親友がリア充でモテまくりです。非リアの俺には気持ちが分からない

かがみもち

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第1章 青春のスタートライン ~始まりの高校生活~

7時間目 思っていること① ~高橋敦志編~

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体育大会まで、あと、3日しかない。
その中で、水曜日であるこの日に、体育大会の予行が行われた。
俺達は、ラジオ体操を終えて、まだテントを張り終えていない長椅子の生徒席に戻った。
「だぁ~! あっちぃなぁ。 ホント」
と、椅子に凭れながら俺は、言う。
なんと、右隣の席は、山内で、左隣の席は、三石だった。
「本当だねぇ。 今日ほど暑い日はないよ」
と、手をうちわのように使って扇ぎながら、言っている山内。
彼は、体操服が良く似合う。
顔が整っているし、高身長のため、服は何を来ても似合うと思うが、特に、体操服と制服が似合う。
女子が、制服だったら、普通だけど、私服がとてもオシャレっていうパターンと一緒だ。
イケメンで高身長って最高だな。
「あつ~」
三石は、服をパタパタと引っ張って、熱を放出している。
彼は、服装はあまりだが、小物があると似合うと思っている。
例えば、この体育大会を例にあげると、ハチマキがとても似合いそうな顔をしている。
そして、なにより、男子としては可愛いすぎる大きな目だろう。
彼は、なんだか可愛い女の子みたいだ。
と、言うと、彼は、頬を膨らませて怒る。
コンプレックスのようだ。
そんな彼らと友達になれて、良かったと思っている。
イケメンで運動神経抜群で、頭脳明晰の山内と廊下でぶつかった事で、友達になった。
親友になれた。
昼ごはんを食べに行こうとした時に、勇気を振り絞って、声をかけてくれた男子としては可愛くてまるでサルのような三石。
彼らと友達になれて良かったな。
と、しみじみと思うのであった。
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