23 / 34
過去篇・終わりと始まり。後編
しおりを挟む
皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは、米炊き名人の水野優一です。
前回ミシェルさんが買って来た米ですが、脱穀すらされて無い状態でしたから美味しく食べる為に、私が脱穀から精米までをして土鍋で炊いております。
無駄にレベルMAXな勇者の料理スキルで銀シャリもお手のものですよ♪
そしてここは私とミシェルさんが定期的に通っている、城下町にあるお食事処の厨房です。
「店長さん、急なお願いにも関わらず厨房を貸して頂きありがとうございます。」
「気にすんな、ユウイチに教えて貰ったマヨネーズが人気で儲けてるからな、笑いが止まらんぜ、がははははは♪」
この国はパンが主食ですから自然とパンに合う料理が多いのですが、パンに塩コショウで味付けされた鳥肉と野菜を挟んだサンドイッチは美味しいのですけれど
コレじゃない感が半端無かったです(悲)
日本人ならチキンサンドにはマヨネーズが必須じゃないですか!
なので料理スキルでちゃちゃっとマヨネーズを作ってサンドイッチに挟んで食べてたら、店長さんに見付かって問い詰められたので
作り方を教えてあげたらあっという間にマヨネーズが大人気となってお店も大繁盛しております。
そのお陰で『焼肉定食』が食べたい!という私の急なお願いにも関わらず厨房も借りられるのですから、世の中に無駄な物は無いという事なのでしょうね♪
おっと
炊いていた米が良い感じです。
「店長さん、そちらはどうですか?」
「おうっ、ちょうど焼き上がったぜ!これが『焼肉定食』になるのか?」
「そうですね、メインの焼肉にスープと米が揃うと『焼肉定食』の完成です。」
「ミズノ様!熱々の内に早く食べましょう!さあさあ!」
ふふっ
いつもはあまり感情を表に出さないミシェルさんですが、食事の時に見せてくるキラキラした表情は控え目に言って
最高です♪
「なぁユウイチ、俺も『焼肉定食』食わせてくれ!」
「構いませんよ、では熱々の内に食べましょう。いただきます。」
「「いただきます!」」
あーんっと、、、旨いっ!
久しぶりに食べる米はなんと美味しいのでしょうか♪
厚切りの肉から滴る肉汁が染みた米も最高です!
「ミシェルさんに店長さんも米の味はいかがですか?」
「旨いぞユウイチ!肉にもスープにも合いやがるとは驚いた。しかしこんなに旨い物を家畜の餌にした大馬鹿野郎をぶん殴ってやりたいぜ!」
「うんうん!」
2人の反応を見る限り、米は問題無くこの国の人達に受けいれて貰えそうですね
「ふぅー、ごちそうさまでした。満腹です♪」
「ミズノ様!夕食も是非『定食』を所望します!」
「ミシェルさんに米を気に入って貰えたのは嬉しいですけど、『定食』を作るなら塩コショウ以外の調味料が欲しいですね」
「えっ?!塩コショウだけでは駄目なのですか?」
あらら
ミシェルさんが分かりやすく落ち込んでしまいました(笑)
塩コショウも美味しいですけど肉の味付けに『焼肉のタレ』が欲しいです。もしくは醤油と砂糖で甘辛くした『すき焼き風』も良いですね♪
今の私の料理スキルなら作り方を知ってる物なら、1度も作った事が無くても問題無く作れるはずです!
日本に居た頃に味噌と醤油を大豆から作るという企画のテレビ番組を見た事がありますからね
「ミシェルさん心配いりません。大豆があれば新しい調味料も作れますから」
「ダイズですね分かりました。さっそく城に帰って食材貯蔵庫を探しましょう!店長さん我々はこれで失礼します。さあミズノ様、急ぎましょう!」
「えっ、ちょっ、ミシェルさん?、、、店長さんではまた」
「おっ、おう、気を付けてな」
私は今、ミシェルさんに首根っこを掴まれてずるずる引きずられながら王城を目指しています。
大丈夫です。ミシェルさんは可愛いですから私を引きずって歩くなど朝飯、、、いえ、夕飯前でしょう。
「あっ」
「どうしましたミシェルさ、、、あっ」
思わず間抜けな声を出してしまった私達を誰が責められるでしょう?
