違いと誤解から発生した爆弾発言をした翌日。
今日も人があまり少ないMISHIHANAに俺、山内、三石のいつものメンツはもちろんのこと、俺のバイト先の黒沢センパイ、山内のバイト先の先輩・薔薇さん、三石のバイト先の先輩・白咲さん、店長の三島さん、花園さんはもちろんのこと、なんと三島さんの親友さんである、山崎さんまで来ていたのだ。
「えっと、いち、にぃ、さん、しー、ごー、ろく、なな、はち、きゅー・・・っと。 9人も居るのか?! イス足りねぇじゃん!」
「あ、楓、俺も手伝う!」
「ありがとう! でも、後輩にさせたいから、三石君と、白咲呼んできてー!」
「だってよ。 三石君、白咲ちゃん! 行っておいでー!」
「はいー!」「はいなのー!」
ダダダッと三石と白咲さんが階段を駆け上がった。
「いやぁ、かわぇぇな~。 特に三石君。 君たち、えーと、名前なんだったっけな・・・」
「店長、高橋です。 高橋敦志です」
「そうそう、君が高橋君か! いやぁ、凄いよ! 山内君は! 楓が見込んだことはあるねぇ!」
「はじめまして。 山崎さん。 以後よろしくお願いしますね。 そうですか。 それは良かったですね」
「ごめんごめんー! イスこれで足りるかな? 注文は杏にしてよー!」
と、三石、三島さん、白咲さんが、イスを持って降りてきた。
「ありがとうございます」
と、山内がイスを受けとる。
「センキュー! 楓ー!」
と、山崎さん。
「ありがとう」
と、薔薇さん。
「薔薇さんって、フツーに喋れるんすね」
「ふぇ? ふぇぇ?! えと、えーと、そ、そうだね、な、慣れてる人には、しゃ、喋れる・・・よ」
「薔薇さんは、コミュニケーション能力は少し劣っている所があるけど、計算の速度は比べ物にならないくらい速いんだよ? スゴすぎですよ!」
「フッ! そこが彼の強みなんだよ。 山岡君、高崎君。 覚えておきたまえ」
「俺は、高崎でも高島でもなく高橋ですよ!? わざとですか? 黒沢さん! 笑わないでくださいよ! つーか、山崎さんに教えました?! それ?」
「ブッフフ・・・。ダハハ! ふふ、ふひっ、ワリィワリィ。 確かに教えたけどよォ。 いいじゃねェか。面白いし」
「よくないですよぉー!」
俺は夏に何度目かになる咆哮を叫んだ。
          ー
「さて、それでは皆さんお疲れさまー!」
「「「「「「「「お疲れさまー!」」」」」」」」
今日は、皆バイトがなく、ここMISHIHANAを貸しきってパーティーをしている。
俺と山内は三石に相談があると呼ばれ、指定の時間に行くとこうなった。
「それにしてもよォー! 敦志ィー! お前、そーいや勘違いしてたよな。 誤解と」
「あれは、まじさーせんした」
「別にいいけどよォー!」
「く、黒沢さん、どうしたの?」
三石が疑問符を浮かべている。
「さぁ、しらね」
「パーティーの始まりなのー!」
白咲さんの声と共に俺たちの気分は上昇した。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

想妖匣-ソウヨウハコ-

桜桃-サクランボ-
キャラ文芸
 深い闇が広がる林の奥には、"ハコ"を持った者しか辿り着けない、古びた小屋がある。  そこには、紳士的な男性、筺鍵明人《きょうがいあきと》が依頼人として来る人を待ち続けていた。 「貴方の匣、開けてみませんか?」  匣とは何か、開けた先に何が待ち受けているのか。 「俺に記憶の為に、お前の"ハコ"を頂くぞ」 ※小説家になろう・エブリスタ・カクヨムでも連載しております

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~

八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」  ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。  蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。  これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。  一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~

kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

俺たちの共同学園生活

雪風 セツナ
青春
初めて執筆した作品ですので至らない点が多々あると思いますがよろしくお願いします。 2XXX年、日本では婚姻率の低下による出生率の低下が問題視されていた。そこで政府は、大人による婚姻をしなくなっていく風潮から若者の意識を改革しようとした。そこて、日本本島から離れたところに東京都所有の人工島を作り上げ高校生たちに対して特別な制度を用いた高校生活をおくらせることにした。 しかしその高校は一般的な高校のルールに当てはまることなく数々の難題を生徒たちに仕向けてくる。時には友人と協力し、時には敵対して競い合う。 そんな高校に入学することにした新庄 蒼雪。 蒼雪、相棒・友人は待ち受ける多くの試験を乗り越え、無事に学園生活を送ることができるのか!?

処理中です...