どんな世界でもやっぱり俺は嫌われている

第６章 進路選択

第６章 第２６話 その後の道のり

花園さんの自転車は、あった。
ここで、間違いない。
潜入完了。
このドローン。
練習用の激安品だ。
さて、どうしようか？
と、榊原に聞く。
「とりあえず、ドローンは、おいていくとて、潜入するか。」
「え？潜入？」
「花園さんを救うのが目標だろ。」
ダミーの録音レコーダーを持ってきていて良かった。
こうして、俺達は、奴らのアジトへ潜入することのなった。
俺は、黒マスクと、サングラスで顔を隠して、榊原は、マスクとだて眼鏡で、変装している。
『だっ！誰だお前達！？』
と、中から、喚く声が聞こえてきた。
が、俺は、じいちゃんが造ってくれたスタンガンにより、彼らを捕獲することに成功した。
じいちゃん、今度墓に、好きだった酒置いておくよ。
「よぉ、起きたか。」
彼らは、机に紐で縛られている。
ごめんよ。
花園さんを救ったら、外してやるから。
「花園杏は、どこにいる。言え、さもないと...」
と、スタンガンを向けながら、榊原が脅している。
やめてあげて。この人達は多分関係ないから。
聞くと、花園さんを襲った奴らは、ここの地下にいるらしい。
榊原は、睨み付けながら、地下室の鍵を受け取った。
地下室に向かう。
「花園さん！」
扉の向こうには、花園さんが居た。
「三島君？！なんで？！」
突如、頭から痛みがはしった。
クソッ...
やられた...