親友がリア充でモテまくりです。非リアの俺には気持ちが分からない

かがみもち

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第1章 青春のスタートライン ~始まりの高校生活~

5時間目 友達たちとの登校

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「んー!いい朝だ!」
良き日の後の目覚めは、絶好だ。
昨日は、とても楽しかった。
ラーメンを食べた後、三石の家に寄った。
彼の家は、案外俺の家と近かった。
部屋は、彼の性格からして、きっと汚いものだと思っていた。
ごめんなさい。
人の性格だけで、間違った判断するは、とても良くない。
彼の部屋。
とっても、綺麗な部屋だった。
ヤバい。
どっかの高級ホテルかよ。
って、思うぐらい。
そのぐらい、部屋は綺麗だった。
そこで、小一時間トランプやら、銃撃ゲームとか、して遊んだんだ。
いやぁ、楽しかった。
そして、今日。
朝は、いつもより早く起きれたし、なにより、普段食べていない、朝食をゆっくり食べる事が出来て良かった。
そして、電車に乗って、学校沿いの道を渡っていると、
「「あ、」」
親友、山内裕太に、バッタリと会った。
「お! おはよう」
「おはよ」
「昨日は、楽しかったな」
と、頭をポリポリと掻きながら、そう言った。
「そ、そうだな。それにしても・・・ブフッ!」
「オ、オイ! あんま、笑うなって」
彼の今日の、髪型。
寝癖がとても、激しかった。
だから、俺のツボにはまってしまった。
なんだろうな。
形が、なんかの動物に似てるんだよな。
「・・えーと、フラミンゴ?」
「誰がだよ!オイッ!!」
彼は、頬を赤くして、プンスカムカプンと、怒っている。
でも、これは、怒りではなくて、友情としての、じゃれあいだと、彼も分かっている。
そんな時間が楽しんだよな。
角を曲がるその所で、
「オイース! 元気かー!」
と、俺に手刀が飛んできた。
「いたっ! ったく、誰だよ・・ って、お前かよ?!」
そう、家が綺麗な人間。
三石遼太郎だ。
彼は、俺に手刀を喰らわせたのにも関わらず、呑気に、ニシシと笑って、
「おっはよー」
と、言っている。
いや、いいんだけどさ。
ここで、三石も加わる。
なんか、ド○クエみたいだな。
いや、結構好きだけどさ。
ドラ○エ。

「いやー、昨日は、ホント楽しかったな」
「そうだよな。 一生の思い出だわ」
「俺も、二人とも家に来てくれてありがとうな」
次は、泊まろうぜと、三石が言う。
いやいや、高校生でお泊まりって。
小学生じゃないんだからさ。
小学生の時も、友達とお泊まりなんて、やってない。
「友達っていいよな」
と、ボソリと呟いてしまった。
「いやぁ、そんなこと言ってくれて、俺は、嬉しいよ。マジで漫画みたいな出会い方したよな。俺達」
「そうだな。確かに、あれは漫画だわ」
あの時、ぶつかってなければ。
こんな楽しい高校生活になってなかったかもな。
いいスタートをきった。
友達がいる喜びを肌で感じながら、正門へと向かう俺達であった。
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