だって王城に帰って来たら色んな国の兵士さん達が入り乱れていて、城のてっぺんには降伏を意味する白旗が掲げられているのですから
ついでに王族を守るはずの近衛兵が武装解除をしていて、他国の兵達と一緒に勝鬨をあげています。
お昼御飯を食べていた短時間にいったい何が、、、
これは考えるまでも無くクーデターが起きたのでしょうね、この国の王様は色々とやらかしていて国民や周辺国から恨まれてましたから。
そして何故今なのかと言うと、私とミシェルさんが城から出て来るのを待っていたと思われます。
私は一応国を滅ぼす事が出来る勇者ですし、その勇者を監視出来るミシェルさんの実力も知る人ぞ知るところですから
「ミズノ様、どうしましょう」
「コックローチ帝国は滅亡したようですし、晴れてお役御免という事で好きにして良いのでは?」
「おそらく食材貯蔵庫も含め城の中の物は全て接収されるしょうから、ダイズを探しに行けません(悲)」
あぁ~
ミシェルさんの心配はそこでしたか(笑)
「でしたらこれから私と一緒に大豆農家さんを探しに行きませんか?調味料を作るなら、それなりの量が必要ですので」
「喜んで♪ミズノ様、急ぎましょう!」
「えっと、その前にミズノ様は止めて下さい。これからは平民として静かに暮らしたいですから」
「ではユウさんとお呼びします。」
「ではミシェルさん、改めてよろしくお願いします。」
「はい、こちらこそ美味しい料理をよろしくお願いします!代わりに私は生涯ユウさんのお世話をしますので!」
「えーっと、料理は勿論作りますけど、私のお世話とは?」
「私はメイドとして誰かのお世話をする事しか出来ません。それともユウさんは私にお世話されるのが嫌なのですか?」
ぞわっ
寒いです。
背中がとっても寒いです(汗)
「是非ミシェルさんにお世話されたいです!」
「喜んで♪でもたまには私の、おっ、おおおおおお世、お世話をしてくれて良いんですからね!」
あっ、デレた
ミシェルさんがデレましたよ!
ミシェルさんの可愛い笑顔を見る為に
いざ、食材探しの旅へ
れっつごー♪
前回ミシェルさんが買って来た米ですが、脱穀すらされて無い状態でしたから美味しく食べる為に、私が脱穀から精米までをして土鍋で炊いております。
無駄にレベルMAXな勇者の料理スキルで銀シャリもお手のものですよ♪
そしてここは私とミシェルさんが定期的に通っている、城下町にあるお食事処の厨房です。
「店長さん、急なお願いにも関わらず厨房を貸して頂きありがとうございます。」
「気にすんな、ユウイチに教えて貰ったマヨネーズが人気で儲けてるからな、笑いが止まらんぜ、がははははは♪」
この国はパンが主食ですから自然とパンに合う料理が多いのですが、パンに塩コショウで味付けされた鳥肉と野菜を挟んだサンドイッチは美味しいのですけれど
コレじゃない感が半端無かったです(悲)
日本人ならチキンサンドにはマヨネーズが必須じゃないですか!
なので料理スキルでちゃちゃっとマヨネーズを作ってサンドイッチに挟んで食べてたら、店長さんに見付かって問い詰められたので
作り方を教えてあげたらあっという間にマヨネーズが大人気となってお店も大繁盛しております。
そのお陰で『焼肉定食』が食べたい!という私の急なお願いにも関わらず厨房も借りられるのですから、世の中に無駄な物は無いという事なのでしょうね♪
おっと
炊いていた米が良い感じです。
「店長さん、そちらはどうですか?」
「おうっ、ちょうど焼き上がったぜ!これが『焼肉定食』になるのか?」
「そうですね、メインの焼肉にスープと米が揃うと『焼肉定食』の完成です。」
「ミズノ様!熱々の内に早く食べましょう!さあさあ!」
ふふっ
いつもはあまり感情を表に出さないミシェルさんですが、食事の時に見せてくるキラキラした表情は控え目に言って
最高です♪
「なぁユウイチ、俺も『焼肉定食』食わせてくれ!」
「構いませんよ、では熱々の内に食べましょう。いただきます。」
「「いただきます!」」
あーんっと、、、旨いっ!
久しぶりに食べる米はなんと美味しいのでしょうか♪
厚切りの肉から滴る肉汁が染みた米も最高です!
