上 下
26 / 34

雑貨屋的訓練方法 後編

しおりを挟む
「とにかく今日中にスライムを100匹倒して、それから改めて冒険者になるか決めて下さい。健闘を祈ります。」

「「「おぉー!」」」


若者が希望を胸に新たな1歩を踏み出す瞬間に立ち会えるというのは、なかなか良いものですね♪



皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは、冒険者訓練教官のユウです。

前回に引き続き

ライベン君

ジャクソン君

レヴィさん

以上の3人を立派な冒険者にする為の訓練回となります。

元気いっぱいに森に突撃して行った3人ですが心配は無用です。現在森の中は魔道具で呼び寄せたスライムしか居ませんし

疲労軽減と自然回復力を上昇させるラッキーシーサーと見守り熊さんを持たせているので、ワイバーンかアンデッド系の魔物が出ない限りはかすり傷ひとつ負わないでしょう。


さてと

気配察知スキルで3人の様子を見守りつつ、お昼ご飯の準備でもしますかね。

3人共通の好きな料理となると、、、

『オムライス・ミニハンバーグ乗せ』に決定です!

れっつ料理♪

トントントントン

ジューーーー、、はい、完成!



「「「ただいまー!」」」


おっ?

ナイスタイミングで3人が帰って来ましたね(笑)


「皆さんお疲れ様です。午前中の成果はいかがでした?」

「3人ともばっちり隠密スキルをゲットしたよ!」

「なんと?!午前中は60匹くらいが限界かなと思っていたので驚きですよ」

「孤児院のババアから隠れるのに比べたら、スライムなんて楽勝だったよ♪」

「機嫌の悪い時のババアはマジで恐かったからなぁ」

「うんうん!」



くっ!

子供達に嫌な事を思い出させてしまい心が痛いです(泣)


私がこの街に来たときに孤児院の院長をしていたのは、笑顔で子供達に暴力を振るっていた悪魔のような女性でしたので

『魔phone』のカメラで現場を撮影して官憲に突き出しましたから、今頃は何処かの坑山で強制労働をしているはずです。



「とにかく無事にスキルをゲット出来て良かったです。お腹が空いたでしょう?お昼ご飯はオムライスを作ったので思う存分食べて下さい。」

「「「やったぁー!いただきまーす♪」」」


「ユウさん、おれほへぎすひるもげっほふぃはよ♪」

「ん?ジャクソン君話は食べ終わってからにしましょう。」

「うん!」


ミニハンバーグを頬張りながらジャクソン君が何を言いたかったのかは全く分かりませんでしたけど、表情を見る限りよほど良いことがあったのでしょうね(笑)




「「「ごちそうさまでした♪」」」

「はい、お粗末様でした。ジャクソン君さきほどは何を言ってたのですか?」

「隠密スキルと狙撃スキルもゲット出来たんだ♪」


あぁ~

これは完全に嬉しい誤算ですね

弓は会心の一撃で約80匹の魔物を倒す事で狙撃スキルをゲット出来るのですが、会心の一撃なんて普通はホイホイ出ません

だがしかし

今回は相手がスライムだった事と、私が渡した疲労軽減と自然回復力上昇のラッキーシーサーがあった成果でしょう。

この組み合わせのラッキーシーサーは是非とも弓使いの冒険者に高値で売れらなければ♪


今後3人には隠密スキルを使って、ゴブリン、コボルト、オークをそれぞれ100匹ずつ倒して経験を積んで貰う予定です。

隠密スキルを使いこなす冒険者は貴重ですからね、大事に育てなければ!




次回の雑貨屋は

『山本夏美さんの優雅?な日常』

をお送りします。

お楽しみに!






ここまでお読みいただきありがとうございました、次回まで皆様お元気で。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!

やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり 目覚めると20歳無職だった主人公。 転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。 ”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。 これではまともな生活ができない。 ――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう! こうして彼の転生生活が幕を開けた。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

退屈な人生を歩んでいたおっさんが異世界に飛ばされるも無自覚チートで無双しながらネットショッピングしたり奴隷を買ったりする話

菊池 快晴
ファンタジー
無難に生きて、真面目に勉強して、最悪なブラック企業に就職した男、君内志賀(45歳)。 そんな人生を歩んできたおっさんだったが、異世界に転生してチートを授かる。 超成熟、四大魔法、召喚術、剣術、魔力、どれをとっても異世界最高峰。 極めつけは異世界にいながら元の世界の『ネットショッピング』まで。 生真面目で不器用、そんなおっさんが、奴隷幼女を即購入!? これは、無自覚チートで無双する真面目なおっさんが、元の世界のネットショッピングを楽しみつつ、奴隷少女と異世界をマイペースに旅するほんわか物語です。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?

伽羅
ファンタジー
 転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。  このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。  自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。 そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。 このまま下町でスローライフを送れるのか?

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

処理中です...