7 / 34
1年目 ~野球と初の人付き合い、僕の弱さを知った日々~
第7話 傷付いた感情と体
しおりを挟む
季節の変わり目は感情が不安定になりやすい。
そう気がついたのは、もう後悔をした後の事だった。
秋。
3年生の先輩達が居なくなり、野球部の部員数は僕を含めて9人となった。
野球は9人でするスポーツなのでギリギリだ。
この時、キャプテンとなった先輩は人数がギリギリな事に不安を抱いていたのだろう。
結果から言うと、僕への上から目線な攻撃はエスカレートしていった。
だから、僕も、感情が少しずつ表れるようになっていった。
「はい、遅い。もう1本走ってきて」
「はっ? は、はい」
一瞬キレそうになったりした。
僕らはこの時、ベース間をタイムを測って走るということをやっていたのだけど、あきらかにタイムは丁度もしくは少し余裕があったはずなのに、上のやり取りのような嫌がらせをしてきたりして怒りが少しずつ蓄積されていった。
12月の話。
野球部が正月休みに入った時から、体に異変を感じた。
朝起きるとここ最近、毎日こむら返りを起こしていた。
「ぁぁぁぁぁぁ……」
朝、それも5時に基本的に朝練のため目を覚ましていた僕は、痛みに静かに耐えるしか無かった。
その痛みは現在も続いており、ふくらはぎと太ももには酷いミミズ走りのような肉割れの跡がついている。
これが、身体的な傷だと思う。
そう気がついたのは、もう後悔をした後の事だった。
秋。
3年生の先輩達が居なくなり、野球部の部員数は僕を含めて9人となった。
野球は9人でするスポーツなのでギリギリだ。
この時、キャプテンとなった先輩は人数がギリギリな事に不安を抱いていたのだろう。
結果から言うと、僕への上から目線な攻撃はエスカレートしていった。
だから、僕も、感情が少しずつ表れるようになっていった。
「はい、遅い。もう1本走ってきて」
「はっ? は、はい」
一瞬キレそうになったりした。
僕らはこの時、ベース間をタイムを測って走るということをやっていたのだけど、あきらかにタイムは丁度もしくは少し余裕があったはずなのに、上のやり取りのような嫌がらせをしてきたりして怒りが少しずつ蓄積されていった。
12月の話。
野球部が正月休みに入った時から、体に異変を感じた。
朝起きるとここ最近、毎日こむら返りを起こしていた。
「ぁぁぁぁぁぁ……」
朝、それも5時に基本的に朝練のため目を覚ましていた僕は、痛みに静かに耐えるしか無かった。
その痛みは現在も続いており、ふくらはぎと太ももには酷いミミズ走りのような肉割れの跡がついている。
これが、身体的な傷だと思う。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる