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第1章 青春のスタートライン ~始まりの高校生活~

3時間目 遊びの前に

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さて、前回の話は、新キャラ三石遼太郎みいしりょうたろうがでてきた。
彼も重要なキャラである。
そんな回想はいらない。
そもそも、学校生活は小説ではない。
俺は、朝6:00起きて、ジョギングを始めた。
昨日、親友が、野球をやっていた事が判明し、少し走りたくなったのだ。
人がちらほらと、いる。
まぁ、高齢者のおじいちゃんおばあちゃん達だが。
そして、何周かして、休憩。
また、何周か走って、休憩をかなりの回数を繰り返す。
そして、時計の針がちょうど8時を指そうとした所で、家に戻った。
朝ごはんは、もう用意されており、汗だくになって帰ってきた俺を母は、少し驚いていた。
無理もない。
野球を辞めてから運動なんて無縁の生活をしていたのだから。
そして、ゆっくりと朝ごはんを食べ、録画していた昨日の番組を観ながら、ゆったりと過ごしたのであった。
時間が10時を回ったあたりで、部屋の片付けをはじめる。
別に、来客が来る予定は、ない。
だが、無性に片付けたくなった。
確かに、本棚の辺りが、筋トレグッズやら、野球の教育本やら、何かよく分からない謎の本などで埋まっていた。
それに、床がなんかべたついている気がする。
部屋にモップと雑巾を持っていき、まず、床をふく。
数分後、中々キレイになって、ベタつきもなくなった。
さて、次は、本棚だ。
本を全て、一心不乱に取り出した時だった。
カサカサと乾燥した音をたてて、ゆっくりと動くそれ。
黒色の玉子ぐらいの大きさのヤツ。
「ギィヤァァァァ!!!!」
俺の声が、部屋中に響き渡る。
そう、人類が生まれる前からいる。
人類の敵。
Gであった。
「・・・」
しばし、固まる。
しかし、人間の狩猟本能が目覚め、即座に、下にあるG殺しのスプレーを持ってくる。
アイツは、居てはいけない。
アイツは、居てはいけない。
心の中で叫びながら、駿足で取りに行った。
部屋にもう一度戻るまで、30秒もかからなかった。
俺は、敵意を持って、G目掛けて、噴射していく。
スプレーに掛かったGは、苦しんで派手に動き、なにか変な物をだして、コロリとあっけなく絶命した。
ちり取りとホウキを持ってきて、動かないGを回収する。
そのまま、ゴミ箱に捨てた。
上に上がった俺は、疲労で寝てしまった。
これが、親友達と遊ぶまでに、あった出来事だ。
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