「ミシェルさんに店長さんも米の味はいかがですか?」
「旨いぞユウイチ!肉にもスープにも合いやがるとは驚いた。しかしこんなに旨い物を家畜の餌にした大馬鹿野郎をぶん殴ってやりたいぜ!」
「うんうん!」
2人の反応を見る限り、米は問題無くこの国の人達に受けいれて貰えそうですね
「ふぅー、ごちそうさまでした。満腹です♪」
「ミズノ様!夕食も是非『定食』を所望します!」
「ミシェルさんに米を気に入って貰えたのは嬉しいですけど、『定食』を作るなら塩コショウ以外の調味料が欲しいですね」
「えっ?!塩コショウだけでは駄目なのですか?」
あらら
ミシェルさんが分かりやすく落ち込んでしまいました(笑)
塩コショウも美味しいですけど肉の味付けに『焼肉のタレ』が欲しいです。もしくは醤油と砂糖で甘辛くした『すき焼き風』も良いですね♪
今の私の料理スキルなら作り方を知ってる物なら、1度も作った事が無くても問題無く作れるはずです!
日本に居た頃に味噌と醤油を大豆から作るという企画のテレビ番組を見た事がありますからね
「ミシェルさん心配いりません。大豆があれば新しい調味料も作れますから」
「ダイズですね分かりました。さっそく城に帰って食材貯蔵庫を探しましょう!店長さん我々はこれで失礼します。さあミズノ様、急ぎましょう!」
「えっ、ちょっ、ミシェルさん?、、、店長さんではまた」
「おっ、おう、気を付けてな」
私は今、ミシェルさんに首根っこを掴まれてずるずる引きずられながら王城を目指しています。
大丈夫です。ミシェルさんは可愛いですから私を引きずって歩くなど朝飯、、、いえ、夕飯前でしょう。
「あっ」
「どうしましたミシェルさ、、、あっ」
思わず間抜けな声を出してしまった私達を誰が責められるでしょう?
だって王城に帰って来たら色んな国の兵士さん達が入り乱れていて、城のてっぺんには降伏を意味する白旗が掲げられているのですから
ついでに王族を守るはずの近衛兵が武装解除をしていて、他国の兵達と一緒に勝鬨をあげています。
お昼御飯を食べていた短時間にいったい何が、、、
これは考えるまでも無くクーデターが起きたのでしょうね、この国の王様は色々とやらかしていて国民や周辺国から恨まれてましたから。
そして何故今なのかと言うと、私とミシェルさんが城から出て来るのを待っていたと思われます。
私は一応国を滅ぼす事が出来る勇者ですし、その勇者を監視出来るミシェルさんの実力も知る人ぞ知るところですから
「ミズノ様、どうしましょう」
「コックローチ帝国は滅亡したようですし、晴れてお役御免という事で好きにして良いのでは?」
「おそらく食材貯蔵庫も含め城の中の物は全て接収されるしょうから、ダイズを探しに行けません(悲)」
あぁ~
ミシェルさんの心配はそこでしたか(笑)
「でしたらこれから私と一緒に大豆農家さんを探しに行きませんか?調味料を作るなら、それなりの量が必要ですので」
「喜んで♪ミズノ様、急ぎましょう!」
「えっと、その前にミズノ様は止めて下さい。これからは平民として静かに暮らしたいですから」
「ではユウさんとお呼びします。」
「ではミシェルさん、改めてよろしくお願いします。」
「はい、こちらこそ美味しい料理をよろしくお願いします!代わりに私は生涯ユウさんのお世話をしますので!」
「えーっと、料理は勿論作りますけど、私のお世話とは?」
「私はメイドとして誰かのお世話をする事しか出来ません。それともユウさんは私にお世話されるのが嫌なのですか?」
ぞわっ
寒いです。
背中がとっても寒いです(汗)
「是非ミシェルさんにお世話されたいです!」
「喜んで♪でもたまには私の、おっ、おおおおおお世、お世話をしてくれて良いんですからね!」
あっ、デレた
ミシェルさんがデレましたよ!
ミシェルさんの可愛い笑顔を見る為に
いざ、食材探しの旅へ
れっつごー♪
10
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)
転生して貴族になったけど、与えられたのは瑕疵物件で有名な領地だった件
桜月雪兎
ファンタジー
神様のドジによって人生を終幕してしまった七瀬結希。
神様からお詫びとしていくつかのスキルを貰い、転生したのはなんと貴族の三男坊ユキルディス・フォン・アルフレッドだった。
しかし、家族とはあまり折り合いが良くなく、成人したらさっさと追い出された。
ユキルディスが唯一信頼している従者アルフォンス・グレイルのみを連れて、追い出された先は国内で有名な瑕疵物件であるユンゲート領だった。
ユキルディスはユキルディス・フォン・ユンゲートとして開拓から始まる物語だ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる